野田市のコウノトリ放鳥計画 / 都心から一番近い森の街

ちばらきチャンネル

野田市のコウノトリ放鳥計画と出産・子育てについて。
「都心から一番近い森の街○○市」「母になるなら○○市」
これは流山市のキャッチフレーズですが、残念ながらこのキャッチフレーズが合致するのは、お隣の野田市のような気がしています。

野田市江川地区ビオトープ

10月8日に、hannariサイクリングクラブの方々を、野田市の里山くねくねコースで利根運河まで先導させて頂いたのですが、それが野田市江川地区ビオトープの西(案内図下)部分です。(この案内図はクリックで拡大します)残念ながら、この日はタヌキや野うさぎには遭遇できませんでしたが、都内からでも自転車で来れる距離に、こんな自然豊かな環境が残っており、野田市は積極的に里山や谷津田の保全に努めています。
案内図、左上に見えるサギのようなツルのような大きな鳥が、コウノトリです。
野田市ではこの絶滅危惧IA類のコウノトリの飼育・放鳥計画が着々と進行しています。

野田市長とコウノトリ放鳥計画

コウノトリの放鳥計画をはじめ自然と共生する地域づくりを推進しているのが、写真で腰に手をあてている根本崇野田市長です。根本市長は5期連続20年市政後、今年2012年6月に「多選批判」を乗り越えて6期目の市長選に当選しました。「いのちを、こころを、いきものを育む地。コウノトリの野生復帰プロジェクト」で有名なのは、兵庫県豊岡市で。

野田市のコウノトリ飼育・放鳥計画
完成間近の↑コウノトリ飼育ゲージ画像↑クリックで兵庫県立コウノトリの郷公園に飛びます。

野田市のコウノトリ飼育&放鳥計画は、豊岡市や兵庫県立コウノトリの郷公園をお手本として進んでいくのだと思いますが、参照⇒■コウノトリ野生復帰グランドデザインより抜粋
●人里への野生復帰の意義
コウノトリは水田を主要な餌場とするため農業従事者との軋轢が避けられず、農家が受けるコストを上回る物質的・精神的恵みを、プロジェクトが与えない限り、現代の地域社会がコウノトリを受け入れることは困難である。
我が国における水田農業の歴史は数千年にわたっており、これまでは軋轢の解消は人々の納得・諦念の対象であったと考えられる。このことは、コウノトリの野生復帰が単に自然科学の課題にとどまらず、地域住民の意識改革・価値観の転換が求められ、さらには経済効果を伴う河川・水田・里山の効果的な土木事業や新たな起業が必要であることを意味している。

●コウノトリと共生する地域社会の実現
コウノトリの野生復帰の社会的なゴールは、「コウノトリと共生する地域社会の実現」である。
地域住民、団体、学識者、行政、NPO等の多様なステーク・ホルダーの英知を集め、自然の回復・再生と地域づくりの両立が図られ、コウノトリと共生する持続可能な地域社会が形成されることになる。

「この不景気に、コウノトリなんぞに税金使うな!」
の批判を乗り越えて、千葉県内最長の6期目の市長当選を果たした根本崇氏ですが。私自身も最初は「鳥にとってこんな狭い場所で、コウノトリやトキに拘る必要があるの?」と懐疑的に考えていました。しかし根本崇氏が目指しているは、コウノトリ・トキの舞う日本国です。

コウノトリは住民票を届ける義務はありません。放鳥したらどこにでも自由に飛んで行けるし、どこで営巣(子育て)するのも自由です。冒頭に掲載した野田市江川地区ビオトープだけでコウノトリが暮らしていくのは到底無理な話で、日本国どこでも(現在の構想ではとりあえず関東5地区)コウノトリが暮らしていける環境を作って行こうというのが根本氏の構想です。つまりは・・

「化学肥料と農薬に頼らない農業など自然保護の取り組みの普及拡大」
「自然と共生する街。いのちを、こころを、いきものを育む地」
の信念が評価・支持されているのだと私は思います。

新川耕地での天日干し

これは、2012年10月に撮影した流山市新川耕地の無農薬・有機栽培の田ノロシ(稲のはさ掛け乾燥)風景。有機栽培で天日干しの米はうんまいです(^-^)
天日干しとコウノトリは関係がありませんが、化学肥料や農薬を使わず米を作り、冬期も水田に水を張ったまま水生植物や水生昆虫を育む事が、豊かな自然と里山を保ちコウノトリが暮らしていける条件となります。これは非常に手間がかかることですが、コウノトリが大地と人間の健康に優しい環境バロメーターとなります。

今後もし、八潮〜野田市間の8号線整備(レイクタウンルート)が実現したら、最短で野田〜秋葉原が31分で結ばれます。その時になって「都心から一番近い森の街」を野田市に明け渡すことないように、流山市も「自然と共生する街。いのちを、こころを、いきものを育む地」をお手本にして欲しいなぁ。


余談ですが・・・

シュバシコウ(朱嘴鸛)

これはシュバシコウ(朱嘴鸛=赤いクチバシのコウノトリ)で、ドイツの国鳥です。
10月7日は、柏市の「食鮮酒房 和み家」で毎年恒例の食事会がありました。いつもお世話になっている方のお嬢さんが、旦那さんの紹介を兼ねてご夫婦で出席されたのですが、その旦那さんがドイツ人。そしてお嬢さんは今月出産予定の妊婦さんです。

「コウノトリが赤ちゃんを運んでくる」という言い伝えはドイツでポピュラーですか?
例えば・・・
昔、ある村で子供のできない夫婦の家の煙突に巣を造り始めたシュバシコウを見て、その家の夫婦は煙突を使わないように心遣いをした。おかげでシュバシコウは煙突に巣で卵を温め無事にヒナが孵った。
すると長年不妊に悩んでいた夫婦に子供が授かり、シュバシコウが赤ちゃんを運んでくるという伝説が誕生した。
どうやら、ドイツに限らずヨーロッパ各国に似たような話があるようです。本来高い木の上に巣作りをするコウノトリが、屋根や塔や煙突の上に巣作りする例が、そういう話に繋がったようです。

コウノトリは、直接赤ちゃんを運びませんが・・・
コウノトリと共生できるような自然豊かな環境は、人間の子育ても安心できる環境であり
「母になるなら○○市」として、新しいコウノトリ伝説が生まれるかもですね。


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2012年10月09日

posted by たすけ at 20:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | ちばらきチャンネル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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