昭和40年代の追憶
1971_昭和46年_01
かな〜り長い放置でしたm(_ _)m
他人のHPやブログのお手伝いばっかりしてて、なかなか自分のことまで廻らない^^;
ネットサーフィンで良く拝見するのは、ボタリング(自転車で散歩)ブログである。私自身もかつて自転車小僧だった。中学入学祝いに買ってもらった自転車で、遠くは高尾山や江戸川の土手つたいに東京湾を見に行ったものだ。
ただ、普段の休日になかなか遠出も出来ず、ひとつ目標を立てたのは市内の道の全走破であった。
流山全図の地図に赤鉛筆で走破した道を赤鉛筆でなぞっていくのが楽しみであった。
30数年前のことなどで、ほとんどは追憶の彼方だが、今でも脳裏から離れない記憶は、旧柏飛行場(今の柏の葉周辺)の風景というか空気である。
営門には、まだ米軍の黒人の兵隊さんが居て、こわごわ横目で見ながら荒れ果てた旧飛行場の中に
自転車で入って行った。ほとんど背の高い草に覆われていたが、真っ直ぐな元滑走路の往時の面影はまだ残っていた。
また、おそらく今考えれば若いカップルが車で楽しんだ残骸のようなものや、多くのゴミが散乱していて、とてもきれいと言えるような場所ではなく、早々に走破の目的を果たして帰ろうと思った。
カラスがとにかく多くて、侵入者を私を威嚇するように低く高く舞っていた。
たぶん、まだ夕方には早い午後の日だったと記憶しているのだが、カラスのほかにずっと誰かが私を見ているような気がして、不思議な感覚に襲われたのである。
地図を広げて、点線となっていた滑走路の跡をひとしきり走破して帰ろうとした時、同じ道を何度も走っているのに気がついた。単純な縦横の道なのに、帰路に迷ってしまったのである。
おかしい?
なんでだ?
ほとんど地図に迷うことのない私なのに、なにか永遠にこの空間から脱出できないような感覚に襲われて、「ワァーっ!」と大声を出しながら自転車をこいだが、それでも出口が見つからない。
最終的にどうやってそこから、一般道に出たか覚えてはいないが、まるでそこだけ異次元の世界に入ってしまったような感覚が今でも強く残っている。
この感覚は、小学生の頃市内の他でも体験したことがある。
ひとつは、流山市役所裏にあった飛血山(とびっちやまと呼んでいた)に入った時。
ひとつは、今の三輪野山近隣公園にあった当時森の底にあった沼を見に行った時。
この2ヶ所はとても狭い空間だか、なにかそこだけ空気が違っていて、誰かが自分を見ているような、あるいはもう1人の自分が自分自身を見ているような不思議な感覚に襲われた。
ともあれ、今でも守谷街道を車で走り、防衛庁柏送信所の旧営門前を過ぎる時、往時の記憶が時折蘇るのである。
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