原子力規制委員会(規制庁)と脱原発市民の声

日記(言いたい放題)

ソロモン諸島沖でM8.0の地震 ニューカレドニアで避難命令が出された日に筆。
どうせ官僚(霞ヶ関)が意のままに成立させた原子力規制委員会(規制庁)だから、信頼はしていませんでしたが、ここまで官僚(役人)がクズだとは思いませんでした!久々に怒り爆発です!

原子力寄生委員会(寄生庁)

左:日本原電に活断層の評価報告案(草稿)を手渡した名雪哲夫審議官。
中:その事実関係をはぐらかす弁明を続けた、名雪上司の森本英香次長。
右:とどのつまり、原子力に寄生し続けている、寄生委員長の田中俊一。

電力行政に関して「官僚は人間のクズだ」はこの⇒[過去記事]でも書いた事がありますが...
原子力委員会(規制庁)の委員長や役人が、こんなクズばかりだとは流石に思わなかった。
しかも、...更迭って。結局、文科省に戻しただけで、処分になってないじゃん(呆)
それでも名雪哲夫は「なんで俺だけ・・・」って不満タラタラの顔してやがる。アホ!
活断層が見つかり、廃炉を迫られている日本原電の敦賀原発。
日本原電は「受け入れがたい」「科学的見地から疑問がある」と、原子力規制委に公開質問状を提出。寄生委員長の田中俊一は、地質専門家等が活断層であると下したのに「今少し検討を重ねる」と回答。

この日本原電という会社。
有価証券報告書によれば、取締役の年間報酬は総額4億7900万円。
原発停止で発電量はゼロなのに、役員たちの平均年収は約3000万円。
取締役は計20人で、そのうち6人は非常勤。 日本原電広報室によると・・・
「個別役員の報酬額については言えないが、非常勤役員にも報酬は出している。
ただ、1000万円を超えるような金額ではない」

要するに、常勤役員14人の平均3000万円は下らない計算。
社長とヒラ取が同額なわけがないから、濱田康男社長の報酬は約5000万円。

この会社のデタラメはそれだけじゃない。
役員名簿を見ると、見覚えのある名前が出てくる。
東電を辞任した勝俣恒久前会長だ。

日本原電の筆頭株主は東電で、昨年の株主総会で勝俣が取締役に再任されたときは『恥を知れ!』の罵声も飛びかった。日本原電は電力9社が出資・設立した企業で、電力会社に電気を売る卸電気事業者。 当然、原資は国民が払った電気料金だが、そこに原発事故の“A級戦犯”が、ヌケヌケと天下りしているのだから許せない。

日本原電が“発電量ゼロ”でも利益が出るカラクリは。
電力会社が『電気代(基本料金)』として1400億円超を払っているから。
原発再稼働の見込みもないのに、東電は電気料金値上げ分にまで支払額を上乗せしている。
今記事はリンクを多用しますm(_ _)m 原子力規制庁の臨時記者会見⇒【2/1の動画】

【情報漏えい】 原子力規制庁に真相究明の意欲なし
【原子力規制庁 情報漏えい事件】 田中委員長「アウトローが出ない保証はない」

いかなる理由があろうと、審議官が規制する企業に便宜をはかったらアウトでしょ?
名雪は日本原電と8回も会っているのに、うち7回は儀礼的なので記録がありません??
今後は面談ルールを決めます。儀礼的でも5分以上会う場合は、記録をして残します??
今回の名雪審議官の行動の、本質的問題に言及することなく、まるっきりの茶番劇です。
小学校の学級会の方が、もっと建設的な話し合いになります。嗚呼、情けないにも程がある。

この件に関する森本英香や田中俊一の、のらりくらり弁明は⇒[2/5の動画][2/6の動画]



この動画の中で、唯一良識ある真っ当な発言をしているのは島崎邦彦委員長代理だけです。

それにひきかえ、田中俊一委員長はどう発言したか
国民の信頼を全く失った、原子力安全委員会や保安院に変わって
新たに発足した原子力規制委員会と原子力規制庁だった"筈"です。
審議官が事業者に便宜供与するなど、あっては"ならぬこと"です。

しかし「外で会わせないことは、自分の子供にもできない…(中略)…
アウトローが出ないという約束を私はできない。」と開き直りの発言。

いったい何のために、警備のエキスパート(元警視総監)を規制庁長官
に任命したのでしょうか?「公安(警察)に審議官を24時間監視させて
二度とこんな失態はさせません!」って言えないのかねぇ...ったくう。

会津出身の人間なら「ならぬことはならぬものです」
この会津精神が染み付いていると思っていたのですが
田中俊一は「什の掟」を馬の耳に念仏で育ったのでしょうか?

さらに、池田克彦原子力規制庁長官...元警視総監です。
警察官僚の天下り先に用意された椅子が原子力規制庁長官ですと。
私は共産党シンパではありませんが、敢えて以下の赤旗のコラムを引用します。
もともと警察と電力業界は、深い関係です。東京電力には32人、関西電力にも16人の警察関係者が天下っていることが明らかになっています。規制庁のトップが警察官僚出身で、電力業界に厳正な指導ができるかどうかも疑問が残ります。

こうした規制庁の姿勢について『日本を滅ぼす電力腐敗』の著者でフリージャーナリストの三宅勝久さんは、こう批判します。「公安警察に監視させるなんて、民主主義国家ではあってはならない。原子力規制庁というより『報道規制庁』『脱原発運動規制庁』と呼ぶのがふさわしい。規制委員会と規制庁がやるべきことは、原子力行政から癒着をなくしガラス張りにしてほしいという、国民の要請にこたえることのはずだ。
寄生長官

「おい!池田」「正義の味方になりたい!と警察庁に入庁したんじゃなかったのか!?」
「いみじくも規制庁の長官でありながら、部下の行動を規制・把握もしていなかっただと!?」
「いやしくも元警視総監でありながら、組織を監視・統率することすらできないのか!?」
「前職でもよっぽど無能であったか、それとも寄生長官のクズに成り下がったのか!?」
「ごめん、知らなかったんだよ。」
「バカヤロー!それで済んだらケーサツいらねーんだよ!」
「え?でも、規制庁長官様(元警視総監様)だって、ヘーキな顔して
『知らなかった。今度はルールを変える。』で済ませているよ?」
「バカヤロー!あんな無責任クズ野郎を引き合いに出すんじゃねー!」
...で。こういう経歴の人間が原子力規制庁の長官になると・・・
原子力を規制したい側(反原発団体や市民)を厳しく取り締まるようになり、
原子力を推進したい側(政府や電力会社)にとても優しくなるんですねぇ。

このずっとうそだった「原子力規制委員会傍聴席を公安警察が監視・警備」
の動画の中で、コソコソ顔を隠そうとした麻布署の刑事に言いたいことある!

「おいコラ!おまえは元警視総監様をお守りするために居るのか?」
「そうだな!無能なトップほど保身・安全が第一だしな!」

「おいコラ!公安! おまえらは、なんで市民を監視する前に
名雪哲夫の素行を原子力規制庁の長官様に報告しないんだ!」

「それともなにか?現職時代のダメ総監ぶりに辟易していて
寄生長官に恥かかせるために、審議官の癒着行動を報告しなかったのか?」


まぁ、どうせこんな審議官の行動は、原子力村の氷山の一角なんでしょうね。
なんだか、『踊る走査線』より滑稽な、警察官僚腐敗のドラマのようです。
青島刑事のように、真面目に働いている現場のおまわりさんが可哀想です。

