お気に入りサイト
今日は今春急逝されたシニアの自転車日記を綴っていらしたサスケさんの思い出ポタの日でしたが、仕事の為参加できませんでした(残念) 生前サスケさんは印西市や白井市に分布する鳥見神社に注目されていらして、絶筆となったブログ記事も浦部の鳥見神社でした。
そんなサスケさんが絶賛していらしたサイトが白井市のご近所紹介(鳥見神社・宗像神社・麻賀多神社)で、私もこのサイトのその詳細な内容に感服致しておりました。サスケさんを偲びつつ、管理者の"かわさき"様に許可を得て、旧香取海に面する古墳と神社について書きたいと思います。
私が古墳と神社の関係に興味を持った最初は、30年前の学生時代に下宿していた北区十条にある十条富士(お富士山古墳)に因があります。もともと私の卒論テーマは地元流山の「利根運河の変遷」だったのですが、交通費がかかるので友達から借りたスクーターで北区・板橋区・足立区の神社を巡っては、由緒や氏子範囲などをレポートし安易な内容で提出してしまいました。
その時に「あれ?」と思ったのが、河川流域と神社分布の相関関係があったこと、京浜東北線沿いの高台に古墳が点在しそれが神社と一体になっていることで・・・。
東葛地域で生まれ育った私にとって、どこにでも見かけるポピュラーな神社といえば「香取神社」だったのですが、北区や足立区では神社といえば「氷川神社」でした。また結婚後、あることがきっかけで越谷市の「久伊豆神社」に参詣するようなって20年になりますが、その氷川神社・久伊豆神社・香取神社の分布図が下記のようになります。
荒川と元荒川を境に、この3社がきれいに分布しているのがよくわかりますが、氷川・久伊豆・香取神社で検索したら、こんな完璧なmapがヒットしました。「うわ〜!これ凄いっす!」私の学生時代に、現在のようにPCや地図作成ソフトがあったら、こんな風な卒論データを作っていたのかなぁ・・・
いや、飽きっぽい私にはとうてい無理だなf(^、^;
この氷川・久伊豆・香取神社分布図を作成された作者は、百年マップというサイトを管理されている女性の方でエドルネ日記というブログも綴っていらしゃいます。
「うわ〜!このブログ私にとって興味津々の内容ばかりです。」
あ〜また仕事が手につかなくなりそうf(^、^;
そうそう、今回記事の本題は、印旛地区の鳥見神社・宗像神社・麻賀多神社でしたm(_ _)m
サスケさんに紹介して頂いた白井市のご近所紹介(鳥見神社・宗像神社・麻賀多神社)は特に古代史オタクにとっては、もうたまらない秀逸サイトです。
こちらも最近、地図ソフトで古香取海を再現した鳥見神社からの眺望をビジュアルにしていらして、これだけでもご飯何杯もお代わりできそうです。こんな素晴らしいサイトを作るきっかけになったのが「散歩の途中でふと鳥見神社という名前が気になって」ということだそうですが・・・
あ!また話が脱線しそうなので、足早に進みますf(^、^;
まずこの地図は約千年前の関東地方の水系図です。何度も使っていますが^^;
この香取海(浦)を境に常陸の国(鹿島神宮)と下総の国(香取神宮)の分社が分布しています。
鹿島神宮の御祭神=武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)
香取神宮の御祭神=経津主大神(ふつぬしのおおかみ)
そして手賀沼や印旛沼の香取海(香取の浦)の海岸沿いの高台に、鳥見神社・宗像神社・麻賀多神社が分布しています。この地図は、同サイトの鳥見神社・宗像神社の分布図を縮小&トリミングして作成させて頂きましたm(_感謝_)m そしてこの神社の分布と重なるように、海岸沿いの高台に円墳・方墳・前方後円墳などの古墳が存在しています。
鳥見神社は御祭神の(饒速日命ニギハヤヒノミコト)から、物部氏と関連が深いということがわかりますが、きっと香取海の奥まった汽水域として豊富な魚貝資源に恵まれていたこれら場所は、東進してきた物部氏一族にとって、絶好の環境だったに違いありません。
宗像神社の御祭神=市杵島姫命・多岐都姫命・多岐理姫命(女神)
麻賀多(まかた)神社の御祭神=若産霊命(五穀豊作・養蚕の神)
神社の御祭神の系図はまことに複雑で、すぐに忘却してしまうのですが...時節柄、政界再編を睨んだ新党ブームで、すぐに合流・離散しそうな政党が続々生まれていますが、こっちのほうがすぐに忘却するだろうな(苦笑)
古墳は文字通りお墓であり、副葬品に故人を偲ぶ愛用物などが収められていますが、果たして見晴らしの良い海岸沿いに造られた理由は、物見(警備)や武器庫のカモフラージュであったという説もあります。大化の改新(7世紀)による薄葬令(はくそうれい)によって、事実上古墳時代は終わりますが、表向きは民衆の犠牲を軽減し、人馬の殉死殉葬を禁じた、今でいう事業仕分けのようなものですが...
その実は、秀吉の刀狩のような戦争準備を禁じる方策であったという説です。これは畿内で前方後円墳の築造が減少に向かう6世紀に入ってから、東国では爆発的に前方後円墳が作られるという現象を根拠としているようですが、もとより鹿島神宮も香取神宮も御祭神は軍神として崇められている神様であります。安定政権を望んだ畿内の朝廷にとって、東国の反乱はつねに用心していたことは確かでしょうね。
さて、古墳造営を禁じられた豪族(土地の支配者)たちは、テリトリーのランドマークに各御祭神を祀って、神社の造営に切り替えていきますが、その神社(箱物)建築は6世紀の仏教伝来以降の寺院建築への対抗であったことなどは、まことに興味深い話で...って。
あ〜まずい!収拾がつかなくなりそう(>_<)
生前、サスケさんにこんな質問をしました。
「どうして、サスケさんのブログは読みやすいんですかね?」
「う〜ん、小学5年の孫が読んでもわかるように書いているからな?」
物静かなサスケさんの言葉になるほどと感心し
その後私もブログを書く時にそんなことに留意しているのですが・・・
すみませ〜ん(>_<)
結局は蛇足・雑文になってしまいました(汗)
でもサスケさんのおかげで、こんな良いサイトに出会えたことに、心から感謝しております(合掌)
PS.思い出ポタの主催者103が"小樽なう"の記事書いてて、「え!?」(@@;)
...って。驚いたら、ポタ本番は6/19(土)でした(汗)
あ〜〜〜(>_<)どこまでおっちょこちょいなんだ、俺!
☆読んで頂いて感謝なっしー♪
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