リカンベント初心者の方や
「リカンベントって難しいの?」と思っている方に
リカンベントの種類と
乗りやすさの比較について
簡単にご説明しておきますねー。
リカンベント画像のほとんどは
次世代自転車を考える会で自作したリカンベントです。
より詳細な説明は
TasukeIプロジェクトの頁に記述してありますのでご参照なさってください。
ペダル軸位置(BB)と前輪軸の位置関係で
ペダル位置が前輪より前にある
SWB(ショートホイールベース)と

ペダル位置が前輪より後ろにある
LWB(ロングホイールベース)に分かれます。
何mm以上だったらロングとかではなくて
構造上でSWBとLWBに区別します。
どちらが乗りやすい(漕ぎ出しやすい)
かと言えばLWBの方です。
ペダルが前輪より後ろにあるほうが普段の自転車と同じ感覚で漕げるのとハンドル操作もそんなに違和感はありません。

通常の自転車ではありえない構造が
OSS(上ハンドル)車以外に
USS(下ハンドル)車があることで
下ハンドルはちょっと操作に慣れるまで違和感があります。
但し、もっとも違和感を感じさせる要因は座席角度になります。
通常自転車では前屈みでハンドルを握りますが、リカンベントは仰向けの状態でハンドルを握ります。
座席角度がほとんど寝そべるような形状になってくると、重心位置(バランス)に戸惑います。
初めてのリカンベント購入に不安がある方は
LWB+上ハンドル+座席が立っている車種を選べば良いと思います。

さらにリカンベントには前輪駆動の
FWD(フロントホイールドライブ)という種類もあります。
そして、もっとも乗りこなしが難しいのは、その名もCruzbike(クルーズバイク)と呼ばれる、駆動系とフロントフォークが一体化した前輪駆動のリカンベントで殆ど市販化されていません。(おそらく国内に数台しか無いのでは?)
ただし、慣れてくるとハンドルではなく、ペダルで舵を切れるようになるので、その操作技術をマスターしてしまうとたまらなく快感だそうです。
ベテランCruzbike乗り曰く...
「だって一輪車乗るより易しいですよ?」そう言われりゃ、確かにそうなのですが(苦笑)

市販車のリカンベントは入門車でだいたい10〜15万円位からですが、最近市販された17BICYCLE社の
S-17リカンベントは約6万円で購入可能で、下ハンドル車ですがLWB+座席が立っていますので、おそらく誰でもすぐに乗りこなせると思います。
リカンベントで輪行を考えている方は、市販車ではTW-BENTS社の
COBRAコブラが約20万円で、一番コンパクトに折り畳めるリカンベントだと思います。
リカンベントの市販車を考えている方は
埼玉県草加市にある
ニキリンさんがとっても親切ですよ♪
自作で造っちゃおう!って考えている方は
次世代自転車を考える会に遊びに来てみてください♪
最後にリカンベント初心者からの豆知識を3つ^^;@下ハンドルのリカンベントは座席を跨ぐのではなく、前から腰掛けます。
A特にSWBやFWDではペダルを踏む足の踵と前輪が干渉してしまうので
前輪が小さくなっている場合が多いです。
Bリカンベントの練習は、ペダルを漕ぐより先ずは緩やかな坂道で
バランスをとる練習から始めるといいですよ。


