事件は会議室で起こっているんじゃない!現場で起こっているんだ!!

日記(言いたい放題)

郵便局に震災義捐金の振込みに行ってばったり会った
いつも歯に衣着せない言い方をする同級生との会話...

「よう!おまえもか?こないだ○○先生の通夜で会ったばっかりなのになぁ」
「おぅ!まぁほんの気持ばかりだけどな。さっき△△ともすれ違ったよ」
「そか、ところでヨ。おまえ、あの東京電力のハットリ君の言ってることわかっか?
俺がわかったのは、あの野郎の頭が***ってだけで、後は言ってることさっぱりわかんねー、小難しい言葉使って、んで只今確認中ばかりだべヨ」


ハットリ君?...が記者会見発表している誰のことだかすぐにわかって、思わず失笑^^;
ただ同級生の彼は、原子力安全保安院と東京電力を勘違いしていたみたいです。
まぁ福島第一原子力発電所の事故に関する監督機関の記者会見は、ややこしいというか、はっきりしないことばかりなのは全く同感です。

「事件は会議室で起こっているんじゃない!現場で起こっているんだ!!」
今こそ、このセリフを吐きたい国民がいったいどれだけいるだろう・・・



連日発表される、マイクロシーベルトとかミリシーベルトの放射線量の単位もすっかり耳に慣れてしまいました。今さらそれを知ったからと言って、ジタバタしてもしょうがないと思っていますが、今後当面の間は天気予報と同様に、毎日その単位を見聞きしながら生活するようになるんでしょうねぇ....

例えば、千葉県北西部(東葛地域)にお住まいの一般市民が木造家屋の2Fに設置した
ベーター線、ガンマ線のリアルタイム動画配信
※USTREAM(ユーストリーム)動画です。
40秒間隔で連続測定μSv/h単位(マイクロシーベルト/アワー)
測定値の0.16くらいは普通です=自然放射線
安物[ロシア製RADEX RD1503]なので、数値は確実ではありません。計画停電になると止まります

天気予報と違って放射能"予報"なんていうのは出せず、放射線の"測定結果"を発表するしかできないのが現実でしょうから、その意味では原子力安全保安院や東京電力の記者会見の中で只今確認中ですというのは致し方ないのかも知れませんが....。

都道府県別の環境放射能水準調査結果は、文部科学省のHP上で毎日更新されています。
アクセス集中によるサーバーダウンを防ぐために
都道府県別 環境放射能水準調査結果【eq.yahoo版】
都道府県別 放射線モニタリングの状況(グラフ)【eq.sakura版】
都道府県別 放射線モニタリングの状況(グラフ)【eq.wide版】
等があり、他にも
全国の放射能濃度一覧←全国比較が見やすいグラフ。
茨城県環境放射線監視センター←茨城県の原発付近が見やすい。
等があります。おそらく今後このように全国の放射線測定(モニタリング)が見やすいサイトが順次増えていく思います。拙ブログでも放射線測定結果,モニタリングデータがわかるサイトを随時整理追加して【こちらの頁】で更新していくつもりです。

千葉県の公的放射線量等測定結果も毎日更新されています。
例えば2011年3月20日の放射線量等測定結果は下記のように発表されています。
大気環境・上水・降下物の放射線量等の測定結果(第82報)
平成23年3月20日19時現在
千葉県環境生活部大気保全課

千葉県が実施した大気環境・上水の放射線量等の測定結果を公表します。
上水で放射性ヨウ素が検出されましたが、大気環境を含め、現在まで健康に影響を与えるレベルではありません。

※夜間(20時現在〜翌朝8時現在)については
大気環境の測定値が0.2マイクロシーベルト/時以上を測定した際に公表を行います。
--------------------
1 測定場所
県環境研究センター(市原市岩崎西1-8-8)

2 測定結果(3月20日00時00分〜3月20日19時00分)
(1)大気環境の空間放射線量
測定値は放射線量に換算しています。
(放射線量(マイクロシーヘ゛ルト/時)
=空間放射線量率(ナノク゛レイ/時)/1000×放射線荷重係数)

時間放射線量(マイクロシーベルト/時)
3月20日
19時00分 0.032
18時00分 0.032
17時00分 0.032
16時00分 0.032
15時00分 0.032
14時00分 0.033
13時00分 0.033
12時00分 0.033
11時00分 0.033
10時00分 0.033
9時00分  0.033
8時00分  0.034
7時00分  0.034
6時00分  0.034
5時00分  0.034
4時00分  0.033
3時00分  0.033
2時00分  0.033
1時00分  0.033
0時00分  0.033

放射線量:人体が吸収した放射線の影響度を数値化した単位
空間放射線量率:大気中の放射線量を表した単位
放射線荷重係数:放射線の種類により定められている数値

(参考)
平成21年度中における、県環境研究センターでの放射線量は、0.022〜0.044マイクロシーベルト/時の範囲でした。

(2)上水(蛇口水)の核種分析(ベクレル/kg)
採取時間
3月19日15時 放射性ヨウ素 1.2 放射性セシウム 不検出

(3)降下物(塵、雨水等)の核種分析(メガベクレル/平方キロメートル)
採取時間
3月18日9時から3月19日9時 放射性ヨウ素 21 放射性セシウム 不検出

放射性ヨウ素の測定値は、厚生労働省が定めた「飲食物摂取制限に関する指標」
(300ベクレル/kg)を大幅に下回る値でした。
次回の上水と降下物の測定結果は、明日(3月21日)13時を目途に公表します。
今回の福島第一原子力発電所の事故に関して、自衛隊・消防・警察の方々の勇敢で懸命な活躍。
そして事故発生以来、現場で踏ん張っている東電の現場社員の方々には本当に感謝しています。
ありがとうございますm(_ _)m

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タグ:原発事故

2011年03月21日

posted by たすけ at 23:39 | 日記(言いたい放題) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日本のシステムが変わる日 中央即応集団(CRF)

日記(言いたい放題)

連絡を控えていた福島県某市にご実家がある方と電話で

「....あの」
「あぁ心配して電話くれたのね。ありがとう。」
「伯父の遺体は見つかったけど、叔母がまだ行方不明で...」
「実家は無事だけど、屋内退避で親戚一同集まって暮らしているわ」
「落ち着いたら電話くださいね...」


彼岸を迎えるというのに、先祖参りどころか、葬儀すらまともにできない無念さや、自分が助かったことに自らを責めている方のお話が辛かったです。



さて、前エントリー(記事)で
震災が起きた時、多くの日本人が被災者の役に立ちたいと考えている。
ボランティアとして効果的な参加方法を、冷静に模索することが大切。
そのためには、日本のシステムを大きく変えていかなければ・・・

が中途半端で筆止めになってしまいましたので、こちらが続編です。

今回の震災で露呈したのが
通信断線(電話が全く役に立たなかったこと)
物流遮断(陸路の輸送が困難になったこと)


この2点を解決するには空挺部隊と通信部隊を迅速に各被災地に出動させることですが。
千葉県習志野には陸上自衛隊第1空挺団があり。
千葉県木更津には第1ヘリコプター団があります。
この第1空挺団やヘリコプター団は、防衛省陸上自衛隊中央即応集団(CRF)の隷下部隊です。携帯などフレーム非対応は→【こちら】

中央即応集団(CRF)とは
2007年3月28日に主に国際平和協力やテロ(ゲリラ)対策に創設された防衛大臣直轄の機動運用専門部隊で、私も2007年の富士総合火力演習の見学に行くまで知りませんでした。
と言いますか、自衛隊の組織についてほとんど知らない人の方が多いのではないかと思います。
※今回の福島第1原発のへ放水冷却作戦の報道まで、陸自の中央即応集団(CRF)を知らなかった方も多いのではないかと思います。

災害発生時の優先順位は
(1)初動フェーズ(被害状況・避難場所確認)
(2)救出フェーズ(救難・医療・物資配下)
(3)復興フェーズ(物流路確保・インフラ確保)

ではないかと思います。

地震や津波のような広域災害が起こった場合、被害状況の全体把握は県警単位や消防署単位ではとても対応しきれません。
「初動フェーズ」において、広域地図・航空写真(衛星写真)を用いて・各連絡基地を設定し、連絡基地から統括本部に情報を収集させて救出・復興のプランを立てることが重要だと思うのですが、現在のシステムではこの初動フェーズで、政府・自治体・各機関の連携・統一がされていないように思います。

自衛隊の災害派遣は知事や市長等の要請を受けて実施することが原則ですが、災害時においてはそれら首長等と連絡が取れない事態も想定されるので、緊急の場合は自主派遣することができます。(自衛隊法第83条第2項)
第83条 都道府県知事その他政令で定める者は、天災地変その他の災害に際して、人命又は財産の保護のため必要があると認める場合には、部隊等の派遣を防衛大臣又はその指定する者に要請することができる。
《改正》平18法1182 
防衛大臣又はその指定する者は、前項の要請があり、事態やむを得ないと認める場合には、部隊等を救援のため派遣することができる。ただし、天災地変その他の災害に際し、その事態に照らし特に緊急を要し、前項の要請を待ついとまがないと認められるときは、同項の要請を待たないで、部隊等を派遣することができる。
ところが『部隊等を派遣することができる。』の主語が不明確であり、自衛隊が自らの判断で自主派遣をすることが難しいのが現実です。

これは、文民統制(シビリアンコントロール)が国是であることや、自衛隊の自主派遣を広義に解釈したら軍事優先やクーデーターの危険性もあるという解釈があるからです。このあたりは難しい解釈になるので、興味がある方は、すでに更新が止まっていますが、【自衛隊の災害派遣について知ることのできるページ】が参考になると思います。

今回の災害で物流経路が寸断され、緊急物資がなかなか被災地に届かない事態で、どうしてヘリで救援物資を投下しないんだ?
なんでロナルド・レーガンの艦載ヘリからの救助物資が届くことを誰も事前に知らなかったんだ?
と疑問に感じた方は私だけではないと思います。被災地で指揮を取るのは市長や知事で良いのですが、平常時から首長・警察・消防・自衛隊で救難活動の連携・打ち合わせを決めておきべきだと思います。

東北地方太平洋沖地震における、陸自の災害派遣活動は【陸上自衛隊の最新情報】で公開されていますが。
陸上自衛隊の中で予備自衛官制度(即応予備自衛官・予備自衛官・予備自衛官補)という制度があり、この中で予備自衛官補は、一般国民で3年以内に50日・2年以内に10日の教育訓練招集を受け、防衛招集や災害招集などに応じて出頭し、自衛官として活動します。

復興フェーズに入った段階では、雑務(片付けや補助)で若い力が必要になりますが、救出フェーズでは技能&知識を必要とする人材が求められます。3年に50日・2年に10日くらいではすでに訓練内容も忘れてしまうと思うのですが、救出フェーズにおいて重要な事は、指令を迅速・正確に処理することであり、わずか50日や10日だとしても訓練を受けた者とそうでない者では、指令・伝達の意志疎通や行動の迅速さが全然違うと思います。

普段からボランティアに参加したいと思っている若者は、2年に10日でも良いから災害救助訓練を受けておく(出来れば高校で選択科目に)但し、予備自衛官制度のままだと、徴兵制度・軍国主義復活か?などという誤解につながると思うので...

災害省(庁)を新設(大臣・長官は5年継続必須)
(1)災害技能・知識の普及・ボランティア育成
(2)自治体・警察・消防・自衛隊・メディアの連携強化
(3)医薬・備蓄物資の管轄を統括


長々書きましたが、災害・緊急時で重要なことは、迅速で統一された行動だと思います。
中央即応集団(CRF)は、防衛大臣直轄の機動運用専門部隊ですが、国・自治体において災害担当大臣や課長は5年くらいは同一人物でないと、いざという時に迅速な判断や関連機関への意思統一できないんじゃないかなぁ。

地震・津波の天災は防ぎようがありません。
どんなに完璧に防御策をとったとしても被災者は出てしまいます。
少しでも迅速に多数の生存者を救うためにはどんな部隊があればいいいのだろか?
被災地で効果的なボランティア活動をするのにはどんなシステムがいいのだろうか?
中央即応集団(CRF)を防衛省管轄のままで活動してもらうのがいいのだろうか?
それとも災害省を新設して国内専用に別働部隊して新設するほういいのだろうか?

誤解を恐れずにわかりやすく言えば、サンダーバードの国際救助隊やウトラマンの科学特捜隊のように、ユニフォームやワッペンが国民から認知される存在の災害救助部隊があれば、その姿を見ただけで被災地は安心しするし、指令系統もスムーズに行くようになるんじゃないかな?

すべて、個人的視点からの言いたい放題でしたm(_ _)m

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2011年03月20日

posted by たすけ at 00:00 | 日記(言いたい放題) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

行為の意味,こだまでしょうか,忘れないでください

■泡沫(うたかた)日記

計画停電中に外に出て、たまたま近所の学習塾オーナーと世間話...

「回転寿司チェーン店とか、どうするんでしょうかね?」
「うちだって停電じゃ授業できないし、この業界も終焉かな?」
「この震災をきっかけに日本のシステムそのものが変わるかもしれないね」


ここ一週間、民放コマーシャルは、ACジャパン(公共広告機構)のCMばかりになっています。acジャパンのCMばかり流されるこうした状況は、今から23年前。平成元年2月24日、昭和天皇の大喪の礼 当日とよく似ています。つまり...震災で亡くなった方々を悼み、CMは自粛という日本人の礼節です。

今、東京地域で流されているACジャパン【公共広告機構】のCMで印象的なのは
詩人:金子みすゞの「こだまでしょうか」
「遊ぼう」っていうと 「遊ぼう」っていう。
「ばか」っていうと 「ばか」っていう。
「もう遊ばない」っていうと 「遊ばない」っていう。
そうして、あとで  さみしくなって、
「ごめんね」っていうと  「ごめんね」っていう。
こだまでしょうか、いいえ、だれでも。
※追記
この記事に「こだまでしょうか の意味」検索で辿りつく人が多くて驚きました。
詩は本来、読者がそれぞれで感じるものですが、あえて解説すると....

「遊ぼう」→「遊ぼう」って返ってくる
「ばか」→「ばか」って返ってくる
「もう遊ばない」→「遊ばない」って返ってくる
「ごめんね」→「ごめんね」って返ってくる

最後にこれは、こだま(やまびこ)のことでしょうか?...と問いかけて。(問題)
       ※「ヤッホー」→「ヤッホー」って返ってくる
いいえ、誰でも...こだま(やまびこ)ではなく、人と人の会話のことですよ。(答え)

という結びの詩になっています。「誰でも。」で終わりにしているのは詩の技法です。

誰でも・・・そうですよね。
誰でも・・・同じですよね。
誰でも・・・同じじゃない。←このように感じる人もいるかもしれません。

後につづく言葉(答え)を、読者それぞれに託して(考える余地を残して)います。

「こだまでしょうか」広告(CM)が視聴者に訴えていることを補足しておきます。
たった一言で、人は傷つく。たった一言で、人は微笑む。自分がやさしく話しかければ、きっと相手も、おだやかに答えを返してくれる。ことばは、だれでも、人から人へ「こだま」します。
この広告が、人と人のやさしい会話のきっかけになることを願っています。
ACジャパンの公共広告は電通や博報堂など大手広告代理店会社が作っているのですが、流石広告のプロが選んだ詞(ことば)センスが私は好きです。...引用リンクがサーバーダウンで繋がりませんm(_ _)m

でも、ACジャパンのCMばかり流れるのは、震災報道特番や、春の番組改編、そしてこの震災で企業が先行き不安のため、スポンサーCM予算がつかない事も要因です。...つまり
acジャパンのCMを流すという事は「只今このCM枠が空いています。」...という
民放や広告代理店にとって只今CMスポンサー募集中のCMでもある訳です。

日本復興にあたって、企業は製品PRだけでなく日本国民が勇気づけられるCM。強い日本、礼節ある日本人の「行為や心」が「こだま」していくCMで、この枠が埋められていくことを願っています。

詩人:宮澤章二の「行為の意味」
「こころ」はだれにも見えないけれど 「こころづかい」は見える
「思い」は見えないけれど 「思いやり」はだれにでも見える


八百長問題で日本の国技の大相撲は崩壊の危機...
被災地が落ち着いたら、そこから相撲巡業をはじめたらどうだろう?
チャンコを振舞って被災地を元気づけられないかしら?

「忘れないでください。あなたの手で伝えられることがたくさんあります。」

以下はACジャパンのCMではなく...高校3年生の時に阪神淡路大震災のボランティア体験談を綴った会社員さんのブログ
被災者の役に立ちたいと考えている優しい若者たちへ〜僕の浅はかな経験談〜より抜粋
結局僕たちは、物理教師の言ったとおり、なんの役にも立たなかった。
配給のパンを配って回ったり、お年寄りの移動に付き添ったり、避難所の周りを掃除したり、雑用をさせてもらったが、持っていった食料は5日で尽きた。風呂には入らなかったが、寝るところは防犯上困ると言われて避難所の中で寝た。生活のインフラ整備や瓦礫除去作業は、消防や自衛隊があ然とするくらい力強く、迅速に問題を解決していった。僕達の存在は宙に浮き、遊び半分で来たボランティアごっこのガキ扱いをされていた。実際手ぶらで現地に入って、汚い仕事を嫌がるような若者はたくさんいたし、そういうグループと僕達が、能力的に大きな差があったかというと、とてもそうとは言えなかった。

僕達が現地で強く学んだことは、「何かして欲しい人」がいて「何かしてあげたい人」がいても、事態は何も前進しないということだった。人が動くためには、「人を動かす人」が必ず必要になる。社会人なら常識として知っている事さえ、僕たちは知らなかった。
「行為の意味」の現実を率直に綴られていらっしゃいます。災害時の「こころづかい」や「思いやり」を有効に生かすためにも、日本はシステムを大きく変えなければ・・・

抜粋(引用)させて頂いたブログはご本人のご意向で3/23を以って閉鎖なさいました。
誠実且つとても参考になる記事でしたので、閉鎖に至るご本人のコメントを含めて全文を保存させて頂きましたm(_ _)m

引用の全文を読む

2011年03月19日

posted by たすけ at 00:00 | Comment(3) | TrackBack(0) | ■泡沫(うたかた)日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大災難より強い日本人 海外メディアの震災報道

■泡沫(うたかた)日記

「ねぇ、軽自動車のガソリンランプがついちゃったけど?」
「じゃあ、しばらく自転車で通勤すれば」
「お米買っておいたほうがいい?」
「1日2食にすれば少しは持つでしょ」
「なんでそう暢気な事ばかり言うの!」
「だって慌てたってしょうがないじゃん」

...というのが計画停電中の私たち夫婦の会話。

まぁ、我が家は娘はもう大学生だし、自営の職場も自宅から数キロという恵まれた環境なので、楽天的に考えることができるのですが、病人や幼い子供をもつご家庭や車が生活の足である地域では、そう暢気でいられないかもしれません。
お気に入りの古城ブログの管理人さん(茨城県北部)のところでは、やっと断水は復旧したものの、ガソリン切れで出社できない日々が続いているとの事。停電中は手回し電源のラジオを聴いていたのですが、被災地域以外で食料の買出しや乾電池やガソリン給油に血眼になっている人たちに、自制を促すアナウンスがされていました。

さて、今記事は引用を多用しますm(_ _)m

タイトルの大災難より強い日本人 とは、韓国メディア中央日報の社説(2011.03.14)の題名です。
全世界が日本の大地震に2度の衝撃を受けている。-中略ー
もっと驚くのは不思議なほど冷静な日本人だ。 死の恐怖の中でも動揺しない。 避難要員に従って次々と被害現場を抜け出し、小学生も教師の引率で列を乱さず安全な場所に移動した。
 地下鉄・バスの運行が中断すると、会社員は会社から支給された緊急救護物品をかついだまま静かに家に帰った。 みんな走ることもなく3〜4時間ほど歩いた。
 翌日はいつも通り会社に出勤した。 想像を超越した大災難と日本人の沈着な対応に全世界が衝撃を受けている。

むしろ私たちは日本を見て、韓国社会の自画像を頭に浮かべる。
災難現場でテレビカメラが向けられれば、表情を変えて激しく泣き叫ぶことはなかったか。
天災地変のため飛行機が少し延着しただけで、一斉に大声で文句を言うことはなかったか。
すべての責任を無条件に政府のせいにして大騒ぎしたことはなかったか。
隣国の痛みは考えず、韓国に生じる反射利益を計算したことはなかったか…。 私たちは自らに厳しく問う必要がある。
 また災難と危機の際、韓国社会の節制できない思考と対応方式を見直す契機にしなければならない。 私たちは依然として日本から学ぶべきことが多く、先進国へと進む道のりも遠い。
韓国に限らず世界のマスメディアは、巨大地震直後にとった日本人の行動(秩序と礼節を重んじる国民性)を絶賛してくれています。

米ロサンゼルス・タイムズ紙では
「1人の女性が本棚の下敷きになり足首を骨折しながらも、救急救命士に迷惑をかけたことを謝罪し、自らの救助より優先すべきことがあるかを尋ねた」
というエピソードを紹介し、最悪な状況下でも、日本人は他者を気遣うマナーを持ち合わせていると称賛し、このような礼儀正しい振る舞いは国を共に支え、結びつきを高めると結んでいました

まぁこういう状況ですから、世辞もありなんと思いつつも、日本(日本人)の底力(国民性)を世界中が注目しています。

惨事でも配慮忘れぬ文化に世界が驚いた(その1)
M9.0の大地震と10メートルを越える津波が東日本を襲った後の11日午後6時、秋田県秋田市のグランティア秋田ホテル。停電で暗黒に変わったホテルのロビーでは奇異な場面が演出された。
ホテル側が、「電気が来るまで宿泊客を受け入れられない」と案内すると、すぐにロビーに集まっていた宿泊予約客50人余りが静かに列を作り始めた。誰も何も言わないのに老弱者らを前に入れた。暗黒の中に一筋の列ができた。順番を争う姿は一切なかった。
 しばらくしてホテル側が、「停電で夕食を提供できない」として緊急用にうどん10皿を持ってきた時だ。うどんに向かって駆け寄るどころか、誰もが他の客の空腹を心配して後に後にうどんを回す“譲歩のリレー”が続いた。
 被害が最も大きかった宮城県・岩手県をはじめ、日本全域で人のない商店で略奪行為があったというニュースはまだ1件もない。

 宮城県北東部に位置する南三陸沿岸地域。集落の大部分が消え、火災で黒く燃えた森の跡だけが残っている。津波で陸地に打ち上げられた船舶は船尾を空に向け逆さまに地面に打ち込まれている。
 今回の地震で最大被害地域のここでは、“行方不明者1万人”といううわさまで出回る。しかし大声や怨みの声は聞こえない。避難所に集まった100人余りの住民らは日本のメディアとのインタビューでも低い声で、「早く復旧するよう願うだけ」としながら“明日”を話す。誰のせいにもしない。足りない水と毛布を分け合ってお互いを慰める感動的な場面が電波に乗っている。

惨事でも配慮忘れぬ文化に世界が驚いた(その2)
韓国で災害報道をする時に犠牲者を取材するのは普通だ。遺体が安置された葬儀室と病院の姿が時々刻々と現れる。しかし日本の大地震報道で日本メディアは違った。津波で家屋と車両が押し流される場面がテレビにしばしば映るが、どのチャンネルでも津波に巻きこまれる人の姿は見られない。
 “死んだ人もこの世に残る”という日本人特有の死生観のためだが、泣き叫んだりしくしく泣く姿もなかなか画面で見るのは難しい。テレビ朝日のある関係者は、「災害予防のための目的の他には一般市民に大きな衝撃を与える場面は最大限控えるというのが災害報道の暗黙的ルール」と話した。-中略-

 徹底した災害予防教育は小学校入学後に初めての授業で習う「迷惑をかけるな」という日本固有の精神価値とともに、大型災害に落ち着いて対応するようにする秘訣だ。
 ここには自身に訪れた境遇を宿命として受け入れる日本人の特性も作用する。災害にあった日本人が泣き叫ぶことがほとんどないのも、「自分がそうした行動をすれば自分よりも大きな被害にあった人たちに迷惑になる」という極度の配慮精神のためだ。災害現場で見た日本の姿。それは「日本はある」だった。

とは言いつつ、度重なる原発事故報道で日本の放射能汚染を危惧し、世界は早々に日本産の農海産物の輸入品に神経を尖らせています。これが今、世界から見た日本の現実なのでしょう。

震災から1週間...
被災者の方々も、救助にあたっている方々も疲労がピークに達していると思います。
そしてテレビやラジオやネットで、それを見守るだけだった、私達日本国民みんな。
ここからが本当に、秩序と礼節を重んじ、大災難より強い日本人の真価が問われるスタートなのかな...

震災1週間後の3月18日(金)
体育館が避難場所となってしまい、卒業式が出来ない震災地宮古の小学生の言葉。
「水が出なかったり不便だし、ちっちゃい子が可哀想だと思います」
「こういう状況なので、みんなで助け合わなきゃいけないと思いました」


被災者である12歳の子供の言葉に、奮い立たされます。
強い日本人、強い日本がある事を、世界に証明せねば!

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2011年03月18日

posted by たすけ at 18:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | ■泡沫(うたかた)日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

福島原発で何が起きたのか?原子炉,制御,海水,ナトリウム,放射化

■泡沫(うたかた)日記

福島原発で何が起きたのか?
東日本巨大地震(東北関東大震災)関連で大変気になる出来事ですが。
14日(月)は担当税理士の訪問日。
彼が南相馬市(旧原町)出身であることは以前から知っていたので、開口一番
「ご実家、大丈夫だった?」
「えぇ、実家は大丈夫でしたが、知人や友人の家は報道映像を見る限り・・・」
「無事だった両親や知人も原発事件の避難が大変で・・・」

以下は省略しますが...福島原発で何が起ているのか、ネットを調べまくりました。
ネットやtwitterで拡散してください!という情報正否も確認しない垂れ流しにうんざりしました。

私は原子力発電の仕組みや安全性には全くの素人ですので、情報の成否の判断が出来ません。なので、危険喚起や風評被害を流布するような記事も、安全性を強調するような記事も書けません。
ただ福島原発に関しては、錯綜する情報の中で調べてみて
[原子炉,制御,海水,ナトリウム,放射化]
のキーワードで検索すると、危険vs安全どちらにしても冷静&客観的な視点で記述してある、2つの相反する記事に辿りつきました。(あとは読者がどちらを信じるかだと思います)

この先いったい福島第一、第ニ原発はどうなるのか?
たぶん一ヶ月以内にはどちらの判断が正しかったが明らかになると思うのですが、どちらに転んでも日本は前に進んで行くしかない訳で...

この記事を書いていた3/15 22時半頃、静岡県東部で震度6強を観測する強い地震がありました。今度は、かねてより耐震性(浜岡原発2号)についてアレコレ書かれていた静岡県御前崎市の「浜岡原発に関して拡散してください!」と騒ぎ立てるツイートやネット情報がまた増殖するのでしょう...

残念ながら私には真実はどうなのか...なるようになってからでないとわかりません。

Whatever Will Be, Will Be.「Lo que sera, sera]? Let it be?
いいえ、日本人は上杉鷹山の名言を誰でも知っています。
為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは、人の為さぬなりけり

普段からマスコミ報道には懐疑的な私ですが、この期におよんでは現場で懸命に活動している方々にエールを送ること優先します。

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タグ:為せば成る

2011年03月17日

posted by たすけ at 00:01 | Comment(2) | TrackBack(0) | ■泡沫(うたかた)日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

電気を止めるより、時差通勤で人の流れを変えれば・・・

日記(言いたい放題)

東京電力計画停電初日を迎えて感じたのは、電気を止めるより時差通勤を徹底したほうがいいんじゃないの?と言いたい放題。....二転・三転・三回転半捻り?
まるでムーンサルトごとくのウルトラ計画停電錯綜情報に納得がいかない。
毎々、お世話になります。
ご周知の通り、東北地方太平洋沖地震に伴う計画(輪番)停電が3/14〜4月末日まで実施される模様です。
弊社所在地は第5グループとなり、本日は15:20〜19:00 の時間帯が停電時間となります。
大変恐縮ながら、上記期間・時間帯は電話・FAX・E-mail等の連絡が不通となることが予測されます。多大なるご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承頂きますよう、取り急ぎご連絡申し上げます。
なお、停電時間の変更などがございましたら、速やかにご連絡申し上げますが、なにぶんにも緊急事態のため、不測の事態がおこることも予測されますので、インフラ復興までの間は何卒ご理解・ご協力のほどお願い申し上げます。
というご案内文書をFAXとメール添付で、お得意様に一斉ご案内したのが14日午前0時。

準備万端で、仕事を中断して電源ダウンに備えていたのに...
「あれ?停電しないぞ??」
「え?第5グループのごく一部だけで終わったの??」

停電となった、ちばらき県の一部の方々は気の毒だったけど、なんか拍子抜け。
TVをつけたら相変わらずの電車運休(区間運休・全面運休)による改札規制。
消えるはずの信号がついていて、交通課の警察官を交差点に動員
そして、東京電力担当者の苦渋に満ちた顔した謝罪会見映像・・・

『ねぇ?そんな難しい顔して結局予測不能なら
いっそやり方変えたほうがいいんじゃないの?』


日本人は秩序と礼節を保った行動がとれる国民性と、あらためて世界中から絶賛されました。
ならば....
「大変申し訳ないのですが、関東山梨静岡の会社(学校)代表番号末尾偶数はAグループ、末尾奇数はBグループで、始業と終業を2時間ずらして頂けませんでしょうか?」
と頭を下げて、電力需要を関東・山梨・静岡で一斉に2時間ずらしたほうがいいんじゃないの?

Aグループは8時始業の17時終業 Bグループは10時始業の19時終業
8時始業の昼休みは11時半から、10時始業の昼休みは13時半から
終業時間はきっちり守って、電源を切って退社(作業中止)とすると。
それに連動し各家庭でも朝夕食の時間も2時間ずらし洗濯・掃除は1日交替

ただでさえ間引き運転しているところに、通常と同じ時間帯でラッシュを作ることはないでしょ?
勿論、24時間体制or9時始業でないと国際的・金融的に特段に支障がある企業・病院等は別として、始業・終業を2時間ずらし、掃除洗濯の回数を減らすくらいはたいした問題じゃない。と思うのですがねぇ。

「なんでそんなことを電力会社から指示されなきゃいけないんだ!」
とお怒りになる御仁もいらしゃるかとは思います。そこで蓮舫節電啓発担当大臣登場ですよ。
「何故、9時じゃないといけないのですか!?8時、10時じゃ駄目なんですか?」

まぁ、ジョークはともかく。
電気の流れを止める算段をするよりも
人の流れを変えれば、電気の流れを止めなくても済む算段をすればよいのでは?


果たして、数学的にこのやりかたで上手くいくかどうか、根拠はないのですが・・・
まぁ一部に、こういうった決まりごとに従わない人(会社)が居たとしても、大部分の秩序・礼節を重んじる日本人は、この緊急時にはこういった決まりごとにきっと率先して協力すると、私は信じているのですが・・・

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2011年03月16日

posted by たすけ at 00:00 | 日記(言いたい放題) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

計画停電 まさかの自転車通勤

■シニアの自転車生活

本記事は首都圏自転車専用道路の記事と【こちら】のサイトテーマの再掲になります。

東京電力計画停電の影響で首都圏の通勤電車が運休し、まさかの自転車通勤に切り替えた人たちも多いのではないでしょうか?また、電車が動いている最寄駅には、おびただしい数の駐輪自転車が溢れているのではないでしょうか?

横浜駅〜東京駅  所沢駅〜東京駅 津田沼駅〜東京駅 柏駅〜東京駅 は約30km
浦和駅〜東京駅は約25km


たとえば30kmという距離はママチャリで普通に漕いでも2時間の距離です。但し、首都圏は信号待ちのGO・STOPが頻繁にありますので、1.5倍くらいの時間を考えなければいけないかもしれません。
普段自転車を趣味としている人にとって、片道30kmの距離は物足りないくらいの距離なのですが、毎日自転車通勤をするとなれば、片道15kmがひとつの目安となると思います。でも、自転車専用道路が整備されれば片道25kmという通勤距離は、自転車で十分通える距離だと思います。


powered by 首都圏自電車道構想 地図Z

これは、首都圏のJRと主要私鉄の路線をなぞったものです。
(一筆書きでしか線が引けないので、かなりラフな仕上がりで恐縮です。)
首都圏自転車道構想(首都圏の鉄道架線上に自転車専用道路)とは、都心に向かう鉄道各線(複々線)の架線上に透明のチューブ製で自転車専用道路を造ったらどうなる?という構想です。
自転車の泣き所は坂道と向かい風なのですが
透明チューブ製の自転車専用道路ではつねに一定方向に追い風を吹かせ
主要ICは江戸川、中川、荒川、隅田川、多摩川などの架線堤防上
または切り通し駅や段差駅(例、目白駅や田端駅など)
あるいは首都高や高速道路と交差する地点などに設け
自転車道は有料として料金徴収は、各ICにスイカやパスモを
自転車専用ETCカードに流用するという構想です。
例えば、秋葉原ー代々木間は約8kmですが、ママチャリスピード(15km/h)でも30分ちょっとで到着します。これに追い風が加わればなんなく20kmは出ますので20分程度でしょう。電車の待ち時間や駅から目的地(勤務地・学校など)までの徒歩時間を考えれば、おそらく都心ほど自転車利用のメリットが生まれます。

チューブ式の自転車専用道の構想は、ジオロジー(岩盤調査や破壊力学)を専門とするオーソリティのアイディアで、その方は阪神淡路大震災も経験し、こうした緊急自体の場合の移動・運搬手段は結局、リアカーや自転車などの人力動力がもっとも効率的であると身に沁みて体験したとの事です。

重さ数トンの自動車を支えるための自動車専用道路は、資材・維持管理費も膨大になりますが、人間の体重を合わせても100kgに満たない自転車専用道路であれば、資材・維持管理費はかなり安価で上がると思います。また、もっとも費用のかかる用地買収についても鉄道架線上を利用し、国有地である、河川堤防や既存の高速道路脇を利用することで抑えられます。

現在も河川堤防上や都心の幹線道路脇に自転車専用道路の建設が進んでいますが、特に都心においてはもっと大胆な自転車専用道路構想が必要だと実感します。エコ大国ニッポンのためにも、東京五輪の時に国策として、主要高速道路の整備に邁進したような、抜本的なモビリティー改革を実施しなければ、結局は中途半端な自転車道の整備に終わってしまうのではないかと危惧しております。

人間の健康は足腰からと言われます、自転車利用者が増えることで医療費の軽減にもつながると思います。近い将来には高性能の蓄電池も開発され、電動自転車の普及も増えると思いますが、鉄道架線上を利用することは、PIS(プラグ・イン・ステーション=電気ステーション)の設置にも有利です。
いつか必ず起こるであろう、関東大震災に備えるためにも、鉄道架線を耐震繊維で補強をしながら、同時に緊急道路として転用可能な自転車専用道路を首都圏に建設することは、大いに意義があると思うのですけど・・・

...など、1/31に書いていたのですが
まさかM9.0という巨大地震が来るとは、まさかこんなに極端な節電事態が起こるとは
誰しも想定外だったと思います。

連日メディアから流れる未曾有の惨状に胸が痛む毎日ですが
海外メディアでは「日本はきっと再興する」と報じており
今、まさに「エコ大国ニッポン」の始動が始まったと考えたいと思います。

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2011年03月15日

posted by たすけ at 09:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | ■シニアの自転車生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

帰宅難民と自転車の活用

■シニアの自転車生活

帰宅難民と自転車活用
11日に都内で巨大地震に遭遇した娘。幸い、娘の大学が緊急避難場所に指定されており、防寒用具などを支給されて11日は大学で部員とともに一夜を明かし、翌12日午前7時にこれから家に帰るとのメール...しかしそれを受信したのは昼頃でした。

とどのつまりは、午前7時頃に地下鉄表参道駅を出発して、東武野田線運河駅に戻って来たのが午後7時前...普段なら1時間15分程度の行程を12時間近くかけて帰ってきました。
横浜や熱海に居た自転車仲間がそれよりずっと早い時間に帰宅しているのに、娘がそれだけ時間がかかってしまったのは錯綜する情報です。

「銀座線で上野駅まで行ってそれから、常磐線だって」
「え?日比谷線で南千住まで行って、それからつくばエクスプレスの方がいいよ」
「でも、つくばエクスプレスは動いてないってTVで報道していたもん」
「え?ほら、この人すでにつくばエクスプレスで帰宅中って書いているぞ」


要はTV局によって運行情報が錯綜しているようで、家内も娘も首都圏の路線図がわかっておらず、結局は上野駅というターミナル駅に向かったことが半日かかった原因のようでした。

帰宅した娘の話よると、上野駅の改札内に入るのに5時間。改札に入ってから常磐線に乗るまで4時間かかったようです。駅員さんの説明もTVの運行情報と違っていて、娘は現場の情報が一番確かだと判断したようです。

パニック時に情報が錯綜するのは仕方ないと諦めておりますが、自転車仲間の多くは電車に乗るより歩くという手段を駆使して最短時間で帰ってこれたようで、この機会に娘にも○○線で乗り換えて○○駅に行くより歩いて□□駅で○○線に乗った方が断然早いと説明しておきました。

といいますか、表参道から流山の運河駅だったら40kmくらいなのでママチャリでも4時間、まぁ6時間あれば確実に帰ってこれる距離なのですが....TV報道でも知人の話でも、ホームセンターやディスカウントショップでは自転車があっという間に売り切れたとのことでした。

11日の夜は実家(同じ流山市)の母が心配だったので自転車で様子を見に行きましたが無事でほっとしました。その時常磐高速から流山ICを降りた車で流山街道は大渋滞。母の無事を確認して自宅に戻る際に、往路で見かけたタンクローリー車が200mも進んでいないことに唖然としました。普通自動車や軽自動車なら流山街道を使わず田んぼ道や裏道で通れますが、物流の要のトラック等は主要国道や県道を通らざるを得ません。

また、今日13日は各ガソリンスタンド付近では給油待ちの自動車で流山街道のあちこちでまた渋滞。う〜ん、どうか自転車をお持ちの家では、できるだけ自転車を活用して、渋滞の原因を自ら作らないようされたらどうでしょうか?

それと...NHKと各民法とも同じ震災情報(映像)を流していますが、○○局は○○県、△△局は△△県、□□局は□□情報というように、緊急時は報道地域や情報カテゴリを分担区別して報道体制を取れないのでしょうかねぇ?それでないと、知りたい情報が錯綜したり、ヘリコプターからの映像も被害甚大な地域ばかり注目されて、見落としてしまっている震災地区があるのではないかと危惧しています。

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2011年03月14日

posted by たすけ at 11:55 | Comment(2) | TrackBack(0) | ■シニアの自転車生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東北地方太平洋沖地震

お役立ちサイト

東北地方太平洋沖地震

東北地方太平洋沖地震 Googleまとめによる総合情報
http://www.google.co.jp/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011.html

Person Finder (個々の安否・消息情報)については
http://japan.person-finder.appspot.com/?lang=ja

※Twitterやネットはリアルタイムで連絡がとれますが、昨日から電話や携帯メールは、ほとんどリアルタイムで役に立ちませんでした。しかし情報の真偽も確認しないままに、むやみにTwitterで拡散を訴えるのは、かえって混乱を招く元になると思います。

http://blog.twitter.jp/2011/03/blog-post_12.html
Twitterでは、被災された方々に少しでもお役に立てるべく、何ができるかを模索しております。
最新情報をリアルタイムで確認し、家族・友人・その他の方々に広く伝達するツールとしてご活用ください。

携帯公式サイトでの取り組み 携帯からのみのアクセスとなっていますが
http://twtr.jp/earthquake
にて特別サイトを作成しました。こちらで最新の地震情報を取得できます。

多くの方が非公式リツイートを利用されているため、同じようなツイートが重複し、本当に重要なツイートが埋もれています。また、非公式リツイートを公式リツイートと思い込んでリツイートされている方も多く見受けられます。
もしツイートを拡散したい場合は公式リツイートをご利用ください。複数のユーザーが同じツイートをリツイートしても、自分のタイムラインには1つか表示されない仕様になっています。




私の娘は都内で無事でしたが、電車の運行情報が不正確で娘との連絡も断続的に途切れます。
娘は今日中にはなんとか帰宅できると思いますが...
私自身も今日は、できるだけ交通渋滞の原因にならないように、外出を控えております。

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2011年03月13日

posted by たすけ at 09:18 | お役立ちサイト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヒヨドリ・キジバト・スズメの抗争

日記(動物写真館)

ヒヨドリ・キジバト・スズメは都会でもよく見かけるので珍しい野鳥ではないけれど...分布がほぼ日本国内に限定なので、外国人バードウォッチャーにとっては日本で観察したい野鳥のひとつ...というのはごく最近知りました。

ヒヨドリ

毎日職場の前に現われるヒヨドリです。
お隣の床屋さんが、キジバトとスズメの為に餌やりをしているのです。縄張り意識の強いヒヨドリは
「ここは俺の餌場だ!」
と言わんばかり、毎朝、ヒヨドリ・キジバト・スズメの抗争(バトル)を見ています(苦笑)

ヒヨドリはいろんな鳴き方をしますが、いつも聴いている鳴き声は、こちらの動画←に近いです。
集団で畑に現れ果実や野菜を食い荒らすこともあり、農業害虫として狩猟鳥となっているそうですが
この動画くらい庭先で騒がしく鳴くと、たしかに憎たらしい野鳥になってしまうかもしれませんね(苦笑)ヒヨドリがみかんを食べる様子や、スズメを追い払う動画はこちら←が秀逸です。

毎日、ヒヨドリ・キジバト・スズメのバトル(抗争)を見ているのですが....

キジバトとヒヨドリ

キジバトは餌がたくさあっても、ヒヨドリと一定の距離以上を保ちます。
餌がまだ多いうちは、ヒヨドリもキジバトを追廻しませんが、餌が残り少なくなってくると、この距離でも、ヒヨドリはキジバトを追い出しにかかります。

大人しいキジバト

穏健派をハト派という名のごとく、キジハトはおっとりしてますねー。
友愛の精神で、私が1mくらい近寄っても逃げずにカメラ目線です(笑)

ヒヨドリとスズメ

観察していて、面白いのが、ヒヨドリとスズメの関係です。
最初はヒヨドリの死角(背中側)から、餌にありつきます。
勇気ある先発隊が行き、危害がなさそうと判断すると、後続隊が行きます(笑)

ヒヨドリとスズメ

さらに「おっ?今はヒヨも食べるのに夢中だな?」と判断すると
ヒヨドリの正面で堂々と餌をついばむ強雀も現われます(笑)
しかし餌が残り少なくなってくると、ヒヨドリが独り占め体勢を取るようになります。

さらに面白いのが、私はまだ見分けがつかないのですが、ヒヨドリは恋人か伴侶の2羽だと仲良く餌をついばんでいますが、恋敵?or余所者?のヒヨドリが近づくと、執拗に追い払い行動をとります。
ヒヨドリは集団行動を取る鳥だと思っていたのですが、どうやらヒヨドリ界でも、菅派と小沢派があるようです(苦笑)

さてさてこの3月、国会という餌場はどういう展開になるんでしょうかね?
バトル(抗争)を続けるヒヨドリ、様子見のスズメ、そしておっとりハト・・・
外国人バードウォッチャーにとって日本で観察したい野鳥だった??

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2011年03月12日

posted by たすけ at 21:35 | Comment(6) | TrackBack(0) | 日記(動物写真館) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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