昭和40年代の追憶
ハンガリア舞曲第5番。私が最初にクラシックと出合ったのがこの曲であった。私の通っていた時代の小学校では打楽器は揃っていたが木管・金管楽器などは皆無であった。
また、特に部活動というのも固定してなくて、市内で音楽コンクール等があると、各クラスから何人かずつ音楽の先生に召集されて、臨時の音楽部が結成される。
陸上競技大会等も同様で、私はそんな機会に駆り出されるメンバーの1人であった。
さて、音楽部が結成されると複音ハーモニカが与えられた。昭和44年の小5の秋にハーモニカで演奏したのがハンガリア舞曲第5番である。
来る日も来る日も、この曲を練習させられ、しまいには楽譜を見ないでもすべて吹けるようになっていた。(というより、臨時の結成なので譜面を読める子供は少なく、先生は徹底的に反復練習をする方針をとったのだと思う)
もともと私はそんなに音楽に長けているわけでない。譜面を初見(しょけん)で読める訳でもないし、いろんな楽曲を良く知っているわけでもない。ただこのハンガリア舞曲第5番の猛練習の結果、ひとつ解かった感覚があった。それは、「楽器は身体の一部になる」 という感覚である。
譜面無しでも、メロディーがわかっていれば口と手が勝ってに動いて、完全ではないがどんな曲でもハーモニカで演奏できるようになっていたのである。
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タグ:ハーモニカ ハンガリア舞曲第5番