ちばらきチャンネル

先日、印西市に所用で出かけた時に、このはるか奥まで続く谷津田の風景に息を飲んで見とれていました。といいますか、この谷津田のはるか奥の細い道から、車の腹をこすりながら、じゃり道を辿ってきて出発点を振り返った時のスナップなんですが(笑)
谷津田とは谷にある湿地の意で、主に関東地方の武蔵野台地に見られる里山の景観です。谷地田、谷戸田と呼ぶ地域もあるそうですが、この景観は東葛飾地域で生まれ育った私の故郷の風景そのものです。
私が自転車を始めたきっかけは、東葛人さんのブログを読んでいるうちに小〜高校生の頃に流山の市野谷・野々下・古間木などの谷津田や雑木林を自転車で縦横無尽に走っていた頃を懐かしく思い出し、またやってみたいなーと思ったのが始まりでした。
だから私自身が、谷津田になんだかとても郷愁を感じて見入ってしまうのはわかるのですが...
生駒山地から一気に平野が広がる東大阪周辺の風景の中で育った東葛人さんや、吉野川が深く谷を刻んだ大歩危小歩危などの雄大な風景を見慣れたIKAWAさんがこういう風景が好きなのは何故なんだろう?と、不思議に思っていました。
実は昨日...
例のペットミルクの話を持って来た印西市出身の社長さんが弊社に立ち寄られて
「いやぁ〜、あの付近の谷津田はほんと凄いですねー。」
「そうかぁ?見慣れちゃってなんとも感じないけどなぁ、それよりタスマニアの風景が最高だ。」
って^^; やっぱ人それぞれですね(笑)
その後、いろいろ雑談している中で...
「今日は午前中は、創作自転車の会の打合せだったんですよ。」
「自転車かぁ、相変わらずだねぇ。俺は印西を歩こう会の手伝いをすることになったよ。」
「ケビン・ショートさんって、印西市在住の学者さんで里山研究家がいてね...。」
「えっ!?あのケビンさんと一緒にやるんですか?」
「ん?なんだ?知ってんの?」
「えぇ、いつだったかテレビで拝見したことありますよ。」
かなり以前から、長野県在住のC.W.ニコルさんは存じ上げていましたが
「へぇ〜、千葉県にも同じような外人さんがいるんだなぁ。」
と興味深く見ていたことを話しました...
...で。ケビン・ショートさんの近況を拝見したら...
『最近では、印西の里山を歩きながら出会う、庚申塚などの民間信仰に関心を寄せている。好奇心の赴くままに、どこへでも出かけ、自然の中に隠れている“ワンダー”を見つけ出す。』
...って。これって、私や某氏・某さんそのまんまじゃないですか!?(爆)
...で。「ハッ!」としたわけですよ。
谷津田の風景の魅力に惹かれるのは、関東とか関西とか四国とか故郷がどうしたとか...そんなの関係ないんですね。要は感性が似通っているのですね。
ちょっと暫らくはチバラキ方面はお休みして、手賀沼や印旛沼に注ぐ川沿いの谷津田を探検したくなりました。
そのうちに、くだんの社長さんたちの「歩こう会の集団」と、どこかでばったり鉢合わせになることを密かな楽しみにしております(笑)





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私も谷津田の風景に惹かれた一人です。
印旛地区の谷津田はしばしば訪れます。
ケビン・ショートさんの言葉には深く共鳴します。
機会があればご一緒したいですね。
去年6月の第3回東葛ポタ以来ですねー
いつも東葛人さんたちのブログで愚兵衛さんのディープな田舎道ポタを羨ましく拝読しておりました。機会があれば是非私もご一緒させてくださ〜い♪
「生駒山地から一気に平野が広がる東大阪周辺の風景の中で育った」私が谷津の風景に惹かれるのは、高低差のある自然の景観に飢えているからでもあります。
18歳まで山を眺めて育ちました。
ですから、初めて東京に出てきた時、ビルだらけなことよりも、山がないことに驚愕し、落ち着かず、情緒不安定になりそうなりました。
そんなわけですから、谷津の風景を見つけた時は本当に嬉しかったですね。
子供の頃の山は不思議がいっぱいのワンダーランドでしたが、谷津の風景もまさにそんな感じです。
なるほどぉ..いつだったか、ゴルフの帰途の車中でやはり関西の方が「ほんまに関東は真っ平だなぁ」とおなじようなことをおっしゃっていました。
小学生に上がる前後から、西平井の谷津や里山が次々と造成され平和台という住宅地に変わっていく中、谷津や里山は通学路であり、遊び場であり、同時に山菜の収穫地(食糧供給地)でもありました。
印旛・印西はまだまだ里山が豊富ですので地権者の方に了解を得て「山菜を食らう会」でも開いてみたいなぁ..などと考えている今日この頃です。