■シニアの自転車生活
宮守川橋梁(みやもりがわきょうりょう)は、岩手県遠野市宮守町下宮守にあるJR釜石線の鉄道橋。鉄道ファンならびに、銀河鉄道999ファンなら知っている、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の原点(ルーツ)となった橋。Galaxy Express が渡る橋を Galaxy Bridge と呼んでいいのかどうかわかりませんが・・・
もう1ヶ所、岩手県遠野市宮守町のJR釜石線岩根橋駅から東へ約1kmのところに、「達曽部川橋梁」があります。こちらも賢治が、草むらに寝そべってこの橋を見上げ、その光景から「銀河鉄道の夜」の題材にしたという逸話があるそうです。
私、車で茨城県に買い物や食事をした後に、新大利根橋を渡って長い直線の農免道路を通って帰宅します。その度に漆黒の闇の向こうに、長い架橋の上をつくばエクスプレス(Tsukuba Express)が列車の窓を光らせて走る姿を見て、「嗚呼、これぞ銀河鉄道の夜だな」なんて思いながら、ハンドルを握っているのですが・・・
最近、Blogつながりのご縁を頂いたhisaさんが、『銀河鉄道の夜』の本家(故郷)の【宮守川橋梁】や【達曽部川橋梁】のある、遠野市宮守町にお住まいと知り、ついつい仕事の手を止めて宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を読み返し、あらためてこの2つのGalaxy Bridgeについて検索してみました。
宮守川橋梁(通称:めがね橋)は、1980年代末から地元の商工会によって夜間に14基のライトで橋脚がライトアップされているそうで、毎週金・土・日曜日と指定日に実施され、時間は日没後から午後10時までとなっているとの事。2006年以降からはNPO地域活性支援センターによる「恋人の聖地プロジェクト」の一環で、宮守川橋梁に隣接する【道の駅みやもり】から続く緑地が、プロポーズの最適の場所として選定されたらしいです。(行ったことないので、推定調ばかりですみません^^;)
まぁ〜でも、私だったらやっぱり、宮守川橋梁をGalaxy Bridge(銀河の橋とか、天の川に架かる橋)なんて名付けちゃうかな?^^;
『銀河鉄道の夜』 一、午后の授業からの一節
ですからもしも、この天の川(あまのがわ)がほんとうに川だと考えるなら、その一つ一つの小さな星は、みんなその川のそこの砂や砂利の粒にもあたるわけです。「ジョバンニさん。あした放課後みなさんとうちへ遊びに来てくださいね。」そう云いながら博士はまた川下の銀河のいっぱいにうつった方へじっと眼を送りました。
また、これを巨きな乳の流れと考えるなら、もっと天の川とよく似ています。つまりその星はみな、乳のなかにまるで細かにうかんでいる脂油の球にもあたるのです。
そんなら何がその川の水にあたるかと云いますと、それは真空という光をある速さで伝えるもので、太陽や地球もやっぱりそのなかに浮んでいるのです。つまりは、私どもも天の川の水のなかに棲んでいるわけです。
そしてその天の川の水のなかから四方を見ると、ちょうど水が深いほど青く見えるように天の川の底の深く遠いところほど星がたくさん集って見え、したがって白くぼんやり見えるのです。
ジョバンニはもういろいろなことで胸がいっぱいで、なんにも云えずに博士の前をはなれて早くお母さんに牛乳を持って行って、お父さんの帰ることを知らせようと思うと、もう一目散に河原を街の方へ走りました。
宮沢賢治が『銀河鉄道の夜』のイメージを浮べたのはこんなシーンなのかな?
JR東日本の釜石線は銀河ドリームラインと呼ばれているらしく、SuperDragooonさんという方が花巻駅〜釜石駅の24駅すべての区間の前面展望(運転席からの風景)の動画をアップされていました(感激!)
岩根橋駅⇒宮守駅の0:50秒からの「達曽部川橋梁」
宮守駅⇒柏木平駅の1:00秒からの「宮守川橋梁」
をそれぞれ通過するシーンを見て、Galaxy Bridge を映像体験させて頂きました♪
ま、でもhisaさんは、この橋の下を車や自転車で通過しているのでしょうから・・・
hisaさんが、この道を颯爽と自転車で走っているシーンを思い浮かべています(^-^)
...と。思ったらご本人もまだ見知らぬ風景とのこと。遠野は広野だなぁ^^;
なにせ、遠野市の面積は825.62㎢で、流山市35.28㎢の約23倍ですものね。
まだ、この続きがあるのですが後回しになりそうですm(_ _)m
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まあ、賢治の時代はまだ軽便鉄道だったので件のアーチ橋はなかったわけですが、あのカタチは確かに銀河鉄道のイメージを湧かせてくれますね。
因みに軽便時代の橋脚がすぐ横に遺構として残っていますよ。これは文化財レベルの貴重なものでしょう。こちらもお忘れなく。
羨ましいなぁ〜 嗚呼、行きたいです。
中学生の頃、地図帳と時刻表をにらっめこしながら空想旅行ばかりしていた私ですが。
50歳を過ぎても、やっていることは同じ。ただ、地図帳と時刻表がネット検索に変わっただけ。
ここに行くなら、こう乗り継いで、そしてこの格安湯治場温泉に泊まろう♪
...なんてドリームプランばかりの嗚呼、悲しや。。。