ここがヘンだよYouTubeとプレゼントキャスト

■泡沫(うたかた)日記

ちょっと記事予定を変更して
ここがヘンだよYouTubeとプレゼントキャストという記事を急遽アップします。

拙ブログには当初、私自身が撮影した携帯画像・動画や自転車仲間の画像や動画をswfファイルに編集して記事にする【動画・フラッシュ】のコンテンツがあったのですが(今年の年頭にだいぶカテゴリ毎に整理しましたが)、ファイル変換が面倒だったので、初心者でも簡単に編集できるWindowsムービーメーカーで、wmvファイルに編集して、それを一旦YouTubeにアップして、拙ブログに自作動画を貼る(埋め込む)という作業が多くなってきました。

その他、以前お手伝いしていた【次世代自転車を考える会】がTV取材を受けた番組なども、YouTubeにアップして会のHPに掲載していたのですが...
まぁ本来、これはいつ削除されても仕方ないなぁという認識であったのですが、某イケメン人気俳優さんがゲストだった番組動画にけっこうアクセスがあったようで...
1万カウントを超えたあたりからYouTubeから以下のようなメールが届くようになりました。
maruitasuke様
YouTube アカウント maruitasuke では、動画から収益を上げられる可能性があります。
動画から簡単に収益を得ることができます。まず YouTube アカウントにログインし、手順に沿って設定するだけです。
アカウントが有効になっている場合は、収益受け取りプログラムに提出した動画の横に広告が表示されることがあります。プログラムの要件を満たしている場合は、こうして表示される広告からの収益の一部を受け取ることができます。
収益受け取りプログラムへの参加をお待ちしております。
YouTube チーム
YouTubeが私に収益をすすめるこの動画が、結局何万カウントまでいったのか確認していませんでしたが、こういう案内が3〜4回来たかな?
「まぁ、どーでもいいや」とずっとスルーしていたのですが...

今日、YouTubeチームから以下のようなメールが
maruitasuke 様、
株式会社プレゼントキャスト から以下のコンテンツが権利を侵害しているとの第三者通報があったため、このコンテンツを無効にしました:
三●春■と次世代自転車.wmv
注意: 著作権の侵害を繰り返し行うと、ご利用のアカウントとそのアカウントにアップロードされているすべての動画が削除される場合があります。そのような事態を防ぐため、権利を保有していない動画を削除し、他者の著作権を侵害する動画をアップロードをしないでください。 YouTube の著作権ポリシーの詳細については、「著作権に関するヒント」をご覧ください。

投稿のいずれかが侵害と誤認されている場合は、異議申し立て通知を送信することができます。異議申し立ての方法については、YouTube ヘルプセンターをご覧ください。
虚偽のまたは不誠実な異議申し立てを行うと、法的に深刻な結果を招くことがありますのでご注意ください。
今後とも YouTube をよろしくお願いいたします。
YouTube チーム
どこがヘンだかわかります?

つい先日まで「この動画、人気あるので広告出してお小遣い稼ぎしませんか?」
で今日になり「この動画、著作権侵害の第三者通報があったので削除します。」

えっ?ということは・・・広告収益プログラムを申請していたら
「第三者通報でYouTubeと私は一蓮托生で罪になっていたの?」
それとも・・・
「YouTubeチームには責任はないという都合の良い立場なの?」

さらに、ここがへんだよYouTubeとプレゼントキャストとタイトルにしたのは、以下の記事
著作権を持たない「株式会社プレゼントキャスト」がYouTube投稿映像を 勝手に削除させた!
という【杉並からの情報発信です】の記事や、他にも(株)プレゼントキャストとYouTubeによる『著作権を持たない第三者通報による動画削除』に対して「ここがヘンだよ」と疑問の声を挙げたサイトが多数あったことです。

まぁ、私自身は小沢一郎氏を好きでも嫌いでもありませんが、でもマスコミによる一斉の小沢叩きには、棒に怒る日本人の(1)(2)の考えに同意するし、それ以外でも、株式会社プレゼントキャストとYouTubeチームによる、動画削除しまくりの遠因はなんとなくわかってきましたが(苦笑)

でもこれって、冒頭に書いておいた、私や自転車仲間が撮影した動画も、私たちと無関係で著作権を持たない「株式会社プレゼントキャスト」が、第三者通報をしてYouTubeから削除できる。
...ってことですよ。
尚且つ、YouTubeチームは第三者通報があるまでは、違法アップロードであってもアクセスの多い動画に対して広告収益を勧誘、受益してもその責任は問われない。
...ってことですよ。
やっぱりここがヘンだよ!

本来、この手の話題ではコメント欄を閉じてしまう私ですが、今回は敢えて閉じません。
でも、レスは返しませんし炎上しちゃうようだったら、さっさと閉じちゃいますけどねf(^、^;

*頂いたコメントより追記(補足)
コンテンツに対して広告を出せますよというメールが来たとします。いいですよと返事をするだけでは広告は出せません。自分がそのコンテンツに対して権利が持っているかどうかを説明して、youtube側が審査をして本当に著作権を持っているかどうかを判断します。よって、権利のない動画からyoutube、アップロードロード者は利益をあげることはできません。
...だそうです。

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2011年10月25日

posted by たすけ at 23:58 | Comment(4) | TrackBack(0) | ■泡沫(うたかた)日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

秋桜(コスモス)ではありません

■泡沫(うたかた)日記

薄紅の秋桜(コスモス)が 秋の日の 何気ない陽だまりに 揺れている なんですけど・・・下の写真は秋桜(コスモス)ではありません

秋桜(コスモス)ではありません

秋桜(あきざくら)とか、十月桜とか言うそうなのですが

鳥見神社と延命寺

10月10日に白井市平塚の延命寺で咲いていました。右側の画像は平塚分校に隣接する鳥見神社ですが、なにせ到着が午後5時前ですので...何度も同じ(白井)話 繰り返す 独り言みたいに ブツ切りの記事でぇ (すみません^^;)

この日は坂川と富士川の合流点から富士川ルートに沿って小金原に向かったのですが、ちょうど坂川の水質&生態調査をしているグループに出会いまして、網で魚を掬っては記録に収めてリリースしていました。

坂川と富士川の合流点

私、中学or高校の頃まで時々、鮒釣りや鯉釣りをしていたのですが、ここより少し下流の坂川で釣れたマブナが、背骨が曲がったり、鱗が爛れてはがれていたり、奇形の魚ばかり釣れるようになって、それをきっかけに釣りを止めてしましました。
今では、坂川や富士川にカワセミや鴨類も戻り、魚も豊富になったようで、ほっとしています。また坂川や富士川沿いにはところどころコスモス(キク科の^^;)が揺れていいホントにいい季節ですね♪

ところで本来、富士川の源流は柏市酒井根と松戸市栗ヶ沢の"境根"にある大清水湧水で、坂川の源流は流山市市野谷(おおたかの森)なのですが。
現在の坂川の源流は市野谷ではありません。正解は群馬県利根郡みなかみ町の大水上山(おおみなかみやま)別名、大利根山(おおとねやま)です。そんなアホな??

えっとですね...国交省:江戸川河川事務所の、清流ルネッサンスU江戸川・坂川ってどんな川?の頁をご参照ください。要するに、利根川から取水した水【北千葉導水路】を、流山市の野々下水辺公園から放流している訳ですね。
因みに、北千葉導水路は豊四季駅付近で地下トンネルを通過し、大堀川CR〜手賀沼CRでは脇緑地の下を通っています。江戸川CRから手賀沼に向かう時、この北千葉導水路を辿るルートも面白いですよ(^-^)

根木内城跡公園(松戸市)

さて、この日富士川CRルートで、常磐線と国道6号をアンダーパスして、最初の休憩が根木内城跡公園だったのですが、そこで十月桜(秋桜)ではなく、ソメイヨシノのまで開花していました。WCを急いでいたので写真は撮れてません^^;
「え?なんで??」 と思いましたら、なんでも関東地方あちこちで同じ現象が起きたらしく
台風12号で一気に落葉⇒寒い気温⇒暖かい気温
のタイミングが重なり、桜が季節を勘違いしたのだろうとの事。植物ホルモンってすごいですね。裸(落葉した)になったことをちゃんとわかっているんですねー。

...で。根木内城跡公園後、相変わらず行列のできているZopfツォップ松戸市小金原2-14-3を横目に見ながら、103が紹介していたハンバーガー屋さんR-Sに到着です♪...実は10/02の鮮魚道ポタの帰り道、しっかり場所を確認しておきました^^;

小金原R-S

「おっ!待ち客無しだ♪」...店内に入り
「いらっしゃいませ。少しお待ちください」...ハイハイ♪と立っていると
「他のお客様も外でお待ちなので、外のベンチでお座りになってお待ちください!」
言葉は丁寧ですが、かなり強い口調の店主の言葉...
「何も、そんなに強く言わなくても」(-.-;)...っていうか外に誰も居ないじゃん。
と思ったら隣のブティックでウィンドショップしているカップルがそうだったのね。

20分位して、ママさんらしき人がメモ見て
「○○様〜 △△様〜」...って呼ぶけどそのカップルじゃないらしい。
5分位して、そのカップルがやっと店内に
「次は、やっと私か♪」...と待っていたが、またママさんが
「○○様〜 △△様〜」...って。え?私じゃないの?
お店の前におとなしくベンチに座っているのは私一人だけなのに??
っていうか、店の前にいるのは私だけです。先ほどらい呼ばれている名前は
待ちくたびれて帰ってしまった客?それとも待ち時間中に他で買い物とか?

まぁ〜、ママさん外に出る度に私を確認しているし、名前言わずとも
もう次は私の番だろうと思い、さらに5分ほど待って、ママさんまた
「○○様〜 △△様〜」...って。私、たまらず
「あのう、私まだ名前を聞いてもらっていませんが・・・」
「あ、そうでしたね。では」...とメモに書いてもらい
「あのう、あとどれくらいでしょうか?」
「かなり、お待ち頂くと思います」
「テイクアウトでもいいんですけど・・・」
「そちらも順番ですので、かなりお待ち頂くと思います」
「かなりってどれくらいですか?」
「すみません、かなりお待ち頂くとしか・・・」
「あ〜、そうですかぁ。じゃ、また来ます」

手際が悪いというか、忙しくてテンパっていたのかもしれませんが、もうちょっと上手に、お客さん誘導してよぉ(>_<)たぶん、美味しいハンバーガーなんでしょうけど...
103の写真と比べると、本来あるべきベンチの場所が工事中で、いろいろとタイミングが合わなかったようです。ま、とりあえず、こちらのお店をご利用の際は、まず名前・人数を告げ、待ち時間を確認されたほうが良いと思います。

こんなつるべ落としの 夕暮れの日は あなたの不手際が 沁(シ)みてくる
コスモスの花言葉のごとく、純真な気持ちで健気にあなたに呼ばれることをじっと待っていた30分を返してくれ〜!!(泣)          まぁでも...
笑い話に 時が変えるよ 心配要らないと 笑った

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2011年10月14日

posted by たすけ at 23:59 | Comment(4) | TrackBack(0) | ■泡沫(うたかた)日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

褒めあげ商法・褒めちぎり詐欺にご用心

■泡沫(うたかた)日記

今夕の報道で、褒めあげ商法褒めちぎり詐欺...いわゆるホメホメ詐欺が流行っているという事を知りました。褒めあげ商法(褒めちぎり商法)とは?
 高齢者が趣味で取り組んでいる短歌や俳句、絵画などの作品を褒めちぎり、掲載料名目で多額の現金を請求する新手の勧誘行為。

 絵画が趣味という70歳代の男性。広告会社の社員を名乗る男から、作品を褒める電話がかかってきた。その後も電話は次々と入った。「絵を画集や紙面ギャラリーに掲載しませんか」。男性は結局、約20社からの勧誘を承諾した。後日請求された掲載料は、計約400万円に上った。

 「すばらしい短歌ですね」。80歳代の女性宅にも出版会社を名乗る人物から電話がかかってきた。「作品を本に載せませんか」という誘いに乗ると後日、8万5000円の掲載料を請求する書類が送られてきた。

 さらに、掲載料がかかるなら断ると答えた女性に対して「では、インターネットに無料で掲載させてください。」話を進め、後日12万円の掲載料の請求書が届いた。というケースなど、無料と話しておいて、後日掲載料の請求するなど、才能を認められる喜びと、つけ込まれた羞恥心を巧妙に突いた手口で、掲載物自体が存在しない詐欺的被害も多い。

 「すばらしい作品」と絶賛し、中には高齢者を「先生」と呼ぶ業者もいた。心理をくすぐられた高齢者たちは、褒め言葉に喜ぶあまり、掲載条件などを確認せず、無料と思いこんで掲載を承諾するケースがほとんど。また、逆に作品を買い取りたいが、先に登録料が必要とかetc

解約を申し出ても、「すでに印刷しているので無理」と言われたり、掲載したとされる雑誌や海外のギャラリーなどが存在しなかったりした事例もあったという。
被害報告はおそらく氷山の一角。「褒め言葉に乗ってしまった恥ずかしさからか、相談してくる人はほんの一部では」と各自治体の消費生活総合センターの担当者談。高齢化に伴い盛んになる趣味を食い物にした詐欺行為で、業者らは会報などに掲載された氏名から電話番号を調べているものとみられている。

ったくもう...こういうの絶対許せないです!

私が巡回しているのブログでも、俳句・短歌・私小説や絵画・写真などの趣味を公開されている高齢者の方々がいらしゃっいます。
「自分は大丈夫」だよ。と思われている方が大勢だと思いますが、折りしも流山生涯学習センターのセンター便りで「フォトコンテスト2011写真展」作品募集の案内がアップされたばかりだったので、念のために記事にしておきました。

会社をやっていると、年がら年中勧誘電話がかかってきますが、私は「あ?これ勧誘だな」と思った瞬間に、無言で受話器を置きっぱなしにして、相手が切るまで放置しています。話す時間自体勿体ないし、こういう勧誘電話は会話すること自体無駄ですね。

ご高齢者の方々は最低限の礼儀で、断ってから電話を切るという姿勢のようですが、怪しいと思った相手に礼儀もへったくれもありません。
会話途中でもなんでも、電話を切るより受話器を放置して会話をしないことが最善策です。

よもや、そういう輩に説教を説くなどの行為も無謀ですよ(^^;)

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2011年09月14日

posted by たすけ at 20:00 | Comment(10) | TrackBack(0) | ■泡沫(うたかた)日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

外灯というのは、人のためにつけるんだよな / 心のともしび

■泡沫(うたかた)日記

暗いと不平を言うよりも、すすんで灯りをつけましょう...心の灯(ともしび)
たぶんほとんど人が耳覚えのあるカトリック系のラジオ番組での一節ですね。

これを相田みつを風に言うならば...
外灯というのは 人のためにつけるんだよな
わたしはどれだけ 外灯をつけられるだろうか

相田みつを美術館

9月11日は「癌治療に関する座談会」の末席に参加させて頂きましたが、それは後日記事にするとして。この座談会の前に、相田みつを美術館を久々に訪れました。野田首相の「どじょうが 金魚のまねをしてもしょうがねえじゃん」の影響なのか、いつもより人が多かったように思います。

みんなほんもの、相田みつを

この日は第48回企画展 夏休み特集 子どもへのまなざし-トマトとメロン-の最終日でしたが
『みんなほんもの』
トマトがねえ トマトのままでいれば ほんものなんだよ ・・・・
 は
どじょうがさ 金魚のまねすることねんだよなあと同じスピリッツですね。

東京国際フォーラムでは、3.11ユニセフ東日本大震災報告写真展が展示されていました。そして2011年9月11日は、9.11アメリカ同時多発テロから10年目ということで、TVでもネットでも当時の悲惨な映像がクローズアップされていました。3.11も9.11もリアルタイムで映像を見ていた私にとって「これ、映画じゃないんだよね?」と、にわかには信じられない事態にそんなセリフを何度も発していた自分を思い出しました。

ユニセフ東日本大震災写真展

9.11も3.11特集の写真や動画の多くは悲惨な現実を映し出したものですが、希望に立ち上がろうとする写真を掲載しているブログやホームページもたくさんあります。私が感動した希望の灯りは....

きざしby coaki

こちらの写真は「きまぐれなニッキ」の中で「きざし」と題された岩手県山田町の漁港風景です。太陽のほほえみが漁船の灯を光らせている...と感動しました。作者のcoakiさんは、その時感じたままの気持ちを、短い言葉と写真で表現されています。いつもだらだら長文ばかりの私にとって、coakiさんの表現力に感心させらる事が多いのですが...ま、そこは
「どじょうがさ 金魚のまねすることねんだよなあ」であり
どじょうの私は、私なりで書くことしかできない...

この世はわたしがわたしになるところ

と自分を納得させています^^;

さて癌治療に関する座談会ですが...
最初に私のスタンスを明確にしておかなければならないと思いますので、もしご興味があれば私が10年前に記述した【当社の理念-統合医療にむけて-】と拙ブログに転載した【現代医療と代替医療の間(はざま)で】をご拝読頂ければ幸いです。

私のスタンスは、現代医療と代替医療を取り入れた患者主体の統合医療の発展です。ここ10年で癌治療に関して現代医療と代替医療ともに進展しているのですが、それが相互に協力し合っているかと言えば、現実は乖離が進んでいます。これに関して思うことを書くとやっぱり長文になってしまいそうなので、また別項にしたいと思いますが...

