昭和50年代の追憶
コンバットフリークである。小学校でハーモニカやタテ笛をもらって音階を覚えると暇さえあればコンバットマーチを吹いていた。しかし、いつかはあのラッパの金管音でコンバットマーチを吹いてみたいと思っていた。
念願のトランペットを手に入れ、早速教則本を見ながら自己流で始めて、音が出るようになった時は本当に嬉しかった。
ラッパという楽器は唇の振動だけでド・ミ・ソが出せる。だからいわゆる軍隊ラッパなどはピストン(指で押す部分)がなくても簡単なメロディーが出せる。(ラッパのマークの正露丸のCMに流れてくるアレである。)
余談だが...軍隊ラッパで
消灯ラッパは
「新兵さんは可哀想だねぇ〜♪また寝て泣くのかよぉ〜♪」
起床ラッパは
「起きろよ、起きろよ、皆起きろぉ〜♪ 起きなきゃ、班長さんに叱れるぅ〜♪」
と隠れ歌詞があり、これを心で歌いながら吹いていた。
ともあれ、自己流では限界を感じて高校ではブラスバンド部に入ってろうと思った。
『しかし、ブラバンに入ろうと思ったもうひとつの理由には中学の下級生でひそかに思いを寄せるブラスバンド部の女子がいて、進む高校は別になるだろうがせめて同じ部活にすれば会えるチャンスがあるかも...との淡い期待もあったのだが^^;』
入部するや先輩が私の唇をみて
「あぁ〜君は、トロンボーンかユーホニュウムだな」と言われた。
私は
「お願いします!どうしてもペットでないきゃ嫌なんです!!」
と懇願しなんとかトランペットのパートにしてもらった。
しかし、金管楽器の基礎練習であるロングトーン(安定した振動をより長く続ける)等を怠り、ちょっと上の音階が出るようになると、コンバットマーチや自分の好きな曲ばかり吹いてしまい、いつまでたってもいい音が出せなかったので万年セカンドorサード(主旋律でない方)担当であった^^;





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