■泡沫(うたかた)日記
マルシン♪マ〜ルシン♪ハンバ〜グ♪
手間もかけずに美味しく焼ける♪
マルシン♪マ〜ルシン♪ハンバ〜グ♪
私の記憶に間違いがなければこのCMに出ていたのは仁科明子(亜季子)さんだと思うのだが...
私がハンバーグというシロモノを始めて認知したのは小学4〜5年生の頃のこのマルシンハンバーグからだと思う。それまでハンバーグなどという食べ物は知らなかった^^;
白い油紙?に包まれていて自分で袋を破って焼こうとする時に白いラードで手がベトベトになった...
さて、枕が長くなってしまったが、私がバンバンジー(棒々鶏)という言葉を知ったのは大学生の時であった。
大学5年間の夏休みは毎年、食事つき住み込みで那須高原のレストランでアルバイトさせてもらった。いわゆる別荘族を対象したレストランで那須という場所柄、結構上質の和牛のステーキもメニューにあったが、昼時のお客様で一般家族連れでは、やはり安価なハンバーグランチなどが注文の主流であった。
ところが、日中のメニュー(夜はメニューが変わる)で、そのハンバーグランチとほとんど値段の変わらないステーキセットがあった。
その名も、ステーキバンバンジー。
調理前は冷凍でマルシンハンバーグのような袋に1袋=10枚程度重なって入っていて、繁忙期は、キッチンの片隅で常温解凍させるため100枚以上並んでいたが、解凍してくると赤紫色のなんとも言えない恐ろしい色となり肉の間から不自然に血も染み出てきて、そのままでは食味をそそる色ではなかった^^;
もう、察しの良い読者はこれまでの話の流れでステーキバンバンジーがいわゆる、くず肉を寄せ集めた「圧縮肉」であることがわかったと思うが、私たちのまかない食は、豆腐半丁に味噌汁だけとか、いつも貧弱なおかずばかりだったが、たまに日中の解凍で余分が出るとそのステーキバンバンジーにありつけることができ、一応ステーキをおかずにできる小さな幸せを噛みしめたものである。
で?当時の若いコックさんに
「なんでバンバンジーっていう名前なんですか?」
と尋ねたところ
「バンバンジーっていうのは、肉を棒で叩いて柔かくした調理法で柔かい肉の事だよ」と
教えてくれて、「へぇ〜なるほど」と納得していた。
で..ある時。お客様がそのステーキバンバンジーを注文され、テーブルに置くと怪訝な顔をされた。
「これ、棒々鶏??」
「はい、そうでございますが...」
「これ、どうみても鶏肉じゃないでしょ?」
この後、どう対処したかもう覚えてないのだがバンバンジーとは柔かく蒸した鶏肉に四川風胡麻ソースをかけたものであるという事をあらためて知った^^;
たぶん、ステーキバンバンジーとは圧縮肉に四川風胡麻ソース風のステーキソース(ややこしい^^;)かけたメニューであったような気もするのだが...
それとも、圧縮肉独特の柔かさでバンバンジーとしていたのか...今となってはよく覚えていないが
まかないで食べたバンバンジーは、少なくとも普通にバター醤油のソースで食べた記憶がある。
今回のミートホープ社の臓物混入疑惑や血で色を調整した、などという記事を読み、私の脳裏に真っ先に浮かんだのがステーキバンバンジーであった。
当時かなりの数をお客様に出したのですけど..
まさか、今回の疑惑のような肉でなかったことだけを今更ながらですが願う次第です^^;
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