私の好きなゲーテの言葉
In jedes gute Herz ist das edle Gefuehl von der Natur gelegt,
dass es fuer sich allein nicht gluecklich sein kann,
dass es sein Glueck in dem Wohl der andern suchen muss.


これを相田みつをが訳せば

外灯というのは人のためにつけるんだよな

10年経っても外灯をつけることができていない
自分の無力さに打ち拉がれた、2011年9月11日でした。

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2011年09月12日

posted by たすけ at 14:58 | Comment(6) | TrackBack(0) | ■泡沫(うたかた)日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

温泉愛好家・山田べにこさん TV出演最新情報

■泡沫(うたかた)日記


温泉愛好家・山田べにこさんのTV出演最新情報です。

2011年7月23日 テレビ東京
2011年07月23日(土曜日) 19:00〜20:54
土曜スペシャル 極旅〜達人と行くガイドに載らないマル秘ツアー〜
会社員の山田べにこさんの趣味は、温泉めぐり。特に絶景を眺めることのできる露天風呂「野湯」や、道なき道を数時間歩いてやっと行きつくような「秘湯」が大好きで、今までに訪れた温泉数は約4000湯とか。そんな山田さんの案内のもと、プライベートでも大の仲良しの芦川よしみ&根本りつ子の3人が東北の秘湯を巡る。

●宮城県大崎市鳴子温泉郷・鬼首(おにこうべ)『間欠泉(かんけつせん)』
●宮城県大崎市鳴子温泉・鬼首温泉郷『吹上(ふきあげ)温泉』
●秋田県湯沢市秋の宮(あきのみや温泉郷『川原の湯っこ』
●秋田県湯沢市高松『泥湯温泉』
●『川原毛地獄』から『川原毛大滝湯』
やはり、温泉紹介番組は女子力で視聴率UP?(笑)

2011年2月24日 NHK総合
2011年02月24日(木曜日) 20:00〜20:43
NHK総合 新感覚ゲーム クエスタ 温泉特集

今回は会社員で“女性温泉愛好家”の山田べにこさんがゲスト。
これまで全国3500以上の温泉に入ったことがあるという温泉愛好家・山田べにこさんが、真冬の北海道で味わうことができるという、絶景の名湯・秘湯からクイズを出題。

【司会】名倉潤(ネプチューン)、橋本奈穂子アナウンサー
【出演】男性チーム:的場浩司、つるの剛士、テリー伊藤、レッド吉田、ゴルゴ松本
    女性チーム:はしのえみ、優木まおみ、東ちづる、熊田曜子、里田まい
【声】平野義和、森優子
という放送予定が告知されました♪まだ、山田べにこさんを見たことがない方、山田べにこさんをもう一度見たいという方は、番組予約お忘れなくぅ〜(笑)

2月12日・13日だけアクセスが突出していたのが不思議だったのですが...2月12日にテレビ東京の土曜スペシャル【芸能界女子温泉部冬こそ行きたい!雪見の秘湯】に山田べにこさんが出演していたのですね。どうやら拙ブログに検索で辿りつく方は、小沢一郎や鳩山由紀夫よりも圧倒的に山田べにこファンのようです(苦笑)

※.関連記事はこちら→温泉バカの山田べにこさん マニアの真髄

僻地温泉ハンター,秘湯マニア,温泉ビューティーとTV各局で様々な愛称で呼ばれているOL温泉マニアの山田べにこさん。雑誌やアプリにまで登場するようになり、すっかり有名人になりましたが、やはりNHKのクエスタ出演が大きいのかな?
【山田べにこさんが来てくれました♪】
テレビでしか見たことありませんでしたが、テレビと変わらぬ口調やしぐさ印象は
意外と背が高いんだな なんて思ったりして。
表情豊かで笑顔がステキな方でした。
写真も気軽に撮らせていただいて。。。。
一緒に写真を撮りたいとお願いしたところ
『私、普通のOLですけどいいんですか?』なんて。
快く引き受けてくださり、忙しかったでしょうに、ありがとうございました。
まわりのスタッフは舞い上がっていましたね。(私も?)
なんて、雑誌取材先(誌名は触れていません)の白馬ハイランドホテルのスタッフブログにもべにこさん訪問記が書かれていて、この宣伝効果はすごいでしょうね。

まぁ、取材クルーを同行するロケなどでは、歩いて8時間とかの秘湯紹介は難しいんでしょうね。
でも、いまや国民的人気の山田べにこさんを有名にしたのは、なんと言ってもTBSの深夜番組,新知識階級クマグスでの、マニアックな秘湯・僻地温泉じゃないでしょうかね?これはホントにインパクトありましたよねぇ...自然の素晴らしさもべにこさんの天然ぶりも(笑)

山田べにこ出演番組の動画(TBS新知識階級クマグスより抜粋)〜plutoatomさんUP〜







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PS.クマグスや山田べにこさんの話題とは無関係ですが、前記事のマスコミ方便放題の流れで....
これらの動画をアップしたplutoatomさんの最新アップ動画を見たら...水着?キャミソール?姿の元気でキュートでちょっぴりセクシーなアイドル?ばかりの「おねだりマスカットDX!」という番組。

学べるニュースというコーナーでは『おバカが真剣に世の中を解説します!』と題して...
細川○○総理大臣を細川たかし総理大臣。沖縄○○問題を沖縄ぐんち問題。と回答&発言。
その言い間違いの揚げ足取りを、MCのおぎやはぎが突っこんで笑いを取っていました。
まぁ言葉の揚げ足取りをネタにするのは、こういう低俗番組が相応しいでしょうね。

朝やゴールデンタイムで
『人気キャスターと呼ばれるいい大人が、毎度ゝ政治家の言葉の揚げ足取りを真顔で語る』
政治失言ハンターのバカバカしい時間の無駄遣いにはもう、うんざりです。

僻地温泉ハンターの次は、野鳥ハンター(カメラでね^^;)の記事にしようかしらね^^

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2011年07月19日

posted by たすけ at 00:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | ■泡沫(うたかた)日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

なでしこ力!ニッポンの女子力!

■泡沫(うたかた)日記

なでしこ力!ニッポン女子力!

前半0:0で折り返し後半24分にモーガン選手に1点先制されるも、後半36分で宮間選手が同点ゴールを押し込んで延長戦突入! 延長前半時間切れギリギリに、ワンバック選手に逆転されるも、延長後半12分で澤選手の起死回生の土壇場同点ゴール!! 延長後半ロスタイムに入って残り2分、とどめの決勝点になるかもしれないモーガン選手のシュートを、岩清水選手がスライディングで阻止!! そして、決勝PK戦のアメリカの1人目のシュートを、なでしこジャパンの守護神、GK海堀選手がまさに神業的な足技で弾いてその後3連続セーブ!!!すんげぇ〜!



なでしこジャパンW杯優勝のゴールシーン特集の動画は何度見ても飽きないですねー♪
こんな粘り強いチーム見たの初めてでした。最後まで諦めちゃいけない、やればできる。
言葉で言うのは簡単だけど、いや〜試合中は瞬きもできないくらい集中して観させて頂きました。
米国じゃオバマ大統領までもTVにかじりついて、試合中継をTwitterでツイートしていたくらい全米が熱中していたらしいのだけど、負けたアメリカでもGOOD GAMEだったとNADESHIKO JAPANを称賛しているとの事。

ニッポンの女性は強いな〜〜、凄いな〜〜、ワールドカップで世界一になったメンバーや候補選手にバイトやパートで生活している選手もいると知って、日本の女子力にただただ敬服するばかりです。

最近の男性アスリートはオリンピックでも世界選手権でもタイトルマッチでも、勝っても負けても、やたらに男泣きするけど、なでしこジャパンの選手たちは最後まで笑顔で明るかったですよねぇ。
それが優勝後に一番印象に残りました。

やっぱり今、日本の歴史を変えるのは女子力(女性パワー)かもしれないですねぇ。
平成の東洋の魔女??なでしこジャパンのメンバーみなさん(敬称略ですみません^^;)
山郷のぞみ 福元美穂 海堀あゆみ 近賀ゆかり 矢野喬子 上尾野辺めぐみ 岩清水梓 鮫島彩 田中明日菜 熊谷紗希 沢穂希 宮間あや 川澄奈穂美 阪口夢穂 宇津木瑠美 安藤梢 丸山桂里奈 大野忍 永里優季 高瀬愛実 岩渕真奈



得点王、MVPは澤キャプテンが受賞しましたが、チームなでしこ全員に感謝です。

感動をありがとう!

