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ありがとう!って 伝えたくて あなたを見つめるけど〜♪鳴らされた汽笛は 誰よりも優しく ほら その声 受けとめてる〜♪
ありがとう!C11 325号...って。またSL話ですみません、もうちょっとだけ^^;
先ずは、蒸気機関車=SL【Steam Locomotive】の基本から・・・
A=動輪1 B=動輪2 C=動輪3 D=動輪4 E=動輪5
主にC〜D 10〜49=タンク式機関車 主にC〜D 50〜99=テンダー式機関車
やっぱり模型で比較するとわかりやすいので。参照⇒Nゲージ蒸気機関車
上がC62形(シロクニ)狭軌による世界最高速度129km/hを記録した伝説の機関車です。
下がD51形(デゴイチ)日本で最も数多く生産されたSLの代名詞となった機関車です。
ともにテンダー式(機関車の後ろに炭水車[テンダー]を連結)の大型重量級SLです(^^)
規格比較 C62 D51自転車も車輪の大きい方がスピードが出やすいですが、SLも同じです。D51のように動輪が小さくなっても数が増えると牽引力が有利になりますので、たいていC形は旅客列車を牽引して、D形は貨物列車を牽引していました。注目点は車輪配置なんですが、旅客用としてカーブでも高速走行するC62型は動輪の前に小さな先輪が2つあります。実はこの小さな先輪が脱線のリスクを軽減しています。
全長 21,475mm 19,730mm
車輪配置 2C2 1D1
動輪直径 1750mm 1400mm
機関車重量 88.83t 78.37t
動輪軸重 最大16.08t 最大14.30t
炭水積載量 32.00t 32.00t
(貨物用のD51の最高速度は75〜80km/h程度)
C61やC62とは、戦後GHQ占領下の日本でSLの新造が許されず、また物資も乏しい時代に、D51のボイラー(胴体部)を流用改造したのがC61で、D52のボイラーを流用したのがC62です。SLは耐用年数が長く、状態よく整備していれば100年は走ると言われています。
参照⇒公園展示のC61が38年ぶりに復活
ただ、D51・D52やC61・C62など大型重量級のSLになると、どこの線路でも走れるという訳ではなく(線路には構造によって最高速度や年間通過トン数制限があります)地方の支線などは、軽量型で線路に負担の少ないSLが必要になります。そこで登場するのが軽量小型の機関車なのですが・・・
上がC11形。タンク式の代表的SLで、動輪の後ろに従輪が2つあります。
下がC56形。小型SLのテンダー式で、機関車本体には従輪がありません。
共にバック運転がしやすいよう(運転視界を確保するため)にタンクやテンダーの側面が削られているのが特長です。
規格比較 C11 C56先ほどのC62で説明の通り、脱線のリスクを軽減するためには、動輪の前に2つの先輪がついていた方が有利です。
全長 12,650mm 14,325mm(テンダーを含む)
車輪配置 1C2 1C
動輪直径 1520mm 1400mm
運転重量 66.05t 65.53t(テンダーを含む)
動輪軸重 最大12.40t 最大10.61t
燃料積載量 3.00t 5.00t
C11はタンク式のためバック運転でも視界良好で、従輪が先輪代わりとなり脱線のリスクが少ない。
C56はテンダー式で機関車本体に従輪がなく、バック運転で脱線率が高かった。
そんな理由から、動態保存(走れる状態)では、現在C11が6輌に対して、C56はわずか2輌です。
つまりは、C11形は線路を選ばず、バック運転もOKな、万能型のSLなんですね(^^)v
前説が長くなり過ぎました。ここからが、ありがとう!C11 325号の本記事ですf(^、^;
先ずはこちら、JR東日本 沿線スマイルプロジェクト
2011年11月12日「宮城・石巻復興号」のC11 325号(仙台⇒石巻)
2011年11月26日「SL湯けむり復興号」のC11 325号(小牛田⇒新庄)
やっぱり、SLって子供から老人までみんなを笑顔にしますよねぇ(^^)
上の2つの動画は、大手企業の企画・撮影だから素敵な動画なのは当たり前だけど、私がもっと感動したのはホントにSLが大好きで、このプロジェクトで活躍したC11 325号を撮影&編集された、62RL12(羽前赤倉駅前元住民)さんの「蒸気機関車 石巻線 2011」という動画作品です。
最初(プロローグ)のシーン
機関士(運転士)さんが汽笛、安全弁、ドレイン(車体下から)をフルに使って
「見送りありがとう!」「行ってきまーす!」の挨拶がいいですよねぇ。
そして・・・
最後(エピローグ)のシーン
小さな子供を抱いて手を振る若いお母さんが機関車(C11 325)に向かって
「ありがとう!」って、言ってるのがすごくよく伝わってきます♪
もちろん撮影技術や編集力が素晴らしいのだけど、ホントにSLが好きで、ホントに故郷を思う気持ちがあってこその表現力だと思います。この作品は、何度繰り返し観てもウルウルしちゃう私です。
最後の最後に・・・もう1作品。C5741さんの動画です。
蒸気機関車・C11 325・SL会津只見10周年号ドラフトの響き
福島県・JR東日本を応援しよう。(会津柳津ー郷戸ー只見)
2011年5月21日〜22日の「SL会津只見10年号」のC11 325
会津只見線を行くC11型蒸気機関車本来の音をお楽しみください。
客車最先端...つまり、C11 325のタンクの真後ろから撮った作品で、汽笛もシュッシュッポッポというドラフト音も間近で響いています。もし、C11 325が"生き物"だとしたら、その"息づかい"を感じながら背中に乗らせてもらったような、そんな気持ちにさせてもらえる視野からの撮影です♪
これもSLが好きじゃなきゃ出来ないけど、まぁそりゃ、煙いのずっと我慢して、真っ黒になりながら撮られたんだろうなぁ・・・
いや〜ホントにSLっていいですよねー
「ありがとう!」62RL12さん、C5741さん、「ありがとう!」C11325 !
どうして人はみんな 昨日に寄り添うの 哀しみを知っていながら
世界は囁いて 優しさに包まれた ありがとう キミの声で立ち上がる
昇って沈む 日が笑っていた
I've gotta live on 'cause now I'm moving on.
It's never gonna bring me down. No never gonna bring me down.
I got up and changed my life. So now I living on.
☆読んで頂いて感謝なっしー♪
クリック頂けたら感激なっしー! ⇒⇒
ブログ執筆の励みになりますf(^、^;
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最高の動画です。泣けてきます。
路線は、点と点を繫いでくれます。点が増えた分だけ円が広がりますね。交流が深くなりますね。ありがとうございます。
FBにシェアさせてくださいね。石巻の皆さんが見てくれるといいなあ。
62RL12(羽前赤倉駅前元住民)さんは、震災の時は石巻に住まわれていたようです。
大手資本が作る映像や音楽は、そりゃ素晴らしいのは当たり前ですが
地域に根差したセミプロやアマチュアの作品は情感が素直に伝わってきますよねー
62RL12さんまだお若くて、人生のターンアウトスイッチの連続のようですが
どうかこれからも佳い作品を作り続けて欲しいですね(^^)
そしていつの日か・・・
ロックベルさんのライブが石巻線C11 325列車で実現したり
62RL12さんの映像とロックベルさんの音楽がコラボして
石巻や東北の復興に役立つ日が来るといいですね(^^)
余談ではありますが、2012年12月にも再びC11が石巻線を走行するそうです。
おそらくその際も作品を制作するかと思いますので、その際もご視聴頂ければ幸いです。
石巻出身のロックベル・C PDさんのfacebookを通して
ますます感動の輪が広がっているようですよ(^^)
線路を選ばないC11 325号は、おそらく日本で一番、出張運行数の多い蒸気機関車で
きっと日本各地(特に東北地方)の風景や人情に、たくさん関わっていると思います。
私、そんなC11 325号が、機関車やえもんや、機関車トーマスとオーバーラップします。
いつの日か、擬人化された「C11 325号物語」が出来たりしないかなぁ。。そうして...
62RL12(羽前赤倉駅前元住民)さんの写真集や動画作品が、鉄道ファンのみならず
もっともっとたくさんの人々の目に触れるようになれば。と願っています(^^)
昨年のGWはモチベーションが上がらず自転車にも乗る気持ちになりませんでした。
今年は予定がいっぱいなのですが、被災地の現実を知ってしまうと
やっぱりちょっとモチベーション下がり気味だったのですが・・・
62RL12さんやPDさんに、私が逆に励まされた形になって感謝しています。
思いの丈を3部記事で、一気に書きましたので乱文になるかもしれませんがご容赦ください^^;