ちばらきチャンネル
蔵のギャラリー・喫茶 結花(ゆい) 松戸市下矢切89-4営業時間11:00〜18:00 定休日(日・月)
矢切の渡しの歌ですっかり「や ぎ り」の濁音で定着していますが...
地名としては「や き り」の清音で、結花と書いて読みは「ゆい」
引用(参照)PDF⇒【結花(ゆい)がここにある理由】
“結花”の名前の由来は日本のかつての農村に存在した、労働力を提供し合う助け合いの仕組み=「結」と、下矢切に咲いた一つの花が、やがて地域に実を結ぶようにという願いを込めて「花」という字を合わせています。
5月24日(土)初訪問で有機栽培のアイスコーヒーを頂きましたが
結花ごはん(木・金・土)は電話で予約確認した方が良いかも⇒【結花HP】より
断腸亭さんの柴又〜矢切〜水元ポタ解散後
蔵ギャラリー結花(ゆい)を訪れたのですが、その木造建築(構造)に大変感動しました。
結花の店内に置かれていた「一眞のほろ酔い随想」
詩は文字で書かれた絵画と観うるし、
一方絵画は輪郭線で描かれた詩歌に他ならないと言えよう。
構造は美しくなければならないというのは自身に課した命題だから、
私にとっては構造こそが詩歌であったと言える。
この感性...クロモリフレームに構造美を感じるサイクリストならわかるかも?一方絵画は輪郭線で描かれた詩歌に他ならないと言えよう。
構造は美しくなければならないというのは自身に課した命題だから、
私にとっては構造こそが詩歌であったと言える。
蔵のギャラリー・喫茶 結花(ゆい)のオーナーは
「増田一眞」さんで、木造構造設計では知る人ぞ知る有名な方でした。
参照⇒【建築士事務所協会見学会(千葉・茨城・埼玉)】
こんな幼稚園(保育園)が、取手・我孫子・松戸・市川などにあったんですねぇ。
木の温もりのなかで伸び伸び育った子供は、きっと感性豊かに成長するでしょうね。
見世蔵「結花」の移築について、様々なサイトやブログを読ませて頂きました。
参照⇒【増田一眞氏の新テキスト『伝統木構法の架構学と現代への展開』】
参照⇒【伝統絶やさず未来へ残したい・増田一眞さん (松戸市)】
パワーの源は?と尋ねると「普請道楽かな」と一言。
「むきだしの骨組みが意匠になっていて無駄がなく、武骨でいて人を包みこむ柔らかさがある。
木は100年ぐらい経ってちょうど安定する。そこで手を入れてやればさらに100年使えるんです」と土蔵の出来栄えに満足の様子。
「昔は移築が当たり前だった。組手、差し口など組ばらしが容易で一代で終わらないように物を大切にしたものです。人間の寿命が伸びたように建物の寿命ももっと高めないといけないね」
リンク先を読むと、私財を投げ売ってまで、この見世蔵を移築した理由に納得します。「むきだしの骨組みが意匠になっていて無駄がなく、武骨でいて人を包みこむ柔らかさがある。
木は100年ぐらい経ってちょうど安定する。そこで手を入れてやればさらに100年使えるんです」と土蔵の出来栄えに満足の様子。
「昔は移築が当たり前だった。組手、差し口など組ばらしが容易で一代で終わらないように物を大切にしたものです。人間の寿命が伸びたように建物の寿命ももっと高めないといけないね」
...でも、本人(夫)はそれでいいのでしょうが、家族(妻・娘)は大変ですよね(^^;)
泣いたのは妻の美恵子です・・・。
「これまで散々苦労して、老後になってようやくホッとできると思ったのもつかの間、今度は移築だなんて、あなた気でも狂ったのではないの!?」
きっと、次々に自転車を衝動買いする夫を持つ奥様は、大いに賛同する部分でしょう(^^:)「これまで散々苦労して、老後になってようやくホッとできると思ったのもつかの間、今度は移築だなんて、あなた気でも狂ったのではないの!?」
カメラやら工作機械やらオーディオ機器やら、家計を省みずに次々に衝動買いする...
道楽夫が世の中に如何に多いことか(^^;)
一目惚れ
問題の見世蔵は、明治8年(1875年)築でした。
一階で使用されている材は「ケヤキ」、二階は「マツ」です。
一階の天井の梁(はり)は、格(ごう)天井で、三尺毎に升目状に組まれています。
二階の天井梁は三重に重なっており、かなり重厚な造りです。
特に一階の玄関の大梁は2尺×1尺で、長さが4間(7m20cm)もあり、大変見応えがあります。大工さんの話では「樹齢800ほど経っている」とのことです。
増田氏は一目見るなり、その存在感に圧倒されたそうです。
まさに一目惚れでした・・・。
問題の見世蔵は、明治8年(1875年)築でした。
一階で使用されている材は「ケヤキ」、二階は「マツ」です。
一階の天井の梁(はり)は、格(ごう)天井で、三尺毎に升目状に組まれています。
二階の天井梁は三重に重なっており、かなり重厚な造りです。
特に一階の玄関の大梁は2尺×1尺で、長さが4間(7m20cm)もあり、大変見応えがあります。大工さんの話では「樹齢800ほど経っている」とのことです。
増田氏は一目見るなり、その存在感に圧倒されたそうです。
まさに一目惚れでした・・・。
結花(一階玄関の大梁)この大梁に吃驚しました!
蔵のカフェ&ギャラリーはあちこち探訪しましたが、これほど立派で美しい梁は見たことがありません。専門家が一目惚れするくらいですから、是非、結花に行ったらこの大梁を先ず見てください。
結花の二階ギャラリーと三重梁
許可を得て図々しく撮らせて頂きましたが、写真ではここに漂う清浄な空気が伝わらないのが残念です。どうしていい空気なんだろ?接着剤を使った集成材を一切使っていないから?
とにかく、とても落ち着く空間でした。
蔵のギャラリー・喫茶 結花(ゆい)の動画を作りました。
野菊の墓の「民子」は愛する人と結ばれず、ラブレターを握ったまま亡くなりましたが・・・
きっと何年たっても こうしてかわらぬ思いを
持っていられるのも あなたとだから
ずっと心に描く 未来予想図は
ほら 思ったとおりに かなえられてく
ここ最近、輪友や同級生の娘の結婚記事が続いたのですが...
結花のギャラリーに「花嫁姿で矢切の渡し」の舟に乗る写真がありました。
なんと!その花嫁は結花オーナーの娘さんだそうです(感動)
娘に「薫(かおる)」や「文(あや)」と名付けたところに、「一眞のほろ酔い随想」の原点があるように感じました。5月24日のポタ記事が、文芸方面にあちこち派生(スピンオフ)していますが、全てはここを訪れた事で思い浮かんだ事でした(^^;)
ここからは、Google マップのストリートビューを利用します。
閲覧環境によって見えない場合はご容赦ください。
流山市では古い町並みの再生&活性化を図っていて・・・【流山市一丁目(浅間神社)付近】←ここに見える【見世蔵と薬局】がイタリアン&ベーカリー生まれ変わっています♪
国木田独歩の「武蔵野の俤(おもかげ)は、今わずかに入間郡に残れり」は現在の所沢市周辺の事を指していますが・・・【所沢市元町付近】←たぶん、このあたりに結花の見世蔵(灰屋薬局)があって、おそらく独歩もここを歩いたに違いありません。
本来なら、1875年(明治8年)築の見世蔵は、埼玉県所沢で再生されるべきものでしたが...
「増田一眞」さんの執念とご家族の愛、そして多くの人々の力で松戸市矢切で再生されました。
結花のランドマークは松戸矢切郵便局ですが...せっかくなら「矢切の渡し〜野菊の墓文学碑」を経由されて行くことをおすすめします。一昨年にできた「野菊の蔵(やきり観光案内所)」に無料貸自転車があり、ここから結花まで1.5kmです。
渡し舟を使わず、柴又側(葛飾区)から自転車で行く場合には、寅さん記念館の2階にレンタサイクル(有料)があります。寅さん記念公園から結花までなら、最短で4.5kmです。
この地図はクリックで拡大します。
【坂川にかかる矢切橋】←地図上の「野菊のこみち」は、畑の中のダートもありますが矢切橋で合流しますので、自転車なら舗装道で行った方がいいと思います。
この地図はクリックで拡大します。
柴又(寅さん公園)から、直接結花に行く場合は、新葛飾橋を回って行くのが最短距離です(^-^)
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梁が本当に素晴らしいですね
写真でもわかりますので実物を見たら
もっと木の美しさがわかるのでしょうね!
あんまりカフェに行かないのですけど(汗)
ネットのお友達がカフェ好きなので
教えてあげたいと思います。
ん?駐車場が3台ですか〜
では。
是非、一度、矢切の渡し&野菊の墓とセットでおでかけください^^
狭いバス通りから、さらに細い路地の住宅街にありますので、ここは自転車か徒歩がおすすめです(^^)