なでしこ力 さあ、一緒に世界一になろうこれまで3分け21敗と1度も勝てなかった米国に雪辱。しかも2度のビハインドを跳ね返して、PKに持ち込んでの死闘の末、悲願の世界一に輝いた"なでしこジャパンの佐々木監督"は
「ちっちゃな娘たちが、まぁ〜粘り強くやってくれました」
と笑顔で語っていましたが...

なでしこジャパン佐々木則夫監督...
「ノリさん・ノリちゃん・ノリオ!」って選手に呼ばせているの??
上から目線でなく横から目線。笑いが緊張を止める...女子力の意欲を高める秘訣がここにある!
なるほど。だから、なでしこジャパンの「ちっちゃな娘たち」はみ〜んな笑顔だったのかぁ


なでしこジャパンはなぜ強い?日本の女性の長所とは?
女子ワールドカップで世界一を狙う現役監督が、その秘密を解き明かす。...って。
「さあ、一緒に世界一になろう!」...って有言実行した佐々木監督の凄いなぁ

ひたむきさとは、「できる」と信じる心。女性が100%力を発揮したくなる組織とは?
女子ワールドカップで世界一を達成した現役監督の著書→「なでしこ力」

佐々木則夫監督って原辰徳監督と同じ1958年生まれ....って私と同い年だったんですね!?
高校はサッカーの名門帝京高校で3年生の時にインハイで優勝していたんだ??
...刺激になるなぁ。早速購入して読ませて頂こうと思ってます♪

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2011年07月18日

posted by たすけ at 08:31 | Comment(2) | TrackBack(0) | ■泡沫(うたかた)日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

放影研と放医研と高木学校 放射線の不安に関するまとめ

■泡沫(うたかた)日記

放影研(放射線影響研究所)と放医研(放射線医学総合研究所)は名称が酷似しており混同しやすいようですが、これについては中段で記述いたします。
拙ブログで放射能(放射線物質)と健康に関する記事や、原子力行政に関する、政府や東電に対する批判記事を書いてきました。それらは、知人からの相談ごとの回答代わりや、私自身が憤慨したことなどでした。

でもそんな記事をアップする度に心を痛めている読者の方や、不安を増幅させてしまった読者の方がいらっしゃったかもしれませんm(_ _)m
もしかしたらまたこのテーマで書くことがあるかもしれませんが、ひとまず今記事の最後に高木学校に触れてこのテーマの筆を休めますm(_ _)m

100_シーベルト/年を被ばくしても、健康に影響を与えるレベルではないので大丈夫。
20_シーベルト/年は、国が安全だと宣言してくれているから安心してね。
本当に丈夫なの?どんな科学的証拠から大丈夫だと言っているの?
人は放射性物質の影響に関わらず誰でも皆発癌するし、残留放射線と放射性降下物を科学的に研究した結果でも、証明できない(=わからない)ので余計な心配しなくていいんだよ。それに低線量ならむしろ健康にいいんだよ。


放射能とはなにか?人は何故癌になるのか?
本当に低線量被ばくなら大丈夫なのか?
100_シーベルト/年の安全神話はどう作り上げられていったのか?


それらの疑問によくわかる解説がなされたのが、5月20日に衆議院の科学技術特別委員会。
科学技術、イノベーション推進の総合的な対策に関する件(放射線の健康影響について)
※動画:国会ビデオライブラリー【衆議院TV・科学技術特別委員会 5月20日】
全部で3時間5分の長い動画ですが、こちらのYoutubeの動画(全11編)からも視聴できます。

■参考人
久住静代(原子力安全委員会委員)
矢ヶ崎克馬(琉球大学名誉教授)
武田邦彦(中部大学教授)
崎山比早子(高木学校 元放射線医学総合研究所主任研究官 医学博士)


以下は動画中の発言や、上記参考人のこれまでおもなトピックス。

久住静代:「国際放射線防護委員会(ICRP)」について
ICRPは世界保健機構(WHO)の諮問機関であり、ICRPの勧告は国際的に権威あるものとされ、我が国をはじめ、各国の放射線防護基準の基本として採用されています。
あくまで1年間に100mSvまでは確定的影響という被ばくをしたときに、短期間に現れる身体影響も、長期的に起こってくる晩発的影響、確率的影響も起こらないことを皆様に理解していただきたいと思います。

特に今回は急性被ばく、一度の被ばくではなく、継続している慢性被ばくですから、影響はより少ないというふうに考えられます。100mSv以下では心配は無いのだということをご理解していただいた上で、それでもなおかつ、できるだけ低い線量を目指すということで、ICRPのいう20mSvを目標にするという考え方で防護区域をもう一度考えていただくというのが適切ではないかと思います。但し、「低線量を浴びると健康になる」というような主張をなさっている方がいらっしゃるということですが、それらは科学的効果がないというのが現在の考え方です。


矢ヶ崎克馬:DS86(Dosimetry System 1986)について 参照
そもそもICRPは原子力を推進しているIAEA(国際原子力機関)とも連携する原子力推進側。そしてICRPよるデータは広島・長崎のデータに基づいた類推。

DS86というのは、科学にもとづいて残留放射線を評価したという被爆線量計算の基礎とされているものだが、これは小学生に聞かせてもとても科学的と言えない代物である。
1つは、台風によって広島デルタ地帯は床上1mの大洪水に見舞われている。それから長崎も1200mmの降雨を受けている、にも拘わらず現場保存がされているとして、台風後に測定した放射線量をはじめからあったものとして取り扱っている。DS86ではとんでもなく少ない値を提示しています。

また測定の中身は、基本的にはガンマ線だけで、内部被曝をした場合に一番おそろしいベータ線、それにアルファ線を無視している。ホールボディーカウンターで内部被曝を測定したというが、DS86のこの方法は内部被曝というメカニズムを完全に無視したやり方で、外部被曝を測定する手法で内部被曝を「測定した」といっているのです。

一番重大な点は、86年当時既に確立していた、50年代後半までに得られていた、核分裂についての知見を一切無視して、「そもそも原爆でどれほどの放射性物質が作られたか」という観点は全く介在させずに、台風で洗い流された後の「ガンマ線測定」だけでまとめられたというのがDS86です。そもそもの放射線環境はどれほどだったかを見ようともしていない「反科学的」内容なのです。そして今回の福島原発の農産物の放射能測定方法についても、厚生労働省は放射能測定マニュアルの留意事項で 野菜は洗ってから測定するよう指示を出している。


武田邦彦:億ベクレルだと危険なのに、京ベクレルだと安全という不思議
普通「原発から放射線漏れ!」と大々的に新聞が報じ、大騒ぎになり、政府が調査団を派遣し、運転が止まり・・・というような事件が起こるときに漏れる放射線量は、数億ベクレル=1万×1万・・・1万が2つ。
ところが、今度の福島原発で漏れた量は、数10京ベクレル=数10×1万×1万×1万×1万)・・・1万が4つ。

つまり普通の原発事故の1万倍です。.だから「まだ大変な量が漏れている」ということになりますが、3月下旬の量と比較すると、数10万分の1になりますので、正反対に「たいした事はない」となります。
理解しにくいのは、普段「億ベクレル」で大騒ぎする政府、新聞、テレビなどが、「京ベクレル」の規模になって、驚き、ビビって、反対に「安全です」などと言ったからややこしいことになりました。

原子力発電所の事故は最初の一撃でほとんど90%の被ばくが決まってしまう。それなのに事故の初動に政府はほとんど対処を講じなかった、私ははっきり言えば、日本には政府がなかったとそう思いました。国民の健康を守ると言った点で今一番抜けているのは、ストロンチウムとプルトニウムという非常に重要なものが測定値すら出てこない。ハワイでプルトニウムが検知されているのに、どうして福島で検知されないのだと質問されるが、日本政府は測ってないからだと答えるしかない(=測定していても隠蔽して公表しない)


崎山比早子:原子力損害賠償をめぐる国と東電の狡猾さ 参照01 参照02 参照03
長尾光明さんは東京電力福島第一原子力発電所などで配管工や現場監督として4年3ヵ月勤務され、蓄積線量70 mSv被ばくしました。長尾さんは原発労働者の労働環境を改善する力になりたいと「原子力損害の賠償に関する法律(原賠法)」に基づいて東京電力に対し損害賠償を求める訴訟を起こしました。

文部科学省は裁判で東京電力の側に立つ補助参加をきめました。東電がこの裁判に負けると原子力エネルギー政策に重大な影響を及ぼすという判断からと考えられます。この裁判で東電側では多発性骨髄腫と被ばくとの因果関係を争う以前の問題として、診断自体が誤っていると主張しました。この診断論のために3年以上に長引いた東京地方裁判所での裁判の経過中、2007年12月に長尾さんは逝去されました。

裁判所の判断は、多くの誤りを含んだD. L. Preston等の罹患率を基準にした論文、被告側の関与が大きい原子力安全協会の報告書、国連科学委員会のUNSCAER 2000年報告に、より大きなウエイトを置いています。国策に沿い、国家権力を後ろ盾にするならば、科学的に証明された真理も道理も無視し得るものであるということを実感しました。このようなことを強いる権力を助ける科学者(?)とは一体何者だろうか?

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さて崎山先生は元放医研主任研究官です。
放医研=(独)放射線医学総合研究所の事で千葉市にあります。
広島と長崎にある放影研=(財)放射線影響研究所とは略称(放医研と放影研)がよく似ていますが。

放影研の前進が米国原爆傷害調査委員会(ABCC)であるので、そこから発信される情報は、矢ヶ崎先生のおっしゃる通りに原爆による放射能の影響が矮小化されている傾向にあります。また放影研は年数回程度の活動実績しかなく(つまりは典型的な天下り機関)であるのに対し、放医研は放射線医学(=放射線治療)の技術向上を目指して実動している機関です。そして、今回の福島原発放射能漏れに対しても、早い段階から放射性物質の除染方法や放射線被ばくの健康相談など、放射能不安を抑制するための積極的な活動をしています。

高木学校とは、故.高木仁三郎先生が市民科学者を育てたいと願って1998年に創られた、学校という名の市民運動です。高木先生は、早くから原発の持続不可能性、プルトニウムの危険性などについて警告を発し、特に「地震」に対する原発の危険性を予見し、地震対策の必要性を訴えた脱原子力運動を象徴する人物でした。小出裕章+矢ヶ崎克馬+武田邦彦=高木仁三郎だと思っています。


福島原発事故以来、拙ブログでは、言いたい放題綴ってきましたが、高木仁三郎先生の含蓄のある文章を転載させて頂き、ひとまずこのテーマの記事の筆を休めますm(_ _)m
◆科学者が科学者たりうるのは、本来社会がその時代時代で科学という営みに託した期待に応えようとする努力によってであろう。高度に制度化された研究システムの下ではみえにくくなっているが、社会と科学者の間には本来このような暗黙の契約関係が成り立っているとみるべきだ。
だとしたら、科学者達は、まず市民の不安を共有するところから始めるべきだ。そうでなくては、たとえいかに理科教育に工夫を施してみても若者達の“理科離れ”はいっそう進み、社会(市民)の支持を失った科学は活力を失うであろう。

厳しいことを書いたようだが、私はいまが科学の大きな転換のチャンスであり、市民の不信や不安は、期待の裏返しだから、大きな支持の力に転じうるものだ、と考える。社会と科学の関係は今後もっと多様化するだろう。科学者と市民が直接手を取り合って、社会的課題に取組むというケースも増えてくるだろう。
 (岩波書店『科学』1999年3月号「市民の不安を共有する」より)

◆実際に世間で考えられているほどには、文科と理科の区別はない。科学にとって必要なのは基本的な飛躍のない理論的な考え方と、数量的なとらえ方である。あらかじめ理解しておくべきことは、そのような基本的な骨組みにすぎない。
大事なのは、それらの方法的枠組みをどのような目的で、どのような問題の解析に振り分けるかということだ。
 (『市民の科学をめざして』 朝日選書1999年より)

◆高木学校には、いろいろな側面があっていいと思います。僕が希望するのは、お互い大いに厳しく批判しあって欲しいけれども、お互いにマイナスのカップリングにならずに、それぞれ別の方向性がお互いを刺激しあってプラスの方向に作用してほしいということです。
そして、今の世の中を少しでも住みやすく、より良くしていくために、科学や技術が役に立つように、市民の立場からみんなが活動するような場であって欲しいのです。
 (第2回「夏の学校」2000年8月 の発言から)


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2011年05月23日

posted by たすけ at 02:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | ■泡沫(うたかた)日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

耐震偽装と原発偽装 真実を隠蔽する国家の体質

■泡沫(うたかた)日記

耐震偽装問題の頃、このままでは日本中のマンションが地震で倒れる!と騒いでいましたが、本当の耐震偽装は原子力発電所だったなんて・・・

耐震偽装問題の時もそうでしたが、国は一度自分たちで決めた規定を撤回しようとはしません。原発の建設安全基準や福島県内の放射線暫定基準を20_シーベルト/年とした、政府(=文科省と内閣原子力安全委員会)に、耐震偽装事件の大臣認定プログラムがダブります。藤田東吾氏はそもそも大臣認定プログラムに不備があるから構造計算の偽装が可能なのだと告発しました。

ところが国は大臣認定プログラムの不備を棚に上げて【国民の命と財産の犠牲があるにもかかわらず、マスコミと国土交通省は「耐震偽装」の真実を隠蔽】藤田東吾氏をスケープゴートにしてしまいました。
私はその時以来、許せないものは許せないと、こんなテーマを記事にしている訳ですが・・・
今記事は長文で支離滅裂、おまけに誤字脱字が多くなっているかもしれませんのでご容赦ください。

耐震偽装問題の頃より格段に動画配信が増えて、リアルな現状を知ることができるようになりました。福島原発事故以来相当数の動画サイトを見てきまして、登録したお気に入りがパンクしそうなので、とりあえず5月20日時点で登録したサイトから取捨選択して記事に残しておきます。

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長崎大学の山下俊一教授は、100_シーベルト/年まで癌は発生しないだろうと言った。
中部大学の武田邦彦教授は、1_シーベルト/年でも癌は発生してしまうだろうと言った。
両者とも放射性物質の確率的影響は誰にもわからないと説明していた。

...数年後〜数十年後
1_シーベルト/年でも癌になってしまったじゃないか!山下はデマを流していたのだ。
100_シーベルト/年でも癌にならなかったじゃないか!武田はデマを流していたのだ。

二人ともデマなど流していない、だが山下教授はトンデモだとか嘘つきだとか、読むに堪えないバッシングを受けている。何故、山下先生は100_シーベルト/年でも大丈夫だと言い続けるのか・・・
私は、お二人とも自身の信念に基づいて話していると思うし、山下俊一氏と武田邦彦氏とも福島県民の安息を願っていることには変わりないと思う。

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■食と放射能
※動画01:武田邦彦氏講演会(5月16日・福島市)【前編.講演】
※動画02:武田邦彦氏講演会(5月16日・福島市)【中編.講演】
※動画03:武田邦彦氏講演会(5月16日・福島市)【後編.質疑応答】
■福島県の復興はきれいにすることだ
※動画04:武田邦彦氏講演会(5月16日・二本松市)【講演.質疑応答】

やはり、武田先生の話術は凄い。江戸っ子口調でつかみもバッチリ、笑顔絶やさずジェスチャーたっぷりで一気に聴衆を惹きこんでいきます。
「もうね今、福島原発は日本の中で安全なほうですよ、他の原発なんかもっと危ない。」
「もうね、名古屋なんかもんじゅがありますから、今ものすごく危ないですよ、あれ。」
「それからみりゃ福島原発の3号機なんかたいしたことない、壊れちゃってますから。」

大爆笑で、一気に会場に安堵感が広がっていきます。

個別家庭の放射線量を、その場でペンと紙で計算しての許容値を即答する。具体的に汚染土の排除方法を説明する。今、福島の人が知りたいこと、求めていることを武田先生は察知しています。

私が福島県中通りの2つの市で開催された武田先生の講演会が気になった理由は2つ。
1つ目は、福島の方々が不安に、武田氏がどのように答えるのか。
2つ目は、同氏のブログ記事「柏、松戸、流山、三郷のホットスポット」で、地元流山市の放射性物質の汚染の程度が、福島市、郡山市等より低く、いわき市や白河と同等と見ることができます。と記してあったから。
不安を抱えている福島の方々に、いくぶんでも安心するような内容で話すのかしら?
それとも歯に衣を着せぬ正論で押し通すのかしら?

