笹の葉、梶の葉、タラヨウの葉

■泡沫(うたかた)日記

流山市諏訪神社の神紋.jpg

流山市諏訪神社(駒木のおすわさま)の行灯切り絵文字は「諏訪之宮」です(笑)

駒木のおすわさま.jpg

梶の葉神紋.jpg

さて、長野県の諏訪大社が上社と下社に分かれているはご存知の方が多いと思いますが、神紋も2種類あるのは知りませんでした。興味のある方は【武家の家紋_諏訪氏】【武家の家紋_金刺氏】あたりをお読みください。
そもそも梶の木は神聖な木とされ、神社の境内に植えられていることが多い。また、神事に用いられたり、供え物の敷物に使われたりした。さらに和紙の原料にも用いられた。また、平安時代の七夕の際には、現代のような竹や笹に飾りを付けるのではなく、梶の葉や枝が用いられ(葉に願い事を書いた)た。このように古代より、梶の葉は神木として尊敬されてきたのであった。
...で。「梶」という木はあるんだろうなぁ...くらいにしか思っていなかった私ですが、FB友が「梶の葉の写真」をアップして頂いて、初めて実際の「梶の葉」に興味を持ちました。

梶の木の葉02.JPG

梶の木の葉01.jpg

これは、阿見ふれあいの森にて撮影。
「えっ!?神紋のデザインと全然ちゃうやん!」
「それに、この葉っぱに文字を書くって...無理じゃん!」


流山市光明院.JPG

タラヨウの木01.JPG

タラヨウ(多羅葉)の木.JPG

タラヨウ(多羅葉)の木01.JPG

タラヨウ(はがき)の木.JPG

これは、流山市光明院にて撮影。
私、てっきりこのタラヨウの木のように『葉っぱの裏側』に文字を刻んだのかと思っていたら

多羅葉(はがき).jpg

梶の葉は『葉っぱの表側』に筆で字を書くのですね?
確かに梶の葉の手触りなら、墨を弾かずに書けそうでした。

子供時分の七夕祭りの時、近所のお兄さんが...
「昔は折り紙(短冊)は無かったから、笹の葉に直接願い事を書いたんだよ」
と教えてくれたのですが...

油性ペンならともかく笹の葉に文字書くって、墨じゃツルツルで流れちゃうし
「どうやって書いたんだろ?」
という長年の疑問がやっと解決しました。

当時は「梶の葉」なんて知らないので...
たぶん私が「梶の葉」と「笹の葉」を聞き間違えたのでしょう(苦笑)
FB友の1枚の写真から、半世紀近く疑問に思っていた事が解決しました♪
やまびこさん、ありがとうございました!(^-^)/



ついでなんで、阿見ふれあいの森の動画をサクっと作ってみました。

エコリサイクルトイレ.JPG

感心したのがこのトイレ。なんでもかんでも下水道整備で解決しようとするのではなく、自然の循環(微生物分解)を利用する施設が増えるといいですね。

...で。現代では、七夕流しは環境汚染を考え、禁止or下流で回収する...という方式を取っている事が多いのですが、古代に風習に戻って、梶の葉に願い事を書いて流すならその必要もないのなぁ...とf(^、^;

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2014年07月30日

posted by たすけ at 00:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | ■泡沫(うたかた)日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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