本来は、山や林に入って勝ってに植物を取ってはいけないのだけれど...
私が幼い頃、西平井の山林は平和台の造成地になりどんどん崩されていったので、そこに生えている植物を取ってくることを地主の人たちは黙認してくれた。
私が5歳の時に隣のお兄さんと一緒に、生まれて初めて取って来たのが、山百合だった。玄関先と庭に植えたのだが、毎年6月になると芳香を放って咲いてくれた。また、小3の誕生日の時に親に懇願して買ってもらった顕微鏡で初めて見たのが、その百合の花粉だった。だから、百合には色々と思い出があり、植えたかった花のひとつででした。
これはたぶんカサブランカだと思う(汗
5歳の時にそのお兄さんが教えてくれたのが、
百合はシーボルトさんが日本から持ち帰って、それが外国でいろんな品種になってまた日本に来ているんだよ。だから百合のことをユリ..リリイと言うのはその名残だよ...
とか言っていたのか、そう聞き違えしたのか・・・
本来は...漢字の「百合」の語源は、鱗片が何枚も重なり合う形を表現していることで。欧米では全てラテン語の「リリウム」から派生したもので、ケルト語の「リ=白い」からと知ったのは小学校に入ってからだった。
もともと、ユリは食用として用いられ、観賞用として用いられるのは室町時代に入ってからで...なるほど、だから花の形ではなく球根の形が名になっているのかと納得した記憶がある。
しかし、シーボルトが日本から山百合を持ち帰った語にオランダあたりで、さまざまに品種改良が進んだのは本当のことで。
こんな花の色と形は、カノコユリと山百合を品種改良しないと、できない色だろうなぁと思う。
ほんとは、この2本の百合を含めて7本ある百合は、チューリップの球根を掘り起こした後に、花壇に移植する予定だったのだが、今年はそのままプランターで花を咲かさせてしまった・・・