左右田一平(そうだいっぺい)

TVドラマや漫画の追憶

左右田一平(そうだいっぺい)という俳優さんを知る人もだんだん少なくなってきてしまった。
という本記事はもともと2007年7月の記事だったのですが...昨日から左右田一平さんの名前が訃報として一斉にマスコミやネット上に出てきてしまいました。
俳優の左右田一平氏(本名:広田信夫=ひろた・のぶお)さんが東京都内の病院で死去したことが15日、分かった。81歳だった。
亡くなったのは10日午後0時10分で死因はS状結腸がん。葬儀・告別式は近親者で済ませた。
北海道出身。映画「お葬式」や、テレビ時代劇「新選組血風録」「燃えよ剣」などに出演。味のある演技で脇役として活躍した。酒が好きだったことから「そうだ、一杯やろう」をもじって芸名にしたという。
先ずは、左右田一平さんのご冥福をお祈り申し上げます。

左右田一平・栗塚旭・島田順司

オールドファンが、左右田一平さんを思い浮かべる時、たぶん栗塚旭・左右田一平・島田順司のトリオで思い浮かべると思います。当時は肉食系とか草食系という言葉はなかったですが...

肉食系男子の栗塚旭 草食系男子の島田順司 その中間に存在する左右田一平。
肉食系にも草食系にもなりきれない私にとって、どんな局面でも飄々とこなしていく左右田一平さんの役柄は、私にとって憧れというか、理想の男の生き方だったです。

今夜は、久々に時代劇のDVDでも借りて「そうだ、一杯やろう」かな・・・・




新選組の映画やドラマでは、近藤勇が最後に陣を張ったということで終盤に必ず地元の「流山」が登場する。
なので新選組関連のドラマや映画が製作されるたびに流山ではちょっとした「町おこし運動」が起こるので新選組関連の時代劇が始まると、私自身も楽しみにしていたのだが、2004年のNHKの大河ドラマ「新選組!」は予告編を見ただけで興ざめしてしまい、ついぞ1回も見ることはなかった。
(総集編か最終回のほんの15分くらいは見たかな?)

何が興ざめって・・・
俳優さんがみんな今風すぎて、私の中の新撰組のイメージからかけ離れていた。
逆に言えば、それほどの私に強く印象づけた過去の新撰組の存在が大きすぎるのかもしれない。(三谷幸喜氏もそれを知った上でのキャスティングだろう)

近藤勇や土方歳三は、新選組を主体とした映画でなくても幕末を舞台にした物語なら、だいたい登場するが...三番隊組長:斉藤一(後の藤田五郎)まで登場するのは、やはり「新選組ドラマ(映画)」だ。

なかでも一番印象に残っているが左右田一平(そうだいっぺい)さんだ。
「新選組血風録」の斉藤一:役...1965年7月〜1966年1月
「燃えよ剣」の裏通り先生:役...1970年4月〜9月

リアルタイムの「新選組血風録」は、小1の頃なのでたぶん再放送を何度か見たのだろうけど、私にとって斎藤一=左右田一平でなければ新選組ではなく、極端に言えば左右田一平が出てこなければ新選組ではないのだ^^;(やはり自分が年を食ってしまったからなのかなぁ)

今の人にとって、斉藤一=オダギリジョーでも構わないが
私の中では永遠に斉藤一=左右田一平なのだ・・・


以下、本日2007.07.23にスカパーで放送予定の「新選組血風録」第5話:海仙寺党全滅のあらすじ欄より引用

文久3年2月、三百年続いた徳川幕府は著しく衰えを見せ、大老・井伊直弼の暗殺、異人館の焼き打ちなど尊皇攘夷派の動きが活発化していた。中でも京都における、各藩浪士の動向は幕府にとっても悩みの種であった。
時の老中・板倉周防守は、清河八郎の献策を容れ、浪士隊新徴組を編成した。武州多摩の百姓の生まれで、天念理心流・近藤周斉の養子となった勇(舟橋元)、同郷の後輩・土方歳三(栗塚旭)、沖田総司(島田順司)らが参加した。
一旦は幕府から引き上げを命じられる新徴組だったが、勇らは芹沢鴨(遠藤辰雄・現、太津朗)一派と共に京へ残り、京都守護職・松平容保の許可を得て、会津中将お預かりの新選組がここに発足した。


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参照:時代劇専門チャンネル
kurizuka.jpg
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タグ:新選組

2012年02月16日

posted by たすけ at 00:00 | Comment(6) | TrackBack(0) | TVドラマや漫画の追憶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
最近、テレビのコマーシャルで左右田一平さんを見ました。俳優さんらしくお年を重ねられ好々爺を演じられていました。
新撰組といえば、やはり「新撰組血風録」と「燃えよ剣」で、後にたくさんの新撰組を題材にしたドラマが放映され、その都度有名な俳優さんや若手が起用されましたが、私にはどうしても受付ることができず、ここは「こちらホワイトロック」さんと同感です。
左右田一平さんが演じられた三番隊組長斉藤一は、私が中学生の頃で記憶が薄らいでしまってますが、次に登場した「燃えよ剣」の中での裏通り先生役は忘れることができません。
 障子を開け、瞬間「沖田君」と静かに発声 する。
前日、療養している沖田を裏通り先生の機転で官軍よりまんまとかわし、そして土方歳三との永遠の別れ、次の朝の出来事だった。
左右田一平さんの裏通り先生はこのように目の前からいなくなる新撰組にとつとつとしたセリフで
 「これでは新撰組の人がかわいそうだよ」
言いながら、隊士一人ずつの記録を書き留めていく。

表情はさらりと、そしてセリフはあくまでも
とつとつと演じられた左右田一平さんこれからも、お大事にそしてご健康をお祈り致します。
Posted by 坂井 勝英 at 2011年04月20日 22:50
>坂井様
コメントありがとうございました。

『障子を開け、瞬間「沖田君」と静かに発声 する。』..これ!私も記憶しています!

落ち着きがなく、とっちらかった性格の私にとって、左右田一平さんの演じる
飄々としながらも思慮深い大人は子供の頃から憧れでした。

私も裏通り先生を演じた時の左右田さんの年齢をとうに越えてしまいましたが
性格は憧れ通りにならず、子供の頃とちっとも変わりませんでした(苦笑)
Posted by たすけ at 2011年04月21日 20:40
左右田一平さんの斎藤一。まったく同感ですよ。
ところで、私、いつも左右田一平を見ると、日本プロレスにいた吉村という渋いプロレスラーとよく似ているなあと思っていました。たすけさんは、そう思いませんでしたか?

Posted by Miz at 2011年05月14日 08:20
>Mizさん
私、プロレスは詳しくないのですよf(^、^;

左右田一平さん亡くなられてしまいましたねぇ。
きっと生前から「派手な葬儀はするなよ。」とおっしゃっていたんだと思います。
最期の最期まで左右田一平さんらしい生き方を全うされたんだなぁ...と感じ入りました。
Posted by たすけ at 2012年02月16日 16:29
むぅ〜。くっくく・・・・。貧乏はしておるが、拙者も武士の端くれ!
無礼を致すと・・・、いや、しかし「恥ずかしながら、ひもじさが先」でござるなぁ。
たすけ殿。ここは、一つ良しなに・・・。
Posted by しゃあ あずなぶる at 2012年02月17日 08:56
>しゃあさん コメント校正しときますね。

むぅ〜。くっくく・・・・。ほとんど乗ってはいないが、拙者もサイクリストの端くれ!
無礼を致すと・・・、いや、しかし「恥ずかしながら、楽してが先」でござるなぁ。
たすけ殿。ここは、一つ伝道(電動)を良しなに・・・。
Posted by たすけ at 2012年02月18日 09:19
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