■泡沫(うたかた)日記
暗いと不平を言うよりも、すすんで灯りをつけましょう...心の灯(ともしび)たぶんほとんど人が耳覚えのあるカトリック系のラジオ番組での一節ですね。
これを相田みつを風に言うならば...
外灯というのは 人のためにつけるんだよな
わたしはどれだけ 外灯をつけられるだろうか
9月11日は「癌治療に関する座談会」の末席に参加させて頂きましたが、それは後日記事にするとして。この座談会の前に、相田みつを美術館を久々に訪れました。野田首相の「どじょうが 金魚のまねをしてもしょうがねえじゃん」の影響なのか、いつもより人が多かったように思います。
この日は第48回企画展 夏休み特集 子どもへのまなざし-トマトとメロン-の最終日でしたが
『みんなほんもの』
トマトがねえ トマトのままでいれば ほんものなんだよ ・・・・ は
どじょうがさ 金魚のまねすることねんだよなあと同じスピリッツですね。
東京国際フォーラムでは、3.11ユニセフ東日本大震災報告写真展が展示されていました。そして2011年9月11日は、9.11アメリカ同時多発テロから10年目ということで、TVでもネットでも当時の悲惨な映像がクローズアップされていました。3.11も9.11もリアルタイムで映像を見ていた私にとって「これ、映画じゃないんだよね?」と、にわかには信じられない事態にそんなセリフを何度も発していた自分を思い出しました。
9.11も3.11特集の写真や動画の多くは悲惨な現実を映し出したものですが、希望に立ち上がろうとする写真を掲載しているブログやホームページもたくさんあります。私が感動した希望の灯りは....
こちらの写真は「きまぐれなニッキ」の中で「きざし」と題された岩手県山田町の漁港風景です。太陽のほほえみが漁船の灯を光らせている...と感動しました。作者のcoakiさんは、その時感じたままの気持ちを、短い言葉と写真で表現されています。いつもだらだら長文ばかりの私にとって、coakiさんの表現力に感心させらる事が多いのですが...ま、そこは
「どじょうがさ 金魚のまねすることねんだよなあ」であり
どじょうの私は、私なりで書くことしかできない...
と自分を納得させています^^;
さて癌治療に関する座談会ですが...
最初に私のスタンスを明確にしておかなければならないと思いますので、もしご興味があれば私が10年前に記述した【当社の理念-統合医療にむけて-】と拙ブログに転載した【現代医療と代替医療の間(はざま)で】をご拝読頂ければ幸いです。
私のスタンスは、現代医療と代替医療を取り入れた患者主体の統合医療の発展です。ここ10年で癌治療に関して現代医療と代替医療ともに進展しているのですが、それが相互に協力し合っているかと言えば、現実は乖離が進んでいます。これに関して思うことを書くとやっぱり長文になってしまいそうなので、また別項にしたいと思いますが...
私の好きなゲーテの言葉
In jedes gute Herz ist das edle Gefuehl von der Natur gelegt,
dass es fuer sich allein nicht gluecklich sein kann,
dass es sein Glueck in dem Wohl der andern suchen muss.
これを相田みつをが訳せば
10年経っても外灯をつけることができていない
自分の無力さに打ち拉がれた、2011年9月11日でした。
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ご紹介ありがとうございます。
もともと言葉がすくないもので、いつしかあまり文字をいれなくなりました。
また覗いてやってください。
私はもともと言葉がおおいもので、コメントも書きすぎて蹴られてしまったようです(笑)
相田みつを言葉を辿りながら、何点かcoakiさんの写真がオーバーラップしました。
思いをこめて写した風景は、たとえ言葉を入れなくても伝わるものがありますね。
長男(第1子)が小学6年生頃、この詩に出会いました。
書店で、相田みつをさんの本『育てたように子は育つ』を購入しましたら、目から鱗の詩がありました。
それが、『みんな ほんもの』だったのです。
長男は長男だから…と思いながら子育てをしていましたが、やはり、いろいろな面で、他人の子と比べている私でした。
詩の『トマト』は長男の名前、『メロン』を比較対照しているお子様の名前にして、読んでいると、自分の愚かさを感じました。
トマトである長男が『にせものに なりたがる』のではなく、私が『にせものに させたがる』のでした。
『点数』 という詩も 子育て中の私の心に響きました。
点数
にんげんはねぇ
人から点数を
つけられるために
この世に生まれて
きたのではないんだよ
にんげんがさき
点数は後
トイレにもあって、私は小便をしながら、その言葉と筆遣いに感心していたものでした。
しかし、私は、そのあいだみつをというのが、そのラーメン屋のマスターだと思いこんでいたのです。
そのマスター、あんな言葉を紡ぎ出すような人にはとても見えなかっただけに、感心は高まりましたが、ある日、知り合いとこのラーメン屋に行ってその話をすると、大笑いされてしまいました。
今でも、恥ずかしいです。
以前は、尾崎豊やあいだみつおって、負け犬の言い訳みたいで嫌いでした。
歳をとったのかな。いやに、シミルようになりました。
ただ、優しい言葉に甘えちゃって努力することを避けているのも事実で、大いに反省してます。
なるほど、いい詩との出会いだったんですねー。
私の本業で、検査数値に一喜一憂しているご相談者が多々いらっしゃるのですが
この点数という詩、まさに私がご相談者に応えている内容の骨頂です。
ありがとうございました♪
>断腸亭さん
私の早とちり、思い込み、勘違いの体験談を語りだしたら、たぶん一晩では足りません(自爆)
まぁ、それも、これも、「人間だもの」...ってことで(^^;)
>しゃあさん
全く同感です。
世の中には人の優しさや弱みにつけこむ輩もいることは事実で
先ほどニュースで許しがたい詐欺が流行っていることを知りました。
ちょっと記事にしておきますね。