ノーベル賞と日本で最初のホームーページ

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ノーベル賞には世界で初めてがつきものですが・・・
iPS細胞の作出に世界で初めて成功した京都大学の山中伸弥教授に、日本時間2012年12月11日にノーベル医学生理学賞の授賞式が行われました。今後の再生医療の光明として、もはや人類は神の領域まで手がけるようになった感慨があります。ノーベル医学生理学賞は医学の進歩(=人類の役に立つ事)を実感しますが、ノーベル物理学賞は何の役に立つのかピンときませんでした(^^;)

茅刈り

さて、12月9日に筑波山がこのように見えるところに行ってきました。
何しに行ったかと言えば、茅葺き屋根の材料となる山茅(ススキ)刈りの「結い」(=一人で行うには膨大な手間と期間が必要な作業を、助け合い協力し合う相互扶助)のボランティアに出かけたのですが、その報告は次記事にするとして・・・

kek_02.jpg

脇にこんな建物がありまして、トイレを拝借しました。

keK_03.jpg

建物に入ると、こんな模型と写真があり。

kek_04.jpg

あ!2008年に日本人博士3名がノーベル物理学賞を受賞した。
(南部陽一郎シカゴ大学名誉教授・益川敏英京都大学名誉教授
小林誠高エネルギー加速器研究機構・素粒子原子核研究所・前所長)
「素粒子のナンタラカンタラ」の証明実験をした施設はここだったんだ!

archives.kek.jp

こちらの写真は、1972年のKEK史料室(高エネルギー物理学研究所要覧)より

TRISTAN_photo

こちらの写真は、KEKトリスタン写真集より

accl.kek.jp

こちらの写真は、加速器研究施設トピックス
KEK電子陽電子入射器による3リング同時トップアップ入射の実現〜より

...って。写真ばかり載せてどうする?
だって、ちょっと興味が湧いてなんでも知りたがりの私は、ホームページをちょっと読んでみたのですが、難しすぎてさっぱりわかりません(>_<)...というか関連施設やコンテンツが多すぎて、とてもじゃないですが私が素粒子のナンタラカンタラを理解するのは無理だと諦めかけたのですが...素粒子について初歩的な事くらいはなんとか知りたいなぁと、いろいろコンテツやリンク先を廻って辿り着いたのがココ!

加速器が解き明かす自然のなぞ⇒【キッズサイエンティスト】
「おぉ!やさしい物理教室?子供向けか!」
ここなら、高校物理で赤点に塗れた私でもわかるかな?(^^)
...と読み始めましたが・・・ダメホ(;_;)
...子供向けでも難しい(T_T) 難解な用語が多すぎるorz
けど諦めの悪い私は「せめて漫画だけも読んでみっか」?と

kids.kek.jp_comic

連載科学マンガ・カソクキッズを読み始めてまして。※.漫画の最初は⇒ここから。

駄洒落&ジョーク満載で、笑いながら一気に読み進めて行くうちに、な〜〜〜んとなく、宇宙の始まりや素粒子やKEK(高エネルギー加速器研究機構)の研究目的などが理解できるようになりました♪
カソクキッズを読んで、一番印象的だったのが第5章・第26話:明日の加速器〜めがのレポート〜『素粒子物理学などの「基礎科学研究」に取り組む研究者がずっと苦手にしてきたのが自分たちの研究が何の役に立つのか、ということ』のくだり。

漫画とは言え全部読むのは時間がかかるでしょうが、カソクキッズ第5章・第26話は、ちょっとだけでも「高エネルギー加速器や素粒子って何?」に興味が湧いた方にはご一読をおすすめします(^^)

ついでに、スーパーカミオカンデの紹介ビデオ⇒こちら
飛騨市のスーパーカミオカンデの紹介紙芝居⇒こちら
を観たりすると、ニュートリノの研究意義や日本の物理学界ってすごいじゃん!と感銘します(^^)


そして、今回KEK(高エネルギー加速器研究機構)を訪れて、個人的に感銘した点がもう一つ。
日本で最初にホームーページを発信したのが同研究機構の森田洋平博士である事を知りました。
博士は【ネットワークとの出会い】の項にて
高エネルギー物理学の分野では、世界の各地から数百人、ときには千人を越える研究者が集まって、 協同で1つの巨大な検出器を建設し、実験を行うのが一般的です。このため、この分野では早くから計算機やネットワークが積極的に実験に取り入れられ、これらの技術と密接に結びついて発展してきました。現在では、この巨大な実験グループのデータ解析や、研究者の間での研究連絡などのために、インターネットはなくてはならない存在となっています。
『おぉ!これこそ現代の「結い」だ!』
と、茅刈りとインターネットの相関に感銘した次第です(^^)
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2012年12月11日

posted by たすけ at 02:35 | Comment(4) | TrackBack(0) | お気に入りサイト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
筑波は まさにハイレベルな頭脳の集まりですね!
科学マンガ  子供と一緒に夢中になってみちゃいました。。勉強嫌いの私でも理解できました(笑)
Posted by あちち at 2012年12月11日 18:21
>あちちさん
カソクキッズは秀逸な漫画ですよね(^^)
第30話の作者エピソード編を読むと何故わかりやすく描かれたか納得です♪

それに、送料だけで書籍代が無料なんて
男の子へのXmasプレゼントに最適では?(^^)
Posted by たすけ at 2012年12月13日 03:45
芝刈りに行ったついでに、いいものを見てこられましたね。私も興味があります。素粒子の研究って、今はあまり役立てる分野がなく、探求という一言で片付けられる世界ですが、100年も研究を続けると、なにか出てくるかもしれません。宗教と哲学と科学、宇宙や物質の成り立ちについていろいろなことがわかってくると、宗教や哲学に影響を与えないものなんでしょうか。科学漫画、私も読んでみます。
Posted by kincyan at 2012年12月17日 15:20
>kincyanさん
師走にこんなテーマはよせばいいのにと、自戒しながら書いてます(苦笑)
まぁ、私の悪い癖で、興味が湧いたらのめりこんでしまうもので^^;
でも今回の結論は「なんだそんな事かよ!」で終わる予定です(苦笑)
Posted by たすけ at 2012年12月18日 00:29
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