誤審騒動とPSE

ここ数日、WBCでの誤審騒動
が話題が上っている。
人のやることに誤りはある、しかしこのジャッジは
最初にデービッドソン球審が誤審をしたのではなく
米国チームの抗議を受けた後に判定を覆したという
順序に球審のエゴとWBC(World Baseball Classic)
開催そのもの意義が問われている。

さて、ここ数日の物議のひとつにPSE問題がある。

音楽家の坂本龍一氏や東儀秀樹氏が発起人となり
猛抗議をした結果..
急遽昨日になって、二階経済産業相は

<ビンテージものと呼ばれる希少価値の高い一部の
電子楽器などについて簡単な手続きでPSEマーク
を付けなくても販売できるようにする「特別承認制度」
を実施する>と発表した。

これを受けて、ある中古家電販売店経営者が放った一言。

「そもそも希少価値が高いかどうかの基準が曖昧
であり、古いものほど発火等の心配があるのに、
何が電気用品安全法だ!」

と憤慨していた言葉が、この法律の意義を物語っている。

二階経産相は

「同法案が国会で審議された当時、他の法案と一括審議され
 中古家電が販売できなくなる問題について質疑や指摘がなかった。」

とも語ったがまさに厚顔無恥も甚だしい。

「国民生活に大きく関わる法案で反対が起きることが必至
 であり、こっそり目立たぬように通過させました。」
と言ってもらいたいものである。


PSEは、古い電化製品の譲渡やレンタルについて
は明確な線引きをしておらず、まさに何をもって
「安全法」なのかちっともわからない。

この法案は家電で問題が生じた時に国に責任を問われ
ぬよう、国民の自己責任の下で解決して欲しい。
との、小さな政府を目指す小泉政権の意図があり
また大手家電メーカー等の新製品のサイクルが早まり
景気回復への妙案だろうと考えたのだろう。

ところで、PSEの認証を得る為にはJET(財団法人 電気安全環境研究所)
に申請する必要があり、中古品を整備し再販する場合も
ここを必ず通して新たにPSEマークを取得し、製品に
貼付しなければならない。

そのJETとは、なんぞ?と問えば...
なんてことはない、天下り役人で構成される外郭団体であり
一品目の検査費用が「数十万円〜数百万円」である。
さらに、電気用品安全法に定められた中古家電再生の
安全検査とは
<1000Vの漏電テスト>
<目視による外観の破損検査>
<通電と動作の確認>
のたった3項目である。

なおかつ、現行法ではJETが安全性を確認して販売された
製品で事故が起きたとしても「JET」が責任を問われる
ことはない。

電気用品安全法
(Product Safety Electrical Appliance & Materials)
の基本精神は
「電気用品の安全性を確保して自主的な流通を活発化させる」
だと言うが・・・

・・・ここで魔邪が登場したなら・・・

  「はぁ?PSE??能無し政治家と無責任な守銭奴官僚が
  てめえらの懐を肥やすための
  P:パッパと S:サクサク E:エーこと決めた♪法律だ
  って言いやがれ!! バッカヤロ〜!!」

 と叫んで欲しいものである。

 WBC誤審の場面と重複し
 いつになく憤慨しているワタクシであります^^;
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2006年03月16日

posted by たすけ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ■泡沫(うたかた)日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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