けふはそのことをなさんと / 大人の遠足[高浜〜石岡編] (1)

■泡沫(うたかた)日記

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前記事「味噌を肴に酒を飲む」...てな訳で早速この写真^^;

味噌を肴に酒を飲む.jpg

タイトルの「けふはそのことをなさんと」とは、徒然草第189段の一節で、解説は後半に記述するとして...お酒の「渡舟」は石岡の府中誉酒造の純米酒♪こんにゃくは大人の遠足で石岡をご案内して頂いた、Romanさんからの頂き物♪こんにゃくに添えてある味噌は、こがねみそ(小倉味噌店)蔵出し非売品♪ちょこっと皿についている味噌みたいなものは・・・

かんずりとは.jpg

かんずり...ですって!
小倉味噌店さんに置いてあったので初めて購入しましたが、これは使えます!

渡舟とこがね味噌.jpg

府中誉酒造の渡舟(純米酒)とこがねみそ(小倉味噌店)の手土産(非売品)

手作りこんにゃくとかんずり.jpg

奥久慈手づくりこんにゃく(Romanさんからの頂き物)とかんずり

「けふはそのことをなさんと」(原文)
けふはそのことをなさんと思へど、あらぬ急ぎまづいで来てまぎれ暮し、待つ人はさはりありて、頼めぬ人は来たり、頼みたる方の事はたがひて、思ひよらぬ道ばかりはかなひぬ。
わづらはしかりつる事はことなくて、安かるべきことはいと心苦し。
日々に過ぎ行くさま、かねて思ひつるには似ず。一年のうちもかくのごとし。一生の間もまたしかなり。
かねてのあらまし、みなたがひ行くかと思ふに、おのづからたがはぬこともあれば、いよいよ、物は定め難し。
不定と心得ぬるのみ、まことにて違はず。

「けふはそのことをなさんと」(現代語訳)
今日はこれこれの事をやろうと予定していたら、他に急用が出来てしまいそれに紛れて時間が過ぎたり。待っていた人は用事で来れなくなり、予期せぬ人が来たりもする。期待していた方面は駄目になり、思いがけない方面の事だけが思い通りになってしまったりもする。
心配していたことは何でもなくて、簡単にいく筈だった事には苦労する。
まぁ、日々過ぎ行くことはこんな具合なので、一年とはこんなものだ。だから一生という時間もこんな具合に過ぎていくだろう。
予定なんてものは全て計画と食い違ってしまうかと思えば、たまに予定通りに行く事もあるので、物事は定めにくい。
結局、予定は未定(どうなるかわからない)それだけは違わない、それが人生なのだ。
まさに、この通りの展開となった今回のポタ企画でした(笑)

それにしても...行政に頼まれた訳でないのに、なんの得にもならないのに、手土産まで用意してくださったRomanさん。
観光協会のお仕事を終えているのに、いっぱい資料をご用意しておつき合いくださったYさん。
自社商品のPRより霞ヶ浦CRの素晴らしさや、風土記の丘の枝垂桜を是非見なさいと力説していた、こがねみその女将さん。
調理の合間に都合をつけて、マクロバスで我々を国府跡まで運んでくれた、いづみ荘の板長さん。
重いから商品買わなくても、試飲だけ楽しんで頂ければ結構ですよと、おっしゃっていた府中誉酒造の品の良い女店員さん。
何も買わないのに、トロッコで遊ばせてくれた上に、黒糖のおやつまで出してくれた福島屋砂糖店の女将さん。

大人の遠足[高浜〜石岡編]で私の心に残ったのは...
レトロな風景ではなく、温かい石岡の人々の人情でした。

もしかしたら、これこそ吉田兼好が言わんした
「けふはそのことをなさんと」の真骨頂だったのかも(^^)

お世話になった石岡の皆さん、遠足にご参加頂いた皆さん
ありがとうございました!

...で。具体的なレポは次記事からちゃんと書きますf(^、^;

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2013年04月07日

posted by たすけ at 23:59 | Comment(7) | TrackBack(0) | ■泡沫(うたかた)日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
徒然草のいうとおり、失礼ながら瓢箪から駒の一日でした。これに120kmのライドが加わると記憶バンクがパンクしたことでしょう。酒も味噌もコンニャクも昨日食べましたが、美味かったです。
石岡の地方は、思ったより廃れていなくて元気。近くに産業団地でもあるのかしらと、思いました。商店街は目玉をつくれば人がくるのかな。俗世間に受ける目玉が必要ですね。常陸の国府とか、旧東海道という話は、我々には興味深いけれど、おばさんや若い人には難しく、新撰組のような目玉がほしいですね。^ ^。

楽しい一日でした。
Posted by kincyan at 2013年04月08日 08:37
たすけさん、皆さん

土曜日は雨や強風予想の中1万歩以上の強行軍を最後までありがとうございました。
なかなか興味をみんなに持ってもらうのは難しいことですが、この石岡(+志筑)や行方は新選組もとても興味深いところですよ。

近藤勇の墓は調布にもありますね。
東京にいた時に何度か行ったことがあります。

いろいろ繋がってくると楽しさが倍増です。

また是非おいでください。
いつでも歓待します。
Posted by Roman at 2013年04月08日 18:59
たすけさん、ロマンさん、ありがとございました。
自分のブログにも書きましたが、史蹟等興味深々のものばかりですが、それよりも、人情に感激いたしました。
こがね味噌のおかみさん、酒蔵のちびまる子のおばあさんのようなお姉さま。 何度も奥までお酒を取りに行って頂いたりと、出会い毎が人情話でございました。 それも、やはり奇怪な格好でお邪魔するより徒歩でああしてお邪魔するからの触れ合いでもあるような気もいたします。
自転車も中々の楽しみですが、このようなまるでぢぢいの旅行のようでいて、かなり理知的な小旅行。 適度にアルコールも入り健康的でなんとも得難い体験をさせて頂きました。 と、支離滅裂なコメントを残させて頂きます。

Posted by at 2013年04月08日 22:38
>kincyanさん
こちらこそありがとうございました♪
しかし、石岡の方々は商売っ気がないというか、泰然としているというか。
人情はすごく嬉しかったのですが、コンサル的に見れば歯がゆいですね^^;
たぶん、RomanさんやYさんがご苦労されているのもそのあたりかと。

しかし、発想を変えてみれば....は、Romanさんへのレスに続きます。


>Romanさん
本当にお世話になりましたm(_ _)m

まち蔵藍に行った時に、スタッフ女性の正座挨拶された姿がとても印象的です。
府中誉さんでも、福島屋さんでも然りで、接客に品格を感じました。

もしかしたら、石岡の観光資源は、街と人の品格かもしれませんね(^^)
Posted by たすけ at 2013年04月08日 22:46
>Bさん
あっ!わずかな時間差でした^^; 私も同意です♪

それと、支離滅裂な記事がまだあとちょっと続きます^^;
Posted by たすけ at 2013年04月08日 22:53
たすけさん、こんばんは!

土曜日はたすけツアーありがとうございました!

写真取り過ぎて、大変な思いをしてしまいました(笑)

ほんと盛りだくさんで楽しかったです。

石岡の皆さんに会うたびに、たすけさんの最初の言葉の意味を再確認してましたよ。
しみじみ美人だなぁ〜ってね。

また、ちばらきをお願いしま〜す

Posted by ワンチャン at 2013年04月09日 00:22
>ワンチャン
いつものように(1)(2)〜と書かれるのかなぁ・・・と思っていましたが
今回は大変な思いをさせてしまったようで、申し訳ありません(笑)

男女違わず、美人(品格)でしたねぇ^^ またちばらきご一緒してくださ〜い♪
Posted by たすけ at 2013年04月09日 09:13
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