日記(言いたい放題)
国防の論点と戦争絶滅受合法案とシビリアンコントロールとテクノコントロールについて。シビリアンコントロール=文民統制だけどテクノコントロール=技術統制??
田中直紀防衛大臣に代わり、森本敏氏が第11代防衛大臣に任命されました。
森本氏は自民党麻生内閣・浜田防衛相の時に、初代防衛大臣補佐官でした。
あれ?今度は民主党野田内閣で防衛大臣なの??
「安全保障に関しては素人だが、これが本当のシビリアンコントロールだ」
民主党一川防衛大臣の迷言?に自民党の石破茂氏は
「閣僚解任に値する。任命した野田佳彦首相の見識も問われる」
...で、今度の森本防衛大臣就任に
「政治家でもないのに、どうやって責任を取れるのか?」
あれ?自民党も森本氏を任命したけど、補佐官は責任を問われないポストって事?
まぁ何より、私が好きじゃない舌先三寸の山本一太の予想した
「新しい防衛大臣は、渡辺周防衛副大臣の昇格で100%決まりだろう。」
が見事に外れた事が何より嬉しい♪
だって私、山本一太よりもデマカセ渡辺周の方が嫌いだし(^m^)
ま、今日はこれくらいにしておきますが(苦笑)
そういえば、浜田防衛相の時に田母神航空幕僚長が更迭され
森本補佐官は民主党内閣誕生でわずか1ヶ月の任期でしたね。
森本 敏(さとし)1941年生まれー1965年航空自衛隊入隊(最終階級:3等空佐)
田母神 俊雄 1948年生まれー1971年航空自衛隊入隊(最終階級:空将)
以前、森本敏vs田母神俊雄の対談を拝聴しました。常に穏やかな話し方をする私は森本氏は好きだなぁ。また、森本 敏、石破 茂、長島 昭久 3氏の対談形式の本『国防の論点−日本人が知らない本当の国家危機』も拝読しましたが、これも良かったです。
森本敏の著書については
防衛大学校同窓会HPの⇒こちら にわかりやすく整理されています。
国防の論点を語る時に、デンマークのフリッツ・ホルム陸軍大将が起草し
日本のジャーナリスト長谷川如是閑が昭和4年(1929年)に紹介発表した【戦争絶滅受合法案】
戦争行為の開始後、または宣戦布告の効力の生じたる後、10時間以内に次の処置をとるべきこと。すなわち左の各項に該当する者を最下級の兵卒として招集し、出来るだけ早く、これを最前線に送り、敵の砲火の下に実戦に従わしむべし。を引き合いに出す人たちがいます。つまりは、政治家は有事において真っ先に自ら銃口の前に立ってみろ!先ずはその覚悟と責任を持って戦争賛同を語れ!...と言う事なのですが。
1、国家の元首。但し君主たると大統領たるとを問わず、尤も男子たること。
2、国家の元首の男性の親族にして16歳に達せる者。
3、総理大臣、及び各国務大臣、並びに次官。
4、国民によって選出されたる立法府の男性の代議士。
但し、戦争に反対の投票を為したる者はこれを除く。
5、キリスト教、他の寺院の僧侶、管長、その他の高僧にして公然戦争に反対せざりし者。
上記の有資格者は、戦争継続中、兵卒として招集さるべきものにして、本人の年齢。健康状態を斟酌すべからず。但し、健康状態については招集後、軍医官の検査を受けしむべし。
上記の有資格者の妻、娘、姉妹等は、戦争継続中、看護婦、または使役婦として招集し、最も砲火に接近したる野戦病院に勤務せしむべし。
国防について、政治家にはこれほどの責任感を持てというのは大賛成です。
しかし、すでに80年前と現在では戦争の形が違ってきています。
湾岸戦争は、まるでゲームを見ているようなハイテク戦争でした。
それからすでに20年以上過ぎて、戦争のテクノコントロールは更に進んでいます。
国歌と愛国教育の記事の最後に、永世中立国のスイスは武器輸出国であると書きましたが。
森本敏持論に、日本は軍事産業レベルを上げるべきだ。武器の完成品を持たなくても、どの国にも負けないハイテク技術や部品製造技術を持つだけで、それが戦争の抑止力になる。
...というのがあります。
今、あなたが利用しているインターネットも、元々は軍事技術です。中国が必死で国産OSを開発しているのは、現在の戦争はコンピュータ戦争だからで、どんな最強武器を作ってもOSを支配されてしまっては発射ボタンも起動できません。またOSを開発しても、精密部品がなければ結局ミサイルは完成しません。...なんて事を書くと
どんな理屈をつけても、戦争を肯定しているにすぎない!とか、叫ばれる方も多くて。ご尤もです、私もそれが理想だと思います。
武器を造れば、その威力を試してみたくなるのが人間だ!
結局、すべて戦争は死の商人を太らせただけではないか!
平和憲法・憲法9条を堅守すべきだ!日本は非武装中立国になるのだ!
世界中から「武器という武器を無くすこと」を日本が主導すべきだ!
でも、国防の論点=戦争回避であるなら、軍事技術優位=戦争抑止力という論理は"あり"だと思います。
【戦争絶滅受合法案】発表の時代は、これほど戦争がハイテク化は考えていなかったのではないでしょうか?百年もしないうちに、前線の兵士はすべてロボットに変わってしまうかもしれません。
「米国人が想像したとてつもない日本」と題されていますが、これはコマンド&コンカー:レッドアラート3(Red Alert 3)というコンピュータゲームだそうで。
社会主義国家ではレッドアラートをはじめ、反社会主義的な性質をもっているコマンド&コンカーシリーズの販売は禁止とされている。実際、これらのゲームはシリーズトータルでの全世界での売り上げは3500万セットという事で。老人たちが愛国教育のあり方を議論している蚊帳の外で、若者たちは自分たちでPCの中で自在に兵器を造り、老人の想像を超えた戦争をシュミレーションしているかも知れません。
2003年に発売されたジェネラルズは、天安門広場が核爆弾を積んだ爆弾トラックの自爆テロで廃墟と化するシーンがあることから、中国の政府関係者の猛反発を買った。
ドイツでは、テロリストと呼ばれる自爆兵がいることや、アメリカ軍のミッションの舞台がバグダッドであることから、若年層への悪影響を防ぐためにいくつかの措置が取られている。
このような戦争ゲームが、果たして子供たちを好戦的な性格に育てるのか?戦争の無益さを知るために役立っているのか?私には判断がつきませんが(ゲームやったことないし^^;)
でも、百年後の戦争はシュミレーションで決着をつける国際条約⇒テクノコントロール条約 なんてのが出来ているかも・・・。





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メタンハイドレートについてはどう考えますか?
この記事の論点は、防衛大臣が国会議員でないとおかしい...という論点を皮肉ったものです。
森本大臣のあの発言はアウトだと思います。
李明博大統領の行動や発言に私もかなり憤りを感じていますので
そのうちかなり皮肉った記事を書く予定でいます。
メタンハイドレートについてはどう考えますか?
...さぁ?どうなんですか?