1つ目
放射性物質汚染は事実として明確に説明。
福島の農産物に関しても駄目なものはダメ。
とにかく今年1年は出荷や生産を諦めるように。

放射性物質はあくまで粉なんだから、今は取り除き(除染)をすることが最も重要であり、それが今後30年の福島の未来がかかっている。

本来子供には1_シーベルト/年でも高い値だが、せめて5_シーベルト/年に抑えるよう親や大人が努力してください。
しかし、それが今後の福島県の復興と福島県ブランドの信用、ひいては日本ブランドの信用につながるのだという論理は聴衆の方々も納得されていたようでした。

『乳幼児と胎児(妊娠中)では胎児の方が放射線障害の影響が低い(=DANの修復能力が高い)ので心配なさらないように。』には「えっ?」と驚きましたが、やはり少しでも親の不安を取り除いてあげなければという気持ちが現れたのでしょう。
2つ目
放射線物質の取り扱いは、国だけが権限を持っており、自治体が勝手に放射線物質を取り扱うことは公務員として罰則規定がある。
郡山市で保育所や学校の校庭の表土を除き、子供達がすこしでも被ばくしないようにしたことは、郡山市長が決断した超法規的行為であり、他の行政(自治体)で同じことをすることはおそらく無理だろう。

流山市民の方で、ホットスポット記事が出て以来、流山市役所に学校や公園の除染作業を再三要請したが、応えてくれないとの叫びがネット上にありましたが...
これが原子力行政の実態(国の権益事項)なんでしょうね。
驚いたのは、武田先生の自宅に嫌がらせなどがあり、家族の安全のため別居生活を強いられた時期があったとの事。それでもなお、学者として正しいと思ったことを貫き通すという、明るいキャラクターの裏に隠された芯の強さには大変感服いたしました。

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福島県で一番混乱しているのが
子供をめぐる(幼稚園の園庭や小中学校の校庭)20_シーベルト/年という基準。
放射性物質からの感受性が異なる大人と子供を一緒にすることは、私も許せない。


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■子どもに年20_シーベルト基準の撤回を求める政府交渉
※動画05:4月21日・参議院議員会館【前篇】
※動画06:4月21日・参議院議員会館【後篇】

福島県内の市民団体(3団体合同)で、福島の子どもへの被ばくを20_シーベルト/年とした政府決定の撤回を求め、政府交渉を実行しました。
交渉相手は文科省から2人、原子力安全委員会から1人、大臣官房総務課から1人の計4人ですが、4月21日に交渉相手として顔を揃えた政府(官僚)たちの顔ぶれに先ず驚きます。
どうみても4人は20代の入省間もない若者です。省庁は国民を舐めてきっているというか、逃げ回っているというか、4人とも、しどろもどろ...どころか全く話にならない。

どれだけ話にならないか1つだけ例を挙げれば、原発施設などで放射線管理区域という場所があります。3月間につき1.3_シーベルトを超えるおそれのある区域ですが、年に直すと(=5.2_シーベルト/年)という制限区域で。しかも、放射線管理区域は労働基準法上で18歳未満は働かせてはいけない場所とされています。

5.2_シーベルト/年で放射線管理区域で18歳未満立ち入り禁止なのに
なぜ福島の小・中学校で20_シーベルト/年の暫定基準が通るのか!?


■子どもに年20_シーベルト基準の撤回を求める政府交渉
※動画07:5月2日・対厚生労働省【全編】
※動画08:5月2日・対文部科学省・原子力安全委員会【全編】
※動画09:5月2日・  同  【ダイジェスト】

前回の交渉相手よりも多少話せる課長クラスが出てきましたが、福島の子どもへの被ばくを20_シーベルト/年とした経緯は結局不明のままでした。それどころか省庁間で責任の擦り合いにがっかりします。子どもに年20_シーベルト基準の撤回を求める政府交渉に参加した市民団体は、危機意識の高い人たちなのでかなり激高した場面もありましたが、激高したくなる気持ちはわかります。

暫定基準20_シーベルトにした文科省の優先順位は、子供を守る対策よりも、事態の矮小化にもっていこうとする意図が垣間見えます。

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20_シーベルト/年 暫定基準議論がようやく国会(衆議院文部科学委員会)の場に移りました。

参考人:中部大学・武田邦彦 福島県の伊達市長・仁志田昇司
長崎大学名誉教授・長瀧重信 静岡がんセンター・山口 建


※動画:国会ビデオライブラリー【衆議院TV・文部科学行政の基本施策に関する件 5月18日】
全5時間20分とかなり長い動画なので、Youtubeで抜粋された部分が以下の動画です。

■衆議院文部科学委員会(質問・自民)
※動画10:5月18日・冒頭陳述 武田邦彦
※動画11:5月18日・参考人 武田邦彦
※動画12:5月18日・参考人 山口建 仁志田昇司 長瀧重信
※動画13:5月18日・参考人 武田邦彦 仁志田昇司

■衆議院文部科学委員会(質問・民主→自民→公明→共産)
※動画14:5月18日・参考人 武田邦彦 長瀧重信 山口建
※動画15:5月18日・参考人 長瀧重信 武田邦彦
※動画16:5月18日・参考人 仁志田昇司 武田邦彦 山口建

臨床医の側(山口建氏)は緊急時なので、1_シーベルトの基準を多少動かすのは仕方ないが20_シーベルトは高すぎる。長瀧重信氏は低線量累積100_シーベルト/年以下での発癌リスクは確率的影響であり、証明ができない(わからない)のだから、今は、これ以上福島県を混乱させる(避難したり・疎開させたり)するべきでない。

武田氏は今まで1_シーベルトを基準にしていたのに、ある日突然20_シーベルトでも安全だと言われても誰も信用できないし混乱するだけだ。武田先生の意見はまさに正論で、四の五の言わず、伊達市のように放射性物質から子供を守るために、すぐに園庭や校庭の表土の回収に国が率先して除染作業に動くべきだには大拍手です。しかし、武田先生のいう事をすべて実践しようとすると、ますます福島が混乱してしまう気もしています。

100_シーベルト/年の発癌リスクは確率的影響であり、証明ができない(=わからない)をめぐって
わからない=危険なのだろう わからない=心配しなくていい の2通りの受け取り方にある。

武田氏は、世界の安全基準を1_シーベルト/年(欧州の一部は0.1_シーベルト/年)としているのに、非常事態だからといって20_シーベルトに上げるのは不安を煽るだけだ。わからないことを安全だというのは、まるで神になったつもりなのか?
長瀧氏は、医師の立場から言えば、低線量での発癌リスクは科学的に証明できないのだから、わからないことで不安を増長させるより、今は人心を落ち着かせ安心させることが優先だ。

人は危険だと言われた方に敏感に反応する。安全とか安心という言葉を信用しない。しかし、それは学者に責任があるのではなく、政府を信用していないのだ。政府が初動から情報を素早く開示していれば、これほどの混乱は生じなかったと思う。

例えば山下俊一氏の講演会、質疑応答で突然「今○○○市は危険なのです!みなさん逃げてください」と叫ぶ人が出たり、「安全だというならあなたの孫を福島の公園で遊ばせなさい」と僧侶が言ったり。

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■放射線と私たちの健康との関係
*参照:山下俊一氏・高村昇氏講演会(3月21日・福島市)【前編.講演】
*参照:山下俊一氏・高村昇氏講演会(3月21日・福島市)【後編.質疑応答】

■原子力損害賠償紛争審査会
※動画17:原子力損害賠償紛争審査会 第1回会合(4月15日)

■福島原発事故の放射線健康リスクについて
※動画18:山下俊一氏講演会(4月17日・伊達市)【前編.講演】
※動画19:山下俊一氏講演会(4月17日・伊達市)【後編.質疑応答】
※動画20:山下俊一氏講演会(5月3日・二本松市)【前編.講演】
※動画21:山下俊一氏講演会(5月3日・二本松市)【後編.質疑応答】

■チェルノブイリと福島原発、同じ病巣と相違点
*参照:諏訪中央病院名誉院長:鎌田實氏と山下俊一氏の対談(週刊朝日2011年4月22日号配信)
鎌田 山下先生は科学的に健康に大丈夫な範囲とか明確にしようと必死ですが、先日のNHKテレビで山下先生が出演したのを見て少しがっかりしました。大丈夫と繰り返されましたが、なぜ大丈夫なのか、時間をかけて説明していただきたかった。

山下 私は1991年にチェルノブイリに初めて入ってから20年間仕事をしてきました。チェルノブイリ周辺はもう100回以上行きました。見えないものへの恐怖心を払拭することがどんなに難しいか痛感しました。鎌田先生と最初に会ったのもチェルノブイリでした。

山下 チェルノブイリを歩いていてよく現地のおかあさんに「この子は大丈夫だろうか。結婚できますか」と質問されます。汚染地域に500万人近い人が住んでいますし、汚染食物も食べている。しかし、僕は答えを持たない。そんなときに「私は長崎から来ました。被爆2世です」と言うと、会場の暗い雰囲気が変わる。広島・長崎は反核ということだけではなく、聞く相手に安心感を持たせます。現場を歩くことが私のモットーです。
ここでは旧知の仲なので、山下先生はいかに政府が正確な情報を素早く出さなかったか、誤った判断をしてしまったかを語ってる。講演会では一切政府への批判を口に出さず、それどころか政府の決定した、20_シーベルト/年の基準にたいして国民として従うべきだと講演会では話す。質疑応答で質問者が、どんなに非礼な質問であったり、どんなに感情的な罵声を浴びせても、冷静にきちんと応えている。
さらに山下先生は、原子力損害賠償紛争審査会などでは、放射線の健康不安を抱える福島県民の為、福島原発復旧に従事している作業員の為、安全確保と原子力損害賠償をきちんと議論して頂きたいと提言している。

どこぞの内閣官房参与の学者は涙を流して逃亡したが...
山下先生は、言い訳や自己保身もすることなく、九州男児らしい堂々とした行動をとっていると、私は思っている。政府に対して福島県民や原発作業員の健康や賠償のために尽力し、たとえそれを理解されずとも、非難の矢面に立っても、自分の信念に基づいて行動している。

■山下先生の信念とはなにか?
※動画22:長崎から福島へ〜放射線の正しい理解のために〜

長年原爆症や放射線障害の患者を実際に診察し、放射線が人体に与える実例を数多く体験してきて、100_シーベルト/年でも放射線障害の発症が確率的にほとんど低いと考えている。特に子供の被曝で警戒すべき放射性ヨウ素131は半減期8日なので今ではほとんど減衰しており、半減期30年の放射性セシウムは、チェルノブイリでの疫学調査で汚染地域で何ら疾患は増えていないということを確信しているからだ。

しかし、講演会でもネット上でも山下先生の評価はすこぶる悪い。
申し訳ないが話がヘタだ。どんなに安心してもらおうと思っても、あの抑揚のない話し方では受けが良くない。また当初、放射線に無知な人々に放射線とは何か教えてやる...と思われても仕方ない言動があったので、アドバイザーとしては致命的な出発をしてしまった。
そして何より、福島県民が何を知りたがっているか早く気づくべきだ。福島県民は、気持ちの整理や放射線の知識を求めていない。求めているのは、今少しでも被曝量を減らすには具体的にどんな方策があるのか、その知恵を山下先生に求めているのだ。

山下先生の発言でがっかりしてしまったのは、原子力発電所の廃止に消極的な発言であったこと。武田先生は原子力発電の推進側であったのに、今は原発廃止論者になっている。原発に対する根底的なところで私は、武田先生を支持する。

しかし長瀧氏や山下氏への批判意見の中に、長瀧氏がかつて財団法人放射線影響研究所(放影研)の理事長であり、放影研の前進は戦後広島に設置された米国原爆傷害調査委員会(ABCC)であり、ABCCは原爆傷害の調査記録するために被爆者をモルモット扱いした。長瀧氏と山下氏は師弟関係だから信用できないなどという書き込みがある。確かに、同研究所スカスカの年間行事を見たら典型的な天下り機関だな...はわかるけど、しかし放射線専門医がすべて原子力推進派や御用学者だと考えるのは極めて短絡的だ。

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※動画23:原子力緊急事態宣言を発する管総理(2010.10.21 浜岡原発)
*参照:平成22年度原子力総合防災訓練 2010.10.21
※動画24:しかし、この防災訓練を覚えていなかった管総理

総理自身が原子力総合防災訓練を覚えていなかったくらいなので、国民は原発事故を想定した避難や防御法など知るはずがない。
すべてにおいて、武田先生が言うように、最悪の事態が起こった場合の住民避難や放射性物質からの防御法などのマニュアルを広く国民に周知徹底しておかなかったことに混乱の原因があると思う。原子力発電所は安全であるのだから、最悪の事態となった場合のマニュアルを公開し、徹底告知するのは不安を喚起すると考えるは全くのナンセンスだ。

事故が起こる前から、世界基準は1_シーベルト/年だが、万が一放射能が漏れても、100_シーベルト/年の発癌リスクは確率的影響であり、いまだに証明ができてないので、ただちに健康に影響を与えるレベルではない。という告知をしておけば、これほどの混乱は起きなかったと思う。

事故が起きてから、そんなこと言ってもそれを信用しろと言うのは無理な話だ。
まして事故発生後、正確な情報開示をせずに、後手後手で流れる情報が悪くなる一方では、混乱や不安が増長してしまうのは当たり前の話だ。

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ここ2ヶ月、原子力発電所に関する世論も見てきた。
意外だったのがマスコミ(新聞・TV)で減らす(≒廃止)は約50%未満だ。毎・読・朝
マスコミは恣意的だからと訝しんでネット調査では原発廃止賛成は80%だった。ロイター

どうやらネット上では、原発廃止が優位だが、世論全体としてはまだまだ原発必要論が優位のようだ。本記事の最後に、20年前に浜岡原子力発電所で働く息子(嶋橋伸之さん)を白血病で失った母親の動画を掲載する。
浜岡原子力発電所で働いていた嶋橋さんの仕事は、原子炉直下での燃料棒の点検作業。被ばく量は年間約7_シーベルト(実労8年の累積被曝は50_シーベル)だったので安全を疑ったことはなかった。

嶋橋さんの年間被ばく量も累積被ばく量も本当に記録の通りだったのだろうか?
実際にはもっと被ばくしていたのではなかろうか?中電は記録を矮小化していたのではなかろうか?
今、福島原発の復旧作業をしている方々の中で、アラームがなっても作業を続行し続け、自分が被ばくした線量を知らされないまま作業をしている...というインタビューを聞いてしまうとそんな疑いも考えてしまう。



もしかしたら、嶋橋さんは放射線の感受性が人より高かったのかもしれない。実際同様に仕事していた作業員でも健康を維持している人の方が大勢だ。
しかし、許せないのは死亡後に「労災補償相当額三千万円を支払うから、嶋橋さんの死に関して異議を述べない」という覚書が用意されたこと。すなわち「被爆が原因で死んだとは世間に公表するな」と強く説得されたということだ。

労災認定を得るのはいばらの道だ。労災認定を諦め覚書を結んだ遺族が大部分だと思う。そして放射線障害の記録が矮小化されていくのだ・・・
そんな覚書を強要(=隠蔽工作)するような電力事業者を許してはいけない。原子力発電所の最終監督責任は国だ。その覚書は国が書かせているのだ・・・
でも政治家も官僚も、いつもこう答えるのだ...それは企業と個人の問題であり、国は個別の案件に答える立場にないと。

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2011年05月20日

posted by たすけ at 20:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | ■泡沫(うたかた)日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

福島原発3号機 水素爆発→核爆発(核暴走) 不都合な真実4

■泡沫(うたかた)日記

ちょうど2ヶ月前の3月14日の午前11時01分。福島第一原発3号機で爆発がありました。その爆発は水素爆発と報道されていますが、本当は核爆発であり、政府(保安院)も東京電力もそれを未だに隠して公表していない疑惑が?いいえ、政府(保安院)も東京電力の原子炉管理マニュアルにも、水素爆発という言葉はあっても、核爆発という言葉は存在しないのだと思います。先ずはこちらの動画。

アップロードが3月13日になっているのは、米国太平洋標準時で表示される為

0:23から1号機と3号機の爆発を並べて比較していますので、大変わかりやすいです。
1号機と3号機の爆発は明らかに違う種類の爆発に見えます。
1号機は白く横に広がる水蒸気爆発で、炎(閃光)は見ていません。
3号機は建屋最上部にある使用済み核燃料棒プールの水位が電源喪失で空になり、ウラン,プルトニウムが水素爆発で即発臨界爆発。オレンジ閃光爆発の後二回建屋上空で爆発したのは核爆発。黒煙が上空に突きあげ建屋鉄骨が八百度以上でグニャグニャで水素爆発だけだった1号建屋と比べるまでも無い。私も全く同感です。

スリーマイル原発事故調査団のメンバー:アーニー・ガンダーソン氏(米国)の解説

ガンダーソン氏は、フェアウィンズ・アソシエーツ社チーフエンジニアの方ですが、「3号機で核爆発が起きたと主張しているのはバズビー博士であって、ガンダーソン氏は核爆発が起きたとは考えておらず、3号機では”即発が和らげられた臨界”(prompt moderated criticality)が起きたと見ています。」との注釈を入れている方がいます。こちらの動画ではガンダーソン氏の解説の文字おこしをしています。

その欧州放射能危機委員会 科学担当幹事:クリストファー・バズビー博士(英国)の解説

バズビー博士をしても、使用済み燃料プール(MOX燃料を含む)での"たぶん"核爆発だろうという見解です。私自身が微妙なニュアンスの違いを文字に起こす技量がなくて申し訳ないのですが、ガンダーソン氏・バズビー氏の2人が、はっきりと核爆発と言い切らないのは、こういうケースで核反応が起きたのは初めてのことだからでしょう。

世界中の原子力専門家も、まさか使用済み核燃料プールで水素爆発を種火に燃料棒が核反応するとは、それこそ想定外(=人類史上初)だったのだろうと思います。だから3号機の爆発は表現の仕方が難しいのでしょうか?
そんな状況の爆発を、京都大学原子炉実験所助教:小出裕章先生は核暴走という言い方をされています。勿論、兵器である原爆の核爆発とは区別せねばなりませんが、一般人は核燃料棒が爆発して吹っ飛んだのだから=核爆発と考えてしまいますよねぇ。

MBSラジオたね蒔きジャーナル5月4日:音声のみ

小出氏は、福島原発3号機の核燃料プールで核暴走(≒核爆発)が起きであろう推察を
福島から200キロ以上離れた高崎の包括的核実験禁止条約(CT-BT)観測所で、本来減衰している筈のヨウ素135が3月15日でも桁外れに高い数値が検出された事を根拠にしています。
小出氏自身も
もう核暴走なんて事は、所謂日本で使っている原子力発電所で起きるなんて事は、私も含めてたぶん誰も思っていなかったと思います。
それが、ましてや使用済み燃料プールの中の燃料で起きた、というような事を、今私は言っている訳ですし、そういう推定が、今ネット上でなされているのです。
物凄く意外な事が起きたかもしれない、という事を言っている訳で、もしそうだとすると、原子力発電所の安全性をもう一度考え直す事が必要になるだろうと思います。
とおっしゃってますが、もしかたら原子力安全・保安院も東京電力も、福島第一原発3号機で爆発の真相を隠蔽ではなく、全くの想定外で説明のしようがないので公表していないのでしょうか?

