学徒出陣と積極的平和主義

日記(言いたい放題)


学徒出陣.jpg

雨の観閲式総合予行(10/20)の見学行った時、入場行進する学生隊を眺めながら、お気に入りブログの【出陣学徒壮行会】の記事を思い浮かべていました。

観閲式(学生隊).jpg

雲ひとつない晴れ上がった観閲式当日(10/27)、堂々と行進する防衛大・防衛医大・高等工科・高等看護学院の学生たちを撮影する私の心には、防衛大から海自に任官した息子を見ていた従姉妹の気持ちが痛いほどわかりました。心身ともに立派に成長した子を誇らしく思う反面、日本を守るための自衛戦以外、日本が戦争に加担するようになって欲しくないと、あらためて思いました。

職業として軍人を選び兵学校や予科練に入った学生と、学徒出陣の学生に違いはあれど、親にしてみれば、「我が子は危険な任務について欲しくない」と思うのが本音です。
現代でも職業として自衛隊を選び、防衛大や高等工科に進学した学生たちは「国を守りたい」と思う気持ちと同時に「親に経済的負担をかけたくない」との気持ちが強い志望動機になっている事は、昔と変わりがないと思います。

むしろ、1ドル300円前後で1杯300〜350円の牛丼を食べていた35年前の私たちの学生時代より、1ドル100円未満となり1杯250〜280円の牛丼を食べるようになった現代の学生の方が、経済的に進学状況が厳しい時代となっていると思います。



観閲官訓示では、安倍総理は何度も『積極的平和主義』というフレーズを口にしました。日本の平和を保つためには国土を守るだけではなく、国際貢献として積極的に海外派兵が必要な時代となっていると。ホントにそうでしょうか?国際貢献ではなく、アメリカ貢献と言葉を変えた方がわかりやすいのではないでしょうか?

昭和33年生まれ(1950年代後半)の私達世代はノンポリの「しらけ世代」と言われました。普及し始めた白黒テレビでコンバットやララミー牧場など米国ドラマを見て育ち、安保闘争にも直接関わることなく、深い意味も知らずに反戦フォークソングを口ずさんでいました。
アメリカは今でも大好きな国ですが、大人になるにつれアメリカの覇権主義とそれに従属している日本を憂うようになってきました。中学生の時、北爆(北ベトナム爆撃)に向かう米国兵士の前で祈る牧師の写真を示しながら、『おまえたち、どうしてこの矛盾に気付かないんだ!』と、顔を真っ赤にして激昂した社会科の先生の気持ちが今となってわかる年齢となってきました。

私たちが学生の頃は、経済格差もあり中国や韓国に対して脅威や嫌悪感もありませんでした。なんとなく脅威を感じていたのはソ連でした。否、脅威を植え付けられていたと言った方が良いのかも知れません。今、ネット上で若い世代の、反中・反韓の書き込みが多い事に驚きます。

日本が隣国の中国や韓国と緊張状態になる事で、どこが一番得するか?
日本・中国・韓国がひとつの経済圏となる事を、どこが一番恐れているか?

TPPの実態.jpg

私は、何故日本政府がTPPや原発を推進するのか、理解できません。しかし、アメリカ国家の立場になれば、理解できます。安倍総理は日米同盟が日本の基軸であると熱弁していましたが、同盟というより隷属と言ったほうが適切なんだろうなと思います。

動画では聞こえないかも知れませんが、安倍総理の訓示の間、会場の外で『観閲式反対!』の市民デモの声が上がっていました。考え方は人それぞれで、日本に軍備は全く必要ない!自衛隊は違憲だ!という人々もいます。こうした声を抹殺しないのことが民主国家であり、これを法律で禁止するような国であってはいけないと思います。

私自身は、地域の安全を守る警察・消防が日頃から命をかけて厳しい訓練を続けているように、日本という『国』の安全を守るために、厳しい訓練で鍛え抜かれた自衛隊は必要であり、他国に侵略されない抑止力として軍備は必要であると思っています。

ふるさと日本国.jpg

しかし『国』と『国家』を区別して考える事も必要だと思います。
どんなに時代・政権・国家が変化しようとも、生まれ育った『国』を愛し誇りに思うのは、いつの時代でも純真で崇高な気持ちです。特に若い世代ほど純真に考えます。親となれば『国の安全』よりも『子の安全』が優先です。私にとって安倍首相の訓示は、学徒出陣式の東條首相の訓示に重なってしまいました。

首相には『諸君の誰一人も戦地に行かせないようにするのが、最高司令官たる私の職務であります。但し万が一、国の安全に危険が生じた時は、命を賭して愛する国を守って欲しい』と訓示して欲しかった。

雨の総合予行の日、装備展示で衛生科部隊(救急車)の案内をしていた、私の娘と同い年くらいの女性自衛官と短い会話を交わしました。
「高等看護学院ご出身ですか?」
「いえ、普通科部隊から転属です。」
「何故、危険な自衛隊を選んだの?」
「社会(国)に、役立つ仕事がしたかったのです。」


若い自衛官の純真な気持ちを大切にするためにも、日本政府(国家)には誤った積極的平和主義に舵を切って欲しくないと願うばかりです。

2013年10月31日

posted by たすけ at 04:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記(言いたい放題) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

教えて!中央観閲式(陸上自衛隊朝霞訓練場)の装備品展示について(その3)

お役立ちサイト

中央観閲式で展示されていた装備品や帰りに立ち寄った陸上自衛隊広報センター(りっくんランド)。また観閲式総合予行や観閲式本番当日の画像についてはアルバムに整理しておきました。

主要装備品.jpg

以下にサムネイルを貼っておきますので、ご興味のある方は各アルバム名をクリックして大きな画像でご覧ください。アルバム内でさらに画像をクリックすれば原画(1920×1080ピクセル)の画像になります。

観閲式(装備品).jpg
観閲式(装備展示)⇒[アルバム20枚]


陸上自衛隊広報センター(りっくんランド).jpg
陸上自衛隊広報センター(りっくんランド)⇒[アルバム6枚]


2013年観閲式(雨中の総合予行).jpg
2013年観閲式(雨中の総合予行)⇒[アルバム19枚]


2013年観閲式(会場風景).jpg
2013年観閲式(会場風景)⇒[アルバム10枚]


2013年観閲式(隊員整列).jpg
2013年観閲式(隊員整列)⇒[アルバム17枚]


観閲式の警備・報道・ゆるキャラなど.jpg
観閲式の警備・報道・ゆるキャラなど⇒[アルバム10枚]

この項、終わり。

....けど、言いたい放題のカテゴリで、もう一つ関連記事を書きます。

2013年10月30日

posted by たすけ at 04:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | お役立ちサイト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

教えて!中央観閲式(陸上自衛隊朝霞訓練場)のプログラムについて(その2)

お役立ちサイト

観閲式=観兵式は司令官が部隊を査閲することで、中央観閲式プログラムのメインは観閲部隊の行進です。本記事では観閲式のプログラムに沿って動画をご紹介します。
観閲式のプログラムで1.観閲官臨場(総理大臣や陸将など)となっていますが、その前に観閲部隊の入場行進がありますので、0.観閲部隊入場を書き足しておきました。

観閲式プログラム.jpg


【観閲部隊の入場整列(全部隊)】⇒プログラム0.
防衛大学校の学生部隊を先頭に、最後尾に陸・海・空の混成音楽隊が入場します。


【巡閲(全部隊)】⇒プログラム6.
最高司令官(内閣総理大臣)が車上から査閲(巡閲後に観閲官訓示)


【徒歩行進(全部隊)】⇒プログラム9.
プログラム8.の空挺降下は風の影響で中止されました。


【観覧飛行・車両行進】⇒プログラム10.11
一部撮影出来ずに欠落していますm(_ _)m

観閲部隊一覧.jpg


撮影した場所がスタンド階段脇だったので、人が通る度に映像が上下に揺れて、お見苦しい箇所が多々ありますが。
もしかして『我が子である隊員を探す、親御さんやお身内の方がいらっしゃるかも?』と思い●(全部隊)はほとんどカットせずにノーカットFHD動画をyoutubeにアップしました。観覧飛行・車両行進は、視界が遮られたりで一部欠落しています。下記は2013年観閲式動画一覧です。

