いまのしゅんかん

日記(言いたい放題)


いまのしゅんかん...参院選で大勝利した民主党は、政権交代に躍起である。
当然総選挙(衆院選)で勝たないと果たせない訳だが、その時は自民も民主党の年金政策や税収計画について突っ込んでくるだろう。
政治家や評論家は社会福祉政策に関しては、よく北欧の手厚い福祉政策を例に挙げるが、机上の論理ばかりが多くて、生活者の視線から遠いような気がする。

そんな時は、外国で暮らす日本人の視点が参考になる。
3年ほど前から拝読している「いまのしゅんかん」このelsさんのブログは、私自身が一番最初にお気に入りに登録したブログだ。


決して政治をテーマとしている訳ではなく、ご自身やご家族に起こる出来事を綴っていらっしゃるのだが...
その波瀾万丈な生き方の中でも、つねに真っ直ぐな文章に心を打たれる。
普段の日記は、elsさんの素直な気持ちや葛藤が記され私自身に勇気や自戒の念を起させてくれる。
(小説か映画になってもいいくらいの秀作ブログだ)

一方、日本風習やデンマークや各国の人との生活様式や考えた方などの違いも、論理的な文章で書かれていて、どんな評論家や政治家よりもよっほど説得力がある。

例えば、子育て・学校教育・地域社会・役所の対応から職業に関する意識など、日常生活から語られているのでいかに日本が合理的なシステムになっていないかが実感できる。

...で。
そのような北欧圏の税負担や福祉のシステムをそっくり民主党がマニフェストで国民に示したらどうなるか?
まぁ確実に選挙では大敗するだろう。どの政党も「国家百年の計」などと口にするが実際の選挙戦は「いまのしゅんかん」しか語っていない。否、百年先を語れば確実に選挙では負けてしまうからだ。

マスコミが世論を動かしていることは自明の理だ。だから政治家はマスコミを意識せざるを得ない。
結局、肝心な政策論議よりも、やれ失言がどうした、やれ○○問題がどうしたとか、そんな揚げ足取りばかりしているマスコミが一番悪いと思う。要するに幼稚なのだ。

それを喜んで見ている国民が幼稚だという節もあるだろうが、「卵が先か鶏が先か」で言えば、マスコミが政治番組は常に「国家百年の計」に基づいた論議を主題とし、MCはそれをいかにわかやすく視聴者に伝えるか。いかに一票の力で政治が変わる力となるかを強く伝える事を旨とすべきだと思う。

政党のコマーシャルが選挙の時だけというのがそもそもおかしい。
"一定の議席を有した政党には各TV局が政見放送枠を用意しなければならない"というくらいの法律を作り、"政党は国民にわかりやすくマニフェストを伝える"そのくらいのTOPを作ってやらなければ、この国は政治番組=バラエティ番組の域から抜け出せないと思う。

「いまのしゅんかん」を必死に生活している国民が冷静に孫子の代までを案じているのに...
政治家が「百年先の事」を語ると選挙に勝てない...なんて皮肉な現実だろう。

2007.08.01筆

お気に入りサイト

参照:いまのしゅんかん>デンマーク在住elsさんのブログ


人気ブログランキングにほんブログ村 自転車ブログblogram投票ボタンランキング投票ボタン


日本ブログ村

☆読んで頂いて感謝なっしー♪

クリック頂けたら感激なっしー! ⇒⇒

ブログ執筆の励みになりますf(^、^;



2007年08月06日

posted by たすけ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記(言いたい放題) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック