日記(家族・子育て)
エビスは(戎・蛭子)と書かれる事がある関西方面ではエビス様を親しみを込めて
「えべっさん」と呼んでいる。
「えべっさん」としてメジャーなのは
大阪市浪速区の「今宮戎神社」
兵庫県西宮市の「西宮神社」
「今宮戎神社」の御祭神は天照皇大神、事代主神、素盞嗚命、月読尊、稚日女尊の5柱で、このうち釣り好きであったとされる事代主神がエビス様として特に敬愛されている。
事代主とは「事を知る主」という意味だけど、じゃあ事代主神が直接、人に何か言うのかと言えば、そうではなくて託宣する呪術の専門家(巫女や神主のような専門霊能者)が、お告げを伝える役割を担っている。現代、情報通信の発達によって、当事者でもないのに「事代主神=事実を知る神」のお告げを語る巫女や神主が大勢いる。
例えば、メジャー最高年棒で移籍が決定した投手の二人の子供について「父親に似てる・似てない」とか。そんなことはDNA鑑定すればはっきりすることなのだけど、それをするしないは夫婦(=事代主)の問題だ。でも、どうもTVやネット上のお告げでは、高額の養育費の誓約を得た元妻へのバッシングと、それを回避せん(薄めよう)との書きこみが交錯している。
「西宮神社」の御祭神は蛭児命・天照大御神・大国主大神・須佐之男大神で、第一殿の蛭児命(ヒルコノミコト)を主祭神としている。蛭児=蛭子であるのだけど、蛭児命はイザナギとイザナミとの第一子なのに不具であったため葦の舟で入れて流され、蛭児命は西宮に漂着し「夷三郎殿」と称されて海を司る神として祀られたという。
私は一度だけ「西宮神社」に参拝している。それは商売繁盛が目的ではなく、この世に命を灯すことできなかった私の第一子が、夷三郎殿になっていればいいなぁ・・・とそんな思いからだった。
神話(古事記)の世界では、生殖行為なしに神々が誕生する。例えば...
黄泉国でイザナミ(妻)の変貌に恐れ戦き、逃げ帰ったイザナギ(夫)が
穢れを落とすために顔を洗ったら・・・
左目からアマテラス(太陽神)
右目からツクヨミ(月神)
鼻からスサノオ(海原の神)
が産まれたとされていますが「そんなアホな?」
いいや、すでに人類はクローン(DNA)技術により、細胞の一部から同じ遺伝的特徴を持つ子を造ることが可能な時代になった。夫の精子と妻の卵子を人工授精させて、他の女性子宮に移植して出産してもらうとか、夫の精子と別の女性との受精卵を、妻の子宮に移植して出産するなんてことに驚かない時代になった。
今日の番組にそのような運命で生を授かった、女性国会議員の赤ちゃんが放送される。(日中の番宣で知ったが、たぶん私は視聴しないだろう)不妊に悩むご夫婦にとって、できる限りのことをして子を授かりたいと思う気持ちはわからないではない。私の友人が言った「不具や障害があっても、神様はその子に耐えられる命のあるからこの世に生を与えたのだ」と。
しかし「子は神様からの授かりもの」と信じて来たが、もはや人間は神になったのだろうか?
もしも国会議員の子として生まれてなかったら、これほどの試練をこの子に与えただろうか?
蛭児命は、産まれてすぐに葦の舟で流されたけど、恵比寿様となって千年経っても多くの私たちに福を与えてくれている。
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そういえば、イエス キリストの場合も然り。
聖母マリアさまが
『貴女は、神によって受胎されました。』
と、大天使からイエスを身ごもったことを知らされましたね。
>女性国会議員の赤ちゃんが放送される。
放送は拝見できませんでしたが、マスコミを通じて、私は 少し 知っていました。
彼女が決めたことなので、私は とやかく言えません。
我が子のために、一生懸命だと思います。
>もはや人間は神になったのだろうか?
もしも国会議員の子として生まれてなかったら、これほどの試練をこの子に与えただろうか?
私自身、人間が命の操作をすることに、抵抗があります。
各家庭では、色々な問題(跡取り等)を抱えていて、『絶対、男の子を生むように!』と厳命されているお嫁さんもいらっしゃるでしょう。
でも、人間は神ではないので、命の操作(人工授精など)をすることは、おこがましいのではないでしょうか?
私事ですが、私は独身時代から 整理が不順で、基礎体温を記録しても、排卵日がわからない状態でした。
したがって、結婚しても、私には、子供ができないかもしれないと医者から言われていました。
配偶者と結婚を決める前、子供ができないかもしれないことを告げましたら、
『自然に妊娠するのが希望だから、もし、40歳までに、自然妊娠ができないのなら、それでもいいよ。』
と、言ってくれました。
幸い、愚息たちに恵まれましたので、結果オーライですが、もしも、私が妊娠できなかったら、はたして、子供が大好きな配偶者は、どうしていたでしょう?
たぶん、私達は不妊娠治療をしなかったと思います。
子育てを体験せず、夫婦でいたかもしれません。
あるいは、里親になっていたかもしれません。
近い将来、愚息たちが結婚して、不妊治療について夫婦で決めたのなら、私は、息子夫婦に任せます。
この問題は難しいですね。私自身は、産まれたばかりの小さな身体にメスが何度も入ることは可哀想で耐えられません。
でも、身近にも不妊治療を続けているご夫婦がいらっしゃいますが、それを他人がとやかくいう問題ではないと思っています。
神代の時代より、異母兄弟・異父兄弟・里子は、ごく当たり前にあることで。宗教や時代を超越しどんな子であっても、親は平等に愛し育てることが「子は神様からの授かりもの」ということだろうと思っています。医療が発達するとそんな思いさえも凌駕されてしまうことに私は怖れを感じています。
もしかしたら救えたかもしれない子供の命を救い切れずに懺悔している親も大勢いると思います。
今記事は私を含めて、そんな親への「あの子は神様の下に帰ったのだ」という慰め希望の心です。