■代替医療と健康食品
医者と弁護士に友達がいれば、この世に恐いものはないとは言っても、医者嫌い、弁護士大嫌い、政治家は一番嫌い、という方もいらっしゃいますが(^^;)前回、広島・長崎原発の被爆者救済に人生をかけた肥田先生をご紹介しました。
今回はチェルノブイリ原発事故後、単身ベラルーシに渡り多くの甲状腺癌患者を救った菅谷昭(すげのや あきら)医師を紹介します。
菅谷氏は53歳の時に信州大学大学病院の医局を辞職し、退職金を自費として(=ボランティア)で5年半の間、ベラルーシのたくさんの子供たち(甲状腺癌患者)を診てきた医師で、現在は長野県松本市長です。
菅谷氏のベラルーシにおけるチェルノブイリ原発事故後の小児甲状腺ガンの現状によれば
子供たち(手術時に15歳未満)の事故当時の年齢分布をみると菅谷氏の活躍は放射線専門家で知らない人はいないのですが・・・
0〜4歳が66.2% 5〜9歳が31.4% 10〜14歳が2.4% であり
半数以上の患者が極めて若年齢の小児であることがわかります。
チェルノブイリ原発と福島原発ではあきらかにケースが違う。広島・長崎で原爆の死の灰を浴びた人が全員癌になった訳ではなく、チェルノブイリ原発事故でも、すべての子供が甲状腺がんになった訳でない。チェルノブイリの子供たちを例示するのは福島にとっての風評被害を増幅させ、復興にとってマイナスだ。という意見を持っている方もいらっしゃるようです。
それに対し菅谷氏は、現在の福島原発放射線漏れに関して「チェルノブイリで子供たちの甲状腺癌が増加したのは、事故から5年後。事故前の発症率はチェルノブイリでも百万人に一人か二人。それが100倍になったり、130倍になったり。だから、将来のことを考えれば、パニックではなく風評でもなく事実として抑えておくべき。そのためにも早くに放射線報道をすべきだ。」と発言されています。
まったく同感です。拙ブログでも政府や東電には、とにかく情報開示を素早くすることが何より大切だと常々書いてきました。国民を不安がらせるだけだ...なんて思っているとしたら「はぁ?あんた何様?殿様?国民はバカだという前提なのね?」
福島原発事故の前からご相談者には・・・
『信頼できる主治医(ホームドクター)を決めてくださいね。』と申し上げてきました。
それは福島原発の事故後でも変わりありません。
癌の専門医でなくも、小児科でも内科でも身近な町のお医者さんで良いのです。最後に...
「医者と弁護士に友達がいれば、この世に恐いものはない」やっぱりそうだと思います。
医師は病気になってからではなく、病気になる前に活用するのが最も賢いつきあい方です。
どうぞ実際にお医者さんと対面して、放射線についての漠然とした不安を取り払ってください。
どちらかと言えば自分でBLOGを書いている方々は、自ら記事の内容を取捨選択する習慣があるので、その点は大丈夫だと思うですが、ネットをROM【Read Only Memory=他人の書き込みや情報を読むだけの人】するだけの方々へ。
インターネットの情報は、早いし便利ではありますが、くれぐれも拙ブログを含めて「どこの馬の骨かわからぬ奴」に煽動されませんように(^^;)
風が吹けは桶屋...今この状況(不安情報が次々発信される)で一番利するのは、癌保険などを発売している保険屋かもしれません(苦笑)
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