猿を棒で叩くと叩いた人にではなく棒に怒りをぶつける・・・
つまりは話の論点がずれたところで日本人は熱くなっている
といるという揶揄だが。
ここ最近、「品位を失うべき非行」というキーワードでまさに
棒に怒る...事態が起きていると思う。
事の発端は
5月27日読売テレビ番組「たかじんのそこまで言って委員会」で
橋下弁護士が、山口県光市の母子殺害事件の差し戻し控訴審の
被告弁護団に対する懲戒請求を視聴者に呼びかけたことで←動画
その後、21人の被告弁護団への懲戒処分請求が急増し、9月5日現在で
懲戒請求は全国で3900件程となり、過去最多だった1年間の全国の請
求数1367件を大幅に上回り刑事弁護のあり方に物議をかもしている。
注:広島弁護士会所属の弁護士4人は今月3日
反論書面を作ることなどを余儀なくされ業務を妨害されたとして
橋下弁護士に対し、1人300万円の損害賠償を求めて広島地裁に提訴した。
訴訟の原告の1人、今枝仁弁護士の事務所には、嫌がらせや脅迫めい
た匿名の電話もかかってきており、今枝弁護士は橋下弁護士の発言に
「世間の偏見や誤解を助長し刑事弁護する弁護人が、風潮や世間の目
を気にして萎縮することにつながる。」と述べた。
一方の橋下弁護士は、5日に都内で記者会見し
「法律家として責任をもって発言した」と争う方針を明らかにし
自身は懲戒処分請求していないことを問われると
「時間と労力がかかる。」
「弁護士である自分より大多数の国民がどう思うかが非常に重要」
と見解を示した。
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以下、参照となるブログを抜粋。
■橋下徹のLawyer’s EYE
注:橋下弁護士本人が主張を述べている。
■超初級革命講座
注:都内の現役弁護士のブログで
今回の件に関して橋下弁護士の手法や言動に疑問を投げかけている
が、注目すべきはここに集積されくる抜粋された賛否のコメント。
渦中の「光市の母子殺害事件の差し戻し控訴審の被告弁護団」の今枝仁
弁護士(本人かどうか不明)もコメントを投稿している。
■ダイイン
注:橋下徹弁護士のルサンチマンと題した記事をはじめ橋下弁護士の
手法や言動を批判している他、冤罪と死刑の記事などを論じている。
■la_causette
注:橋下徹弁護士を批判的に論破しているが、それに対する投稿コメントも
質が高い。
■碁法の谷の庵にて
注:弁護士を希望しがてら囲碁でも活躍したいという大学院生の日記が
今回の件では弁護士懲戒請求のなんなるか等の詳説をはじめ、橋下徹
弁護士の手法・言動には批判的。
■PINE's page
注:スタンスは「場末の酒場での酔っ払いのボヤキ」ですと自己紹介
しているが、懲戒請求は慎重にの記事の他
法律・弁護士・刑事事件などのテーマとした論調は秀逸。
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橋下徹弁護士に対して、批判的論調のブログを多く取り上げたのは...
今回の件では大多数の国民が橋下弁護士に対して共感を抱いている
と、いう私自身の感慨がありその共感的な見解だけを取り上げるのは
アンフェアであるとの思いと、これら批判的論調のブログを読んで
「一理はある」と敬服する部分はあるからだ。しかし、私自身これら
批判的論調のブログに敬服する部分はあっても共感はできない。
棒に怒る...風に捉えれば、今回の本質は
「加害者の責任能力に対する、
精神鑑定だの、心神喪失状態だの、の弁護論証」に
国民が辟易しているという事であると思う。
たまたま...と言ってしまうと語弊があるかもしれないが
それをたまたま「光市の母子殺害事件の差し戻し控訴審」
で橋下弁護士がテレビで「弁護士懲戒請求」という手段を
クローズアップさせたに過ぎないと思う。
弁護士懲戒請求の本質...云々。マスコミの偏重報道...云々。
死刑制度廃止の賛否...云々。検察調書の信用性...云々。
果ては弁護士のキャラクター
(橋下弁護士と今枝弁護士のどちらが無頼派)...云々。
個々の是々非々の一理は納得できる。しかし、今回の件ではこれらの
論点は的はずれだと思っている。
弁護士が被告人弁護のために、時には世論を敵にまわし、一般常識を
覆しても法廷闘争でその最大能力を発揮してもらうことに異論はない。
しかし、世論が共感できない弁証があまりにも続けば、世論の
フラストレーションは爆発し、事件そのものよりも刑事裁判に
対する不信感、ひいては被告人への憎悪を助長させるばかり
ではないだろうか。
私自身への自嘲を込めて言えば、屁理屈をこねる人間は多言
をもって自身を沈静化しようとするが、物言わぬ多くの人は
溜め込んだフラストレーションを「たかじんのそこまで言って委員会」
のような歯に衣せぬコメンテーターの発言に共感することで
自身の気持ちを沈静化している。
今回の件は、たまたま現役弁護士の職にある、橋下徹氏が
そのフラスレーションの堰を切ってしまい「弁護士懲戒請求」の
量産騒動に発展しただけであると思う。
今後橋下弁護士と今枝弁護士等4人の弁護士との法廷闘争で
「品位を失うべき非行」というキーワードに関して、互いに
たとえ今後の法廷闘争で「品位を失うべき非行」という争点
の解釈がずれて行ったとしてもそんなことさえ、棒に怒る...
ごときだ。
私自身は、橋下氏が言った
「弁護士である自分より大多数の国民がどう思うかが重要」
というキーワードが今回の最大論点であると思うのだ。
...............................................................
参照■光事件被告弁護団記者会見「ほぼノーカット」(全6回) ←動画
注:撮影、綿井健陽氏
参照■光事件弁護団が作成した「Q&A(弁護団への疑問に答える)」
注:情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士のBLOG

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結論。
橋下弁護士支持。
元少年の殺人死姦という実行行為を、殺人も死姦もそうとは認識しないまま精神年齢遅滞の彼の脳がやらせたとすることは、場合によっては行為より前面に出ることもあるのでしょう。
が、今回のケースは
このことが差し戻し審で突発に出てきたときの言いようのないどす黒い怒りの記憶と、彼の精神年齢が12歳に留まっているなどという神業的オタク鑑定のあほらしさ。
に掻き消されました。
因みに私は見た目も判断材料とします。
橋下弁護士と彼を訴えた弁護団との差は一目瞭然。
片や明るく明瞭。片や暗いオタク。
てっきり相槌の意味だと思っていました^^;
私自身は、たとえ一審から一貫して今回のような弁護をしたとしても
もはや一般国民(世論)の堪忍袋の尾は切れてしまっている。
今回の被告弁護団の論法を引用すれば...
私は被告弁護団よって我慢の限界を超えた心神喪失状態にさせられてしまった。
通常の精神状態でこのような弁護を冷静に捉えることができなくなっている。
そして今回のような記事を書いてしまった。
まぁ、こんな詭弁書いても自分自身で虚しい限りですが...しかし
私の思いは橋下弁護士のあのような発言があろうとなかろうと変わりません。
おそらく、一般国民の多くはそのような状態になっているだろうと思ったのみです。
今回の被告弁護団に限らず、日本の弁護士の方々にこのような状態を
ただの一過的なヒステリー状態として片づけて欲しくないという感慨です。
世論で司法判断が操作されるほうが危険ですよ。
むしろ必要なのは、メディアが正しいことを伝えることと、弁護団のさらなる説明責任ではないでしょうか
私自身もメディアの偏向報道には身を持って体験していますが、すべての世論を
メディアが操作している訳ではなく、国民もそんなにあさはかじゃないと思います。
要は世論(国民の声)を軽視すべきではないという意見です。
弁護団のさらなる説明責任...ん〜
また、返信コメント長くなりそうなので記事でUPするかもです^^;
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い..の続編で^^;
さしずめ私は「非国民」ってことになるのかな。
『なんだ、別にたいしたことない猫じゃん(-。-)』感じても
私自身は、この世で一番可愛らしい猫だと感じていますので...
たとえkounotoriさんがどんなに猫嫌いでも非国民ではないと思いますよ^^