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日記(動物写真館)
のんびりノスリとまったりチョウゲンボウ...って。童話のタイトルのようですし、のんびりもまったりも、似たような意味ですが。
ノスリ(=タカ科)も、チョウゲンボウ(=ハヤブサ科)も、似たような通称(別名)をもっています。
ノスリ=糞鳶(くそとび) チョウゲンボウ=馬糞鷹(まぐそだか)
糞(くそ)...ですって!可哀想に^^;
まぁそれだけ、昔はどこにでもいる珍しくもないフツーの猛禽だったのでしょうが...でも糞の意味に、オオタカやハヤブサのように鷹狩に使えない(役に立たない)という事らしいのですが、ホントにそうなのかしら?
実際現代では、ハリスホーク(モモアカノスリ)やアメリカチョウゲンボウは、鷹匠(ファルコナー)に飼育されています。手前勝手な解釈ですが...おそらく昔、鷹狩は高貴な身分の人しかできなかったので、見た目の美しさ(縞模様など)などから、オオタカやハヤブサが重宝され、ノスリやチョウゲンボウは見向きもされなかった...案外そんな事じゃないのかなぁ...と思っています。
ま、それはさておき。
私自身、探鳥をはじめたばかりの頃はノスリでもチョウゲンボウでも、遭遇するだけで嬉しかったのですが、あまりにフツーに出会ってばかりいると、なるほど糞鳶(くそとび)・馬糞鷹(まぐそだか)なのかもしれないと(^^;)
1月25日(土) うんがいい!朝市で柏おやじダンサーズを撮影後、利根運河の両側(野田市今上耕地〜流山市新川耕地)を通って富士見台の会社に戻ってきたのですが。その道中、わずか1kmの行程、時間にしたら5分〜10分置きに、ノスリ4羽(1組つがい)とチョウゲンボウに出会ってしまうのですから...最近はすっかり、ノスリとチョウゲンボウに対する感動や有難味が薄れてきてしまっています^^;
まぁ、そうは言っても、結局カメラを向けてしまうのが、探鳥ポタリストの性です(^^;)
このノスリ...ホントにのんびりしていました。
すぐ真下まで近づいたのに逃げる気配もなく、次の瞬間移動したと思ったらすぐ隣の電柱。
私、完全にノスリになめられていますね(苦笑)
このチョウゲンボウは、江戸川と運河の合流点から、坂を下ってきたら、私の頭上すれすれに飛行してきました。振り返ったら、すぐそこに止まって、しかも1つ1つ杭を移動って....私、完全に若鳥のチョウゲンボウにもなめられています(苦笑)
このノスリは、たぶんいつも見るノスリです。
たいてい、つがい【番い】でいるので注意してみると、ペアがどこかにいます。また、チョウゲンボウも【番い】でいる事が多いので、遭遇率が高いのかも知れません。私自身の探鳥力が上がったのかも知れませんが、こうも簡単に遭遇するとなんだなぁ^^;
それにしても、ノスリやチョウゲンボウは、車もトラックもブルドーザーも全然怖がりません。この記事で掲載したノスリやチョウゲンボウは、撮影者の私をガン見していますが、一定の距離(間合い)に近づくまで...否、警戒距離に入っても、動じることなく、悠々(=のんびり・まったり)としています。
オオタカやハヤブサは発見はするのですが、いまだカメラに納めることができていません。ノスリやチョウゲンボウより警戒心が強いせいなのか「あ!居たっ!」と思っても、カメラを取り出す間に視界から消えてしまいます。
なんだ・・・結局。
オオタカやハヤブサは見た目も美しいけど、人間に対して臆病な猛禽なので、飼いならす事にステータスがあるのかな?などと思ってしまいます。その点、人間との間合いをわかっている、ノスリやチョウゲンボウの方が頭いいんじゃね?
実際トビやカラスはかなり頭が良くて、人間の食べ物さえ強奪しますものね。
但し、見た目が醜いし、死肉も漁るので、ペットとして飼われずに済んだと。
そう!THIS IS IT!
能(脳)ある鷹...とは、糞鳶&馬糞鷹じゃないか?などと思っています(^^;)