全然マスコミでは報道されませんが・・・
大阪では昨年9月(原子力規制庁が発足)から原発再稼働や瓦礫焼却の反対運動に参加した市民が続々逮捕される事態が起きていて、その数11名。うち6名は今なお勾留中です。
※.2012年12月9日に逮捕・勾留されていた下地真樹・阪南大学准教授ほか1名が、勾留期限となった28日、処分保留で釈放された。同時に逮捕された残り1名は起訴されている。

【大阪報告】 モジモジ先生は警察の狙い通り逮捕された 〜前篇〜
【大阪報告】〜後篇〜 モジモジ先生は警察の狙い通り逮捕された

もしかしたら、私自身もこんな記事書いたら、逮捕されちゃうかもですね。
もし、万が一、拙ブログの更新が止まったら、そうだと思ってください。
でも、そんなことにビクビクしていたら「言いたい放題」書けなくなりますから!

原子力規制委員会=存在意義のない寄生委員会の理由とは?
原子力規制委員会 記者会見(平成24年10月3日)の⇒[動画]
0:43:30〜0:44:54 PDF_11頁(最下段)
○記者 再稼働の可否の判断というものを、どこかの機関がやるべきだと思われますか。
●田中委員長 やらないと動かせないのだと思います。その判断の大きな必要条件という
か、判断をしていただくための基準として、私どもが示す安全性の問題があるのだと思
っています。ただ、それで実際にあちこちの原子力発電所が動くかというと、私は実際
はそれでは動かなくて、地元の了解、県とか地域とか、いろいろな条件があって動くの
だと思いますので、そちらまでは私たちの範囲ではないということを申し上げておりま
す。

○記者 その再稼働の判断は誰がすべきだと思われていますか。
●田中委員長 先ほども申し上げましたけれども、基本的には事業者が動かしたいという
ことであれば事業者がやるべきだし、国としてエネルギーの安定需給とかそういうこと
の中で判断されたように、政府、しかるべき行政庁がそれを担うのだろうと思っていま
すが、私どもにそれをやれと言われても困りますということですね。


0:55:15〜0:55:52 PDF_15頁(上段)
○記者 最後ですが、仮に勧告はしないというのは、その権限がないという御認識に立っ
ての御発言なのでしょうか。規制委員会にその権限はないという御認識なのでしょうか。
●田中委員長 そうですね。これは稼働するしないというのと同じで、あるものをやめな
さいと、他人の財産に対して理由がないのにやめなさいとか、これを廃止しなさいとい
う権限はないです。
これらを要約した記事が⇒[ゲンダイネット10月5日記事]

今回、田中龍作氏の記事のリンクが多いですが
田中龍作氏が一昨年4月に保安院と細野豪志に噛み付いた動画を挙げておきます。



市民と規制委がメディア対決!?市民の声に規制委はどう応える?



こんなテーマの記事や動画は、読みたくも見たくもなかった人も多いかも知れませんが
最期のこの動画(約13分半)は、できるだけ大勢の方に見て頂きたいと思います。
もし、そんな時間もない...という方は、せめて03:15〜04:58 と 10:25〜11:55
の部分だけでも見て頂ければと思いますm(_ _)m

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2013年02月07日

posted by たすけ at 06:58 | Comment(2) | TrackBack(0) | 日記(言いたい放題) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
官僚がクズなのは昔からです
根本的に日本には地震の無い場所はありません
つまり原発が安全ということはもともとありえませんね
それから原発は安いというきち○○がいますが放射性廃棄物の処理方法はない=永遠に保管に金がかかる=費用は無限大
=永遠に利権が発生
故に原発推進=官僚万歳
Posted by あるふぁ at 2013年02月08日 07:01
>あるふぁさん
田中や池田の発言を見ていれば、原発を規制するつもりはさらさらありませんよ。
...ってことですね。自分たちの役割をまるで他人事のように話す委員長と長官。
よくもまぁ、こんな存在意義のない役割を引き受けたものです。
ある意味「人間、プライドを捨てたらなんでもやれる」...の見本かもしれませんね。
Posted by たすけ at 2013年02月08日 07:53
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