日記(言いたい放題)
今回、わざわざ過去記事の偏向報道で、橋下徹氏と江川紹子氏をひっぱり出してきたのは、これらのキーワードとMBS斉加尚代記者虚構新聞のキーワードを一緒に括りたかったからです。一つの記事にするには文書量が多すぎるので3部構成としました。YouTubeにアップされた【橋下大阪市長 5月8日登庁時市長囲み取材】でMBS女性記者斉加尚代氏と橋下市長とのバトル動画を見ました。最初見た時、70万ビューくらいだったのが、あっという間に200万ビューとなり、MBS斉加記者の執拗、稚拙、トンチンカンな質問ぶりに非難が殺到しています。
勿論、斉加氏を擁護する意見もありますが、大多数は光市母子殺害事件弁護団の懲戒請求の時と同様に、橋下氏に賛成する意見が圧倒しています。
『大阪(府)市の国旗の掲揚及び教職員による国歌の斉唱に関する条例』に関する事項の時系列と関連記事を整理すると
2002年...大阪府教育委員会が国歌の起立斉唱を決定し、不起立教員に職務命令を出す。時系列や関連記事を読むほど、いかにマスメディアが恣意的な偏向報道をし、冒頭動画中のMBS斉加尚代記者のトンチンカンぶりがよくわかるのですが。しかし、だからと言って私自身は橋下氏を全面的に支持はしてはいません。
(職務命令に従わない校長や教員、そして反対勢力がいる)
2008年02月...橋下大阪府知事就任
(同年09月『大阪府教育非常事態宣言』を発し学力テストの公表指示や、公立高校10校を「進学指導特色校」に指定)
2011年06月...大阪府議会で、国歌起立斉唱条例が可決
2012年12月...橋下大阪市長就任
2012年02月...大阪市議会で、国歌起立斉唱条例が可決
(当初は3回不起立で懲戒免職であった罰則規定を、最高裁判例を受けて、退職手当が支給される分限免職に軽減)
2012年04月...MBS報道番組VOICEの偏向報道⇒中原徹校長のBLOG
橋下氏が言う「公務員だから公務員としての職務命令に従うのは当然。嫌なら公務員を辞めればいい。」には賛成ですが、公立学校の入学式・卒業式に国旗・国歌がなくても式典として問題ないと私は思います。
私には、橋下氏が国歌起立斉唱条例を定めた本意が理解できません。
橋下知事(市長)の狙いは、反発組織(日教組)の崩壊なんでしょうか?
橋下市長よりも日教組嫌いはこちらの方かな?⇒【被害を受ける生徒たち 千葉県立国府台高等学校、小金高等学校、東葛飾高等学校 3校の生徒の請願書から日教組の影を読みとる】
たまたま、私と娘の母校が書かれていたので興味深く拝読しましたが、当の卒業生やPTAの感想としては「えっ!?そんな大袈裟な・・・」というのが正直なところです。
橋下氏が国歌起立斉唱条例を定めた本意は、愛国心を高める為なのか?
私自身、何かの試合で日の丸が揚がって君が代が斉唱するときは必ず声を出していますし、長野オリンピックで、里谷多英選手が金メダルの国旗掲揚で脱帽しなかったシーンを見て、日本人として嘆かわしいと感じた一人です。
なので国旗に対して敬意を払うべきと考えていますし、靖国神社に閣僚が参拝することを他国にどうこういわれる筋合いはないと考えており思想的には完全に右です。でも思想が左だからとか、君が代を歌わないから愛国心がないなどとは考えません。
愛国心を高めるために、国旗掲揚・国歌斉唱を義務付ける...という論理がわかりません。
私にとって国旗【日の丸】と国歌【君が代】斉唱が思い浮かぶのは、オリンピックやワールドカップなど国際的スポーツの祭典の場面ばかりです。郷土愛とか愛国心なら、カミングアウト自慢のケンミンSHOWとか、ここがイイヨ♪日本人みたいな、プログラムを組んだ方が実感すると思うのですけどねぇ。
自分の小〜高の12年間で入学式・卒業式が計24回。娘の小〜高の入学式・卒業式の計6回を合わせて、ざっと計30回の入学式・卒業式に参加している訳ですが。ボンヤリ思い出すのは壇上前の花とか、卒業証書授与の時の同級生の姿だとかで、日の丸が映像として浮かんで来ないのです。そういえばあったような、なかったような・・・そんな感じです。
歌でも思い出すのは、仰げば尊しとか、感謝の歌とか、送り出しの歌?とかで、君が代は思い出に入ってないんですよねぇ。
これって私だけなのかしら?それとも多くの人もそうなのかしら?
特に震災以降日本人の整然とした道徳意識は世界中から賛美されたし、これまで日本人は奥ゆかしさを美徳としていたけど、外国に対してもっと自己アピールを上手に表現できるような教育を導入した方がいいのではないかなぁ。
橋下氏が国歌起立斉唱条例を定めた本意は、学力向上の阻害要因を排除する為なのか?
確かに、組織マネジメントで生徒の自由意志や放任主義では、学力低下は免れません。
私自身、11年間地元の進学塾に勤務していましたが、入学時の偏差値に対する卒業時の進学実績で、明らかに私立高校が優位に上昇し、圧倒的に私立高校が優れている事を実感しています。これは私立・公立の教員の指導力の問題ではなく、明らかに組織としてのマネジメントの差であり、そういう意味では橋下氏の教育改革は賛同するのですが、国旗掲揚・国歌斉唱を反対勢力の踏み絵にするような方法論に賛同できません。
私の高校在学当時、先生は職員室でなく教科室にいて、ごくたまに日教組のストライキで、先生は教科室にいるけど授業は自習♪なんてことがあり。「ラッキー!外でサッカーしようぜ♪」「ねぇ、誰かトランプ持ってきてない?」なんて時間を過ごし、真面目な生徒は教科室に行って先生からわからない単元の補習を受けていたし・・・実にのんびりとした学園生活でした。
特に日教組だからと言って私自身何も感じるところはありません。ネット上で日教組がキーワードになるとステレオタイプの情報ばかりになるのですが、いちばん明快に説明しているのは尾木ママじゃないかな? 参照⇒尾木直樹『日教組とは何か』
ちょっと脱線してしまいましたが・・・
学力向上が目的なら、公立高校で国旗掲揚・国歌斉唱を必須とするより大阪という土地柄は、日教組の教員が集まりやすい地域は特定されるのかな?
大阪で公立高校10校を「進学指導特色校」に指定しているのですから
同時に「日教組特色校」を指定しちゃえばいいんじゃないですか?
国旗掲揚・君が代斉唱をしたくない教員はそこに集めちゃえばいい。
そして進学指導特色校と学力競争(進学実績)させてみればいいんじゃないですか?
大阪府民ではないので、詳しい組合事情はわかりませんが、国旗・国歌反対の日教組の先生方の指導力を精一杯出してもらえばいい。もし、本当に日教組が生徒の学力向上の阻害因子となっているなら、これが一番単純でわかりやすいと思うのですけどね。
この場合、勉強よりもっと大切なものが・・・なんて言い訳は不要です。
プロの教員なら学力向上(進学実績)で堂々と勝負して欲しいものです。
今回3部構成の記事の主テーマはマスメディアの偏向報道だったんですが。
母校の中学が偏向報道され、現場も知らずに尊敬する恩師たちを罵倒した、コメンテーターの空論は今でも忘れていません。
現在では冒頭の動画のように、マスメディアの取材や報道が如何に恣意的で偏向されているかがわかるようになりましたが、逆に誰でも情報を発信できるようになり、偏向情報に特化したサイトや、そんなことまで書いていいの?という記事に出会います。
その一例が、<君が代条例>自ら両脚折って不起立貫く 大阪・放出 【虚構新聞】 引用
式典における君が代の起立斉唱を義務付けた「君が代起立条例」成立後初の卒業式が2日、府立高校107校で執り行われた。大阪府教育委員会は、この内17校で20人の教職員が国歌斉唱時に起立しなかったと発表したが、その中に一人、不起立を貫くために、自ら両脚を骨折させ、車いすで出席した教職員がいた。サイトの作りがよくあるNEWSサイトに似せてあり、この記事が約2400もツィート(5/17現在)されて、中にはブラックジョークと気づかない人もいるのでは?
〜中略〜
辻本さんの不起立について、記者からの質問を受けた橋下徹大阪市長は「脚が折れたのだったら、逆立ちすればよかったんじゃないですかね」と条例違反に不快感を示しながらも、「きっと今度の入学式では両腕も折ってくれるんでしょう」と、来月への無茶振りも忘れなかった。
〜以下略〜
5月8日の橋下市長とMBS斉加記者とのやり取りに関しては、私自身、100%橋下市長を支持しMBS(メディア)を強く非難します。しかし、常に大衆扇動をして敵対する相手を陥れる橋下氏の方法論を、私は好きになれないし危うさを感じます。本記事の最期に、橋下徹氏、江川紹子氏、虚構新聞編集部のツイートを列記しておきます。
5月13日...橋下徹 @t_ishin
「私が質問しているのだから私の質問に答えよ。私は答える必要はない。」
こんな取材姿勢が通るはずがない。MBSは一体どんな研修をしているのか。
そして最後の締めには「この辺にしておきましょう。」
一体あんたは何様なんだとブチ切れました。
5月14日...江川紹子 @amneris84
ジャーナリストの取材方法としては、一対一でしっかり聞くというのが、ベスト。
だから記者会見に出席っていうのは、取材としてはホントは最低線をカバーしてるだけ。
ただ、取材する側される側にとって時間の節約になる、公式発言として言質を取れるなど
便利だから活用しているだけなんですよ。
5月14日...虚構新聞速報/編集部便り @kyoko_np
【お詫び】本日付記事でネット界隈をお騒がせしたことをおわび申し上げます。
現実にありえないことをお伝えするのが本紙のポリシーですが
今回非常に多くの方から「橋下氏ならやりかねない」と思われたのが最大の誤算でした。
今後はもっと現実離れした虚構報道を心がけます。申し訳ありませんでした。