蛇の足より人の足 / 行く年来る年

■泡沫(うたかた)日記


行く年

ゆく年.jpg

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タグ:年賀状

2012年12月31日

posted by たすけ at 11:29 | Comment(5) | TrackBack(0) | ■泡沫(うたかた)日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

選挙の結果を決めるのは、投票する者ではなく集計する者だ

日記(言いたい放題)

選挙の結果を決めるのは、投票する者ではなく集計する者だ。
投票する者は何も決定できない。投票を集計する者がすべてを決定する。
まぁ、訳に若干の違いがありますが、旧ソ連のスターリンの名言です。...名言か?

ずっと嘘だった


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2012年12月27日

posted by たすけ at 23:53 | Comment(3) | TrackBack(0) | 日記(言いたい放題) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あるわけねぇだろ、んなもん! / 真のPRICELE$Sとは?

TVドラマや漫画の追憶

あるわけねぇだろ、んなもん!とは12月24日に最終回を迎えた木村拓哉主演の月9ドラマ

あるわけねぇだろ、んなもん!(PRICELE$S)
ミラクル魔法瓶副社長だった大屋敷統一郎(藤木直人)は、腹違いの弟である金田一二三男(木村拓哉)に社長の座を譲るという父の遺言を握り潰し新社長に就任する。二三男は統一郎と兄弟であることは知らず、統一郎らの陰謀により会社を解雇され、極貧状態のなった二三男はゼロからのスタートを切る。やがて二三男は多くの人々に助けられながら、ハピネス魔法瓶という会社を作る。常に前向きで、金では買えない物(PRICELESS)を大切にする二三男の生き様と、それに感化されていく人達の姿を描いたヒューマンコメディ。


木村拓哉の生き様(PRICELESS)に感動したから、その感想記事?
いや・・・そうじゃなくて^^; これからこの記事の中に
ミラクル魔法&ハピネス魔法&PRICELESS&あるわけねぇだろ、んなもん!
を多用しますので、月9の記事とは違いますよ・・・という前説です^^;

多次元だ?違う時空だ?...あるわけねぇだろ、んなもん!
天国だ?来世だ?...あるわけねぇだろ、んなもん!


まぁ、人それぞれですからね(^^)

宇宙論(多次元論)や量子論の記事の後に、NHKのEテレ(地球ドラマチック)の
ピダハン 謎の言語を操るアマゾンの民という番組を見ました。

謎の言語を操るアマゾンの民(ピダハン ).jpg
ブラジル・アマゾンの奥地に、不思議な言語を持つピダハンと呼ばれる少数民族がいます。彼らの言語には数や色を示す言葉がなく、過去や未来の時制もほとんど見られません。ピダハンの人々は、アマゾンの豊かな自然の恵みの中で、「過去」を思い患うことも「未来」を憂うこともなく、充実した「現在」を生きているのです。心豊かなピダハンの人々の暮らしを、長年、彼らと共に暮らした元宣教師のアメリカ人言語学者の目を通して見つめます。
元宣教師で言語学者の名はダニエル・L・エヴェレット...以下ダニエル

ダニエルは、ピダハン族にキリスト教の布教に来たのに、自ら信仰を捨て無宗教になっちゃいます。
彼の家族は当然大反対で、結局ダニエルは離婚し宣教師をやめて言語学者に転向するのですが・・・

ピダハン族は完全自給自足ですから、人生すべてPRICELESS♪、毎日現在がハッピーですからハピネス(幸福論)や神の力(ミラクル)を諭しても、馬の耳に念仏状態^^; 極めつけは、ピダハン族の言語(思考)には、過去も未来もないので、ダニエルにこう言います。(簡略化して書きます)
「天国だ?来世だ?...あるわけねぇだろ、んなもん!」
「で?おまえは、イエスという奴に会ったことあるのか?」
「おまえ、会ったこともない奴のことをどうして信じるんだ?」

...まことに仰る通りで^^;

ピダハン族の言葉には過去や未来の時制がないばかりか、数や色の概念がありません。
数の概念がないから=富の所有の概念がありません。
それどころか母親に「子供は何人いるのか?」と尋ねても通じない...
というか、母親は子供の数を知りません。勿論、我が子の名前と特徴は言えますので、特に子供が何人いるかなどという概念は必要としないのですね。
色の説明どうするのか?と言えば植物や空や雲を表す言葉で直接的に言います。

勿論、ピダハン族は自然の恵みを享受して、自分たちは自然の一部であるという認識はあるようですが、アマゾンという恵み豊かな自然の中にいるので、明日の生活の不安がないので未来のことも殆ど考えない。結果、過去を振り返ることも、未来を憂うことなく、現在をハッピーに生きています。

ピダハン族には架空という概念はありません。考えさせられましたねー。
「で?おまえは、五次元という所に行ったことがあるのか?」
「おまえ、行ったこともない所がどうしてあると思うんだ?」

...と言われてしまうだろうと^^;


もうひとつ、ダニエルを通じて学問とは何だ?権威とは何だ?についても考えさせられました。
ピダハンの言語は接続詞が存在せず、単語と動詞が並ぶだけ。
彼らは鳥の鳴き声と同じように口笛の音階を言語として使っていて、身体の部分(耳や手)も「アオエ」をいう音をイントネーションを変えただけで表現します。

非常に単純且つ独特な言語なのですが、世界的言語学者の権威はノーム・チョムスキー
チョムスキーによれば、人類の言語には普遍的な特性(統一理論)があるとしています。全人類の脳には遺伝的継承されてる共通性があり、どの民族・どの言語にも当てはまると。ところが、ダニエルはピダハン族の言語には、その普遍性は当てはまらないと言語学会で発表します。すると、チョムスキーらの学会側は・・・

「言語普遍性が当てはまらないだ?...あるわけねぇだろ、んなもん!」
ダニエルの発表(研究論文)は、売名行為だとバッシングを受けます。

「じゃあ、決着つけましょうよ!」
とダニエルたちはマサチューセッツ工科大学の言語学の研究チームとピダハンを訪ねようとしたのですが、ブラジル先住民保護機関から拒否されます。どうも背景にはダニエルの発表を快く思わない言語学者側が「ダニエルは人種差別者だ」とブラジル政府に裏から手を回したらしいのですが・・・。

あれ?こんなところで、月9のPRICELE$Sの第8話と共通性が出てきました。
ハピネス魔法瓶(木村拓哉)はベトナム商社との業務提携を決めるが、ミラクル魔法瓶(藤木直人)は政治家との人脈を使って(裏から手を回して)ハピネス魔法瓶とベトナム商社との業務提携を白紙に戻させました。
やーねー。資本家や権威者はいつもこーゆー手を使うのね(苦笑)

さて、ダニエルが現地から離れている数年の間にピダハンの生活は大きく変化してしまいました。
ブラジル政府の援助により、子供たちは学校に通い公用語のポルトガル語を学び。
村には発電機が持ち込まれて電灯にテレビ、水道のある住宅まで整備されていました。

やがて、ピダハン族の子供たちは自分たちの言語を忘れ、テレビに熱中していくでしょう。
そして、色や数や、過去と未来の概念が芽生え、富や天国という概念も芽生えるでしょう。

皮肉な話ですね。
ブラジル政府はピダハン族にミラクル魔法(文明)を与えました。
果たして、彼らにとってそれはハピネス魔法となるのでしょうか・・・・。

2012年12月24日

posted by たすけ at 22:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | TVドラマや漫画の追憶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Spirited Away / 荻野一家はどこから神隠しになったのか?

TVドラマや漫画の追憶

Spirited Away"神隠し" すごっ!Spirited Awayで"千と千尋の神隠し"に変換された(^^;)
さすが、邦画興行成績(観客動員数)ダントツ1位で、世界に知られたアニメ映画ですね。

Spirited Away

つらつらと、物理にまつわる話を書いてきましたが、この記事にて収束です。
え?最後がアニメ記事なの?...えぇ。結局、最後はアニメで話がオチます(^^;)

私、タイムスリップ(タイムトラベル)物の映画やTVドラマが大好きです。きっとそういう人、多いのではないでしょうか?拙ブログのカテゴリにTVドラマや映画の追憶がありますが、振り返ってみるとそんなのばかりでした(苦笑)

例えば「パラレルワールドを教えてくれたは、スーパージェッターだった!」
■子供の頃、電車や車の車窓から動く風景を眺めて...
「もしかしたら、自分は動く風景を見せられているだけじゃないのかな?」
「この世はほんの狭い空間で、自分は走馬灯の中に居るだけじゃないのかな?」
「自分のいる現実は、実は現実ではないのではないか?」

なんていう疑問を感じ・・・って。ガキの頃から私、全然変わってませんね(^^;)

最近はTVアニメはほとんど見ませんが、動画サイトで夢中になったのは
ジパング ※アニメはストーリー途中で終了しています。
西暦200X年。海上自衛隊の自衛艦隊のイージス艦みらいはミッドウェー沖合で突如嵐に巻き込まれ落雷を受ける。そして戦艦大和以下大日本帝国海軍連合艦隊に遭遇したことにより、ミッドウェー海戦直前の1942年6月4日の太平洋上にタイムスリップした事が判明する。
ハリウッド映画「ファイナルカウントダウン」の日本版で、たまたまラーメン屋で単行本(コミック)の最終回を読みましたが・・・
アニメが途中で終了させて良かったと思いました(苦笑)
※戦争映画が好きだと言うと好戦的に思われてしまうかも知れませんが、基本的に戦争映画というのは反戦の意図が込められています。但し、観る人によって感じ方は違いますし、現在の国際緊張関係もあるので、戦争タイムスリップ物語は落とし所(結末)が難しいですねぇ。

現実の時空に戻る

さて、「千と千尋の神隠し」の最後のシーン
「あれ?車の中まで埃だらけだ!」
と、荻野一家がタイムスリップしていた事で"神隠し"の物語が終わります。
この場合「ジパング」や「ファイナルカウントダウン」のように過去に戻ったのではなく
まったく異質な時空(異次元)に迷い込んでいた訳ですが・・・。

ホーキング博士もランドール博士も、タイムマシンで過去に戻ることはおそらく不可能だろう。
しかし、異次元は私たちのすぐそばに存在しているであろう。と語っていました。
ん〜〜、初老の"妄想少年"としてはワクワクする話です(笑)

異次元との境界

荻野一家は、一体どこから異次元の世界に入っていったと思いますか?
私は祠のある御神木の先からが、異次元の入り口(時空の歪)だと思います。
「この道でも行けるだろう!」
とお父さんが雑木林の道を選んだ時点で、荻野一家の運命が変わりましたね。

私、娘と家内から言われました。これ私の行動パターンと同じだと(^^;)
私、車でも自転車でも、先のわからない未知の道をついつい選んで、突っ込んで行ってしまうのです。何度行き止まりや、脱輪スレスレの恐怖を味わったことか(苦笑)

異次元にワープ中

あ〜ぁ、入って行っちゃった(笑) 只今ワープ中です(^^;)

トンネルの謎

行きと帰りのトンネルが変わっていましたよね?
(行き=赤い漆喰(モルタル)のトンネル 帰り=石組み造り)
私思うに、千尋が油屋に架かる橋の上から見たトンネルは、最後に出てくるトンネルの伏線だったんじゃないかな?と思いました。現実に戻って、あのトンネルは通常列車が通れる大きさじゃないので・・・

異次元への入り口

ほら、トトロの森(狭山丘陵)にくり抜かれた軽便鉄道(トロッコ線)で
現在は自転車道になっているアソコですよ(^^)



...って。千と千尋の舞台のモデルは⇒こちらがめちゃめちゃ詳しいですf(^、^;

消えてゆく(透明化する)身体

さて、千と千尋の神隠しで、千尋の肉体が消えていくシーンなのですが...

カオナシと人影(暗黒物質).jpg

電車に乗っていた千尋以外の人間は、みな透明(黒い影)になっていました。千尋もハクから薬をもらわないと、消滅してしまうのではなく、あのようになったのでしょう。そう、暗黒物質のようにどこでも通り抜ける、目には見えない存在に。

「異次元は存在する」と発表したリサ・ランドール博士が、物理学を志したきっかけは「不思議の国のアリス」だったそうです。きっと「千と千尋の神隠し」を見た少年・少女もまた「不思議の世界の解明」に物理学を志してくれるかもしれませんね(^^)

かくいう私は、たまたま、つくばの高エネルギー加速器研究所を訪れ連載科学マンガ・カソクキッズという漫画を読んだことをきっかけに、いろいろ思い出した事がありました。

自転車ヲタについての記事では
「迷い込んだ異次元空間から脱出できないような感覚に襲われたり。」
「誰かがずっと、自分を見ているような感覚に襲われたり」
「もう1人の自分が自分自身を見ているような」

不思議な感覚に襲われた事を思い出しました。

それから...実は私、大人になってからですが
同じ時空の人でない人?がはっきり見えしまったことが2度あります。
1度目は、信州に向かうトンネルの中。
ヘルメット&工事服姿の人が3人、いきなり車の前に現れて
「あ!間に合わない!ぶつかる!!」
ところが、車はなにも衝撃を感じず、その人たちを通り抜けてしまいました。
トンネルの出口で停車したら、そこには工事関係者の慰霊碑がありました。

2度目は、静岡の工場に出かけた時。
周囲は丘陵になった茶畑で、風を感じたのでその方向を見たら、武士が居ました。
「あそこで映画かドラマの撮影をしているですかね?」
「え?どこですか?」
「ほら、あそこ・・・あれ?居ない・・」
「あ、たすけさん。見えちゃいました?」
「私は見たことないのですが、時々同じ事を言う人がいるんですよ。」

気になって見えた場所まで登ってみると、そこには小さな祠がありました。
「たんなる錯覚だよ」と言われても仕方ないことですが。
特に、その場所になんの予備知識(意識)もなく、突然飛び込んできた風景で
何よりそこに慰霊碑や祠があったのは現実だったので、不思議な体験でした。

あの時一瞬、時空が歪んでいたとすれば、異次元の人を見たのかなぁ??
まぁなんにせよ。後付で量子論的に考えられないかなぁ...などと妄想しているだけで。
私の場合は、単なるTVドラマや漫画の見すぎだと自覚しております(^O^;)

はぁ〜〜〜【1】/【2】/【3】/【4】/【5】/【6】/【7】/【8】
師走だと言うのに、またつらつら長いシリーズ記事を書いてしまいました(*´Д`)

2012年12月22日

posted by たすけ at 17:22 | Comment(3) | TrackBack(0) | TVドラマや漫画の追憶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アインシュタインの見果てぬ夢 / 異次元は存在する

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アインシュタインの見果てぬ夢〜統一理論への道〜異次元は存在する〜

私が中学1年の時、こんな事がありました・・・
班ごとに机を並べて朝自習をしていると、同じ班の女子(アッコ)が
「あ、今。おばあちゃんが私を呼んだ」
「え?おばあちゃん?どこ?」
「九州にいるんだけど・・・」
「はぁ?突然何言い出すんだよ」

私を含めて同じ班のクラスメイトで笑っていました。

1時間目が始まって間もなく、教室に教頭先生が来て先生に耳打ち
「アッコ、おばあさまが亡くなったそうだ。すぐ早退しなさい。」
「え!?」
・・・(・・;)

私を含めて、先ほど笑っていた皆が顔を見合わせました。
この「虫の知らせ≒第六感」はとても印象に残っているので、今でも同窓会などで話題になります。
おそらく似たような体験をお持ちの方は、けっこう多いのではないでしょうか?

おばあちゃんが今際の際(この世)で発信した言葉(念・意識)が、1000km以上離れているアッコに瞬時に伝達されたのか?それとも、すでにおばあちゃんは霊魂(異次元体)となって、アッコのすぐそばの時空に現れて声をかけたのか?

「虫の知らせ」をシンクロニシティ(偶然の一つ)と思うか?霊性意識と思うか?
我々は現在科学で説明不可能な現象に時々遭遇しますが、もしかしたら・・・
いずれ量子力学(超ひも理論≒M理論)で説明される日が来るのかもしれません。



〜エレガントな宇宙(超ひも理論)第1回アインシュタインの見果てぬ夢 〜
第2回は⇒こちら 第3回は⇒こちら 全部で2時間25分 すごく面白かったです(^_^)

人が臨終(死)を迎えると「あの世」に行くのか?「無」となるのか?どちらかと言えば...あの世らしき?異次元の世界に行くのだろう...と考えている人の方が多いように思います。

臨死体験で幽体離脱を体験したとか、三途の川から引き返して来たとか。
ホスピスのボランティアをしていると、そういう不思議な話に接する機会も多いのですが・・・
「単なる幻覚だ。」or「今は、科学で証明できないだけだ。」と意見がわかれます。

TV番組や講演会では「嘘くさいなぁ^^;」と前者のように感じてしまう時がありますが
ホスピスの患者様から直接聞いた時は「嘘は言ってない」と後者のように感じています。

アインシュタインの見果てぬ夢は、ホーキング博士らの「膜宇宙論」に引き継がれています。



「超ひも理論」⇒「膜宇宙論」の解説 〜ホーキング博士「膜宇宙論」 Part.5〜
Part.1 Part.2 Part.3 Part.4 30分番組の分割なので、わりやすいです(^^)

ホーキング博士はまだ見ぬ異次元の世界があると考えていますが、「脳は、諸部品が壊れれば動かなくなるコンピューターのようなものだと考えている」「壊れたコンピューターにとっては、天国も来世もない。それは闇を恐れる人々のおとぎ(架空の)話だ」
アインシュタイン同様に「天国や来世は存在しない」と断言しています。

リンク先の記事に、これに対する賛否の意見が寄せれられていますが。私は多様な価値観こそが、世の中を面白く生きる糧と考えているので、アインシュタインやホーキングの見解も、ヘレン・ケラーやタゴールの見解も全て受け入れます。

時節柄、マヤ暦「人類滅亡」に右往左往している人が世界で結構多いことに驚きました。
51歳の誕生日
に「生きる勇気、死ぬ元気」という命題に向き合いましたが、上記4人の共通項は「死」を恐ろしいとは考えない明確な「死生観」を持っているという事で、あの世を信じようが信じまいが...
私はこの世を如何に面白く(悔いなく)生きるかが肝心だと思っておりますf(^、^;




〜異次元の世界は存在する:リサ・ランドール博士 来日インタビュー〜
更に詳しい動画は⇒【リサ・ランドール 異次元への招待】面白かったぁ〜(^^)

ランドール博士が来日した時、学生たちとの会食で印象に残った言葉「物理を学ぶ者なら、世界中の誰もが、同じように考えたり悩んだりするのよ。だって物理は、常に未知の世界への探求ですもの。」アインシュタインの見果てぬ夢は、永遠に引き継がれていくのでしょうねぇ。


異次元は存在する(リサ・ランドール)

「異次元は存在する」「ワープする宇宙」は予約済ですが、まだ読んでいません。
数式や方程式は、まるっきりチンプンカンブンな私ですが、書評によれば素人にもわかりやすく書かれているとの事で、この年末年始の休みは、五次元世界を旅する休みとなりそうですf(^、^;

2012年12月19日

posted by たすけ at 18:08 | Comment(4) | TrackBack(0) | お気に入りサイト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

質量とエネルギーの等価性 / 月を見ていない時、その月は存在するのか?

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桑田佳祐の「質量とエネルギーの等価性」のラップ部分の歌詞⇒参照
この世の中を形作るのは 精神なのか物質なのか アインシュタインに聞いてみな
物質を細分化して一番最後に 一番最後に来るのが素粒子
ラプラスの魔という知的存在が 桑田佳祐よりも凄い賢いらしい(悔しい)

凄い賢いらしい(悔しい)...桑田佳祐らしい歌詞ですよねぇ(^-^)

ラプラスの魔=ラプラスの悪魔とは?⇒参照
もしもある瞬間における全ての物質の力学的状態と力を知ることができ、且つもしもそれらのデータを解析できるだけの能力の知性が存在するとすれば、この知性にとっては、不確実なことは何もなくなり、その目には未来も(過去同様に)全て見えているであろう。
「全てを知っており、未来も予見している知性」通常それは「神」と呼ばれている。
「全知の神」とされる存在については、特にキリスト教神学やスコラ学が行っています。

アインシュタインが理論化した E=mc2=質量とエネルギーの等価性は、神に近づいたけれども・・・自らの相対性理論によって物質(質量)もエネルギーの一状態にすぎないと定理したことで、物質概念の重要性は低下してしまいました。物質は反物質と衝突すると対消滅を起こし物質はエネルギーに変わる。つまり物質というのは消滅するもの。消滅してしまうようなものは、もはや理論の基礎として確実なものではない、ということになってしまいました。

月を見ていない時、その月は存在するのか?「シュレディンガーの猫」と同様、量子力学のパラドックスです。これはアジア初のノーベル文学賞受賞の詩人(インド人)のタゴールとアインシュタインの問答を掲載します。
タゴール:「この世界は人間の世界です。
      世界についての科学理論も所詮は科学者の見方にすぎません。」

アインシュタイン:「真理は人間とは無関係に存在するものではないでしょうか。
          例えば、私が見ていなくても月は確かにあるのです。」

タゴール:「それはその通りです。しかし月はあなたの意識にはなくて、
      他の人間の意識にあるのです。
      人間の意識の中にしか月が存在しないことと同じです。」

アインシュタイン:「私は人間性を超えた客観性が存在すると信じます。
          ピタゴラスの定理は、人間とは無関係に存在する真実です。」

タゴール:「科学は月も無数の原子が描く現象であることを証明したではありませんか。
      あの天体に光と闇の神秘を見るか、それとも無数の原子を見るか。
      もし人間の意識が月だと感じなくなれば、それは月ではなくなるのです。」
ちょっと分かり難いかも知れませんが...アインシュタインは、たとえ人間が見えないものでも物質の定理(≒神の定理≒宇宙の統一理論)が存在する考え...タゴールは人間が見ようが見まいが、物質の本質はそれぞれの意識で決まるものであり、物質の定理を統一することはできない。と問答したのだと私は解釈しています。

アインシュタインは『物理学とは、自然の謎物語を読み解こうとするもの』であり、「それは、完結することはなく、いつも新しい問題を引き起こし、古い見方と新しい見方との劇的な闘争の中に、理解に対する永遠の憧れと世界の調和への信念を固める。」と語っています。またアインシュタインは「人間としての真の偉大さにいたる道は、ひとつしかない。それは何度もひどい目にあうという試練の道である。」とも語っています。

タゴールとアインシュタイン
タゴールとアインシュタイン

一方、タゴールの神秘的&ロマン的な宇宙観は「この偉大な宇宙の中に」に良く表れています。
この偉大な宇宙の中に(ラビンドラナート・タゴール)
この偉大な宇宙の中に
巨大な苦痛の車輪が廻っている
星や遊星は砕け去り
白熱した砂塵の火花が遠く投げとばされて
すさまじい速力でとびちる
元初の網の目に
実在の苦悩を包みながら。
長いので略しましたが、リンク先の全文を読んで感じ方は人それぞれだと思います。私は、もしこの詩がアインシュタインとの対談後に作られたとしたならば、アインシュタインの苦悩を癒す詩であると思いました。

※興味があれば⇒タゴールの詩集 ギタンジャリ(GITANJALI)の翻訳サイト

次記事は、アインシュタインの見果てぬ夢f(^、^;

2012年12月17日

posted by たすけ at 02:04 | Comment(2) | TrackBack(0) | お気に入りサイト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

神とは誰なのか?/ ヘレン・ケラー

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神とは誰なのか?.jpg

神とは誰なのか?
見えない世界を見ていたヘレン・ケラーがひとつの答えを出しています。

02.ヘレン・ケラー他界.jpg

奇跡の人、ヘレン・ケラーが亡くなったのは1968年。私が10歳の時でした。
読書感想文を書いたように記憶しているのですが、54歳となってた今、当時と違う感想を持ちました。
と言いますか、今頃になって、奇跡の人=ヘレン・ケラーではなく、奇跡の人=アン・サリヴァン(ヘレンの家庭教師)という事を知りました。まぁ、いずれにしてもヘレン・ケラーは奇跡の人であることには違いないと思いますが。

03.SHINING SOUL(ヘレン・ケラー).jpg

04.ヘレン・ケラー.jpg

05.光の中へ(ヘレン・ケラー).jpg

光の世界を追い求めたアインシュタインに対して、精神世界に光を求めたヘレン・ケラー

06.テレポーテーション.jpg

07.体外離脱.jpg

ヘレン・ケラーは12歳の時に体外離脱を経験します。

10.人間は万物と同じもので出来ている.jpg

人間は万物と同じもので出来ている。

11.考える能力は五感では測れない.jpg

「考える能力は五感では測れない」
とは、ヘレン・ケラーと親しかったマーク・トウェインの言葉です。

元々信仰心の厚いヘレン・ケラーは、多分にスヴェーデンボリの神学論(神秘主義思想≒カルト的思想)の影響を受けていますが、恩師ジョン・ヒッツからスヴェーデンボリの「天界と地獄」の点字本を与えられたのは13歳以降とされるので、私自身はヘレン・ケラーの体外離脱体験を訝しがる事はありません。



〜ヘレン・ケラー 輝ける魂〜
この動画では、社会奉仕と障害者福祉に尽くしたヘレンの生涯がテーマになっていますが・・・

人間の意識を生じさせる因子は、神経伝達物質の放出や活動電位の発生であると仮定されています。一部の研究者は巨視的な量子の挙動が意識を生み出すと提唱しているそうです。特に興味を集めているのは、カップリングした2つの電子などの複数の物体の量子的状態が、空間的に離れているにも関わらず強い相関を示す、量子もつれと呼ばれる現象があるそうです。....て。理論はよくわからないけど^^;

多次元世界(量子論)が明らかになるにつれ、体外離脱体験「≒第六感」
を物理的に説明できる日が来るのかも知れないなぁ・・・。

2012年12月16日

posted by たすけ at 01:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | お気に入りサイト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アインシュタインにとって神とは?

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アインシュタインにとって神とは何だったろう?

アインシュタインに墓はありません。
遺体は荼毘にふされた後、遺志に従って灰は近くのデラウェア川に流されたそうです。



1955年4月。プリンストンの葬儀パーラーで行われたアインシュタインの葬儀は、わずか12人が参加しただけの簡素なもので。棺への献花も、たった一輪のカーネーションのみ。
生涯「単純なものこそ美しい」との信念を貫いたアインシュタインらしい最期であったと思います。

上の動画は、1991年にNHKスペシャルで放映された〜アインシュタインロマン〜
第1回「黄泉(よみ)の時空から」の一部で、0回(プロローグ)を含む全8回のシリーズは、冒頭の5分間だけ下記の動画サイトで視聴出来ます。

第0回 プロローグ・知の冒険
第1回 黄泉(よみ)の時空から
第2回 相対性理論 考える+翔ぶ!
第3回 光と闇の迷宮 ミクロの世界
第3.5回(特別編) 君は宇宙をどこまで知るか
第4回 時空 悪魔の方程式
第5回 E=mc2 隠された設計図
第6回 アインシュタイン 最後の挑戦

アインシュタインロマン

NHKスペシャル アインシュタインロマン DVD-BOX
20世紀最大の物理学上の発見「相対性理論」と「量子力学」の成立と発展に深く関わったアインシュタイン。彼が到達した「知の世界」をデジタル技術を駆使して映像化。
その広大な頭脳宇宙を旅する。 光とは? 時間とは?
宇宙を支配する法則の解明に挑んだ20世紀を代表する科学者アルバート・アインシュタイン。特殊相対性理論から一般相対性理論へ、そして量子力学のパラドックスとの対決。
アインシュタインの生涯を振り返りながらその独創性の秘密に迫り、コンピュータ・グラフィックスやデジタル多重合成などの映像技術を駆使して、今まで不可能とされた量子力学の世界を映像化する。

アインシュタイン・最後の挑戦

最終回(第6回)は、アインシュタインロマンへの全面的な取材協力をしてくれたヘブライ大学(イスラエル)に配慮し、再放送もされなかったそうです。不確かな情報ですが内容の一部が宗教的に誤解を招くような表現があったとの事で、私は図書館で1991年リリースのVHS版の貸し出しを利用しました。

アインシュタインロマン DVD-BOXの最新版
には【第6回の最終回「アインシュタイン最後の挑戦」】の他【0回のプロローグ「知の冒険」】【3.5回の特別編「君は宇宙をどこまで知るか」】がセットに入っていないとの事ですのでご注意をば。

デカルトは、無限の世界の根底に神があり、人間は「精神と身体の二つの実体がある」
スピノザは、神とは自然万物そのものであり、人間の「精神と身体は同一存在である」

スピノザとアインシュタイン

アインシュタインは、スピノザの哲学を是としていたので
墓も造らせず自らの灰を川(自然)に返したのだと思います。

アインシュタインは、人間⇒自然⇒宇宙は神のゆるぎない秩序で成り立っており、きっとそれは崇高な方程式(理論)で説明できるはずだ考えていました。アインシュタインは、今際の際まで、その「統一理論」を求め続けましたが「見果てぬ夢」のまま灰となり「黄泉の世界」に旅立っていきました。いや...アインシュタインとって「黄泉の世界」=「無」なのかも知れません。

果たして人間は死んだら、精神(魂)も「無」になるのでしょうか?
次記事は「神とは誰なのか?」を見つめたヘレン・ケラーの生涯です。

2012年12月15日

posted by たすけ at 23:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | お気に入りサイト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

四次元とは?時空とは?

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四次元とは?時空とは?についての例え話。

知人とサハラ砂漠で待ち合わせをしました。
全く目印がなくても、緯度経度のデータをGPSに打ち込めば、待ち合わせ場所に行けます。
緯度経度は横軸と縦軸ですので、つまり平面(二次元の世界)です。

知人とニューヨーク・マンハッタンのオフィス(会社)で待ち合わせをしました。
ここならGPSは不要で、地名と番地だけで待ち合わせ場所に行けるでしょうか?
答えはNOです。知人の会社名を知りません。うっかりそこまで意識していませんでした。(>_<)
でもオフィスがビルの何階にあるかを教えてくれれば、待ち合わせ場所に行けます。
私たちは平面だけでなく高さ、つまり空間(三次元の世界)に存在しています。

知人とハチ公前で待ち合わせをしました。
もう、ここなら迷うことなく待ち合わせ場所で会えますね?(^^)
答えはNOです。待ち合わせの時間○年○月○日○時○分をまだ決めていませんでした。
私たちは、三次元(空間)+時間=時空 で互いの存在を確認します。

では、○年○月○日○時○分にハチ公前で知人と待ち合わせをしました。
これでようやく、絶対に間違いなく、知人と会えますね?(^^)
答えはNOです。私は知人に会えないかも知れません。

一つは、約束時間が過去だった場合。
一つは、知人がすでに黄泉の国(異次元の世界)だった場合。
つまり、四次元が一致しないと、会いたい人に会えません。

時空とは

空間(三次元)+時間=四次元でしょうか?
いえ、この宇宙には黄泉の国のような空間が存在して、それを4つ目の空間(4次元)と呼ぶ場合もあり、M理論では空間次元が10個+時間次元が1個=11次元まであると唱えています。
M理論のWikiを読んでもチンプンカンですが、M理論の窓の説明の方がまだ、な〜〜んとなくわかるような?気がします。

...で。私なりにな〜〜んとなく4つ目の空間(4次元)を説明しようとすれば
「もしかして【黄泉の世界】なんかがそうじゃないの?」
...と。妄想して、すでに「異次元の世界」に旅立ったアインシュタイン先生に
「アインシュタイン先生、黄泉の国(世界)から教えてください。」
で記事を書くつもりが、北朝鮮のミサイル問題(時事問題)にしてしまいました。

※結局、自民党が圧勝しましたが。
これは安倍総裁の唱える国防強化を日本国民が積極的に支持をしたのではない。
という意識のニュアンスが世界にキチンと伝わるかどうか、今とても不安です。

さて、本題に戻ります。
前記事のタイトルは〜アインシュタインと世界一美しい方程式〜でしたが
アインシュタインは「単純なものこそ美しい」の理論を生涯貫きました。



量子力学の観測問題に「シュレディンガーの猫」というパラドックスがあります。
「人間が見ることできない超ミクロの世界の答えは確率でしかない。」
例えで説明すると...会いたい人が生きているか?すでに死んでいるのか?
その答えは2通リあって不思議ではない。
生きている次元(世界)も、死んでいる次元(世界)も存在するのである。
...という事になります。
それに対して、アインシュタインは「神はサイコロをふらない!」と反論しました。
いったい、アインシュタインは、神の存在をどう思っていたんだろう・・・

この項続く。

2012年12月14日

posted by たすけ at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | お気に入りサイト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

科学と宗教のシンクロナイズ

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科学と宗教のシンクロナイズなんて簡単に記事できるテーマではないですがf(^、^;
カソクキッズに続いて、夢中になった動画があったので備忘録としておきます。

エジプト・ギリシャの宇宙卵神話
ヒンドゥー教の宇宙創造神話
中国の盤古神話や日本の神話
ユダヤ・キリスト教天地創造

これらすべては、ある日突然に考えれたものではなく、それ以前からあった概念を統合して出来上がったようにように思います。天文学(宇宙創世)と宗教神話(天地創造)は、ほとんど同じような気がするのですが、両者がシンクロすることはないだろう...と思っていました。

科学(学問)は、公式(方程式)を尊び、常に新たな美しい法則を求め続ける。
宗教(信仰)は、言霊(ロゴス)を尊び、法則に従って清らかに生きることを求める。
これが両者の根本的な相違であり、天動説が常識であった時代はさて置き。地動説が常識となった以後。特にデカルト以降は、科学と宗教のシンクロナイズはあり得ないと思っていました。

ルネ・デカルト

私自身は、時々仏教(経典)やキリスト教(聖書)の一節に触れると
「嗚呼、やっぱり美しく生きるべきだよなぁ」...なんて思う事がありますが
E=mc2をじっと眺めて
「嗚呼、なんて美しい公式(法則)なんだろぅ」...と思った事はありません

でも【E=mc2〜アインシュタインと世界一美しい方程式〜】
を観て、なんとなくE=mc2は美しい...という気持ちが理解できましたf(^、^;



続編はこちら⇒【2/4】【3/4】【4/4】 全部で約1時間48分^^;
第一話で出てきたマイケル・ファラデーについて。鍛冶屋職人の家に生まれ、高等教育も受けず独学で史上最も影響を及ぼした科学者となったストーリーに大変感動しました。

マイケル・ファラデー

特にファラデーが信心深いキリスト教徒であり「科学に対するファラデーの旺盛な探究心は、神の謎(自然の謎)を理解しようとする信仰心からであった。」...という場面に科学と宗教のシンクロナイズを実感しました。

単につくば市に山茅(ススキ)刈りのお手伝いに行ったに過ぎないのに、こんな支離滅裂な記事が展開しています。冒頭の各神話や天地創造話をかつて読み耽た時期があり、茅刈りの場所がたまたま高エネルギー加速器研究所であった事が由縁で、思い出す事が次々浮かんで来て、次記事はデカルトもひっくり返る、超ひも理論を絡めた現実離れの備忘録が続きます(苦笑)

2012年12月13日

posted by たすけ at 00:40 | Comment(2) | TrackBack(0) | お気に入りサイト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする