■泡沫(うたかた)日記
今日は娘の第一志望校の高校入試である。
今朝集合場所の駅まで車で送って行ったが、桜咲く結果を望むばかりである。
さて2007年度よりいよいよ大学全入時代に突入したとカーラジオから流れてきた。私の世代あたりから、いわゆる大学レジャーランド化時代だと云われた。私自身も奨学金資格の為に、そこそこはいい成績を残さなければならなかったが、すべての講義に真面目に出席していた訳ではない。
また目的資格を得るために、主要単位は力を注いだが、単位によっては試験前日まで教本を買っていなかった教科もある。つまり、主要単位以外は先輩にいかに単位の甘い教授の講義を選択するかを伝授してもらうのが卒業のためのポイントだったのである。
学生時代にたまに教場で一緒になるタイ人の留学生に
「日本の大学についてどう思う?」と質問したところ
「ほとんど学生の年齢が一緒なんで、まるで小学校みたいだ」
と返答があった。なるほど、言い得て妙である。
『学問を志すと言うより、みんなが行くから来ているんでしょ?』
という言葉の裏返しだ。
はからずも
大学全入時代とオリンピック大選手団!238名で金1個の報道を同時に聞き、車中で娘に
「ところで近代オリンピックの創始者と現IOC会長は誰か知ってるか?」
「え?そんなの知らない...習ってないもん」
と返答が返って来た時に、親としてまた日本国民の大人としてこの国の教育レベルの低下と甘さを憂い、やはり国力を上げるためには、厳しい競争社会の復活が必要なんだろうなぁと感じた今朝であった。