府中誉酒造の渡舟 / 大人の遠足[高浜〜石岡編] (3)

■泡沫(うたかた)日記

ちばらきチャンネル

府中誉酒造 茨城県石岡市国府5丁目9番32号 ⇒[公式HP]
蔵元見学は今回も大人の遠足の目玉でしたが、下の写真は試飲させて頂いた「渡舟」と

酒米(渡船)と渡舟.jpg

上のデッカイ米粒は、渡舟の酒米(酒造好適米)の渡船
下のよく見慣れた米粒は、食用うるち米 ⇒参照[府中誉 蔵元便りブログ]

酒米と食用米(うるち米)の見た目の違いは2点
@米粒の大きさ・・酒米は食米より一回り大粒で、丸々と太っている
A心白・・・・・・・・中心部に“良いデンプン質”が詰まっている

もひとつ挙げるとしたら・・・酒米は食用米に比べて背丈が高いので風に弱く育て難い
なるほどねぇ、だからこの中心部(心白)を削り出そうとしたら育て難くても、なるべく一粒が大きくて割れない米がいいのかぁ...とあらためて認識した次第です。

府中誉酒蔵見学.jpg

この日は、蔵元のご主人はお留守だったのですが、優しそうな蔵人さん(工場長さん?)に工場内をご案内頂き、製造行程などを丁寧に教えて頂きました♪

府中誉酒造は、酒米「渡船」の収穫体験・食事会なども開催していて、今年はやるのかなぁ?
稲刈りで汗流して、農家BBQして、純米大吟醸飲めて、しかも小学生以下無料♪
これを大人の遠足にしたら、女房・子供に怒られちゃうから、家族の遠足ですね(^^;)

※.そうそう、近江(滋賀県)でも「渡船」のブランド酒米を復活させたようですが、常陸(茨城県)の方がそれより15年前に、この幻の酒米(渡船)復活を果たしたようですね(^^)

渡舟シリーズ(府中誉酒造).jpg

府中誉酒造の「渡舟(わたりぶね)」は
【純米大吟醸】
渡舟 純米大吟醸
1.8L 10,196円 / 720ml 5,103円

【大吟醸】
渡舟 大吟醸
1.8L 7,875円 / 720ml 3,875円

【純米吟醸酒】
渡舟 ふなしぼり原酒(新聞紙包装)
1.8L 4,725円 / 720ml 2,363円

渡舟 ふなしぼり
1.8L 3,990円 / 720ml 2,100円

渡舟 濾過前五十五
1.8L 3,045円 / 720ml 1,575円

【吟醸酒】
渡舟 しぼりたて生吟(季節限定)
1.8L 2,940円 / 720ml 1,470円
今回の参加者の中には、純米大吟醸や大吟醸や原酒を購入された方がいましたが、私は試飲させて頂いた「ふなしぼり」&「濾過前五十五」のうち五十五を購入しました。
...って。ホントは私、酒を嗜む習慣がないものですから、全くの酒音痴でしてf(^、^;
五十五の方が「美味しい」と言っていた方が多かったのでそれに準じた次第ですf(^、^;

3年前に【精米歩合】9%...つまり91%まで削ってしまう純米大吟醸「残響」Super9を頂く機会があったのですが、確かにここまで削ると普通のお酒と違うカンジはしましたが、まぁ猫に小判状態でしてf(^、^;

先日たまたまTVで、2007年の利き酒チャンピオンになった女性のドキュメンタリーを見ました。
当時のラジオでの話題がコレ⇒[利き酒日本一]
美容師に憧れ上京したけど挫折し、Uターンしてアルバイトしていた居酒屋から出場していきなり日本一になちゃった。その後、めでたく結婚されて居酒屋の女将さんに...って話。

かっこいいなー。私も酒の違いがわかる大人になりたい!...と。こんなところから、こんなところまで、じつはこっそり予習して行きましたが...やっぱり酒の味の違いはよくわかりませんでした(^^;)

府中誉酒造.jpg

府中誉酒造と旧道.jpg

この府中酒造前の旧道は、高浜に続いているのですが...

こがねみそ(小倉味噌店)の女将さんの心に響いた一言。
『お味噌汁にはおだしを入れないで、味噌そのものの味を味わって欲しい』
『塩を多めに入れれば日持ちはするけど、味噌(大豆)の風味は伝わらない』

【味噌もお酒も麹が生命(いのち)&とてもデリケートな生き物なのです】
そんなお話しを聞かせて頂きながら、蔵元で直接味わうお味噌やお酒は
ちょっとだけ大人になれた気分になれましたf(^、^;

日本ブログ村

☆読んで頂いて感謝なっしー♪

クリック頂けたら感激なっしー! ⇒⇒

ブログ執筆の励みになりますf(^、^;



2013年04月09日

posted by たすけ at 23:59 | Comment(4) | TrackBack(0) | ■泡沫(うたかた)日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私の55%も、昨日飲み切りました。私も普段飲まないので、評価眼はないのですが、美味かったのは確かです。欲が出て、50%も味わいたいなと思いました。最上味噌は、そのまま舐めて55%を頂きました。作り手の顔を思い浮かべると、余計に旨く感じます。脳が味覚を良い方へ、バイアスがけしているようにもおもいますが、それもまた良し。
Posted by kincyan at 2013年04月10日 06:54
>kincyanさん
脳が味覚を良い方へバイアスがけ...それは充分ありますよねぇ。
つきあいはじめの彼女の手料理が、どんなものでも美味しいと思う的な?(笑)

PS.写真ありがとうございました(^^)/
Posted by たすけ at 2013年04月10日 20:51
*こんにちは*

「渡船」というのをなんとなく聞いた事があるなぁと思っていたら
読んでいるブログの方が紹介されていました。
研究所に保管されていたわずか14cの種籾を育成・選別・復活
させたようですが最初、酒造りに適した形質のものを選別していく
過程にはとても苦労があったと聞きました。

現在この地区に植えられている系統に落ち着いたのはほんの
5,6年前ですがこのように美味しいお酒にはとても色々な人の手が
かかっているのだなぁと改めて思いました。

>つきあいはじめの彼女の手料理が、どんなものでも美味しいと思う的な?(笑)

あらっ!そういうものなのでしょうか?
男性のみなさんは...。
それともたすけさんの思い出でしょうか(^^。
では。
Posted by かえるるるるん。 at 2013年04月13日 11:22
>かえるるるるん。さん
日本のバイオテクノロジーはすごいですよねぇ(^^)
2千年以前より培ってきた、日本の米作りの土台があってこそなんでしょうね。

どんなものでも美味しいは...
有史以前から男性共通の思い出ではないでしょうか?(笑)
Posted by たすけ at 2013年04月13日 11:33
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック