利根運河とオオタカ / ポタリング六尺

自転車(ポタリング)


流山市東深井に住む私にとって、利根運河CRはポタリングの出発地であり到着地でもあります。
(紅葉の美しい理窓公園も、実は敷地の大部分は流山市東深井の住所になります。)

091203_01.jpg

さて、先日の第7回東葛ポタの道中、利根運河CRで鷹匠サークルの方々とすれ違いましたが、千葉県野田市や茨城県牛久市では鷹匠サークルの活動が盛んで、11月15日から2月15日までの三ヶ月間は鷹狩が許可されるので利根運河付近では、ペットとしての鷹を使って野鳥などを獲るスポーツとしての鷹匠が行われているそうです。私も一昨年12月に、理窓公園で鷹匠さんに遭遇しペットしての鷹(ハリスホーク=和名モモアカノスリ)を間近で拝見させて頂きました。

紅葉が終わって木立の隙間が多くなってくると、野鳥が観察しやすくなりますが、私もこの2年間に、利根運河周辺でオオタカ?と思われる鷹に何度が遭遇しています。
遠くに飛翔しているタカ科を素人目で、オオタカなのか、ハイタカなのか、サシバなのか自信はないですが、運良く低い木立や池のほとりに降り立った時に見た姿は、おそらくオオタカだと思います。それは時々拝見させて頂いている、利根運河の野鳥サイトのこちらの画像(きりりとした白い眉斑)を参考にさせて頂いています。

江戸川CR方面から利根運河CRに入り、国道16号線のアンダーパスを抜けると北側には野田市三ヶ尾の湿地地帯が開けてきます。市立柏高校の反対側あたりは、かなり奥まで谷津田が食い込んでいますが、一度だけこのあたりで烏ではない鳥が集団で円弧を描きながら飛んでいる姿を見て
「え?鳶ではないしオオタカ??数が多すぎるし、しかも集団飛行ってするの??」
と、とても不思議だったのですが、これも流山BLOGGERSのメンバーであるSpockさんの利根運河で「江川 秋のタカの渡り観察会」行ってきました!の記事を読んで、サシバの鷹柱だったのだとわかりました。

先月に始まったNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」の予告編で、病床に伏した正岡子規(香川照之)が庭を見つめながら「この小さな庭にも森羅万象の宇宙があるんじゃ」....と後の「病牀六尺(病床六尺)」に通じる台詞のシーンがありました。

091203_02.jpg

私のポタリングは、ほとんど遠出はせずに
ん?これなんだろう??...あれ?これは何??
と利根運河CR周辺だけで半日終わってしまうことも多々あります^^;
ま〜言ってみればポタリング六尺といいますか、ごく狭いエリアでもいくつも発見があって面白いです。

ま、そんなわけで私は利根運河周辺やちょっと遠くても"ちばらき"周辺の里山や谷津をMTB寄りのクロスバイクで出かけているのですが、ヤブレンジャーのごとく道無き道に分け入っていくことも多いので...
「え??こんなところに自転車で入ってくるのか??」
とオオタカなどの野鳥よりもバードウオッチャーの方々を驚かせることが多いようで、ご迷惑おかけしてすみませ〜ん^^;

オオタカはドバトなども捕食するので、ある程度の都市型生活も可能らしいのですが...でも、猛禽類が安住できる環境は、餌となるヘビやトカゲの爬虫類、それの餌になるカエル、さらにそれの餌となる昆虫などが豊かな湿地環境がそばにあることが最良との事。

091203_03.jpg

流山おおたかの森と冠がついた駅周辺では、どんどん開発が進行しちゃっていますが、利根運河周辺は猛禽類の安住の地として残って欲しいですねー。


人気ブログランキングにほんブログ村 自転車ブログblogram投票ボタンランキング投票ボタン
日本ブログ村

☆読んで頂いて感謝なっしー♪

クリック頂けたら感激なっしー! ⇒⇒

ブログ執筆の励みになりますf(^、^;



2009年12月03日

posted by たすけ at 23:03 | Comment(10) | TrackBack(0) | 自転車(ポタリング) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
たすけさん、おはようございます。
里山ポタ、いいですねぇ。 双眼鏡を持っていると、野鳥も視界に入ってくると思いますよ。 わたしは持ち歩きませんが、望遠カメラで覗くと同時に、シャッターを押させてもらっています。

運河に、鷹匠が居たのにはビックリ! スズメやカラスを獲ってくれればいいのですが、小鳥たちは怖がって逃げてしまいますねぇ。 理窓公園にもうすこし沢山の種類の小鳥が居ても良いと思っていたのですが、猛禽類がいて、敬遠してしまっているのかなぁ。 

それともう一つ、最近公園でも都市開発もですが、あまりにも綺麗に整備しすぎ(お金を使って)で、残せばよい下草が刈られてしまって、野鳥が住みづらくなってしまっているようです。 自然なままに環境を残すことの難しさですかね。 環境整備も含めて、「箱物から人へ」お金を使って欲しいものです。

近々、そちら方面へ探鳥ついでに野鳥撮影に出かけますので、タイミングが合えば、ご一緒しましょう。   
Posted by joypapa at 2009年12月04日 10:34
>joypapaさん こんばんわ

冬は里山に限りますね(笑)
私、毎土曜日は仕事でして、日・祝の休日なのですが、今度の日曜は自治会や娘の演奏会などで自転車に乗れません(泣)
運河方面にお越しの際にはコメントかメールを頂ければ喜んで参上いたしますね(^_^)

PS.おおたかの森周辺は、ヒートアイランド抑制で緑の回廊は残すとの計画があるようですが...開発が進むと湿地は調整池という形に変わってしまうことが常ですね。
かつて蒲がたくさん生えていた坂川や大堀川の湿地に、今重機が入って改良(?)していますが、どんな風に完成するのか気になって仕方ありません。
Posted by たすけ at 2009年12月04日 19:23
こんばんは。 自然は、自然のままにが原則だと、最近おもうようになりました。 草の刈り込みすぎ、(業者は、やらないと発注元にしかられ、商売にならないし、発注元(お役所)は、自然を理解してないし、ギャップばかり)や住民は、虫に悩まされるという反面もあり、悩ましい限りですが、そのまま残せるなら、そのままにです。 運河や江戸川の川沿いの草刈が、いい例ですよ。 刈り過ぎです。 もう少し、草を残すべきかな??とも思います。 
Posted by joypapa at 2009年12月04日 22:47
>joypapaさん
仰る通りですね。
あちら立てればこちら立たずで、あるがままの自然を残すのは、なかなか難しい状況であるようですねぇ。
Posted by たすけ at 2009年12月04日 22:56
深井の近辺は、地形にも適度な意外性があって、何だか、冒険心をくすぐられるようなところがありますね。

鷹匠がいるとは、驚きです。
狩りを見学させていただけたらありがたいですね。
Posted by 断腸亭髭爺 at 2009年12月05日 09:00
もっぱら田舎道ポタ=藪レンジャーポタをしているとサイクリングロードでは味わえない出会いが待っていますよ♪

断腸亭さんのことだから...
狩りを見学させていただけたらありがたいですね。→ 獲物を分けてもらって山賊BBQやりたいですねー に発展しそうな気がしますけど?(笑)
Posted by たすけ at 2009年12月06日 02:18
たすけさん、こんばんは!
利根運河での鷹匠さん達との遭遇にはびっくりでしたね。
人間の上半身くらいの大きさに感じましたが、
結構可愛い顔だったのを覚えています。
(でも、翼広げてると怖そう、、)
今度は単眼鏡もって出かけたいと思います。
Posted by ワンチャン at 2009年12月06日 20:11
>ワンチャンさん

狩猟シーズンに猟銃を持った人に遭遇するともっと怖いです(笑)
印旛沼周辺も白鳥や野鳥の宝庫ですので、是非、鳥さん画像をブログにアップされてくださいねー♪
Posted by たすけ at 2009年12月07日 20:18
トラックバックありがとうございます。運河で鷹匠ですか? 居るんですね、驚きです。

タカ柱を見たとは、ラッキーですね〜 私は、見たくてもまだ見てませんよ〜 

野田の江川地区は、田圃(水辺)と森(山)があって貴重な自然が残ってますよね、バードウォチングにも最適です・・・もちろんポタリングの休憩にも。
Posted by Spock at 2009年12月09日 22:00
>Spockさん

こちらこそ、Spockさんの記事がなければ...
あの鷹の集団飛行は永遠の謎で終わるところでしたので、ありがとうございました。

流山BOGGERSの忘年会記事、密かに見ておりましたが^^;本年は都合がつかず参加表明はできませんが、いずれリアルミートできる日を楽しみにしておりま〜す♪
Posted by たすけ at 2009年12月09日 22:45
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック