エヴァで連想するもの

■代替医療と健康食品


知人のブログに「エヴァ」との表題があり、これはエヴァンゲリオンのことらしい。私はエヴァンゲリオンというアニメ?は名前は聞いたことがありますが、どんなストーリーなのか全く知りません。

私の世代で、エヴァ・・エバと言って連想するのは「エバポン」という液体のトイレ消臭剤。今で言えば、「トイレその後に」と同じようなもので小さな目薬程度の容器に入っていて、用を終えたあとほんの数滴を落とすのある。かなり強烈なコロンのような臭いで、誤って手についたりするとなかなか臭いがとれない。

私の小さい頃は、水洗トイレも洋式トイレもまだまだ普及していなく、いわゆる「ぼっとん便所」の和式の便器。だいたいトイレは、北側にあるものだから冬の木枯らしが吹く頃になると、汲み取り口の隙間から風が入り込みおしりも冷たく、臭いもぶわぁ〜と下から来たものでした。

さて、長時間「和式体勢」でいることは、相当膝に負担が来るもので、血流も悪くなり、またふんばることで血圧も一気に上がり、昔は冬の朝の便所で、脳溢血で倒れるなんてことはよくありました。

朝起きたら、先ずは水をコップ一杯飲む習慣はよいことです。
お通じが良いと言う事は、健康上とても大切なことですね。

2006年02月22日

posted by たすけ at 12:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | ■代替医療と健康食品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

フンボルト大学と森鴎外(医食同源)

■代替医療と健康食品


今日で51歳になりました。今日は自分の誕生日でありますが、ある方のお葬儀に参列してきました。一昨日はある方の偲ぶ会に列席させて頂き「生きる勇気、死ぬ元気」という命題と向き合いました。

思えば30代後半でホリステック医療と出会い、40代の10年間はずっと代替医療を学ぶ日々でした。拙ブログではこの項に関して深く触れませんが、今日の誕生日を機会に半生記のカテゴリで、しばらく40代の思い出を簡単に綴っておこうと思います。
という訳で、ちょっとしばらく自転車ネタは出来てきませんのですみませんf(^、^;

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Humbolt University フンボルト大学メディカルセンターにて

ドイツのベルリンにあるフンボルト大学は、舞姫などを著した文学者:森鴎外が留学した大学として有名ですが、一方鴎外には陸軍の軍医総監としての経歴があります。
その鴎外が慈恵医大の創設者である海軍の軍医総監高木兼寛との間で、脚気の原因をめぐって壮絶な「兵食論争」を行い。「脚気は感染症」であるとの主張を譲らなかった鴎外の影響で日露戦争では、陸軍兵士110万人のうち22万人が脚気を患い、27,800人の病死者を出す結果となってしまいました。
一方高木説を採用した海軍は、海軍糧食条例によって兵食改良(麦飯や副食の改善)を行い、海軍兵員の脚気患者をほぼ消滅させました。

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このフンボルト大学で「医食同源」の講義を受けたことは誠に感慨深いものがありました。


タグ:医食同源

2009年06月29日

posted by たすけ at 02:10 | Comment(6) | TrackBack(0) | ■代替医療と健康食品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

シュタイナー医学とゲーテ(人智学)

■代替医療と健康食品


20代〜30代に教育関係の仕事をしてた頃に読み耽った文学作品はゲーテの書籍でした。
40代になり医療関連の仕事に入った時に、ルドルフ・シュタイナーの掲げる人智学に惹かれていったのは自然な成り行きでした。

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ベルリン日独センターにて

ウィーン工科大学でゲーテの自然科学観に触れる機会をもったシュタイナーは、自らの精神科学を人智学と名付けました。そして人間の構成をボディ(身体)、マインド(心)のみならず、スピリット(霊性)も含めて、そのスピリット(霊性)を重視するのがシュタイナー医学です。シュタイナー医学は治療と言うよりは患者さん本人の潜在能力(治癒力)を引き出すいわば「治癒術」と言えるかもしれません。

