昭和40年代の追憶
王、金田、広岡(おうかねだひろおか)ベーゴマで遊んだ時によく言っていたなぁ。
ベーゴマに刻印されていたのはだいたい野球選手で、他には川上、別当、黒江、藤村、長嶋等をなんとなく覚えている。
T・K・W・M・H・R等のアルファベットが東大、慶応、早稲田、明治、法政、立教の六大学のイニシャルであると知ったのはずいぶんあとになってからだ。
ベーゴマは色々な種類があったが、
高(たか) 中高(ちったか) 中低(ちゅうべった) 低(べった)
の4種類で遊んでいた。
その他、サイズの大きいものは、デカ。
比重の重い強いベーゴマを何故か「埼玉ガン」と呼んでいたっけ・・・・
何故だかベーゴマは冬休みに遊ぶことが多かった。
大きめのバケツや樽に、ややくぼみをつけたシートをかけそれを土俵にして
「いっせぃのせっ♪」で同時にコマを投入する。
勝った方は、負けたベーゴマを手に入れることができる。
強くて人気のあるコマが欲しくて、時々直接対決を申し込む。
あるいは、とられたコマを取り戻すために、相手に先に土俵に投入してもらう。
その時、相手のコマに手前から直接ぶつけて弾き飛ばす技を「ガッチャ」といい。相手のコマの向こう側に落とし、ヒモでひっぱるように手前に落とす技を「ヒッカケ」と言っていた。
弱いコマでも強い回転力やガッチャやヒッカケの技のタイミングが合えば強いコマに勝つことが出来た。
回転力をつける為には、ヒモをなるべく多く巻いた方が有利だ。ヒモに結び目2つの「女巻き」だと巻くのは簡単だが回転が弱い。そこで、結び目1つの「男巻き」にしてしかも、ヒモを水で濡らして硬く巻いていた。
かじかんだで、あかぎれになりそうな手でベーゴマを回していたもんだ・・
ベーゴマの勝負では、コマが弾き飛ばされても土俵から地面に落ちる前に手で受け取ればセーフなのだが、たまに土俵際で落ちる寸前のコマを手で土俵に戻すと「床(とこ)戻し」と言われる反則技だ。
たまに「今手に触った!」「触ってないもん!」で喧嘩になったものだ(笑)
また、土俵の外に弾き出さなくても、相手のコマをひっくり返しても勝ちなのだが・・・
まだ回っているのに、「もう止まったもん」など言って自分のコマが不利にならないうちに土俵から取り出してしまう反則もあったな^^;
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