レンチンプラスとAHCCについて

■代替医療と健康食品

レンチンプラスについてのご質問(ご相談)で...
レンチンプラスとAHCCの違いはなんですか?
レンチンプラスとAHCCならどちらが良いですか?
レンチンプラスとAHCCはどちらが効果が高いですか?

前記事で、BRMについてご説明しましたが
薬剤BRMでさえ個人差が大きいのですから
食品BRMも利用をして様子を見てみないことにはわかりません。
というのが正直なところです。

また、それぞれの名前が変わっているので、なんだかよくわからない。
というのがご利用者の正直な感想だと思いますので、前記事BRMの復習をしながら、薬剤やサプリメントの名称について説明していきます。

レンチナン,シゾフィラン,クレスチン

レンチナンの製造元は、味の素です。名称由来はシイタケ属の学名[Lentinula]
※以前は大鵬薬品が販売委託をしていましたが、昨年7月より製造元である味の素製薬が直接販売するようになりました。他に沢井製薬がレナカットという名で販売されています。

クレスチンは、クレハ(旧呉羽化学)と第一三共の共同販売です。
※名称由来は...説明不要ですね^^;

ちょっとややこしいのが、シゾフィランです。製造元は「科研製薬」
※有効成分名:シゾフィラン 商品名(製剤名):ソニフィラン筋注20mg
放射線療法との併用で使用されます(子宮頚癌の放射線療法の直接効果の増強)

レンチナン、シゾフィラン、クレスチン は、抗がん治療補助剤(医薬品)です。

以下の 椎菌LEM、AHCC、レンチンプラス は、いわゆる免疫サプリと呼ばれる食品です。

LEM,AHCC,レンチンプラス

レンチンプラスとAHCCの違いを説明する時、椎菌LEMの説明からはじめると全体が見えてきます。
LEMの個体培地とはバガス(サトウキビの搾りかすと米ぬか)です。AHCCは現在製法を企業秘密としていますが、開発者が同じですので、この3商品とも製法に違いはありますが、アラビノースとキシロースを主な構成糖とするヘテログリカン(複合多糖)を有用成分としています。

椎菌LEMのメーカー野田食菌は千葉県野田市にありますが、ここに在籍していた研究部長がLEM⇒AHCC⇒レンチンプラスの順に食品としてのBRM(生体応答調節物質)を開発し、大和薬品退職後はシイタケ菌ではなく酵母菌による食品BRM開発をされています。

代替医療派の医師たちからは、薬剤としてのBRMに比べて副作用の心配がほとんどないので、がん治療の補助として患者さんに薦めています。しかし、代替医療を否定する医師たちは、元々BRM自体を評価していませんから、食品に生体応答調節作用がある筈はないと、頭から否定する医師が多いのが現実です。

免疫賦活剤レンチナン
昨年、レンチナンの販売が、販売委託先の大鵬薬品から製造元の味の素製薬に変わりましたが、レンチンとAHCCも同じような経緯があります。

レンチンプラス初代商品
私が大和薬品のレンチン商品に関わった時は、製造元アミノアップからAHCCの販売委託を受けて、AHCCレンチンゴールドという商品名でした。やがて前述の研究部長が大和薬品でBioBranの開発に成功し、レンチンプラスという名前に変更になったのです。

私の個人的見解では、 椎菌LEM、AHCC、レンチンプラスのどれでも、一定の効果はあると思っています。実際に改善例をいくつも見ていますし、抗がん剤治療も他の健康食品も使用せず、単独使用のみで改善例もあります。

但し、効果に個人差があるので「どれが一番良いのか?」のご質問には答えようがなく、もし経済的に余裕があるのなら、カクテル療法ではありませんが3商品を同時に利用されるのが良い思いますが。もし症状が改善されたら、1つ目を除外し、次に2つ目を除外し、自分に合っているサプリを見つけるという消去法が効率的ではないかと思っています。

相談員の職務としては、ご相談者の経済的負担を減らことも重要な役割ですので、3商品の選択で悩んだ場合は以下のようにご説明しています。
まず、3商品の粉末サンプルを入手してください。
目視で比較しやすいように、粉末商品がベストです。
コップ半分ほどの水に3商品の粉末をそっと入れてください。
その時に、さっと水に溶けるような商品が効果が出やすいです。
弊社(カインドケア)は、大和薬品製品の専門卸しですので、大和薬品製品ならば詳細にご説明できますが、そのために他社製品を誹謗中傷するような事はいたしません。強いて言うならば、大和薬品のBioBranは世界50ヶ国に普及した点は、他の2商品に比較して特筆すべき点でしょう。

レンチンプラス(BioBran)をグラフでご説明いたします。に掲載しなかったグラフに以下のグラフがあります。

レンチンプラスとAHCCの比較

※大和薬品は元々AHCCを販売していましたから、他社比ではなく当社比としてのグラフです。
一見すると、レンチンプラス(BioBran)の方が、AHCCよりも優れているように見えますが、見るポイントはそこではありません。濃度別=摂取量による効果の違いを見て頂きたいのです。健康食品の販売業者の中には「とにかく沢山飲んだ方が効く」と大量買を勧める業者がいるようですが、それに注意してください。このグラフの意味するところは、4倍の摂取量でも効果は4倍にはならないという視点です。

リンク先の【レンチンプラス(BioBran)をグラフでご説明いたします。】には、1〜3gまで摂取量の違いがあっても、長期的には効果に違いがない事や、効果の持続日数なども正直に示しています。実はこの健康人ボランティア治験には私自身も参加しています。あの頃はスマートだったのになぁ^^;...あ、余計な事でした(笑)

ご利用者の方々には、いったん効果を実感したならば、できるだけ最低限の量で、できるだけ1箱分を長く持たせるようにと、アドバイスしています。そして、2ヶ月〜半年ほど継続利用なさってみて、改善がみられたらそのまま、摂取量の減らしながら継続されるようお薦めし、もし、効果が現れないようだったら、他社製品に切り替えるようにアドバイスしています。

次回はアラビノキシランへの誤解...について書く予定です。

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2013年06月16日

posted by たすけ at 17:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | ■代替医療と健康食品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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