野鳥と会話 / 流山に残された谷津

流山チャンネル

開発で森が伐採され、小川や小道の風景がすっかり変わってしまった流山ですが・・・
私が子供の頃から変わっていない流山に残された谷津の風景があります。Y.IgucciさんのFB投稿画像がその郷愁を呼び覚まさせて頂き、8年前のブログ記事に画像を拝借挿入させて頂きましたm(_ _)m




私が生まれたのは、千葉県東葛飾郡流山町「加」1〜2歳の頃、西平井に引越し、流山小学校の時に西平井の一部が平和台と地名が変わった。平和台(住宅地域)の造成が始まると、それまでターザンごっこやザリガニ釣りの遊び場だった西平井一部の林やたんぼが無くなっていった。

それ以後は、私の家の前の道一本隔てて八木小学校の学区である前平井があり。前平井、後平井、中、野々下、柴崎、古間木(ふるまぎ)の野山でカブトムシをとったり木登りをして遊んでいた。

中学、高校になるとさすがに虫とりや木登りは、しなくなったが、少し時間があるとその地域に自転車で散策しながら、野うさぎや野鳥を見に行った。正確には、野鳥を見に行くというよりは会話をしに行ったということなのだが...

変わらない懐かしい風景.jpg

特に野鳥と話をするのは、木々の葉が落ちる冬が良かった。高校生になる頃には後平井、野々下、古間木の一部が流山市運動公園として造成が進み、田んぼや田畑に細い舗装道が作られ、タイヤに泥もつかずに林のそばまで自転車で進めるようになった。

私は、舗装道の脇に自転車を立て、そぉ〜と林の入り口まで歩み入り、そこで口笛や舌鳴らしで、ピーピー、チチっ、チョットコーイグルルグルルと呼びかけるのである。
たいていは、私の呼び声は無視されたが時に呼びかけに応じて、野鳥の声が近づいて来てくれた。そんな時は、むしょうに嬉しくなり小一時間どんな奴が応えてくれたのかと、一生懸命姿を探すのだが、なかなか姿を見ることはできない。意を決して林の奥に歩みを進めると、話相手はスッと消えてしまい、呼びかけにも応えてくれなくなる。

だから、私は自分なりのルールとして、山菜や茸を採る時以外は、私は林(彼等の巣のあるテリトリー)に侵入することなく、彼等の玄関先から呼びかけることに徹していたのである。

姿を見てすぐわかるのは、キジやコジュッケイやヤマバト、オナガ、カケス、アカゲラ、メジロ、ウグイス等々だが、私はつい近年までシラサギに、オオサギ、チュウサギ、コサギの区別があるのを知らなかった。

区別の詳細は
流山の野鳥
野鳥図鑑を参照して下さい。

小学校の前半は、西平井の田で餌をついばむシラサギを毎日横目に見ながら登校したが、後半にはそこが造成地となり、シラサギを見る機会も少なくなり、また農薬の影響で餌が少なくなったせいか野々下や古間木の田でもシラサギが減って行った。
(今では、農薬使用が少なくなったせいか市内各地でシラサギはよく見かけるようになってきています。)

野鳥の思い出は、たいていは心なごむ追憶ばかりなのだが、1つだけ恐ろしい光景に出くわしたことがある。

高校生の時は自転車通学であり、中、思井、西平井、鰭ヶ崎の区域の坂を下り、軽快に通学していたのだが。ある日の帰り道、西平井の森の奥で、カラスが呻いているような、人間の赤ちゃんが泣いているような不気味な鳴き声とも、叫び声ともつかない激しい声に足が止まった。

自転車を森の入り口に置き、それまでのルールを破ってその声の方向に森の奥へと足を進めた・・・
ほどなく声の中心に近づき、すぐ頭上を見るとそこは、シラサギのコロニー(営巣)であった。

カラスの姿は見なかったので、シラサギ同士の争いなのか、あるいは他の天敵の襲来を受けたのか、数十羽のシラサギが激しく舞い、突付き合い、地面にはおびただしい白い羽が落ちていた。また、羽以外にもシラサギの死体が数体転がりあるいは長い首を下にして、白い身体を赤い血で染めて、木枝に足をひっかける形で宙吊りになっているシラサギも見た。

それから30年ほど時が過ぎ、私の散策地であり通学路でもあった、中、思井、西平井の森の一部はTX(つくばエクスプレス)の開通によりすっかり切り開かれて、見通しも良くなった。

先日TXの車内から眺めていたら、ちょうどそのコロニーがあったところだけ木々を残していることに気がついた。
周囲はえぐってあるのに、かなり不自然な残し方で、もしかしたら、そこに何かの祠があるのか、もしくはいまだに、シラサギのコロニーがそこにあり、残してくれたのかはわからないが、今から育つ流山の子供達のためにも、野鳥のテリトリーとうまく共存しながら今後の開発が進むことを願うばかりである。


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2006年05月13日

posted by たすけ at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 流山チャンネル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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