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ルドルフ・シュタイナー(1861年生れ)と、森鴎外(1862年生れ)は同時代を生き、鴎外もゲーテの「ファウスト」を翻訳するという共通項がありますが、シュタイナーも鴎外もその多大な業績があるが故に賛否が分かれます。
一見、文学は政治や医療と無関係に思うかもしれませんが、人情や世の中の機微を綴った文学は「人を動かし、人を癒し、世を変える」政治家や医療者に多大な影響を及ぼしています。


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タグ:ゲーテ

2009年06月30日

posted by たすけ at 22:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | ■代替医療と健康食品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アントロポゾフィー(Anthroposophy)とヒーリング

■代替医療と健康食品


シュタイナー医学をアントロポゾフィー医学という場合もあります。シュタイナーが著した「テオゾフィー」や「神秘学概論」によりシュタイナー医学を人智学ではなく神智学という場合もあります。

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ヒーリングという言葉もよく聞くようになりました。
「波動やスピリチュアリズムを心身に働きかけて生命力・自己治癒力を引き出し、治癒・回復を促す」...と。なんとも胡散臭い説明がされる言葉です。
私たちは日常的に気分転換でストレスを解消していますが、平たく言えばこの気分転換もヒーリングです。ある症状に効く筈の薬を飲ませていても、一向に改善しなかったのに、患者が抱えていた心配事が解決した途端に症状が改善したり、薬の効果が顕著に現れる。このような物質と精神の相互作用を重視し、患者にとって最良のタイミングで薬の投与を計るのがシュタイナー医学の真骨頂と言えます。

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私がベルリンのHavelhoehe(ハーフェルホーエ)病院で体験したアントロポゾフィーは音楽療法や絵画療法などでしたが、ここではドクターとセラピストは同格であり治療方針の主導権は患者自身にあります。これは自己主張がはっきり言える欧米人の気質とそれを当たり前考える風土が根底にあればこそで。「治療方針はすべて先生にお任せします」という受動的な日本の風潮の中では、なかなか同じようにはいかないと思います。
理想的なシュタイナー医学が実践できる病院とは、内科・消化器科・外科・脳神経外科などの各専門医とアート・オイリュトミー・マッサージなどの各セラピストがチーム医療として常に科学的データを把握しながら患者のボディ(身体)、マインド(心)、スピリット(霊性)の人間丸ごとを診れる環境下にあることです。

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アントロポゾフィーと聞いて眉をひそめる人も多いのですが、それは宇宙エネルギーだとか、霊性(魂)だとかのオカルティズムな要素を含むからで。実際、怪しげな霊感商法やヒーリング商法で、病気で悩んでいる人や家族から多額の金品を巻き上げる団体もありますので注意は必要です。少なくとも現代医学を真っ向から否定し、感性(個性)の異なる患者にすべて同じ治療(施術)法を強要するようなところは避けた方が無難でしょうね。


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タグ:ヒーリング

2009年07月01日

posted by たすけ at 15:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | ■代替医療と健康食品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アントロポゾフィー(Anthroposophy)とホリスティック(Holistic)

■代替医療と健康食品


癌の治療法として、ホリスティック(Holistic)医学という言葉が聞かれるようになっていますが、Holisticとはギリシャ語のholos(全体)を語源としており、人間を「体・心・気・霊性」の統合体とし、病気に対して自然や宇宙との調和にもとづく治しと癒しを包括的に考えるという点では、前記のアントロポゾフィー(Anthroposophy)とほぼ同じ考えです。

アントロポゾフィー医学やホリスティック医学では、しばしばホメパシー(同種療法)が行われていますが、ホリスティックではさらに、漢方、気功、鍼灸、アーユルヴェーダなど主にアジアを中心した伝統療法なども取り入れています。

アントロポゾフィー医学やホリスティック医学は、いわば"なんでもあり"医学であり、非科学的だと批判されることも多いのですが、私自身がこういった医学に肯定的な理由は"死"という現実を踏まえて患者さんと接しているからです。言い方を換えれば、"死はすべての終焉ではない"という観点を持つことで心穏やかに日々を送れるメリットが大きいからです。

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一方現代医療でも、末期がんのターミナルケアとしてホスピスがあり、私自身もホスピスケア研究会に属していますが、安らかな最期に向けての看護士やボランティアの献身的な看護には頭が下がります。

「手術の成功率は何%くらいでしょうか?」「余命はあとどれくらいでしょうか?」
この気持ちは、わからないではないですが、癌治療に関しては、発生部位、年齢、ステージによっても選択肢は変わりますが、大別するとこのような確率や数字をはっきり示してもらいたいと考えるならば、現代医療を選んだ方が良いと思います。

医療(医学)とはなにがなんでも身体を生かすことのみが目的であって、死んだらそれでお終い、その後のことは坊さんか牧師さんに聞いてくれ。と割り切って考える方もいらっしゃると思いますが。生きる意味、死ぬ意味、を正面から患者さんと向き合い「気持ちよく生き、気持ちよく死ぬ」ということまでを医療と考えるのが、アントロポゾフィーやホリスティックであると私は捉えています。

アントロポゾフィーやホリスティックも現代医療でも、患者さんに対しできる限りの最善を尽くすという医療者としての思いは一緒です。ただ残念な現実は、代替医療を行っている医師は、あくまでも患者本位で治療方法の間口を広げてあげたいと考えているのですが、現代医療側ではそんなエビデンスの乏しい治療は医学ではないと、あるいは保険診療が適応されない患者さんの経済的負担も考えて、かなりの医師が否定的かまったく無関心であることです。


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2009年07月02日

posted by たすけ at 01:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | ■代替医療と健康食品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ホリスティック医療と代替医療

■代替医療と健康食品


代替(だいたい)医療という言葉もだんだん一般化しつつありますが、これを英訳すると
Alternative Medicine オルタナティブ・メディスン(代替医療)
Complementary Medicine コンプリメンタリ・メディスン(補完医療)

になりますが米式・英式の違いとニュアンスの違いだけで実質はどちらも同じです。
日本で代替医療と言えば、漢方、鍼灸、温泉療法、食事療法、カイロプラクティック、アロマテラピー等が代表的な療法になりますが、これらと一般診療科目(保険診療)と融合させて混合医療または
Integrative Medicine インテグレーティブ・メディスン(統合医療)と言う言葉もあります。前記の
Holistic Medicine ホリスティック・メディスンも、全体を包括するという意味では統合医療と言えます。

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ロサンゼルス[USC][UCLA/DREW University]にて 1999年

アメリカは代替医療先進国で、サプリメント大国だと言われていますが、日本では社会医療保険制度が整備されているので、病院にかかったほうが経済的負担は軽くなりますが、米国では社会保険加入率が低く医療費がべらぼうに高いので代替医療にかかったほうが安いからです。特に中国系・韓国系移民の多い西海岸では民間保険で鍼治療をカバーしているのでその利用率は高いです。
日本で薬草と言えば漢方を思い浮かべますが、イギリスではハーブ療法、ドイツでは水とハーブをベースとしたクナイプ療法などが主流で、日本でも一部の漢方処方には医療保険が適応されるように、イギリスではハーブ療法に、ドイツではクナイプ療法に、医師が治療の一環として処方する場合には保険が適応されています。

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ケンブリッジ[Cambridge Christ's College]にて 2000年

私自身、今後の医療は統合医療と向かって欲しいとの願望があるのですが現実的には、現代医療と代替医療は対峙する形となっており、患者さんは二者択一を迫られるのが実情です。
日本国内で、代替医療やホリスティック医療を実践しているクリニックや病院は増えてはいますが、ベルリンのHavelhoehe(ハーフェルホーエ)病院のように、多種多様な専門医とセラピストが常勤している病院は稀です。おおよそは、院長自身が得意する漢方や温熱療法や食事療法を中心としてそれと提携するセラピストが緩やかなチームを組んでいる形が主流です。

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オックスフォード[Oxford St Anne's College]にて 2004年

代替医療を実践している医師も、早期の癌で身体へのリスクが低い場合は、現代医療を信頼して切除手術や抗癌治療を否定しません。むしろ頭から現代医療や抗癌治療を否定するのは、医師ではなく偏った治療法に固執している人々です。
ほとんどの場合、ホリスティック医療や代替医療を実践している病院やクリニックを訪れる患者さんはステージの進行した癌や、現代医療では治療方法が手詰まりとなった場合の患者さんです。
このような現実をつねに見ていると、やはり私は現代医療と代替医療の垣根を取り払い、統合医療という患者本位の医療が確立されるべきだと考えます。


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2009年07月03日

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代替医療とホスピス

■代替医療と健康食品


日本ではホスピスと言えば、末期がん患者のターミナルケア(緩和ケア)をする施設を指しますが、もともとホスピスとは、中世ヨーロッパで、旅の巡礼者を宿泊させた教会のことを指します。
病気や怪我をした巡礼者を看病やケアをしたことから、看護収容施設全般をホスピスと呼び、そこで看護にあたる無償の献身と歓待をホスピタリティ (Hospitality)と言い、それが病院を意味するホスピタル(Hospital)となります。

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イギリスのブリストルに古い小さな教会を改築した、ブリストル・キャンサーヘルプセンター(ブリストル癌センター)という施設がありました。※現在の名称はペニー・ブローン・キャンサー・ケア(Penny Brohn Cancer Care)で所在地が変わって、施設規模も大きくなっています。
私がここを訪れたのは10年前でしたが、その時ですでに約20年の実績がある施設でした。ここの運営は慈善寄付や利用者の料金で維持されていて、まさに現代のホスピスと言える施設ですが、運営開始からしばらくは国営放送BBCをはじめイギリス国内のマスコミ各社から「藁をもすがる末期がん患者をターゲットに非科学的な療法を強いている」と激しいバッシングを受けたそうです。
それでも地道に患者本位の補完医療(自助療法)の実践を続けているうちに、スタッフの献身的な対応や利用者の口コミで、やがてそれらの誤解が解けバッシングしたマスコミからは、誤解報道であったと謝罪放送や謝罪記事が発表されたそうです。

この話を聞いた時に、松本サリン事件の河野義行さんへの冤罪報道を思い出しました。とかくマスコミは興味本位・視聴率至上主義で、物事を悪意にあるいは美談として誇張気味に伝える傾向があります。
日本国内でも難病患者や癌患者とその家族が集まり長年にわたり「患者の会」としてホスピタリティ活動を地道に続けている団体が数多くありますが、私はそういう団体にこそスポットを当て、寄付金が集まるようにと常々願っています。最近、一部のマスコミや制作会社が企画した書籍や映画とのタイアップで、乳癌の早期発見キャンペーンがPRされていることには違和感を感じています。

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ブリストル・キャンサーヘルプセンターでの具体的な活動は、癌は一臓器の病気ではなく、その人の身体、心、霊性(魂)に影響を与えるという理解に基づいており、癌治療に対する"ホリスティツク(全体的)"なアプローチをしています。センターのプログラムは、2日間の予備コースと5日間の宿泊コースがありグループ・個人カウンセリングヒーリング、栄養学アドバイス、アート・音楽セラピー、マッサージなどですが、病院ではありませんので既存医療の医師の診療はオプションになっていました。

私自身が一番驚いたのは、瞑想ルーム(元々教会の礼拝室だった部屋)に足を入れて瞑想のプログラムを体験した時です。そこには利用者の物と思われる、ブッタ像(仏像)、マリア像、サイババの写真の他、見たこともない偶像や曼荼羅のようなものが置かれていました。
ここでは利用者(患者さん)が何を心(魂)の拠り所とするかは"なんでもあり"で全くの個人の自由なのです。ブリストル・キャンサーヘルプセンターでは、各プログラムを自助療法の一環と言う言い方をしていました。つまり癌治療は患者さんが自ら欲する方法を優先し、スタッフはそれの手助けをすることを第一義としており、けっして押し付けの治療や指導はしていないのです。


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タグ:ホスピス

2009年07月04日

posted by たすけ at 01:10 | Comment(4) | TrackBack(0) | ■代替医療と健康食品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

現代医療と代替医療の間(はざま)で

■代替医療と健康食品

桜が散り始めると思い出すこと・・・現代医療と代替医療の間(はざま)で

健康食品を治療補助に使っている代替医療派の医師と、健康食品に懐疑的な現代医療派の医師との意見交換会に同席させて頂いたことがあります。その時...
アンチ健康食品の医師が・・・
「先生方のレポートはすべてステージVやWの症例ばかりだ、それだけ有用性があると思うなら、どうしてもっと早期の患者に使用しないのだ!」
と強い口調で質疑をかけました。

それに対して代替医療派の医師が・・・
「わたしどもに来る患者さんは、みなさんそういう状況になってからやってくる方ばかりだ、そうせざる得なくしているのは、あなた達の無理解にも原因がある。」と答えました。
私はこの質疑応答こそが、現代医療と代替医療の間での、患者と医師の現実を最もよく表していると思います。

私がこの業界(医療サポート)に足を踏み入れたきっかけは・・・
新婚間もない従姉妹(当時30代前半で夫婦とも癌研究所勤務)が乳癌を発病し、あらゆる最新の治療を受け壮絶な闘病生活の果てに、最後はもう為す術はありませんと地元の病院に転院し、もう年は越せないだろうと通告されました。

諦めきれない叔父は、様々な健康食品を購入しました。実は叔母も過去に乳癌を発病しましたが、叔父の献身的な看病と、叔母自身の養生の成果で現在76歳を迎えますが健在です。従姉妹はそんな母親を見ていて予備校勤務から癌研に転職しました。

当時の私も予備校勤務が本職でしたが、たまたまグループ会社に健康食品部門が立ち上がり、健康食品の勉強会に席を置いていたので「これはどうなんだ?これはどう思う?」と相談がありました。

とにかく少しでも可能性があるなら代替医療に賭けたいと、私のにわか知識で知り得た某県の代替医療の病院に再転院させました。「道中生命の保証はできませんよ」と言われながら、年の暮れの雪の中を民間救急車で搬送しました。そして、桜が咲きはじめた頃に死期を悟った従姉妹は、自宅に帰ることを切望し自宅で最期を迎えました。

叔父は私を気遣いずっと黙っていましたが、その代替医療の病院で月に250〜300万円もかかっていたこと、なおかつ亡くなった従姉妹が、その代替医療の病院の見解では、全快して退院したことになっていたと云うことを、従姉妹の死から2年経ってから、別の従兄弟から聞かされました。

私は叔父家族と亡くなった従姉妹に対して、申し訳ないことをしたという猛烈な後悔の念と、同時に自分の医療や健康食品に対する無知さに言い様のない悔しさが込み上げました。
叔父や叔母は「それでも少しでも延命できたのだから」と言ってくれましたが、どうしても人生にやり残したことがあるように思えて、転職をしてこの業界に入りました。
その後、周囲の方々のご支援で医療現場と患者さんの仲介役の会社を設立し、干支がひと回りしました。

医療や健康食品に対する無知に無念さを感じて

医療や健康食品に対する自分自身の無知に無念を感じて、この業界に足を踏み入れた私ですが...
私には常に現代医療と代替医療の両方に疑問を持っています。疑問というよりは、執念かもしれません。しかし、現代医療で助かっている方は大勢おり、同時に代替医療によって救われている方もたくさんいらっしゃいます。

現在の私は、健康食品の勉強会のご縁やいきさつから、代替医療肯定側の立場におります。しかし、一方のみに偏らないように、バランス感覚だけは見失わないようにと、常に心に留めております。

*別ブログで記載済みの記事ですが、年頭のご挨拶に従い、整理・転載しています。

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2011年04月15日

posted by たすけ at 22:01 | Comment(0) | TrackBack(0) | ■代替医療と健康食品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広島原爆被ばく医師が語る放射線障害 (肥田舜太郎)

■代替医療と健康食品

被爆と被曝の違いについては、こうしてネットを見ている方はすでに周知であると思いますのでここでは割愛します。今回は肥田舜太郎(ひだ しゅんたろう)医師の低線量被曝とぶらぶら病の動画を掲載します。



肥田先生の経歴については、「医師が見た被爆者の生と死〜原爆被害、隠蔽と放置の12年間〜」が一番参考になると思います。
広島・長崎の原爆症(高線量被曝による放射線障害)は、医師にまったく知識がない中で治療をしなければならなかったので、肥田先生のご苦労は察するに余りあります。現在放射線障害を研究する学者、肥田先生の知見が大きな拠り所となっています。また、今後発生が予測される低線量被曝患者の治療も、肥田先生の知見に頼るところが大きくなるでしょう。

そして私たち市民も60年・6000人の原爆症患者を診てきた肥田先生の体験談は、今後放射線障害でどんな症状が出てくるかの参考になります。
放射線被曝の影響については個体差が大きく、同じ線量を浴びたとしても症状が出る人・出ない人。癌が発生してしまう人・しない人。に分かれてしまいます。肥田先生自身が被ばく者でありながら94歳で、まだまだお元気いらっしゃることが何よりの証明です。

但し、放射線の被曝リスク(=感受性)は年齢・性別によって違いがあります。
子供(=細胞分裂が盛ん)の方が放射線に感受しやすい(=放射線感受性が高い)
また、被曝には全身被曝と局所被曝があり組織によって放射線感受性が違います。

放射線感受性が高い人体の組織は、リンパ組織、造血組織(骨髄、胸腺、脾臓)生殖腺(卵巣、精巣)などです。このため、放射線被曝から守るべき順位として、乳幼児・子供・成人女性(特に妊婦)・成人男性の順位となり、高齢になればなるほど放射線感受性が低くなります

私の本業で、これまで患者様自身やそのご家族から放射線に関するご相談は、抗癌治療で放射線治療を薦められたが不安で仕方がない。受けるべきだろうか。検査の為に放射線を浴びて癌が発生すると書いてあった。だから検査を受けたくない。というような事例ばかりでした。
※放射線治療(=腫瘍細胞は放射線障害を修復する能力がなく、正常な細胞はある程度の修復能を有する。この違いを利用したのが放射線療法)

それに対し、私はこう応えてきました。
あなたが主治医を信頼するならば、治療も検査も受けてください。
主治医が信頼できないならば、あと2名の医師に相談なさって決めてくだい。
但し、それ以上の医師に相談したいと思った時は、その時点であなたは治療も検査も受けたくないと無意識に考えていますので、他の治療法を選択してくだい。検査は受けたいと思うようになるまで受けなくてもいいと思います。

今回の福島原発事故では自分の意思とは無関係に、何が何だかわからないうちに放射線を浴びてしまいました。そして現在、放射線の基準値が何_シーベルトなら安心だ安全だという判断についてのご相談がほとんどとなっています。
これから線量は減衰していきますが、でもその中で生活をしていくと決めたなら、片っ端からいろんな意見を取り入れようとしたら、混乱するだけでいいことはひとつもありません。
 どの程度放射線を浴びたり(外部被曝)、どの程度放射性物質を摂取したり(内部被曝)したら、危ないか安全なのかは、それぞれの学者や医師のパーソナリティ(性格・個性)で変わってくるので、すべての学者や医師が肥田先生と同じ見解とはなりません。また患者さんのパーソナリティを診て、患者さんによってその基準値を変えて伝える医師もいるでしょう。
「どの学者や、どの医師の見解を信じればいいか?」
あまりにエキセントリック(奇抜)な先生は除外しますが、最後は自分とフィーリングが合う先生を信じてくださいという事しか言えません。
常々申し上げていることですが、癌細胞は放射線を浴びなくても、普段健康な生活をしていても、どんな人間の細胞の中でも平等に生まれています。それが大きな癌に成長しないのは、身体の中の免疫系が癌細胞が活躍してくれているからです。免疫は不安というストレスで低下してしまいます。何_シーベルなら安全なのか、危険なのかを気にするあまりに、ストレスを抱え込む(=不安を増幅する)ことは、百害あって一利なしです。

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タグ:被爆 被曝

2011年05月17日

posted by たすけ at 00:00 | ■代替医療と健康食品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

チェルノブイリ原発被ばく者を救った医師からの提言(菅谷昭)

■代替医療と健康食品

医者と弁護士に友達がいれば、この世に恐いものはないとは言っても、医者嫌い、弁護士大嫌い、政治家は一番嫌い、という方もいらっしゃいますが(^^;)

前回、広島・長崎原発の被爆者救済に人生をかけた肥田先生をご紹介しました。
今回はチェルノブイリ原発事故後、単身ベラルーシに渡り多くの甲状腺癌患者を救った菅谷昭(すげのや あきら)医師を紹介します。
菅谷氏は53歳の時に信州大学大学病院の医局を辞職し、退職金を自費として(=ボランティア)で5年半の間、ベラルーシのたくさんの子供たち(甲状腺癌患者)を診てきた医師で、現在は長野県松本市長です。



菅谷氏のベラルーシにおけるチェルノブイリ原発事故後の小児甲状腺ガンの現状によれば
子供たち(手術時に15歳未満)の事故当時の年齢分布をみると
0〜4歳が66.2% 5〜9歳が31.4% 10〜14歳が2.4% であり
半数以上の患者が極めて若年齢の小児であることがわかります。
菅谷氏の活躍は放射線専門家で知らない人はいないのですが・・・
チェルノブイリ原発と福島原発ではあきらかにケースが違う。広島・長崎で原爆の死の灰を浴びた人が全員癌になった訳ではなく、チェルノブイリ原発事故でも、すべての子供が甲状腺がんになった訳でない。チェルノブイリの子供たちを例示するのは福島にとっての風評被害を増幅させ、復興にとってマイナスだ。という意見を持っている方もいらっしゃるようです。

それに対し菅谷氏は、現在の福島原発放射線漏れに関して「チェルノブイリで子供たちの甲状腺癌が増加したのは、事故から5年後。事故前の発症率はチェルノブイリでも百万人に一人か二人。それが100倍になったり、130倍になったり。だから、将来のことを考えれば、パニックではなく風評でもなく事実として抑えておくべき。そのためにも早くに放射線報道をすべきだ。」と発言されています。

まったく同感です。拙ブログでも政府や東電には、とにかく情報開示を素早くすることが何より大切だと常々書いてきました。国民を不安がらせるだけだ...なんて思っているとしたら「はぁ?あんた何様?殿様?国民はバカだという前提なのね?」

福島原発事故の前からご相談者には・・・
『信頼できる主治医(ホームドクター)を決めてくださいね。』と申し上げてきました。
それは福島原発の事故後でも変わりありません。
癌の専門医でなくも、小児科でも内科でも身近な町のお医者さんで良いのです。
「医者と弁護士に友達がいれば、この世に恐いものはない」やっぱりそうだと思います。
医師は病気になってからではなく、病気になる前に活用するのが最も賢いつきあい方です。
どうぞ実際にお医者さんと対面して、放射線についての漠然とした不安を取り払ってください。
最後に...
どちらかと言えば自分でBLOGを書いている方々は、自ら記事の内容を取捨選択する習慣があるので、その点は大丈夫だと思うですが、ネットをROM【Read Only Memory=他人の書き込みや情報を読むだけの人】するだけの方々へ。

インターネットの情報は、早いし便利ではありますが、くれぐれも拙ブログを含めて「どこの馬の骨かわからぬ奴」に煽動されませんように(^^;)
風が吹けは桶屋...今この状況(不安情報が次々発信される)で一番利するのは、癌保険などを発売している保険屋かもしれません(苦笑)

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2011年05月18日

posted by たすけ at 00:00 | ■代替医療と健康食品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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