鷹柱(タカ柱)を見たことはありますか?

日記(動物写真館)

鷹柱(タカ柱)を見たことはありますか?



私は自転車でポタリングをするようになって5年になりますが、過去2回利根運河で鷹柱に遭遇しました。2回とも雨天が続いた後の晴天の日で、利根運河と江川が合流する地点(市立柏高校の対岸)と、利根運河と利根川が合流する地点(クリアビューゴルフクラブ『旧大利根チサン』の手前)でした。

最初に見た時...カラスにしては高く飛んでいるし、翼の形状から鷹科であることはわかったのですが、なんていう鷹なのかはわかりませんでした。後日、検索したら三ケ尾鷹渡り研究会に辿りついて、それがサシバという鷹である事を知りました。

サシバ(タカ科)

これが、サシバですが、上空高く飛んでいるので双眼鏡か望遠レンズで見ない限り、これほど鮮明にはわかりません。でも、数十〜数百羽の鷹が、群れを成してゆったりと上昇気流に乗り、やがて滑空して飛んでいく様子は感動します(^^) 輪友であり模型飛行機を趣味に持つtastuo1さんに...
「上昇気流(サーマル)に乗ると、どこまでも高く上がっていくよ。」
と教えて頂いてからは、雨上がりの晴天の日に、上空にタカ類を探す習慣がつきました。
と言っても、携帯カメラしか持ち合わせない私は、鷹柱を画像で報告できないのですが^^;

■何故、鷹柱(タカ柱)を形成するのか?
●参照記事.01上昇気流を・・利用して旋回上昇し、飛翔高度を高くしてから滑空していきます。上昇気流に乗って高く舞い上がったタカが滑空を始めると、高度は少しずつ下がっていきます。そうしたらまた、上昇気流を見つけて再び高度を上げていきます。このような上昇、滑空を繰り返しながら渡っていきます。

●参照記事.02サシバの渡りの時の飛び方は、上昇気流が起こっている場所を探し、@上昇気流に乗って帆翔(ソアーリング)しながら高く舞い上がり、Aその後、目的地の方向へ向かって滑空(グライディング)を繰り返しながら渡って行きます。従って上昇気流の起き易い場所を選んで飛んでいるわけです。平均飛行速度はおおよそ時速40kmといわれています。鷹柱とはサシバの集団が上昇気に乗って帆翔しながら上昇する様子が、丁度蚊柱に似ていることから呼ばれているもので、これは誠に壮観です。

■鷹の渡りについての秀逸サイト
●[タカの渡り全国ネットワーク=Hawk Migration Network of Japan]
このサイトは必見です!今シーズンのリアルタイム情報では、全国各地のタカの渡りをリアルタイムで発表しているので、サシバのタカ柱を知ってからこの情報を北から順番に見て...
「そろそろ利根運河(野田市)でも見ることできるかなぁ?」
と遭遇のチャンスを楽しみにしています(^^)
でも、実際に大群に遭遇したのは、最初の偶然を含めてまだ2回しかないのですけどね^^;

サシバの渡りルート(秋)

サシバは、春に日本(朝鮮半島・中国大陸にも)に渡って子育てをし、秋に日本列島を縦断し南西諸島⇒台湾⇒フィリピンや東南アジアで越冬をするそうです。なので、秋は南西に行くほど渡りの集団が合流して大きくなり、タカ柱の規模も南西に行くほど壮大になります。

■タカ柱の動画の比較について。



タカの渡りの撮影場所として有名なのは、信州の白樺峠ですが・・・冒頭のタカ柱の動画は金御岳(宮崎と鹿児島の県境)で、最南西の⇒石垣島のタカ柱おすすめ石垣鷹見動画
さらに台湾南端の恒春半島では⇒滿洲灰面鷲鷹過境落鷹記録
灰面鷲鷹=中文の漢字変換ができませんが中国語(台湾)でサシバのようです。
この灰面鷲鷹は物凄いです!ここまで凄いとまるでヒッチコックの映画「鳥」のよう^^;
まぁ、利根運河付近で見ることのできる鷹柱は、数十羽〜百羽程度です。

野田市江川地区自然共生ファーム事務所(地図)

利根運河で遭遇できるサシバのタカ柱は、赤城山・筑波山・霞ヶ浦方面からきた集団に、野田の三ヶ尾や江川周辺の里山で営巣していたサシバのグループが合流した時に、最大規模となるようで。週間天気予報とタカの渡り全国ネットワークを重ねて見ていたら、今度の9月30日(日)の午前中が絶好のチャンスです♪

しかも...なんと!江川・三ケ尾 秋のタカの渡り観察会:2012年9月30日
江川・三ヶ尾 秋のタカの渡り観察会

9月30日(日)雨天中止
集合:9時 野田市江川地区自然共生ファーム事務所前
解散:13時頃
持ち物:筆記用具、双眼鏡、飲み物、昼食、雨具、折りたたみ椅子
参加費:会員外200円(高校生以下無料)
申込み:必要なし

主催:利根運河の生態系を守る会
問合せ:猛禽類調査班 紺野竹夫
連絡先:090-2420-8420
うわっ!これは行くしかない!と期待大です♪

野田市自然共生ファーム(江川地区)

野田市自然共生ファームでは、自然に優しい農法を進めているので、江川地区は昆虫や小動物などが豊富で、食物連鎖の上に立つ猛禽類も暮らしやすいのですね(*^_^*)

■レンズ沼組合の皆さんへ(笑)
自然相手ですので、必ずタカ柱に遭遇できるとは限りませんし、ただひたすら空を眺めているだけですので^^;特にお誘いは致しませんが...もしサシバの鷹柱にご興味があれば、現地(野田市江川地区自然共生ファーム事務所前)でお会いしましょう(^-^)
ちなみに同日、流山市生涯学習センター(流山セントラルパーク駅至近)で開催されている「流山産業博」に屋台村(飲食ブース)があります。

ヒヨ夫とやっさくん(流山市と東金市)

もし、利根運河でタカ柱に遭遇できなくても・・・
流山産業博で「ヒヨ夫」と「やっさくん」には確実に遭遇できますよ(笑)
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2012年09月25日

posted by たすけ at 03:51 | Comment(9) | TrackBack(0) | 日記(動物写真館) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
すごい映像ですね〜。上昇気流に乗って回りながら登っていくタカの姿、見たいです。
Posted by unganikki at 2012年09月25日 17:35
>利根運河交流館さん
さっそく紺野さんからのコメントがありましたね(^^)
9/24の晴れに62羽確認されたし、明日9/26も雨後の晴れなので条件が良さそうですよ(^^)

30日は台風の影響がなければいいのですけどねぇ。
Posted by たすけ at 2012年09月25日 23:33
たすけさん、こんばんは
秋のタカの渡り観察会の情報、私も運河交流館さんのブログでチェックしました。
もちろん、私も参加しようと思っております。
当然デジボーグを持って行きます。
まだサシバに出会ったことがないので楽しみです。
ヒヨ夫とやっさくん・・・これはどうでもいいなぁ(爆)
Posted by 東葛人 at 2012年09月26日 00:00
>東葛人さん
流石、蛇の道は蛇ですね....って。
あれ?この台詞つい最近使ったばっかりだ(笑)

どこのコメントのやり取りだったか失念しましたが
ワンチャンがまだ柏の戦争遺跡を未見とかなんとか
花野井の秋水燃料庫跡の事なんでしょうかね?
もし、ワンチャンが来るようでしたら帰りは花野井あたりを通って帰りますか?


PS.あれ?シュール好きな東葛人さんだったら、やっさくんはツボかと思いましたが?(爆)
Posted by たすけ at 2012年09月26日 00:40
この台風が過ぎて、一過の晴天になったら、タカ柱ができる予感がしますね・・・でも、お腹空いてるからだめかな? 

30日は産業博のハヤブサの講演も捨て難いですね、どっちもタカ類だ(笑)
Posted by Spock at 2012年09月26日 19:47
たすけさん、こんばんは!

うっ!この日はダメだ〜(泣)

タカ柱見たい!!燃料庫も!(笑)
見たいけど、子供の行事で行けませーん!

タカ柱は数十羽でもスゴイ光景ですよね。
おとといは見れたようなので、見れるといいですね〜

楽しんできてください!



Posted by ワンチャン at 2012年09月26日 20:31
>Spockさん
ホントに、サシバにハヤブサに産博にと、観たいものがあれこれ目白押しですよねぇ。
おっと、これも鳥だ!(笑)



>ワンチャン
私も子育て中は、子供最優先でしたから^^

たまたま、野田で長年定期的にタカの渡りを観察しているので有名になっていますが
我孫子でも印西でもサシバはいると思います。その方面の谷津で中型のタカはよく見かけますので^^
お子さんの行事のついでに、大空を見上げたら、ご当地でもタカの渡りは見ることできると思います(^^)
Posted by たすけ at 2012年09月26日 22:25
ちょうどサイクリングにいい陽気になってきたので、運河あたりをポタしようと思ってました。
今のところレンズ沼非組合員ですが、参加します。
では

Posted by まっち at 2012年09月27日 21:46
>まっちさん
いつも、えいじさんの動画で都内の渋いポタを指を咥えて観ています^^
小径欲しいなぁ・・・

30日(日)曇・降水確率40%になっちゃいましたね。
条件的には29日(土)の方がいいかもしれませんね。
Posted by たすけ at 2012年09月27日 23:58
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