流山チャンネル
交通文化連盟と流山線と新選組・・・これらの関連性について...また長文になりますが。私、コンプレックスがあります。それはすぐに興味の対象が変わって、一途にやり遂げる継続力がないことです。なので、人生をかけて一つのことを追い続けている方に出会うと、その方を尊敬すると同時にすごく興味を惹かれます。
今回の吉野俊太郎さん(=安房守源義将さん)との出会いがそのケースで、代表を務める特定非営利活動法人交通文化連盟(以下、交通文化連盟)ってどんなNPOなんだろう?と、ここ3週間ずっと交通文化連盟の関連サイトやブログを通読させて頂いていました。
けど、まずちょっと、忌憚のない苦言をば...
特定非営利活動法人交通文化連盟のトップ頁(フレーム構成)は⇒こちら なのですが公式ホームページの文字をクリックすると、メニューが出ますが、ま〜、とにかく見づらい(>_<)! わかり難い!(>_<)!クリック先に同じ内容が重複する頁がいくつもあり、HPとしては最悪な作り方です。
いやぁ〜こんなにイライラするユーザビリティの悪いサイトは久々に出会いました。
これでは訪問者が、読み進む気が失せてしまいます。
最も感銘した【走将C623】のコンテンツもトップ頁から辿りついたのではなく、"C623,復活"という検索から辿りついた訳で。特定非営利活動法人交通文化連盟とはという自己紹介頁さえも、TOP頁から辿りつけないサイト階層(ディレクトリ)になっています。
もったいないなぁ・・・いずれ作り直すのだと思いますが・・・・
とりあえず、交通文化連盟に興味を持った方は、トップ頁ではなくこちらの⇒交通文化連盟総合案内をお気に入りに登録されておいた方が無難だと思います。
さて、交通文化連盟の事業(活動)一つに、鉄道輸送警備隊があります。

明確な組織・指揮系統を持って警備ボランティア活動を始めたのは、私達が日本で最初で、昭和57(1982)年5月3日にスタートしました。当初は北海道鉄道研究会(任意団体)の部科として6名が任命され、以来20余年一貫してイベント列車や蒸気機関車運行時の「自主的な防災防犯警備活動」を行って参りました。
今でこそ、阪神淡路・東日本大震災を経て、ボランティアとは遊び半分(物見遊山)で参加するものではない。との意識は高いと思いますが、昭和57年当時でこのような意識をもってボランティアに参加する人は少なかったと思います。ましてや、年齢的に若いリーダーとなってしまった吉野さんにとって想像を絶する苦労があったのだと思います。
私、最初に、交通文化連盟の鉄道輸送警備隊規約⇒こちらを見た時、正気とは思えないほどの条項の羅列に「なんじゃこりゃ???」「このNPO団体に近づくのは止めよう」
...とまで思いました(苦笑)
しかし、前記事【C623復活に夢をかけた少年の話 / 大いなる旅路】を詳細と走将C623のリンク先まで、全て読まれた方なら理解されたと思うのですが、C623復活計画はボランティア(市民運動)によって成功し、その破綻(挫折)の原因もまた、ボランティア自身(=内紛や無責任感)であったことへの深い反省に起因しているのです。特に鉄道運行に関わるボランティアは安全運行が第一義であり、警察と同様、いえ、ボランティアであるがゆえに、警察以上の規律や統制をしておかなければ...という事だったのですねぇ。
交通文化連盟の代表者:吉野俊太郎氏のブログは常在戦場!〜安房守義将之勝手御免〜のブログというブログ名ですが....常在戦場!ってどういう意味から?
特定非営利活動推進法には「地域の安全」を行う事業と明記され、特定非営利活動法人として独自に市民防犯活動を行うものも随分増えて参りました。しかし、社会文化ボランティア系NPOで警備隊を持っているのは、私達交通文化連盟だけです。ん〜...やっぱりこの人ちょっと変態かも?(笑)
(・・・そんな警備隊活動の中で・・・)
やはり、鉄道マニア相手に怒号浴びせて、駆け回る方が幸福ですよ。
そして・・・そんな現場=戦場こそが、小生が「生きている」っと実感できる唯一の瞬間でございまして、まぁ日々常に戦場に在る緊張感には包まれて居ります。
なもんで、タイトルが常に戦場に在り・・・「常在戦場」なんですけれどねぇ
http://ameblo.jp/alphax/entry-10929930013.html
吉野さんに会う時、この人、たいてい制服を着ています。制服フェチなのかなぁ?
と思っていましたら...上野駅学生臨時雇用員(臨雇)時代に、改札助役さんからの
「学生と言っても御客様から見たら、国鉄職員なんだ。我々は制帽と制服の襟に3つの動輪を掲げているんだが・・・これは御客様の身体・生命・時間に関する約束を守りますよと言う誓いでもある。だから仕事中は制服と制帽の3つの動輪を下げてはいけない。」
この心構えが、染みているのだと知りました。