5月10日にやっと東京電力が公開した、"水素爆発"した3号機使用済プールの映像。

プール内にでは核燃料がほとんど見えず、運転中原子炉の約1000倍の放射性物質が検出。東京電力によれば「核燃料が損傷し、粒子などとしてプールに落ちたか、瓦礫に付着していた」との見解。どうやら、保安院や東電での管理マニュアルには『核爆発とか核暴走』という言葉は存在せず、それを表現する場合は『核燃料が損傷し、粒子などとして落ちる』という言い方になるようです。

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2011年05月14日

posted by たすけ at 04:21 | Comment(2) | TrackBack(0) | ■泡沫(うたかた)日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

中部大学・武田邦彦先生のブログの正体 エントロピー増大の法則

■泡沫(うたかた)日記

世論を動かすのは、センセーショナルな記事や意見を述べること。しかしそれがエキセントリックになりすぎると世論はついてこなくなる。また、物事を断言的に言ったり書いたりすれば、シンパも増えるが同時にアンチも増える。その点で、中部大学の武田邦彦先生のブログはセンセーショナルな記事が多いのに、シンパは増えるがアンチは増えないという珍しいブログです。

実際TVや動画で拝見していても、どんな場面でもニコニコしながら立て板に水のごとく話すし、アンチに対しても謙虚に耳を傾け穏やかに反論するので、この先生の話は信用できるということになります。私自身も武田先生の著書を読ませて頂いて、感心することの方が多かったです。でも、これだけ矢継ぎ早に多数の出版物が出されると、すべてご自身が執筆していると思えないなぁ。ま、そんなことはどうでもいいのだけど・・・

武田邦彦ブログ。平成23年5月10日午前10時執筆の記事より引用
科学というのは難しいもので、常に事実を見つめ真実を追求するのですが、人間なので間違いだらけでもあります。わたくしが学生に話する例は次のようなものです。

「ニュートンが生まれる前、物が落ちるのは地下の悪魔が引っ張ってると言っていた。ニュートンが生まれた後は質量によって決まり、万有引力と説明した。アインシュタインが質量を持たない光が重力によって曲がるということ明らかにすると、そこでまた空間のゆがみが登場した。最近では、それらをすべて否定して引力はエントロピー増大で説明するのが適切だという学説が有力である。だから、現在、正しいと信じていることは間違っている」と言います。

なかなか難しい議論ですが、科学者は常にできるだけ厳密な方法で正しい結論を導き出そうとしますが、同時にその「正しい結論」というのは、100年もたてば全く別のものになってしまうことも承知の上です。「正しいけれども間違っている」という相矛盾した二つのことを科学者は同時に頭の中にいれられます。

その意味で放射線による被曝と人体への影響ということを考えるときに、現在の知見(正しいこと)は、1年に1ミリシーベルトを浴びるとかなりのがん患者が出るということであり、また将来はそれが「さらに厳しくなるか、または緩和されるか」は判らないということです。

もう一つは、たとえ自分の考えと違っても、常に自分の考えを否定し、反省し、自分とは反対の結果を勉強するということも科学者としてはなくてはならないことです。その点で日常の生活と科学的な考え方というのは、少し離れています。今度の福島原発のことは科学的な内容が多かったので、多くの人が「日常と科学」という点で混乱し苦しんだ原因にもなっているのではないかとわたくしは思います。
うわ!先生ずるいよ!...というか文章が上手すぎます。

私のような小心者は、ブログ記事を書く時にアンチを増やしたくないので、どこかに自分の逃げ道を作って書いてます。つまりは、批判記事を書いておきながら、どこかに相手の気持ちもわかる・・・みたいな。ちょうど前記事で保安院の西山審議官に対する感想を書いたような感じです。まぁ実際、人はそれぞれの立場で話さざるを得ないので、書いた感想に嘘はないのですが、ブログ記事を書く度に、ハッキリ断言的な書き方ができない自分自身に嫌悪感を持っています。その点、引用した武田先生の文章は逃げ道さえも理論的且つ断言的に書いてあり、非の打ちどころがありません。上手いよなぁ・・・

私が武田先生を初めて知ったのは、【環境問題はなぜウソがまかり通るのか(洋泉社)】でした。最初【買ってはいけない○○】的な書籍なのかな?と思ったのですが、読んでみたら、まぁ目からウロコの実に面白い本でした。その事に関する動画[環境問題のウソ]がありましたので興味がある方はご覧ください。但し、全部で20編に分けられた動画ですので1/20だけ貼っておきます。



それまでてっきり環境問題のオーソリティーだと思ってのが・・・あれ?いつの間にか福島原発事故で一躍、原子力利用のオーソリティーに。武田先生の立場は、原発推進派です。但し絶対の安全を確保してこその利用であると論破しており、内閣府の原子力安全委員会に在籍していた学者がほとんど御用学者と揶揄される中、いつの間にかアンチ原発派までにシンパを増やした稀代の学者さんです。そう考えると、涙の内閣参与辞任会見を開いた小佐古敏荘先生が気の毒になってしまいますね(苦笑)

引用部の『引力はエントロピー増大で説明するのが適切だという学説が有力』がちょっとひっかかりました。
なるほど、原発が制御不能となり放射性物質が拡散した→エントロピー増大(=不可逆変化)
生活物資がゴミとなれば再生(リサイクル)不能になる→エントロピー増大(=不可逆変化)
結局、武田先生の手法は、世の中が混沌としている時(=エントロピー増大時)に旬な話題を次々に発信し、世論を武田引力で引き付けているのだなぁ・・・と。

さて、武田邦彦先生の最新インタビュー動画が、USTREAMのiwakamiyasumi2で公開されています。しかも武田先生の自宅で^^;武田先生のプロフィールはすでにご存じの方が多いと思いますが、あらためてご本人の口から経歴を聞くとさらに面白いし、先生の為人がよくわかりますヨ。
(1)http://www.ustream.tv/recorded/14646572 03:33
(2)http://www.ustream.tv/recorded/14646616 01:14
(3)http://www.ustream.tv/recorded/14647037 16:15
(4)http://www.ustream.tv/recorded/14646649 28:31
(5)http://www.ustream.tv/recorded/14647263 02:42
(6)http://www.ustream.tv/recorded/14647295 12:49
(7)http://www.ustream.tv/recorded/14647452 27:06
(8)http://www.ustream.tv/recorded/14647740 01:51
(9)http://www.ustream.tv/recorded/14647792 00:31


全部で9編約94分の動画ですが、どの会話も目からウロコの興味深い話です。特に(6)http://www.ustream.tv/recorded/14647295 12:49の1分過ぎからの福島原発以上に危険性のある高速増殖炉『もんじゅ』について会話
武「しかも、東芝が造った壊れたジグを直すのに、東芝にまた10億で発注した。」
岩「マッチポンプもいいとこじゃないですか!?」
武「そそ、そいで東芝は史上最高益をあげたという訳ですから。」
岩「東芝とか日立とかもっと批判されてしかるべきじゃないですか?」
武「勿論!」

トキは絶滅する運命なのだ→生命はやがて死という不可逆変化の運命→エントロピー増大の法則
いや〜武田先生、やはり痛快です。
こんなこと絶対マスコミは報道しないし、況やTVのワイドショーで発言したらディレクターは即クビでしょう。でも、大人の事情でTVではそこまで言わない武田先生の処世術はやっぱり凄い!(笑)

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タグ:武田邦彦

2011年05月13日

posted by たすけ at 02:04 | Comment(2) | TrackBack(0) | ■泡沫(うたかた)日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする