茨城県つくば市筑波1番地は、筑波神社と筑波山頂一帯です。
筑波神社と筑波山(左:男体山 右:女体山)画像:東葛人さん御神体が筑波山自体ですので、右下の画像は筑波神社拝殿で本殿は、男体山と女体山の頂上に鎮座しています。
TX(つくばエクスプレス)開通で都心から近くなったことや、最近流行りのパワースポットとやらで、筑波山はたくさんのハイカーで大賑わいでした。ただ、都心から近いパワースポットで有名な高尾山と比べると、交通の便はよくありませんね。京王線の高尾山口駅と高尾登山道は直結していますが、筑波登山の場合は、TXつくば駅からバスで乗り継がなければなりません。
地図でみれば、現つくば市の中心部から筑波山がいかに遠いかが一目瞭然です。
(つくば市●印の市役所位置は、2010年5月より研究学園都市駅そばの新庁舎に変わりました。)筑波山に近い駅は、
関東鉄道常総線の下妻駅と
JR常磐線の石岡駅になります。
※
JR水戸線新治駅も近い駅ですが今記事では除外しています。
私自身は筑波山に自転車で行く場合は、小貝川や鬼怒川を北上して
下妻駅・騰波ノ江駅や
石下駅から向かいます。そしてたまに、小貝川と鬼怒川の間を走る常総線のサイクルトレインを利用しています。ただ、利用時間が短いのと運賃が高いので、それなら駅でレンタサイクルを借りた方が時間の制約がなくて便利だと思いますし、これから自転車を始める人にとっても駅レンタサイクルはおすすめです。
そんな訳で...
レンタサイクル(自転車)の筑波観光のおすすめポタルートを40km前後で考えてみました。
下妻駅から行く筑波観光=
表筑波観光ポタルート→レンタサイクル無料(電車利用者)
石岡駅から行く筑波観光=
裏筑波観光ポタルート→レンタサイクル1日300円
両ルートともママチャリを前提としていますので、筑波山登坂(峠攻め)は考えていません(笑)
表筑波観光の目玉は、神郡集落、北条の街並み、りんりんロードから見る筑波山のビュースポットです。順路は下妻〜大宝神社〜騰波ノ江駅〜道の駅しもつま〜りんりんロード〜神郡集落〜北条の街並み〜平沢官衙〜小貝川CR〜小貝川ふれあい公園〜下妻駅
自転車を車載でデポするなら小貝川ふれあい公園裏筑波観光の目玉は、常陸風土記の丘、八郷茅葺の里、峰寺山西光院(関東の清水寺)からの眺望です。
自転車を車載でデポするなら常陸風土記の丘峰寺山西光院は峠攻めに近い苦行になりますが、押し歩きしても是非ここには訪れて欲しいおすすめスポットです。西光院の入口は東筑波ユートピアのすぐ隣です。我が家は過去2回、東筑波ユートピアを訪れていますが...こちらは特におすすめしません(苦笑)
さて筑波山の形なのですが...筑波山は、そのビューポイントによって大きく表情を変えます。通常正面(表筑波)といわれるのは南側から見た筑波山で、男体山・女体山の二峰が見えますが西側と東側からは単独峰に見えます。
画像提供:(C)つくば新聞東側(裏側)から見た時は女体山の単独峰なのですが、では西から見ると男体山の単独峰なのか...というと実は筑波山は、坊主山・男体山・女体山の三峰からなる山なんですね。この坊主山を含んだ三峰は、小貝川ふれあい公園あたりから見るとよくわかります。
画像提供:(C)つくば新聞そして北西に廻って坊主山の麓から筑波山を見上げると、男体山・女体山が隠れて、まるで富士山のような形に見えます。それでこの坊主山を別名「筑波隠し」と言うそうです。
私、小学生の頃に、祖母の家(栃木県那須)から帰ってくるときに、朝焼けに映える富士山の形をした筑波山を見たことがあり
「あれは夢だったのかなぁ」と思っていたのですが、なんせ小学生の頃から思い込みの激しい性格だったので、長年の謎が解けて良かったです(苦笑)
そしてもう一つ謎だったのが
筑波嶺は 女男の神山へ 竝び立ち 空をかぎりて 乳房型の山 (中村正爾)
確かにポピュラーな筑波山の形はツインピークスですが、今までどこから見たら男体山・女体山が乳房型に見えるんだ?と謎だったのですが、冒頭の東葛人さん撮影の筑波山を見て...
「あ!この角度か!」 と初めて納得しました。同時に東葛人さんやIKAWAさんが
「やっぱり山を見るとなんだか安心するね」と言っていたことにはっとしました。
万葉集で富士山が歌われたものは9首
万葉集で筑波山が歌われたものは25首筑波山は古代より恋歌の枕詞のような扱いで、富士山と比較しても情の篤さが讃美されていますが...考えてみれば、山多き西国から真っ平らな関東平野に赴任してきた大和の官吏や豪族にとって、筑波山はさそがし心和む存在であったのでしょうね。
※筑波観光のおすすめサイト
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