2013年観閲式(その1)雨中の総合予行10/20 [03分37秒]
http://www.youtube.com/watch?v=7bsYp_wuh0U

2013年観閲式(その2)観閲部隊入場(全部隊) [12分52秒]
http://www.youtube.com/watch?v=BrKYH5GHmjc

2013年観閲式(その3)特別儀仗隊と観閲官臨場 [05分00秒]
http://www.youtube.com/watch?v=c0p8FSYSYPs

2013年観閲式(その4)栄誉礼・国旗掲揚 [01分50秒]
http://www.youtube.com/watch?v=gdaFkbg4WHE

2013年観閲式(その5)観閲官の巡閲(全部隊) [05分34秒]
http://www.youtube.com/watch?v=p6ooLtubrVg

2013年観閲式(その6)観閲官の訓示 [01分54秒]
http://www.youtube.com/watch?v=jQeXOnLyB5Q

2013年観閲式(その7)車両部隊の行進準備 [05分52秒]
http://www.youtube.com/watch?v=Vf4IDs9HUB8

2013年観閲式(その8)徒歩行進(全部隊) [17分33秒]
http://www.youtube.com/watch?v=rOKdJd_Eazw

2013年観閲式(その9)観閲飛行と車両部隊の行進 [08分39秒]
http://www.youtube.com/watch?v=vP4-IupZ2KM

2013年観閲式(その10)高等工科学校ファンシードリル [09分42秒]
http://www.youtube.com/watch?v=fQ97vFS-HRA

2013年観閲式(その11)和太鼓&音楽隊の演奏 [04分35秒]
http://www.youtube.com/watch?v=430nm-zAVFs

観閲式会場案内図.gif

観閲官退場で観閲式のプログラムが終了し、紫席(特別招待者席)が開放されます。高等工科学校儀仗隊によるファンシードリルや音楽隊の演奏は紫席に移動して撮影しました。



この項続きます。

2013年10月29日

posted by たすけ at 14:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | お役立ちサイト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

教えて!中央観閲式(陸上自衛隊朝霞訓練場)の見学について(その1)

お役立ちサイト

陸・海・空の自衛隊で、3年毎に行われている観閲式。(海上自衛隊は観艦式)
陸上自衛隊朝霞訓練場で開催される観閲式は、特に中央観閲式と呼ばれています。

観閲式パンフット.jpg

幸運な事に第60回観閲式(平成25年度自衛隊記念日)の、総合予行(10/20)と、本番(10/27)の両日ても見学する事ができました♪一般配布されないチケットなので、初めて行かれる方も多いと思いますので、今後の初見学のご参考になればと思い記事にまとめておきます。
※.何故、チケットを一般配布(抽選公募)しないのか?行ってみて、警備の物々しさに合点しました。政府要人はじめ、米軍や外国人招待客が多いので、まぁそりゃ誰でも自由に見学できるようなイベントじゃないですね。

観閲式(黄色券と緑券).jpg

観閲式のチケットは紫⇒黄色⇒赤⇒青⇒緑
紫色は、政府要人や外国人招待客 (予行でもここには座れないかも^^;)
黄色は、自衛隊幹部婦人や身内など(予行なら入手可能だってりして^^;)

観閲式(赤券).jpg

一般人が入手できるのは、赤・青・緑のいずれかになると思います。
以下、とある娘さんが初めて観閲式を見学に行く父親宛てに書いた注意書きを引用&補足^^;
・和光市駅(と大泉学園駅)からは7時以降に無料シャトルバスに乗れます。
駅そばから何台も出ていますが、時間が遅くなるにつれ大行列に。
乗車時間は10〜15分くらい?下車してからゲート受付までも歩きます。
なので、駅〜現場到着まで、30分以上かかることを計算しておくこと。

・当日は持ちもの検査が厳重です。カバンの中まで全部チェックされます。
金属探知機も通ります。余計な金属類は身に付けていかないこと。

・時間が遅くなるにつれバス降車場からゲートまで長い行列が出来てしまうのは、この厳重なチェックのため。

・ペットボトルなどの飲物は持ち込み禁止。持っていた飲み物は全て紙コップに全て移さないといけません。(紙コップはもらえますが)

・見学席はできるだけ観閲台の周辺(全体の中心付近)の席で、高い位置の席がベスト。
席にこだわらなくても、駅に8時には着いたほうがよいかも。

・席を中座するときは両隣に声がけも大切。(留守中とられないように)
中座の際は、自分の座っている位置を忘れないように。スタンド番号の以外に、何か目印を覚えておくこと。通路から何列目の上から何段目とか、隣のひと、角のひとの服や荷物、顔や帽子の特徴など。

・トイレなどの移動時に確認を求められるため、チケットは常に見につけ、無くさないこと。

・トイレは皆、手前から使うため、奥のほうが結構きれい。(女子トイレは両端が洋式だった)

・武器・兵器の展示もやっています。見学は観閲式の始まる前のほうが人が少なくて良い。

・観閲式のスタートは10:30ですが、9:45くらいから防衛大学校生徒の行進などが始まります。
観閲官(内閣総理大臣)が入場するのが10:30です。

・運良く駐車券が入手できたら、会場内の駐車場に入場可能だが、検問渋滞が続くので電車+シャトルバス利用がおすすめ。

・自転車利用の場合、ゲート付近に駐輪場が用意されている。
スタンドのないスポーツ自転車は駐輪場には止められません。
もしかしたら、他に誘導されていたのかもしれませんが、いわゆるサイクルジャージ姿の観客は一人も見かけませんでした^^;

黄色席と赤席.JPG

赤券でも、7時の開門前からゲート前に並んでいないと良い席は確保できません。(サムネイル)
自衛隊のイベントらしいのは、きっちりと順番通りに席に誘導されますので、自分の目当てする席に座れる確率はかなり少ないです(^^;)
ただ、一旦席を確保したら観閲式がはじまるまで、装備品を見に行ったり売店で買い物したりするのは自由です。でも、式がはじまる前にメイン会場通路が通行止めになりますので、あまりゆっくりし過ぎると、自分の席に戻れなくなりますので、ご注意をば。

観閲式会場案内図.gif

会場案内図。赤券でも左側スタンド席(川越街道側)が人気なのですが、右側の赤スタンド席が埋まるまでスタンド入を待たされます。また、黄色席に近い赤券の最上段席は予約席になっていました。



緑券は、スタンド席とマウンド芝生(立見席)になりますが、車両移動前は立見席からだと、栄誉礼などの様子はほとんど見えません。青券・緑券の場合は双眼鏡を持って行った方がいいですよ(^^)



メインの徒歩行進や車両行進はどの色の席でも見学できますが、青券・緑券は、車両部隊が移動する時、目の前で戦車などが移動しますので、それはそれで迫力あるラッキーな席かも知れません。※.ただ、前列のパイプ席からは、行進見学は行進の壁で手前の隊員しか見えないです^^;

この項続きます。

2013年10月28日

posted by たすけ at 22:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | お役立ちサイト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

市野谷(いちのや)の森 / 過去と現在

流山チャンネル

そもそも、おおたかの森とは、つくばエクスプレス開業に合わせて広まった名称で、本来は市野谷(いちのや)の森でした。そこで前記事より少し範囲を拡大して、市野谷の森の過去と現在を比較してみます。
市野谷という地名は円東寺の門前に市がたったからとか、その昔馬の飼育をしていた代官の市野惣太夫という人が住んでいたからとか諸説ありますが、ここでも馬の話が出てきます。

1955_昭和30年流山市野谷の森.jpg
1955年(昭和30年)市野谷の森
地図の中心を、市野谷の円東寺にしてあります。

市野谷の森1955年(昭和30年).jpg
1955年(昭和30年)市野谷の森
上記の写真に、つくばエクスプレスと諏訪道を重ねてみました。
流山南部中は、私の出身校です。

市野谷の森2008年(平成20年).jpg
2008年(平成20年)市野谷の森
森の消失は、一目瞭然なのですが・・・
私にとって旧道があちこちで寸断されてしまったことがショックでした。

ほんの昨年まで、多くのサイクリストがこの円東寺前のくねくね旧道を経由して、江戸川〜大堀川へのルートにしていました。今は行き止まりの連続で、私自身も円東寺さんに行く道がわからず、呆然としてしまいました。
数年前に自転車仲間を案内した旧道も、行き止まりや付け替え道路になってしまい、走っていて気持ちの良い道がここ数年で、かなり減ってしまいました。

私自身小学生の頃は、でこぼこ道や曲がりくねった道ばかりの、田舎じみた流山の風景を恥ずかしいと思っていて、都会を羨ましく思っていました。しかし、大学生以降は車窓から延々と家屋とビルしか見えない東京の風景にうんざりし、都心に近く緑の多い流山を誇らしく思うように変わりました。

都心方面からつくばエクスプレスに乗車し、南流山駅からのトンネルを抜けると、車窓に緑が広がりほっとしますが、年々その緑が減っています。まるで映画のセットのように、うすっぺらな緑の壁が連続しているようになってきました。住みやすく活気にあふれたまちづくりは大歓迎なのですが「都心から一番近い森のまち」が、看板倒れにならないよう祈るばかりです。



これは、江戸時代の諏訪道をトレースしたものですが、今では行き止まりや付け替え道路になっている箇所があり、このルートのままでは徒歩でも行けない部分があります。ただ、道は常に変化します。私が生まれてから中学生になる間にも、2万人だった市内人口が5万人となり自家用車の普及と共に、諏訪道は舗装道に整備され、ところどころで付け替えがありました。

でも、曲がりくねった古道や旧街道は車にとっては見通しが悪くて走りづらい道だけど、自転車や徒歩で行くと気持ちが良い道なんですよねぇ。これからは、車優先の都市計画道路を優先するより、歩いて気持ち良い道、自慢できる道を優先整備して欲しいなぁ。


■関連記事
流山おおたかの森 / 日光東往還と諏訪道

2013年10月26日

posted by たすけ at 07:33 | Comment(2) | TrackBack(0) | 流山チャンネル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

流山おおたかの森 / 過去と現在

流山チャンネル

流山おおたかの森の過去と現在を比較してみます。

1885_明治18年流山おおたかの森.jpg
1885年(明治時代)流山おおたかの森

1961_昭和36年流山おおたかの森.jpg
1961年(昭和36年)流山おおたかの森

1979_昭和54年流山おおたかの森.jpg
1979年(昭和54年)流山おおたかの森

2008_平成20年流山おおたかの森.jpg
2008年(平成20年)流山おおたかの森

2013_平成25年流山おおたかの森.jpg
2013年(平成25年)流山おおたかの森
日光街道東往還(ひがしおうかん)は、流山おおたかの森駅で断絶してしまいました。





ちょうどこの動画の階段下が、日光街道東往還が通っていた箇所になります。

諏訪道(すわみち)は、まだ主要道路として利用されていますが、将来的には流山市の東西を結ぶ(江戸川〜利根川)ルートは、つくばエクスプレスと平行するように走る4車線の都市計画道路(下花輪駒木線)となって、諏訪道は真に古道になってしまうかもしれません。
⇒写真付き別サイト都市軸道路千葉県内区間<流山市篇>

※都市軸道路(としじくどうろ)
埼玉県三郷市から千葉県流山市・柏市西部、茨城県守谷市・つくばみらい市を通り、茨城県つくば市に至る都市計画道路。
ほぼ全線に渡ってつくばエクスプレス(首都圏新都市鉄道)に沿ったルートで、一部では上りと下りで鉄道高架を挟むように通る。全線が4車線〜6車線となる予定で、2011年(平成23年)現在、4車線で開通している区間と暫定2車線の区間がある。
起点の三郷市では国道298号、東京外環自動車道(外環道)と接続。千葉県柏市で国道16号、茨城県守谷市で国道294号、つくば市の終点(真瀬入口交差点)で国道354号と接続し、そのまま直進するとつくば真岡線バイパスに至る。

流山市内で失われた森や古道は、つくばエクスプレスだけでなくこの都市軸道路の開発の影響も大です。否、むしろこっちの影響の方が大きいかもしれませんね。道路ができれば整備維持のために、道路族には永久的にお金が入るシステムになっているので、この道路が完成しても、また新たに道路計画が作られるんだろうなぁ・・・。


■関連記事
流山おおたかの森 / 日光東往還と諏訪道

2013年10月25日

posted by たすけ at 22:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 流山チャンネル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

西初石の森 / 過去と現在

流山チャンネル

西初石の森の家では、10年ほど暮らしましたが、鴬(ウグイス)・郭公(カッコウ)・時鳥(ホトトギス)などの鳴き声に癒やされて過ごすことが出来ました。

2003_平成15年.jpg
2003年(平成15年)の空中写真(サムネイル)...この状態の頃まで暮らしていました。

つくばエクスプレス流山おおたかの森駅の開業を機に、都市計画道路が急速に進んでいます。日光東往還(ひがしおうかん)に並行する都市計画道路(東深井市野谷線)の開通とともに西初石の森の面積が一気に減少しました。

2013_平成25年.jpg
2013年(平成25年)の空中写真(サムネイル)

上手に見える江戸川台や富士見台の市街地は、私が生まれた昭和33年(1958年)に開業した、東武野田線江戸川台駅を中心に開発されました。左手の上新宿〜小屋の耕作地は、流山市の将来都市構造図では緑の拠点として保全する構想としています。なんとか少しでも森を残したまま、構想通りになってもらいたいなぁ。

明治時代の江戸川台と初石付近.gif
明治時代の上新宿・初石・江戸川台付近(サムネイル)

この古地図は明治19年に完成した迅速測図を活用した、歴史的農業環境閲覧システムを参照していますが、上野牧の中を貫通する日光東往還が、現在でも変わらない事がよくわかります。
因みに、日光東往還沿いの上野牧を宅地開発した流山市の松が丘と江戸川台の共通点は、わかりやすい野馬土手が残っている事と、松の木を残した公園や緑地が多い事です。

上新宿の野馬土手(流山市)

西初石1丁目と上新宿新田の境にある野馬土手は、土手上の木々が伐採され破壊を待つばかりです


■関連記事
流山おおたかの森 / 日光東往還と諏訪道
新川耕地と上新宿のたぬき
流山西初石の森(たぬきの森)

タグ:西初石の森
posted by たすけ at 21:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 流山チャンネル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

流山おおたかの森 / 日光東往還と諏訪道

流山チャンネル

つくばエクスプレス(常磐新線)の開業以来、流山おおたかの森(流山新市街地)の開発が急速に進んでいます。開発が進むにつれ、失われていくものがたくさんあります。例えば上野牧(小金牧)の森や野馬土手や、平安時代〜昭和時代まで残された古道など。

日光東往還と諏訪道.gif

1958年(昭和33年)流山町加村台で生まれた私は、西平井(平和台4丁目)→篠籠田(柏市)→東深井(駒形神社隣)→西初石(上新宿新田隣)→東深井(森の図書館隣)と移り住んでいきました。これを古道に例えると、諏訪道(すわみち)沿いと日光東往還(日光脇街道)沿いに転居を繰り返していた事になります。
1990年(平成2年)生まれの娘は、駒形神社の境内で三輪車で遊び、諏訪神社で七五三を祝い、上新宿新田の野馬土手脇の古道で自転車に乗れるようになりました。

野馬土手と小金牧.jpg

私自身は、中学〜高校時代に自転車で流山市内を走り回り、流山市全図に走破した道を赤鉛筆で塗りつぶしていくのが趣味でした。40代後半に、野馬土手マイスターの東葛人さんや、茅葺きマイスターIKAWAさんに影響を受け。55歳の現在、また40年前と同じ事を繰り返しています(^^;)

ご近所まったりポタ専科の私ですが、つくづく思うのが、失われた森や野馬土手や古道が多い事で。特に流山の開発をネガティブに考えている訳ではないのですが・・・。

つくばエクスプレスから車窓を眺めて『嗚呼、またあの森も消えた。』
ポタリングで行き止まり看板を眺めて『嗚呼、またこの道を消えた。』
そんな記事を少し連続させます。(文書量を少なめで写真中心になると思います。)

流山市内で、豊四季駅から東武野田線沿いにほぼ南北に走る日光東往還
江戸川(流山市:加村岸)〜利根川(柏市:布施)の東西を結ぶ諏訪道

この2つの古道は現在でも主要道なので、諏訪神社(豊四季駅付近)までは45年前とほぼ変わっていないので、この2つの道をランドマークにしながら書いていきます。

■関連記事
新川耕地と上新宿のたぬき
流山西初石の森(たぬきの森)
流山裏道ポタの報告編
流山旧道(裏道)ポタのご案内

posted by たすけ at 18:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 流山チャンネル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ありがとう!利根運河シアターナイト2013

流山チャンネル

昨年からはじまった東京理科大生(野田キャンパス)主催の利根運河シアターナイト

06.jpg

昨年(2012年)の利根運河シアターナイト記事(1) / 記事(2) / 記事(3)

今年も住民説明会から出席させて頂いて
あ〜だ・こ〜だと私見を述べさせて頂きましたが...って。
私より熱く叱咤激励したおじさんたちも他にいましたが(^^;)

たぶん理系大学のうちで、もっとも授業単位が厳しい環境の中で、ホントよく頑張ったと思います!
私が休日のポタリングついでに利根運河交流館に立ち寄った時でも、実行委員会の学生が打合せに来て、2分もせずにキャンパスに戻っていきました...「えっ?休日なのに授業あるの??」吃驚!(@_@)

01.jpg

02.jpg

03.jpg

04.jpg

さて、本番当日。
先輩学生が大声で後輩学生に支持を出しながら会場設営をしていたのを微笑ましく眺めていました。

05.jpg

07.jpg

08.jpg


今年は残念ながら灯篭流しの時間あたりから小雨が降り出し、メインのシアター上映あたりから、強く弱く、降ったり止んだりで、幼いお子さんを連れたご家族は、後ろ髪を引かれるように会場を後にされていました。

09.jpg

でも、理科大生が用意した手作り提灯は、あっという間に売り切れ...そして
会場に設置した手作りの光は、優しく煌々と利根運河に輝いていました(^^)




ところで、今回利根運河シアターナイト2013から、オフィシャルHPが作られています。

その中に画像も貼れるBBS(掲示板)があるのですが...
拙ブログの読者の方で、もし当日の様子を撮影された方がいらしたら
皆さんが撮影した、利根運河シアターナイトの画像を集約しませんか?

手始めに私から投稿しておきますが、この画像投稿をもって
http://www2.hp-ez.com/hp/theaternight/page5/1#bbsBox245769
イベント開催に奔走した、実行委員会そして理科大生スタッフ一同様へ
ありがとう!利根運河シアターナイト2013とさせて頂きます(^^;)

PS.ただ、このBBS...投稿設定がちょっと厄介です。
■自動Cookie処理を上書きする
 http://www.m-up.com/isp/cookie.html
にしておかないと、投稿できません。

■投稿できる画像は、2MBまでです。

■表示画像サイズ(サムネイル)がデフォルトで320ピクセルになっているので 頁幅に合わせた480ピクセルに変更した方がきれいに表示できます。(変更しないを選ぶと、はみ出します^^;)

■短時間に同一内容で画像を投稿しようとするとエラーになります。


...てな訳で、私自身は一旦、自分の別ブログに画像を投稿して、その20枚の画像を『横幅480pxの1枚の長ロングサイズの縦長画像』に直して投稿しましたf(^、^;
ま、そこまでするとややこしいので、写真1枚投稿して、あとは自ブログの記事URLを貼っておいたらいいと思います(^^)

もし利根運河シアターナイト2013の画像を撮った方がいらしたら、是非 http://www2.hp-ez.com/hp/theaternight/page5/ に画像投稿してあげてくださいね(^^)/

2013年10月22日

posted by たすけ at 21:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 流山チャンネル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

利根運河シアターナイト2013(予告編)

流山チャンネル

予告編...といいながらPR動画が当日アップになってしまいm(_ _)m

今年(2013年)も開催されます!利根運河シアターナイト



利根運河シアターナイト実行委員会HP⇒ http://www2.hp-ez.com/hp/theaternight/

利根運河シアターナイト2013.gif

開催日:2013年10月19日(土)
野外カフェ:16:00〜21:00
灯篭制作:15時受付ですが
要予約 TEL.04-7153-8555(利根運河交流館)
灯篭流し:18:00〜
理科大生自主制作映画:18:00〜
ナイトミュージアム上映:19:00〜21:00


利根運河シアターナイト10.19.jpg

2013年10月19日

posted by たすけ at 07:07 | Comment(2) | TrackBack(0) | 流山チャンネル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする