日記(言いたい放題)
いつかあなたが小沢一郎になる日とは?
なにかのきっかけで、あなたが検察に起訴されて連日マスコミで悪者扱いされる日を想像してみてください。これは今、拙ブログを読んでいるあなたや、私自身へのサジェスチョンです。
元海上保安官一色正春氏が日本外国特派員協会で会見をした2011年2月14日の同日、民主党執行部は小沢一郎元民主党代表に「党員資格停止」を突き付けました。その理由は小沢一郎の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、東京第5検察審査会による強制起訴に起因しています。
最初に断っておきますが、私自身は小沢シンパでもアンチ小沢でもありません。ただ今回の検察審査会による小沢氏強制起訴や、小沢一郎を天下の悪役のごとく報じるマスコミ報道に違和感と危機感を持っています。
いわゆる先進国と呼ばれる中でも日本の検察(特捜)は異例の権力組織です。公訴権・捜査権・逮捕権を持ち実質的に刑務行政も管轄していて、極端に言えば生類憐れみの令で悪名高き徳川綱吉と同じような権力を持ち合わせています。
つまりは、日本の検察は自分達の思うままに法律を支配し、検挙し、罰することが可能な絶対権力者です。(但し、綱吉については見方を変えれば文治政治の功労者として評価されますし、大部分に関しては、検察は国民にとって正義の味方であると私は思っていますが・・・。)
今回私が言いたいことは、検察の主張・行動がすべて正義であると考えてはいけない。日本のマスコミの恣意的報道が検察権力とリンクしていることを知っておかねばならないということです。
小沢一郎についてTVの街頭インタビューでは「どう考えても小沢一郎の資金の流れはおかしい。小沢はクロに違いない!」という声がよく聞かれます。特に人気キャスターのワイドショーなどを見ている主婦層に多いようです。
さんざん検察が調べ上げても不起訴になってしまったので、今度は国民目線の検察審査会が強制起訴してくれた。「あぁやっぱり日本って民主主義国家だわぁ♪」なんて思っている人が多いことに私は危機感を持っています。
もし、お時間があれば是非フランスの人気報道番組で"美人キャスターとハンサムコメンテーター"が日本の検察(特別捜査部)を痛烈に批判している次の動画をご覧下さい。すべて日本語訳の字幕が出てきますから、フランス語が"わからなくても大丈夫"ですよ♪
ネタバレを枠内にあえて白字で書いておきます。※.マウスでドッラクしないと読めません。
MAD動画とは風刺に改編した動画です。つまり映像と字幕は全く関係がありません。まぁフランスは常にアメリカを揶揄しますが(苦笑) それを割り引いても...日本という国は、先進国中では異例の法曹界であり、マスコミ、そして占領国アメリカのからの圧力が、いかに日本の検察に影響力を及ぼしているかがわかります。
よく見ていれば同じシーンをループさせていることに気がつきますが、とてもよく出来た"作品"です。しかし、日本のマスコミによる小沢バッシング・恣意的報道もこれと同じことです。
人気キャスター&コメンテーターを用意し、連日小沢一郎は悪い奴だ、小沢一郎は強制起訴されて当然であると報道され続けていれば、TVを見ている人間はそれに洗脳されてしまうものです。
日本は国際的にみて自由&民主主義の先進国で「日本人に生まれて良かったぁ〜♪」と思っている方が多いと思います(私自身もそうです)しかし、英訳専門家の自転車仲間の方の一節に。
ずいぶん以前から、虫ずの走る表現がある。「国際的」という表現。
この言葉自体は、internationalという英語の訳語として、かなりの名訳だと思うし、古い歴史を持つものなのだが、最近は、半分ぐらいが誤用ではないかと思う。
国際的、国際的と書いてあるから、一体どういう意味なのか煎じ詰めてみると、単に「アメリカ的」という意味に過ぎない場合が実に多い。
だったら、最初から「アメリカ的」と書くべきではないだろうか。
internationalの訳語としては、古くは、「万国的」と訳される場合が多かったようであるが、これもかなりの名訳だと思う。
つまり、国際的という言葉は、「一国的」の反対語なので、単に「アメリカ的」ということを意味するのに「国際的」と表現すれば、白黒が逆さまになってしまうことになる。
私は、internationalの本来の意味を忘れないために、できるだけ、「万国的」という言葉を使うように心がけている・・・。
今回の言いたい放題は、物事の白黒を逆さまに(反転させて)見る視点を持っていないと、いつの間にかマスコミの恣意的報道に私達は洗脳されてしまう...という気づきの為のエントリーでした。
PS.上記フランスの名物報道番組を風刺に利用したtmme1234さんは、特捜暴走 ? 小沢失脚への陰謀という風刺動画も作っています。まぁここまであからさまに映画のシーンを利用すれば、どんな人でもさすがにSatire(サタイア)であるとすぐに気づきますよね(苦笑)



