空々しい...小佐古敏荘内閣官房参与(御用学者)の涙

日記(言いたい放題)

東京電力福島第一原子力発電所の事故への対応に当たるために、内閣官房参与に任命された、原子力の専門家で東京大学大学院教授の小佐古敏荘氏が記者会見し「政府の対策は法にのっとっておらず、場当たり的だ」として、内閣官房参与を辞任することを明らかにした。

辞任理由の全文についてはNHK「かぶん」ブログ=NHK科学文化部ブログを参照。

NHKで反政府声明の全文を掲載したのに驚いたが、もっと驚いたのは小佐古敏荘氏の手のひら返しの倫理感だ。田中好子(スーちゃん)主演映画「黒い雨」をDVDで観た頃、放射能(原爆)訴訟についてちょっとかじった。小佐古敏荘氏は典型的な御用学者で「原爆症集団認定訴訟」では
この日の公判を振り返ると、沢田氏の締めくくり発言は、次に証言台に立った国側証人、小佐古敏荘氏への痛烈な批判となっていた。
国際放射線防護委員会(ICRP)の専門委員などもつとめている小佐古氏から、国側弁護団は、大半の時間をDS86とDS02とのかかわりに絞って証言を引き出した。同氏は結論として
(1.S02の線量評価システムは、ガンマ線など各種測定結果から、その正当性が検証された。
(2.DS86とDS02は方法論も同じで、不正確と指摘された最初の評価システムT65DとDS86の間には「革命的」な違いがあったが、DS86とDS02は「兄弟」のような関係にある。基本的部分はほぼ共通しており、改善を加えた。線量評価では、よい一致をみた。
(3.よって、DS02の科学的合理性は検証された。
(4.2km以遠の問題については、そこまで合っていたものが、突然変わるとは思えない――と語った。
 国側弁護団の質問にも、小佐古氏の証言にも「きのこ雲の下」で無辜の市民がどんなに苦しんでいたか、そのことを踏まえた話はまったく出なかった。ひたすらDS02の「正当性」なるものを言いたいがために2時間もの持ち時間を費やしたとしか考えられない。
という、国側の弁護に終始した御用学者であるということを知った。

今更...
福島県内の小学校や幼稚園などの利用基準で、被曝(ひばく)限度を年間20ミリシーベルトと設定していることを「とても許すことができない」と非難。「無用な被曝をさせてはいけないと官邸に何度も言った。このままだと、私の学者としての生命が終わる」と述べた。などという空々しい発言は、私にはとても虚しく聞こえた。

空々しい...嗚呼そうか!
小佐古敏荘センセの内閣官房参与辞任記者会見は、民主党小沢グループの本誠喜衆院議員が同席していた。空本誠喜(広島県出身・早大理工学部卒業・東大大学院、工学博士号を取得後東芝に入社・応用物理学会より放射線賞奨励賞)
空本センセと小佐古センセは子弟関係のようだけど、要は管おろしのパフォーマンスにひっぱり出されたのね。

映画「黒い雨」での田中好子(スーちゃん)の涙は演技であったけど、根底にあるヒューマニズムは演技を超えて感涙した。小佐古敏荘氏記者会見中の涙は、演技か本気かはわからない。

けれど...小佐古敏荘氏の
「法と正義に、ヒューマニズムに則り」等の発言は、私にはとても空々しく聞こえてしまった

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2011年04月30日

posted by たすけ at 08:19 | 日記(言いたい放題) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

茨城県と千葉県の女性の母乳から放射性物質が検出

ちばらきチャンネル

身近に乳児を抱えた家族や出産を間近に控えている方がいらっしゃるので、この記事は不安を増長するものではなく「どうか冷静に対応して」との思いを込めて書いてます。

茨城県(守谷市)と千葉県(柏市)の女性の母乳から放射性物質が検出と発表したのは
市民団体「母乳調査・母子支援ネットワーク」(村上喜久子代表)です。
福島県,宮城県,茨城県,千葉県の9人の母乳を独自に調査。
千葉・柏市の女性が3月29・30日に採取した母乳からは、1kg当たり36.3ベクレルの放射性ヨウ素を検出。その後4月4日採取分は14.8ベクレルに低下。
茨城・守谷市の女性の母乳からは、3月23・24日の時点で、放射性ヨウ素が1kg当たり31.8ベクレル検出され、3月30日には8.5ベクレルに低下。
茨城・つくば市の女性2人の母乳から、3月(日付不明)に、それぞれ1kg当たり8.7ベクレルと6.4ベクレルの微量の放射性ヨウ素を検出。
その他、福島・宮城・茨城の4人からは検出されず、1人はまだ調査中。

厚労省や東大病院・中川恵一准教授(放射線医療)は
「母乳に含まれる放射性物質の規制値はないが、乳児用の水道水を参考にした場合、今回の数値は1kg当たり100ベクレルという規制値の半分以下で、母乳の安全性に問題はない」と説明。
この発表の要点と対策は以下3点です。

(1.市民団体「母乳調査・母子支援ネットワーク」は信頼性のある団体なのか?
(2.検体が少なすぎるので、データとしては不十分である。
(3.放射性物質は住んでいる地域ではなく、飲食の違いで母乳への影響が出る。

(1-1.調査結果だけを鵜呑みにするのでなく、データ発表元の素性を知ることが大切。
(2-1.今後母乳中の放射能調査に、自ら協力して自分のデータを得るようにすること。
(3-1.当面の間は、食や水をできるだけ汚染の可能性が少ないものを摂るようにする。


母乳放射能検査結果
↑↑クリックで拡大します↑↑
注目点は上記の母乳検体を提供した女性(お母さん)たちの中で
飲料・料理に水道水を使っていなくても母乳から放射性ヨウ素が検出された。
飲料・料理に水道水を使っていても母乳から放射性ヨウ素が検出されてない。

今回の調査には、ちばらき(常総)の生協なども協力しているようですが、検体提出を任意で行なっているので正確なデータではありません。それこそ3月24日〜30日は北千葉浄水場(流山市)でも放射性ヨウ素が300ベクレル以上記録した期間です。

以前にも書きましたが、今後当面の私たちは、シーベルトやベクレルという単位と付き合っていかなければなりません。原発の放射能漏れがなくても、野菜や水には微量の放射性物質は含まれていますので、母乳からの放射性物質の検出が0ベクレルというのを期待してはいけないと思います。

大切なのは安全か安全でないかは、自ら基準数値(データ)をはっきりと持つことです。
例えば自分や子供の平熱は何度で、何度以上だったら微熱と判断するかと同様です。

大人,子供,乳児では基準は明らかに違います。乳児でも1kg当たり100ベクレル以下なら大丈夫などとは私自身は考えてません。
もし私に孫がいたら娘には「0ベクレルは望むな、せめて1kg当たり10ベクレル未満なら気にせずにいなさい。」と言うと思います。

ずいぶん以前(地球温暖化の嘘)から、中部大学の武田邦彦先生のブログを拝読していました。
この先生、言っていることは正論なのですが、物事を極端に書き過ぎるので、拾い読みしただけでは母親にとってはショックが大きすぎると思い、拙ブログではあえて紹介していませんでした。

しかし、在京のTV番組でも原発問題で武田邦彦先生の登場回数が多くなってきていますし「母乳から放射性物質が検出」というかなりショッキングニュースが出てしまいました。ワイドショーなどでは限られた時間なので、武田先生の言わんとしていることが誤解される場合があります。放射性物質から子供を守る、判断基準や母親としてどう行動すれば良いかは、武田邦彦先生のブログに書いてある半分位が実行できれば可。と思っていればいいのではないかと思います。

武田邦彦先生の見解と相反するのが、福島原発事故以来、東京大学医学部付属病院、放射線科の中川恵一先生がリーダーとなって放射能(放射線)の人体への影響を発信しているteam nakagawaブログです。(team nakagawaブログ=東大病院で放射線治療を担当するチーム。医師の他、原子力工学、理論物理、医学物理の専門家がスクラムを組んで、今回の原発事故に関して正しい医学的知識を提供している。)
こちらは数々の放射線治療の知見から、あまり放射能に神経質にならずに安心するようにとのテーゼを発信しています。私も仕事柄、中川恵一先生は存じ上げていましたが、今回の福島原発の放射能漏れに関しては、治療として放射線を浴びる必要のない人々に対しての見解(緊急事態なので、安全基準を上げることを是とする)は、ちょっと首を傾げてしまいました。

私は、放射能に関して全くの素人で、何もわかってはいません。ただ、放射能(放射線)に関して、安全基準を低めに考える意見と高めに考える意見、両方の見解を知っておくことは大切だと思います。私は、妊婦さんや若いお母さんの情緒不安が、そのままお子さんに伝染することの方を危惧しています。

上記の生協が示した「母乳から検出された放射性物質のデータ」は決して、お母さん方の不安を煽るために調査や提供をしたものではなく、事実をきちんと伝え、安心してもらいために発表されたものです。

放射能について、怖れを知ることは大切ですが、怖れすぎることはさらに良くありません。
政府や専門家が何と言おうと、判断基準をそれぞれ自ら明確にしておくことが大切だと思います。

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タグ:母乳 放射能

2011年04月23日

posted by たすけ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ちばらきチャンネル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スー(田中好子)ちゃん安らかに・・・ずっとあなたに夢中でした。

TVドラマや漫画の追憶

天地真理でもなく、山口百恵でもなく
私が一番好きな女性アイドルはキャンディーズのスー(田中好子)ちゃんでした。
私より2つ年上だったけど、ぽっちゃりした愛くるしい笑顔が、キャンディーズの中でひときわ輝いていました。

まさか今夜スーちゃんの訃報を聞くことになるとは思ってもいませんでした。



大学生の時、毎年春休みには北千住の文房具屋でアルバイトをしていました。

千住新橋、田中屋釣具店

当時配達で千住新橋を通る度、「もしかしてスーちゃんご実家にいるかな?」
と田中屋釣具店の前を通るだけでドキドキしていました。
明日も所用で足立区ご実家のすぐそばに行きますが、現在の田中屋釣具店は釣り具の他に、カスタム(ミリタリー)フィギュアの作品写真がショーウィンドウにところ狭しと貼られています。

足立区、田中屋釣具店

北区十条の喫茶店でバイトしていた時
東京成徳短大の女子大生が来る度に「もしかしてスーちゃんの後輩と知り合えるかな?」
などと、そんなちいさなきっかけにも期待していましたが、結局ドリフの「8時だよ!全員集合!」
の公開収録で、遠くからスーちゃんを見ることが一度だけ叶っただけでした。

揖保乃糸のCMがずっと楽しみでした。
お煎餅のCMを見て「あれ?やつれたかな?」と思っていました。

※4/25追記
映画「黒い雨」で原爆(放射能)の恐ろしさと悲劇を熱演されたスーちゃんが、この時期にすべてを浄化するような雨を一瞬降らせたのは偶然なのでしょうか?
「私も一生懸命病気と闘ってきましたが、もしかすると、負けてしまうかもしれません。でも、そのときは、必ず天国で被災された方のお役に立ちたいと思います。」
告別式で明るかった空が一転して雷鳴轟く豪雨となり、その後また爽やかな日差しが差し込み、スーちゃんは白い煙となって天に昇っていきました。



スーちゃん、どうぞ安らかに・・・私はずっとあなたに夢中でした。

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2011年04月22日

posted by たすけ at 00:01 | Comment(4) | TrackBack(0) | TVドラマや漫画の追憶 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「タバコは被災地で買いましょう!」&「あんたバカぁ?」

■泡沫(うたかた)日記

タバコは被災地で買いましょう!」...などと書いたら
あんたバカぁ?」...と言われそうですが
「タバコで震災復興支援策」...を案外真面目に書いてます。

たばこ税資料その1

これは平成22年度のたばこ税に関する予算案(消費税は含まず)
あいつぐタバコの値上げで喫煙者が減ったとは言え、国・地方ともに、ふだん禁煙運動に虐げられている愛煙家の涙ぐましい貢献によって、国・地方とも約1兆円、計2兆円の税収があります。
「タバコは市内で買いましょう!」という標語はよく見かけますが具体的に。

東京都を例にとると
都たばこ税→312億円 千代田区→33億円 (平成20年度)

千葉県を例にとると
県たばこ税→114億円 流山市→6億8千万円 (平成21年度)

煙とともに消えるたばこ税ですが
ポピュラーなマイルドセブン(410円)を例にとると、こんな税配分になっています。

たばこ税資料その2

1日1箱(20本)平均の愛煙家の納税額は...
国に122.44×365=44,700円
県に30.08×365= 10,900円
市に92.36×365=33,700円
これに消費税 =7,100円....合計96,400円...つまり年間約10万円を納税しています。

もともとタバコ増税の歴史を紐解けば、日清・日露戦争の戦費調達から、旧国鉄の債務返還のための値上げと、喫煙者はずっと国難を救って来た訳で、2010年10月1日から実施されたマイルドセブン300円→410円の大増税にも「我、国を救わん」と踏ん張っているわけです(ホントカ?)笑


脱線しましたm(_ _)m。さて、ここから本題。
「タバコは被災地で買いましょう!」
とは、タバコ税の半分は購入地の県・市町村の税収となるので、全国の愛煙家が被災地でたばこを購入すれば、1カートンで被災県に300円。被災市町村に920円。を納税することができます。
現実的には、被災地まで行ってタバコを買うことはできないし
ネット販売では未成年喫煙の問題もあるのでどうすればよいか?

県単位・市町村単位で割り当てを決めて、自店の売り上げの1割程度の数量でいいから
被災地でないタバコ店が、被災地市町村のタバコ店から、タバコ買い取ってくれれば
全国の愛煙家が、被災地に納税することが可能になる。...という震災復興支援策です。

各店1割の数量でも被災地タバコ店に20軒以上割り当てがあれば、結構な納税額になる筈です。個人商店同士では、ネットワークをすぐに構築できませんが、大手コンビニチェーン店だったら、本部で割り当てさえ決まればすぐに実行できる筈。
たばこ販売許可を持っていない店舗が、タバコを販売することは法に触れますが、喫茶店や飲食店などでサービスの一貫として、客のために買い置きをするのは違法ではないと最高裁の判例もあるので、これらは違法な横流しでない筈。
そんな風に考えれば、被災地に物資を運んだトラックや車が、帰り車に頼まれた買い置きタバコを、被災地で買って運んでくれれば、一石二鳥の復興支援になると思うですがねぇ。

こんな時に限って、国産たばこが出荷停止になっているなんて誠に皮肉な事態ですが。
万が一、JT(日本たばこ産業)の関係者が拙ブログを読んでいたら...先ずは被災地のタバコ販売店から優先的にタバコを供給してくれたら、案外スムーズにこの「タバコで震災復興支援策」は進行するかもです。

ま、それでも、根っからタバコが嫌いな嫌煙家の皆様から...
あるいは、また増税のネタになるぞ!と愛煙家の皆様から...
「あんたバカぁ?」...の声が聞こえてきそうですけどね(苦笑)

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2011年04月21日

posted by たすけ at 20:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | ■泡沫(うたかた)日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あんたバカぁ?&神は乗り越えられる試練しか与えない&先ず隗より始めよ

日記(言いたい放題)

「あんたバカぁ?」が、アスカ・ラングレーの口癖だと知ったのはつい最近ですが。
【茨城県つくば市が福島県からの転入者に対し放射能汚染の検査を求めていた】という今日のニュースを見て思わず「あんたバカぁ?放射能と放射性物質の区別がついていないんじゃない?」と呟いていました。

TBSのTVドラマ「JIN〜仁」で、主役の大沢たかお(南方仁)の口癖が
神は乗り越えられる試練しか与えない
本来は南方仁の婚約者、中谷美紀(友永未来・ミキ)が呟いた言葉だったかな?
No temptation has seized you except what is common to man.
And God is faithful; he will not let you be tempted beyond what you can bear.
But when you are tempted,
he will also provide a way out so that you can stand up under it.
新約聖書「コリント人への第一の手紙」の全口語訳が出ています。
この第10章13節の要約の「神は乗り越えられる試練しか与えない」が由来なんでしょう。

ゲーテに言わせれば...
「何事につけても、希望する事は絶望するよりもよい。
可能なものの限界をはかることは誰にもできないのだから。」
かな?

放射能とは微細なチリのような放射性物質から出るものなのだから、このチリを除染すれば良い訳で、高濃度の汚染水であっても水中の放射性物質を吸着する処理剤で処理できる筈。
東京電力は、福島第1原発で高濃度の汚染水を浄化するシステムについて、フランスの原子力関連企業・アレバ社の技術を採用することにしたことを明らかにした。
アレバ社が提案したのは、汚染水に化学物質を投入し、放射性物質を沈殿させるシステム。1時間あたり50トンの除染ができ、汚染の度合いは1,000分の1から1万分の1に抑えられるという。
一方国内でも、水に溶けた放射性のヨウ素やセシウム、ストロンチウムなどを、効率良く捕まえて沈殿させる可能性のある粉末を、太田富久金沢大教授(天然物化学)とクマケン工業(秋田県横手市)が19日までに開発した。福島第1原発でたまっている、放射性物質で汚染された水の処理に応用が期待されるとのニュースが。
粉末は、天然のゼオライトなど数種類の鉱物や化学物質を混ぜてある。太田教授らは、放射性ではないセシウムを使って実験。1〜10ppmの濃度でセシウムを溶かした水100ミリリットルに粉末1.5グラムを入れて10分間かきまぜると、セシウムをほぼ100%除去できた。ヨウ素やストロンチウムでも同様の結果だった。

 太田教授は「放射性であってもなくても、化学的な性質は同じなので応用は可能だ」と話す。福島原発の高線量の汚染水でも、含まれる放射性物質の重量の割合は10ppm程度とみられる。ヨウ素については100ppmでも除去できたという。
福島原発の汚染水は、真水ではなく冷却放水や津波で浸かった海水の汚染水が大部分だと思うので、不純物が多い海水汚染水からの放射性物質の吸着となると、アレバ社もクマケン工業も苦戦するかもしれないけれど、それでも・・・「神様は乗り越えられる試練しか与えない。」「何事も希望する事は、絶望するよりもよい。可能なものの限界をはかることは誰にもできないのだから。
と、だいぶ前向きの気持ちになってきたかと思っていたら・・・

別のニュースで【政府は、東日本大震災の復興財源(=復興公債償還)を確保するため、消費税を早ければ2012年度から3年間限定で3%引き上げ、8%とする方向で検討に入った。】
「あんたバカぁ?」...このデフレ状況で消費税上げてどうすんの!?せっかく皆で上を向いて歩こうとしているのに、消費税を上げたら、復興どころか景気下向きで企業倒産増えるわさ。

先ず隗より始めよ!
【大事業をするには、まず身近なことから始めよ。物事は言い出した者から始めよ。】
こういう緊急事態こそ、特別会計の余剰金を吐き出して、中途半端に終わった事業仕分けを徹底的にやるべきじゃないの?何よりまずは復興資金捻出には、倒産リスクのない国営企業や天下り機関、そして国会・地方議員の給与カットからやるべきでしょうよ。

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2011年04月20日

posted by たすけ at 02:13 | 日記(言いたい放題) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

現代医療と代替医療の間(はざま)で

■代替医療と健康食品

桜が散り始めると思い出すこと・・・現代医療と代替医療の間(はざま)で

健康食品を治療補助に使っている代替医療派の医師と、健康食品に懐疑的な現代医療派の医師との意見交換会に同席させて頂いたことがあります。その時...
アンチ健康食品の医師が・・・
「先生方のレポートはすべてステージVやWの症例ばかりだ、それだけ有用性があると思うなら、どうしてもっと早期の患者に使用しないのだ!」
と強い口調で質疑をかけました。

それに対して代替医療派の医師が・・・
「わたしどもに来る患者さんは、みなさんそういう状況になってからやってくる方ばかりだ、そうせざる得なくしているのは、あなた達の無理解にも原因がある。」と答えました。
私はこの質疑応答こそが、現代医療と代替医療の間での、患者と医師の現実を最もよく表していると思います。

私がこの業界(医療サポート)に足を踏み入れたきっかけは・・・
新婚間もない従姉妹(当時30代前半で夫婦とも癌研究所勤務)が乳癌を発病し、あらゆる最新の治療を受け壮絶な闘病生活の果てに、最後はもう為す術はありませんと地元の病院に転院し、もう年は越せないだろうと通告されました。

諦めきれない叔父は、様々な健康食品を購入しました。実は叔母も過去に乳癌を発病しましたが、叔父の献身的な看病と、叔母自身の養生の成果で現在76歳を迎えますが健在です。従姉妹はそんな母親を見ていて予備校勤務から癌研に転職しました。

当時の私も予備校勤務が本職でしたが、たまたまグループ会社に健康食品部門が立ち上がり、健康食品の勉強会に席を置いていたので「これはどうなんだ?これはどう思う?」と相談がありました。

とにかく少しでも可能性があるなら代替医療に賭けたいと、私のにわか知識で知り得た某県の代替医療の病院に再転院させました。「道中生命の保証はできませんよ」と言われながら、年の暮れの雪の中を民間救急車で搬送しました。そして、桜が咲きはじめた頃に死期を悟った従姉妹は、自宅に帰ることを切望し自宅で最期を迎えました。

叔父は私を気遣いずっと黙っていましたが、その代替医療の病院で月に250〜300万円もかかっていたこと、なおかつ亡くなった従姉妹が、その代替医療の病院の見解では、全快して退院したことになっていたと云うことを、従姉妹の死から2年経ってから、別の従兄弟から聞かされました。

私は叔父家族と亡くなった従姉妹に対して、申し訳ないことをしたという猛烈な後悔の念と、同時に自分の医療や健康食品に対する無知さに言い様のない悔しさが込み上げました。
叔父や叔母は「それでも少しでも延命できたのだから」と言ってくれましたが、どうしても人生にやり残したことがあるように思えて、転職をしてこの業界に入りました。
その後、周囲の方々のご支援で医療現場と患者さんの仲介役の会社を設立し、干支がひと回りしました。

医療や健康食品に対する無知に無念さを感じて

医療や健康食品に対する自分自身の無知に無念を感じて、この業界に足を踏み入れた私ですが...
私には常に現代医療と代替医療の両方に疑問を持っています。疑問というよりは、執念かもしれません。しかし、現代医療で助かっている方は大勢おり、同時に代替医療によって救われている方もたくさんいらっしゃいます。

現在の私は、健康食品の勉強会のご縁やいきさつから、代替医療肯定側の立場におります。しかし、一方のみに偏らないように、バランス感覚だけは見失わないようにと、常に心に留めております。

*別ブログで記載済みの記事ですが、年頭のご挨拶に従い、整理・転載しています。

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2011年04月15日

posted by たすけ at 22:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ■代替医療と健康食品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ビビリな仔犬と仔猫

日記(動物写真館)

はい、みなさんこんばんわ、ご覧いただき、ありがとうございますぅ♪
本日のご紹介の動画は、ビビリな仔犬と仔猫です。

足(脚)を揃える猫

今回はなぜだか足(脚)がそろってしまう、仔犬と仔猫。



東日本大震災で保護されたんでしょうか?ミックスかな?
ビビリというか、なんとも哀愁漂う目をしているワンコですね。




ビビリというか、好奇心旺盛な仔猫ちゃん♪
たぶんうちの娘(猫)と同じチンチラゴールデンかな?
うちの猫もこういう時代がありましたねぇ(トオイ目)

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タグ:ビビリ

2011年04月06日

posted by たすけ at 04:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記(動物写真館) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

福島原発を救え!世界最大の輸送機と各国の支援

日記(言いたい放題)

福島第一原子力発電所の事故に関して、放射能汚染を止めるべく世界各国が日本に支援をしてくれています。今回はアメリカ・ロシアが共同で世界最大のポンプ車世界最大の輸送機で日本に空輸する準備をしているとの記事です。

