あなたは、あなたの価値で輝くことが大切なのよ

■泡沫(うたかた)日記

人の価値(value / worth)って、なんだろう?
その人の、地位や財産や名声とかではないと思う。
その人、その人の、幸・善・愛・徳など、心を満たす"生きがい"なんだろうと思う。

私は東日本大震災の被災者じゃない。TV画面に映し出される惨状を見るにつけ
被災者・被害地のために、自分にも何か役立てる事があるんじゃないか?
でも、現地にボランティアに行った訳じゃない。多額の募金をした訳でもない。
結局、何も出来ないまま、あの日(2011.3.11)から1年経ってしまった・・・

2012.3.11 そんな、何の役にも立たない、何の価値も持たない自分を悔い
自宅近所の森の図書館で開催された3.11法話に参加させて頂きました。

3.11法話

講師の増田俊康師(流山市円東寺住職)のご法話は、自分の価値を見出せなかった私に、安堵を与えてくださいました。小学生の国語の教科書に出てくるエピードを引用したとてもわかりやすいご法話でしたが、その中で最も印象に残ったお話しを私なりに咀嚼して記しておきます。




熊のバケツ(=行為)はとても大きい。ネズミやリスのバケツの100倍はある。熊は100人分の水運び(=支援)ができるが、ネズミやリスはその1/100しか支援できない。
熊(=財力・名声のある、実業家や有名人)は立派だな。ネズミやリス(一般庶民=私)は、ほとんど役に立たないも同然だ。
「ううん、そうじゃないよ。」
「運べる水の量は、それぞれ違っても」
「熊は1人として、ネズミやリスも等しく1人として」
「熊の行為も、ネズミやリスの行為も等しい価値があるんだよ。」


キラキラ輝く豪華なシャンデリア 私はそんな華やかな輝きとは無縁だな。こんなちっぽけな私が、例え何かしたとしても、社会(世の中)が変わる訳でもないし。
「ううん、そうじゃないよ。」
「ガラスはね、1個(=1人)では輝けないんだよ。」
「1個の小さなガラスが、隣のガラスに反射して輝いて」
「隣のガラスが、またその隣のガラスに反射して輝いて」
「あなたが輝かなければ、みんなが輝かないんだよ」


たとえ、小さなネズミやリスだとしても。
たとえ、ほんの小さなガラス玉だとしても。
あなたは、あなたの価値で輝くことが、社会全体を輝かすことになるんだよ。


この気づきにほっとさせて頂きました(^^)
PRINCOちゃん!ありがとうございました♪
あ!つい、いつもの呼び名を使ってしまった(笑)


3.11大震災の法話

この写真は、真言宗豊山派僧侶3師による声明(しょうみょう)の一コマです。他の写真は⇒こちら
・四智梵語(しちのぼんご)・散華(さんげ)・対揚(たいよう)をお唱えになっていました。最後の、本日ご祈念の「世界平和・万民豊楽」の部分だけは、私にもはっきり聴き取れました(^^ゞ

東日本大震災から1年。被災者ではない人たちが、私と同様に
「自分だけ幸せに暮らしていていいのだろうか?」
自分の価値を見出せず、自問している方がいらっしゃいます。

また、福島原発事故から流山市に避難されてきたご家族で
(妊娠5ヶ月の身重でいらして、無事赤ちゃんが産まれてすくすく育っていますが)
「故郷に残った人を考えると、ここで子育ての幸せを享受していていいのだろうか?」
と今回の震災・原発事故は、幸せを素直に受け入れらないようにしてしまったようです。

あなたは、あなたの価値で輝くことが大切なのよ

牧師でも、僧侶でもない、私の友人たちもこう述べています。

3月11日の未明。石巻市出身の方から受信したメールより・・・
私は『人は、幸せに成る為に生まれて来た』と思ってる人間です。

3月11日の未明。高校のクラスメートのツイートより・・・
「もの書きは、不幸にならなければ、本物ではない」と
ある編集者に諭されたことがある。馬鹿いってんじゃない。
人間は、「幸せになろう」という意志を捨てたとき、堕落するのだ。
現実を、ありのままに受けとめなければ、前には進めない。
今ここにあることに感謝しなければ、罰が当たる。


3.11法話の会場が大変混雑していたので
法話の終了後は自宅に戻り、TV番組とともに14:46の黙祷...
TV番組の中で長渕 剛も歌っていました...幸せになろうよ♪

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2012年03月11日

posted by たすけ at 23:59 | Comment(8) | TrackBack(0) | ■泡沫(うたかた)日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
無念の時を一瞬で迎えてしまった方々のために…
残された私たちにできる事。
あきらめないで…忘れないで…

ずっと、前を向いて進むこと。
幸せをつかむまで…。

一人では何もできなくても、
みんなと一緒なら大きな力になる!と
信じて生きていきます。

南無…。

ありがと。か〜(*^^*)
Posted by み〜 at 2012年03月12日 09:02
>み〜さん おひさしぶりです♪
その通りですね(*^^*)
あなたと巡り会えたこと 心から感謝しています♪

是非、こちらの詩も読んでみてくださいね(^^)
http://isao-k.com/C/ehon1.html
Posted by たすけ at 2012年03月12日 10:56
素敵な記事にしていただきありがとうございます。宗教、というだけで全てNGという施設が多い中、私のような(要注意人物^^;)ものを呼んでくださった関係者の方々に心より感謝しております。
一日も早く、行方不明者が見つかり、被災地の皆さんが平穏な暮らしを取り戻せますように。
Posted by PRINCOちゃん at 2012年03月12日 16:53
>PRINCOちゃん
震災から1年経っても、懸命に行方不明者を捜索されている方々の活動も報じられましたね。

厚労省勤めの知人(女性)は、太平洋戦争からすでに70年が経過しているのに...
いまだに戦没者の遺骨収集団の任で、1年の半分は南洋諸島に出掛けています。
それほどまでに霊魂の安らぎを大切に思うのが日本人なのでしょうね。

昨年の3.11も彼女は南洋上で震災の事を知り、急遽帰国しました。
そして彼女の叔母様は、いまだに行方不明のままとのこと。
それでも彼女はまた、南洋に出かけます。まさに一生懸命、一所懸命ですね。
Posted by たすけ at 2012年03月12日 17:40
人との出会いに無駄は無いと思います。それは、一人一人に「価値」があり、それが、紡いでいるからだと思っています。自分の身体が不自由でも、五体満足であっても、自分の受け止め方ひとつで変わると思いますが、他人と比較せずとも幸せを感じていたいものです。
Posted by ロックベル・C  PD at 2012年03月12日 22:11
>PDさん
本当にその通りですねぇ。
法話の冒頭も「先ず、自他を比較することは止めましょう」から始まりました(^^)
Posted by たすけ at 2012年03月12日 22:34
増田俊康僧侶の絵本のお話から数珠の話。
「法話がこんなにも自分を軽くしてくれるんだ」と思った日でした。
混みあいまして申し訳ございませんでした。
Posted by おしる子 at 2012年03月12日 23:01
>おしる子さん
混み合うのは当然です。それだけ素晴らしいご企画でした♪
きっと参加された方々が皆、同様な気持ちになったと思いますよ(^^)
ホントにありがとうございました♪

PS.仏教音楽って、慣れていないと拍手のタイミングがわかりませんよね(^^;)
Posted by たすけ at 2012年03月12日 23:23
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