確かにスッタフジャンバーのような軽装よりそれらしい制服を着用した方が、警備する側は気持ちが引き締るだろうし、乗客や鉄道ファンへのアピールとしても効果的かもしれませんね。
それにしても同じく鉄道を愛する人々の、敢えて嫌われ役となり、なおかつ無報酬で警備ボランティアをすることは辛くないのかなぁ?...と思っていましたら。
現場で貰うエネルギーは、その汽車に向かって笑顔で手を振る人達なんです。...だから武士の名乗りなのねぇ。。。
刹那的ですが、その位の覚悟が無ければイベント列車の企画・運営・警備なんて一貫して出来ませんよ。全て生身の人間が相手ですもの。
ですから鉄道輸送警備隊のコードネームは全て武士の名乗りとなっているのでございます。
http://ameblo.jp/alphax/entry-10518945269.html
私が交通文化連盟を知ったのは、小樽-ニセコのC623復活劇ではなく、流山線と新選組からです。⇒交通文化連盟:幕末機動警察隊・北総新選組

以下は、交通文化連盟サイトや〜安房守義将之勝手御免〜ブログからの引用で、本来は引用記事URLを記述しなければ失礼なのですが、どこの記事だったか探しても見つけ出すことできなくなりました すみませんm(__)m
〜吉野さんと鉄道関係の師との会話より〜
「君、これはまた面白いね、新選組?」
「路線全体の旅客誘致を進める為には、駅を基軸として魅力的、元気が必要と・・・」
「ほう・・・」
「駅ごとに御客様が立ち寄っていただける仕組みを出来る限り行政に依存しないで作る
そんな方程式を作りまして、各地に輸出したいのです・・・」
本来、当該事業は
「流山線沿線に於ける観光スポットの誘致促進を図り、当該路線利用旅客の増加を目論むもの・・・」(事業計画書による)でして・・・かなり多くの方に誤解をされていると伺いましたので、明確に否定しておきます。
基本方針は行政等に依存若しくは干渉されず、またしない・・・
つまり税金をとにかく使わないで民間力によって住宅街の観光史跡を盛り立てて、
「並行してこの周辺に徒歩での観光来訪客を誘致し、その「滞留時間を引き延ばす」ことによる周辺商店街への直接的「経済効果」の拡大と、流鉄利用者、ことに「普通乗車券」による利用を促進する起爆剤として」
つまり、街の中を色々歩いて頂いて、ついでに飲み食い買いして頂こうよ・・・
つまり、ファンクラブでもコスプレ倶楽部でも無いから出来たんです。
手作り観光スポットによる鉄道利用増加。
「流山スタイル」ってのを具現化しようぜ。
特定非営利活動法人交通文化連盟は、交通文化財保存活用・地域観光創造・国内旅行需要喚起・ボランティア人口の拡大と言う四点が基礎で、目標は日本最大の蒸気機関車C62形式重連永久運行の実現です。
北総新選組=新選組ボランティアは地域観光創造事業の一環として行っているものでして、ウチは新選組のNPOではございません。
7月3日日曜日・・・私は流山「大久保大和守剛本陣跡」の隣で目覚めた。
前日の夜に地元商店会が主催した「せんげん誠祭」で、史跡とされている長岡屋七郎兵衛邸跡地土蔵前の通りにロウソクを並べたコンテンツの防災対策要員として泊まり込んでいた。
新選組とC623機、全く関係が無い様に見えて、歴史的には細かい事だが関係はある。
それもそうなのだが、現在のこの渾沌とした日本で「蒸機復活」を確実にして行く為には、この一見すると寂れた商店会がC623機復活の大きなカギを握っている。
私は政治家では無い、そんなものになりたいとも思わないし、あんな大変な仕事をやれるとも思わない。が、この国では鉄道は政治と密接な関係を保ち続けているので、単に趣味として好きだの嫌いだのと言っている限りには政治は無関係ではある。しかし、現場の職員や一歩その世界に足を踏み入れた場合にはイヤになる程政治的である。
殊に蒸気機関車プログラムは、独自の機材としなくても巨額の費用があれよあれよと飛んで消えるもので、実現を考えた場合には「1円の有効的使用」が正否の鍵になるのである。
その為には無駄な費用=無駄な時間こそ大敵ではある。
その最先端は鉄文協による前回企画である。
しかし、その実現には直接政治的パワーは使われなかった・・・
むしろ「鉄道屋人脈」のパワーがモノを言ったのである。
かくしてC623機は走った・・・しかし、7年で破綻した。
その苦い経験から導きだした私なりの方程式は「地域活性化主眼」
と言う事だったのである。
さて、実効的に鉄道と地域産業活性化を結び付ける方法論を
と言うとこれが案外難しいもので、一定の方程式として簡単には当てはめられない・・・
鉄道の性質や地域の特性も大きく左右して来るからである。
他方、作業内容は差異があってもコンセプトが一定普遍なものがある筈で
「新選組流山本陣守備隊」はそれを見い出す為の壮大な実験場なのである。
とは言え、C623機の犠牲に流山をするつもりも意図も無い。
むしろ流山で大成功をしなければC623機は無いのである。
昨年3月から現場に出て、解った事が幾つかあるが、その中で最も大きい収穫は、
「誠実こそ最強の信用」と言う事である。
時として余りに道のりが遠く、弱気にもなるし愚癡も出る。
しかし、電灯の下で私達ボランティアに多々御馳走を用意して提供し、労いをしてくれる大恩あるかの商店会の人々の姿を若干二日酔いの頭に水を掛け考えれば、遠い様で確実な前進になっているのである。
しかし、小樽は遠い。その精神的距離を粘り強く諦めないで走り続けられるかどうか・・・
実はその一点がC623機再復活の「答」だったりするのである。
(2005/07/06)
正直、私(たすけ)にとっては「もし、C623の再々復活が叶えられたら凄いなぁ...」
という他人事なんです....すみません^^;

興味と感銘を受けたのは『行政等に依存若しくは干渉されず、またしない・・・つまり税金をとにかく使わないで民間力によって住宅街の観光史跡を盛り立てて』
ということがホントに実現するなら、何か自分でも協働出来ることはないかなぁ...
という点で、交通文化連盟に賛同する訳なんです。....と同時に
もし、拙ブログ読者の中で、流山市民の方や、流山行政に関与されている方がいらしたら
このような団体がすでに7年以上も、流山市内で地道な活動をしていることを知って頂きたい
と思い、長々記事にしてみた訳です。
ただ、吉野俊太郎さん...この人、基本的に変わり者です。
自論も何十年と歌い続けておりますと、迷惑がキャラクター...とご本人が仰っているくらいですから(笑)
と評価の変化が現れる事がございます。
どんな人でも主義や熱くなれるものはあります。
その「骨」が、ふらふらしないかどうか・・・
どうもそれが重要なのらしいですわ
行政予算の縮小を迫らている現在、流山市をはじめとして、文化施設・事業のたいていはNPO団体に委託という形で運営されています。委託=下請けと考えれば、結局は税金を使っているのと変わりありません。全くの行政支援なくして町おこしをすることは、現状ではかなり困難だと思うのですが、国鉄分割民営化(合理化の嵐)の中で、C623復活という不可能を可能した体験を持つ吉野俊太郎さんの、強い信念に敬服する次第です。
※.本記事の画像は、全て交通文化連盟に承諾を得て掲載しました。
私自身は、同団体のメンバーではありません。





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吉野さんは少しどころか、かなり変態です。
でもこの変態とは、平将門や坂本龍馬と同様ということですが^^
もの凄いことに挑戦していますよ。ホントに。
私には、コーディネイトできるような器量はありませんよ^^; 応援し隊...ってところでしょうかね。
偶然ですが、交通文化連盟とは方法論は違いますが、目指している方向は同じである団体(企業)の方から連絡がありました。
それを次記事にしてみますね。こちらも応援し隊の私です^^;