アトランタ(CNN)報道
東日本大震災による東京電力の福島第一原子力発電所の事故で、米国のコンクリート関連業者は2日までに、地上70メートルの高さからの注水操作が可能な世界最大規模のコンクリートポンプ車(ドイツのプッツマイスター社製造)を現地に向けて空輸する準備を進めていると述べた。

このポンプ車の重さは約86トンで、米南部サウスカロライナ州サバナ川での作業現場から同州ハナハンに移され、世界最大規模の輸送機とされるアントノフ225型機に積まれて福島へ向かう。

このポンプ車を使用しているコンクリート業者によると、ポンプ車は巨大なため道路利用許可などでの手続きを今週末をめどに終え、アトランタに運ばれて来週金曜日までには福島へ向けて出発する。(このポンプ車を提供してくれるコンクリート業者は、日本移送後は放射能汚染によって再び戻ることはないだろうと語っている)
日本のマスコミではなかなか報じられないけど、福島原発の事態収拾に向けて世界各国が支援してくれています。

世界最大のポンプ車

世界最大規模の巨大コンリートポンプ車(ドイツ製)
CNNの報道によれば・・・
福島第一原発での使用方法についての情報はないとしながらも、放射線量の拡散が懸念される原子炉や使用済み核燃料プールへの注水に使われるだろうとの見通しを示した。70メートルのアームは遠隔操作が可能で、遠く離れた場所にピンポイントの注水が出来る。

世界に一機しかない巨大輸送機アントノフ225型機[An-225ムリーヤ](ロシア製)
世界最大の輸送機アントノフ225型機

こちらはフランスが提供を申し出た原子力事故ロボット(遠隔操作可能)と、3月25日にフランスからの支援物資を日本に届けたアントノフ225型機。[3/25発表] [3/28発表] byフランス大使館

フランスは「放射線防護および放射線量計測装備30トン」「大気モニタリング用トレーラー1台および環境放射線測定用トラック3台」「排水ポンプ10台、可動空気圧縮機5台、自家発電機5台」その他、大量の食料・水・医薬品などもこの世界最大の輸送機をチャーターして日本に提供してくれましたが、政府も東京電力も原子力事故ロボットの使用を断りました。

「東京電力はロボット使用は決定的な効果がないと判断したようだ」...って。
今は、たとえ単純作業でも生身の人間に代わって使えるものはなんでも使うべきじゃないの?
まさか、MAX1000ミリシーベルトの計測器を振り切った正確な放射線数値を、フランス製のロボットが入ることによって明るみになるのを怖れたから?
だとしたら尚更、ロボットを導入して正確な数値を明らかにすべきじゃないの?

世界各国が虎の子の重機や航空機を総動員して福島原発の事態収拾に向けて支援してくれていることは本当に有難いことだと思います。勿論、各国ともそれぞれの思惑はあるでしょうが、今はとにかく福島原発の放射能拡散を止めることを最優先で動いていますので、日本政府はメンツを捨てて、世界からの支援を全面的に受け入れ、速やかに指揮系統を統一して福島原発の事態収拾に全力を挙げて欲しいと願っています。

阪神・淡路大地震の前年、ロス地震がおこった際、米国ではFEMA([=連邦危機管理庁]州や郡の役所、警察、消防、軍、州兵などをすべて統括する指令機関)が大活躍をしました。またスリーマイル島原発事故の際は、原子力に関する情報も一元化して、情報発信者が自ら現場を見て記者会見をしていました。
まったく同じようにはできないと思いますが、肝心なことは、やたらに船頭を増やすより、指令と情報発信は一元化し。総理本人は「最後の責任は俺が取る!」と胆の据わった発言をすることではないかと、誰もが感じていることじゃないかなぁ。



ところで、この報道を知ったのは[こちらの記事]で偶然知った
福島県在住の、ボウズプロパガンダーさんの動画からです。



見た目、まるで街宣右翼のように見えますが、れっきとした獣医さんです。
痛快な毒舌に溜飲が下がることが多いので、ついつい深夜に観ています(笑)
例えて言えば立川談志・やしきたかじんの東北弁バージョンといった感じかな?

ほとんど毎晩動画をアップしていてニコニコ動画では以前から有名人なんだそうですが、私はニコ動は登録していないのでYoutubeでしか見ていません。自らプロパガンダー(特定の思想・世論・意識・行動へ誘導する宣伝行為)と言っているくらいですから、発信する情報は偏っていてます。私はこの方の意見には賛同しかねる部分も多いのですが、自分のブログ整理記事のアップをする予定だったのが...ここ数日。

「はい、皆さんこんばんわ、ごらん頂き、ありがとうございますぅ♪」
で始まり、歯に衣着せない毒舌に笑い、可愛いワンコに癒され
「デトックス・ジャパン!」の最後の決めセリフまでついつい見ちゃってます^^;

発言中の原子力安全保安院は、原子力安全委員会の間違いだと思いますが、目糞鼻糞かな?
あ!「ちょっ!おいおい何撮ってんだよ!!」
というサービスカットは今回、初めてでした(苦笑)

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2011年04月03日

posted by たすけ at 07:13 | 日記(言いたい放題) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

もっともけしからんデマを訂正しない 国会議員の渡辺周

日記(言いたい放題)

東日本大震災、及び福島原発事故以来、情報の真偽も確かめずにデマや風評被害を拡散をするTwiteer(ツイート)やネット情報には辟易していました。しかし同時にTV報道や政治家の誤報(デマ)も、すばやく訂正するように求めるTwiteer(ツイート)もありました。

この記事をアップしようかどうしようか逡巡しましたが、やはりどうにも我慢できないので
もっともけしからんデマを放言し、もっともけしからんデマを訂正しない
国会議員の渡辺周について書きます。

すでに誤報と訂正されていた福島県某病院の避難状況について
3月20日放送のフジTV【報道2001の番組中】で言い放った
「患者を残して逃げた医者はけしからん」という
民主党地震対策本部副部長,渡辺周のデマ(=風評被害発言)です



風評被害を消さねばならない政治家自身が風評被害を増幅させるとは、もっともけしからん!
渡辺周は番組中で「政府発表は信用されなくなっている」と発言しましたが
私はTVに向かって「おまえの発言でますます信用なくす!」と怒鳴っていました。

渡辺周は、読売新聞の記者出身で、現在はいやしくも与党民主党の国民運動委員長あり、厚生労働委員会筆頭理事の役職にある身です。2日も前に「避難時に院長はいた」という訂正発表があったのに、それを確かめることもなく、しかもキャスターの質問に対して、いきなり
「もうこれはとにかくけしからん話で・・・」...って何を言うのかと思ったら
「もうこれはとにかくけしからん話」のけしからん張本人は渡辺周自身ですよ!

私は今回の顛末をネットで知っていましたから、あきらかに渡辺周の発言は間違っていると、TVを見ながら怒鳴っていましたが、ネットを見ずにTVしか見ていない方々は「院長や病院職員が患者さんを置き去りにして逃げた」と思ったままでしょう。
私が激しく立腹する理由は、3/17に
TUF(テレビ福島)の報道番組で「大熊町双葉病院の職員は患者を残して逃げた」と報道しましたが違います。事実は職員は一生懸命患者を搬送してから避難しました。これが真実です。私の父は双葉病院の主任の1人です。双葉病院の職員は患者を見捨てていません。

[こちら]←でもこの顛末を整理させています。

「情報が混乱するのは仕方ないけど、この報道(誤報)はひどいなぁ」
と思っていまして...しかし3/18中にはこの報道(情報)が誤りであると訂正され
ネット上ではいったん落ち着いたのかな?と思えた矢先の、3/20に....
「あのこれはですねー、もうこれはとにかくけしからん話で、あるところへ行って自衛隊の方が行ったら、お医者さんがどっか撤退してしまって、えーそこにですね、重篤な患者さんだけが残されていた。というような例がありました。お医者さんが逃げ出しているということもありまして、それはけしからん話でして、とにかくですね・・・」
という、渡辺周の発言です。

あるところって原発から5km以内なのに、それを安全ですから医療チームを作って、お医者さんはただちに行ってください。って結論にまとめるなんてまるで支離滅裂だし。その病院では原発第1号機水素爆発後も必死に患者搬送の努力をしていたのに・・・詳細はあとのリンクを参照してください。

渡辺周が病院名をはっきり言わなかったは、護身(=予防線)のためか、記憶が曖昧だったかわかりませんが...
いいですよ。百歩譲って、渡辺周の記憶力と情報収集能力の欠如を容認します。
また混乱の中で事実誤認が出るのは仕方ないと思います。

しかし発言情報が誤りであったなら、速やかに謝罪・訂正するのが当たり前のことでしょう。
渡辺周!おまえは元新聞記者だろ!ジャーナリストの恥を知れ!!
翌週の3/27の報道2001の中でも渡辺周の公式ブログにも一切の謝罪や訂正はありません。
[こちら]←でも同じように感じている方が渡辺周とフジTVに謝罪・訂正を要求しています。

明日の4/3の【報道2001】では、是非とも事実誤認であったと謝罪・訂正がなされることを期待しています。決して「病院が患者を見捨てて逃げた」のではなく、再び戻ろうとしていたのを政府の指示(=警察の指示)で避難させられたという事実をちゃんと伝えて欲しいと願っています。
いみくじも、渡辺周自身が言っているように
「誤報を明確に否定して、誤報を明確に打ち消して」ください!

今日朝から自転車で徘徊して、11時間後に40kmほど離れた町で義父(認知症)が保護されました。介護病棟に勤務する看護士さんが機転をきかせて呼び止めてくれたお陰です。暗くならないうちに保護されて安心しました。自分の患者でなくても病院職員はプロとしての意識を持って生活しています。

*4/3追記...報道2001で結局なんの謝罪・訂正もありませんでした。

はぁ〜...こんな記事を読んで頂いても虚しくなるばかりですね。
暫くの間、年頭の宿題にしていたブログ記事の整理に没頭しますm(_ _)m

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2011年04月02日

posted by たすけ at 20:59 | 日記(言いたい放題) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

震災ボランティア単位認定(ボランティア休学)制度

■泡沫(うたかた)日記

文部科学省は全国の国公私立大学に対し、学生が震災ボランティアに参加した場合、その活動を大学の単位として認めるように要請するそうです。

文科省のボランティア活動の支援・推進方策(平成7年度)-以下抜粋-
平成7年度からは、新たに全国生涯学習ボランティア活動推進会議を開催するほか、海外ボランティア活動の現状を調査し、ボランティア活動の一層の支援・推進を図る。
また、国立青年の家ではボランティア活動に積極的に参加できる機会や場の整備等を図り、ボランティア活動に対する関心を高めるため、指導者の養成や研究協議会を開催する青少年ボランティア育成事業を実施する。

1) 大学の入学者選抜については、高等学校から大学に提出される調査書に、ボランティア活動などの諸活動を記入することとし、その適切な評価について配慮を求める。
2) 高等学校の入学者選抜に関して、推薦入学や調査書において、ボランティア活動等が適切に評価されるよう、関係者に対して通知を行う。
3) 阪神・淡路大震災に多くの学生がボランティアとして活躍したことから、全国の大学、短期大学、高等専門学校に対し、学生が被災地域におけるボランティア活動に安心して参加できるように、修学上の配慮などボランティアに参加しやすい条件作り等について協力を要請。
平成7年に起きた阪神・淡路大震災を受けて文部省(当時)はこのような指針を設けていたのですが...

東日本大震災から3週間が過ぎ、被災地でも徐々にボランティアの受け入れ態勢が整いはじめました。被災各県のホームページなどでボランティア募集をしていますが、春休み中の学生たちがすでに現地で活動を始めています。
阪神・淡路大震災とは比較にならないほどの広範囲な被災地を抱え、大勢のボランティアが必要とされる情勢で、文科省も学生による被災地支援を強く後押しをするようです。具体的には、以下を新学期(新年度)が始まる今月初旬に各大学に通知を出すとのこと。[報道記事はこちら]

■各大学に、ボランティア活動を単位認定すること。
■ボランティア活動のため休学する学生について、その間の授業料を免除すること。
■保険に加入してケガなどに備えるよう学生に周知徹底することを求める文書を出す。




2000年・2004年の英国研修の際、宿舎として学生寮を使わせて頂きました。その時に英国ではギャップイヤーという習慣があることを、寮の管理者の方から教えて頂きました。
イギリスでは、習慣として、大学入学資格を得た18〜25歳までの若者に、入学を1年遅らせて社会的な見聞を広めるための猶予期間(ギャップイヤー)が与えられる。

平均的には高校卒業の6月から大学が始まる翌年の10月までの16か月間のうち
●まず5か月間はアルバイトで資金をつくり
●次の5か月間はボランティア活動をし
●残り6か月間を世界旅行をしたり会社で職業体験をしたり
大学入学までの猶予期間をどのように使うかは若者次第であり
その選択肢のひとつがボランティア活動。


ギャップイヤーの利点は、大学で何を専攻したいかの目的が明確になり、大学を中退する割合が少ない。また企業も、ギャップイヤーの社会体験を経た若者を評価している。
この習慣は素晴らしいと思いますね。
私の学生時代、同級生に30歳オーバーの外国人留学生がいました(スリランカだったかな?)
彼は、「日本の大学は、世代が同じ、行動や考え方も皆同じでつまらない」と言いました。
つまらない=みんな幼稚過ぎる...と。彼なりに気を遣った表現でした。

高校卒業し、漠然とした気持ちで大学に進学するより、1年間でも社会勉強をしてから進学(進級)することは人生において、全然遠回りではないと思います。
日本でもギャップイヤー(猶予期間)に近い制度で単位認定を採用している大学もあるようですが、そのほとんどは提携する海外の大学へ短期留学をするという形態なので、イギリスのようなギャップイヤーの習慣とはちょっと違うようです。

ともあれ、東日本大震災後、新学期(新年度)を迎える各大学が、震災ボランティア単位の認定やボランティア休学を積極的に受け入れることを願っています。

PS.もし、拙ブログに辿りついた現役大学生の方がいらしたら、拙ブログの→[この頁中段から下]
被災者の役に立ちたいと考えている優しい若者たちへ
〜僕の浅はかな経験談〜【全文】及び【ご本人のコメント】

を是非ご一読くださいm(_ _)m

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2011年04月01日

posted by たすけ at 06:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ■泡沫(うたかた)日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする