当世自転車メーカー事情 / マルキン自転車とミヤタ自転車

■シニアの自転車生活


自転車ホイ♪自転車ホイ♪マルキン自転車ホイのホイのホイ♪
ラジオから流れたこのマルキンCMソングを知っている方は...アラフォー以上かな?(笑)

家内が
「柏の葉駅の近くに、自転車屋さんオープンするみたいよ!」とチラシをくれました。
ということで、早速オープン初日の1/29にサイクショップホダカ柏の葉店に行ってきました。
サイクルショップHodaka柏の葉店はBLOG←で情報発信しています。

サイクショップホダカ柏の葉店

「う〜ん..."サイクルベースあさひ"みたいなお店なのかなぁ?」
「あれ??スポーツ自転車のブランドが少なっ!」

ママチャリや子供用自転車などのシティーサイクルはすべてマルキン自転車で、自転車初心者用のカジュアルスポーツ車(主にクロスバイク)として、MOMENTUM【モーメンタム】やKhodaaBloom【コーダーブルーム】が多数陳列されていました。ロードバイクは1〜2種類だけだったかな?

「あのう、スポーツ車これだけですか?」
「えぇ、当店はホダカの直営店ですので」

つまり自動車で言えば、トヨダ・日産のディーラー店ということです。なので他ブランドの自転車は無くて当たり前^^;

「丸金自転車のディーラー店がホダカっていうんですか?」
「いえ、ホダカが親会社です。
それとMOMENTUMやKhodaaBloomはジャイアントの自転車です。」


1972年 - ホダカ物産株式会社設立。
1977年 - 丸金自転車株式会社倒産、商標を買収。
1998年 - ジャイアント・マニュファクチャリングが大株主となる。


私、全然知りませんでした...丸金自転車はとうの昔に倒産していたんですね。そしてマルキンブランドをホダカが買収し、そのホダカは現在、台湾のジャイアントの傘下だったのですね。

今から40年前...米国に留学した日本人学生にホームステイ先の主(あるじ)が
「合衆国の技術はすごいだろ?このカラーテレビの映像はとてつもなく美しいんだ」
...と。SONY製のテレビのスイッチを入れたとの逸話。

う〜む。。。まさにその主に、私自身がなっていました。

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私が初めて自転車を買ってもらったのが、小学校5年生(11歳)の時でした。
(それ以前にお下がりの自転車(中古車)を乗っていたような、いなかったような・・・)

ともかくも町の自転車屋に並んでいた真新しいミヤタ自転車のガリバー号が自宅に届いた時は、もう嬉しくて、嬉しくて、堪りませんでした。40年前の流山の洋品店にはGYマークの巨人軍の野球帽しか置いてなかったように、自転車と言えばミヤタの自転車ばかりだったように記憶しています。マルキンやツノダはあまり見なかったなぁ。

鉄砲洲稲荷神社

さて、これは東京築地(現湊町)にある鉄砲洲稲荷神社。

鉄砲洲神社と自転車

これは1/30に行なわれた「本懐!サイクリング〜赤穂浪士引き揚げルートを走る」でご一緒して頂いた103(トーサン霊諾之守)の国産名車です。
この日は他にもビンテージ物自転車が勢ぞろいでしたねー。

さてミヤタ自転車は鉄砲鍛冶から自転車製造に変わっていった最古の自転車メーカーです。
1889年. 東京築地鉄砲洲(現在の明石町)にあった外国人居留地に住む外人が宮田製銃所に当時最新の自転車を一台持参し修理を依頼。(これがミヤタ自転車のはじまり)
1893年. 国産第一号自転車の試作車を完成、販売開始。

鉄砲洲神社がミヤタ自転車と縁があったことを今回の赤穂浪士ポタで初めて知りました。


70年後の1959年.ミヤタ工業は松下電器産業のグループ会社となります。
これは松下幸之助が1905年(11歳)に五代自転車店に丁稚奉公に出て宮田の自転車を知りミヤタの暖簾を途絶えさせてはならぬ。とミヤタ自転車の危機を救った訳ですが、松下幸之助も11歳で関わった自転車には深い愛情があったのだと思います。

さらに50年後の2009年にミヤタ自転車は宮田工業=モリタホールディングス(消火器・消防自動車など)の完全子会社となります。なんちゃらホールディングスという名前の会社が増えたのは、企業買収(M&A)や節税メリットでしょうね。

昨年2010年に自転車部門を株式会社ミヤタサイクルとして分社化して国産自転車メーカーの暖簾を守っていますが、他メーカーと同様に中国比率を高めており国産高級自転車商品は減っているようです。因みに、全員集合で加藤茶が「わぁ〜たしぃ〜がぁ〜〜♪ヘックシュン!」と乗っていた交番配備の警察用自転車「ミヤタ・メッセンジャー」を警察庁に納入していたのもミヤタ自転車だったそうです(笑)

以上のうち事前に知っていたのは、松下幸之助が大阪の火鉢店〜自転車店で丁稚奉公をしていたことが縁で、パナソニック自転車があることくらいで、あとはすべてwikipediaからの引用です。

私の自転車(クロスバイク)は、東大阪市の工場街にある杉村商店という小さな自転車メーカーの自転車です。(といっても部材はほとんど台湾製なんですけどね)

自転車の性能は、先ずはフレームやホイールの材質やコンポーネント(ギアシステムetc)で決まってしまうので、どのブランドだから高級というよりは、どういうセットで組み上がっているかで決まってしまうのですが....スポーツ自転車に限って言えば、国産メーカーはかなり厳しい状況になってしまっていることがちょっと残念です。


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タグ:国産自転車

2011年02月02日

posted by たすけ at 00:46 | Comment(5) | TrackBack(0) | ■シニアの自転車生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
自転車の性能は・・・・モーターとバッテリーも深〜く関係します。
Posted by しゃあ あずなぶる at 2011年02月02日 15:48
なるほど、こういうネタに写真を使ったということですね。納得。

自転車のフレーム→軽いほうが良い→無垢よりパイプ→パイプは筒→銃身というつながりで自転車屋さんは元銃砲店というのは有名な話ですもんね。

そっか、この写真には国産名車が3台写ってたんですね(偶然)。
Posted by 103 at 2011年02月02日 22:04
>しゃああずなぶる電動之守殿
あ!すみません。確かに(笑)


>10さん
私のクロスは名車と言えるかどうか(苦笑)
でも、かなり乱暴に乗っていますが、どこもがたつくこともなく無事之名馬です^^;


Posted by たすけ at 2011年02月03日 17:30
マルキン自転車店舗。柏の葉キャンパス駅前店、閉店してガッカリ、品揃え良かったのに、もったいない、自分のロードバイク。マルキンだったのに、自動車から追突で全損で、同じモデルが無いらしく、買ったロードバイクは、本ミヤタ国産モデルです。
Posted by プレミアム・アウトレット酒々井 at 2016年05月26日 12:58
>プレミアム・アウトレット酒々井さん
えっ!?閉店しちゃいました?
ありゃりゃ、残念ですね(:_;)
Posted by たすけ at 2016年05月27日 04:06
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