ホットスポットの住民が望むこと願うこと / ベラルーシの映像を見て

日記(言いたい放題)

ホットスポットとは放射能汚染の飛地。福島原発から遠く離れていても、放射線管理区域【5.2_シーベルト/年】並みの被ばく量が予測される地域...なんてことは説明不要だと思いますが。

今年のサマージャンボは当選確率高いのよ!
ねぇ、どうしてこんな良いチャンスを黙って見過ごすの??

う〜ん、だって確率高いと言っても必ず当たる訳じゃないし。
いいの私は、これまで通り、普段のままで生活していくわ。


詭弁を用いて甚だ恐縮ですが...
サマージャンボ=ホットスポット  当選=放射線障害  良いチャンス=高リスク
に置き換えてみると、双方のジレンマが見えてくるような気がします。

NHKスペシャルでシリーズ原発危機を特集してすでに3回放映されていますが、放射能汚染の飛地=ホットスポットに焦点をあてた、シリーズ原発危機の第2回『広がる放射能汚染』は大変参考になった番組でした。
原発事故からまもなく4ヶ月。未だに事態収束の見通しがつかない中、原発から300キロメートル以上離れた静岡県でお茶から基準値以上の放射性物質が検出されるなど、福島県だけでなく、首都圏をふくめた広い地域で汚染への不安が広がっている。
そこで番組では、放出された放射性物質の量をもとにした拡散シミュレーションをもとに、汚染の実態を独自に調査、高いレベルの汚染地帯=ホットスポットが生まれるメカニズムを解明する。また、福島で行われている子供たちの被ばく量を減らすための取り組みや、食品の検査体制の課題を取材、東日本に広がってしまった放射性物質による汚染に、私たちは、どう立ち向かっていけばよいかを探っていく。
見逃してしまった方はこちらでシリーズ原発危機の第2回『広がる放射能汚染』の動画がアップされていますが、いずれ削除されてしまうかも?印象に残ったシーンを列挙すると。

ホットスポットはどうやって発生したか?【放射性プルーム】

放射性プルームとホットスポット

福島原発から放出された放射性物質は、放射性プルームという雲のような塊として空中を漂った。特に3月15日と21日に濃度の高い放射性プルームが風によって運ばれたと推定される。セシウムなどの放射性物質は非常に軽い物質だったので、遠くは静岡まで飛び密集した茶畑の葉や草木に付着した。

ホットスポットを探せ

点在するホットスポットは、放射性プルームと降水量の多かった位置に比例している。濃度の高い放射性プルームが空中にあった時間帯に、降水量が多かった場所にホットスポットが生まれた。【そして雨に濡れた稲藁や牧草などを餌とした家畜の体内にセシウムが蓄積されていった。】

ベラルーシのストレリチェボ村

この写真は番組後半。ベラルーシ共和国での放射線対策のシーン。場所はチェルノブイリ原発から50km、人口900人のストレリチェボ村

ベラルーシの放射線対策 ホールボディカウンタ

●村の各学校には、必ず放射能測定設備があり、住民が農作物を持ち込むと本人立会いのもと、無償で検査をしてもらえる。
●村の病院・診療所にも、人体の被曝量を検査する(ホールボディカウンタ)が完備されており、子供たちの定期健診は義務化されている。


ベラルーシでは放射能軽減対策を積極的に行っているという...
ベラルーシでは省庁を横断する組織「国家チェルノブイリ対策委員会」を設置。
その国家プログラムに充てられるのは国の予算の2割。
ベラルーシ政府は汚染地域にあるほぼ全ての学校に放射線の測定器を配置。
物理の教師に訓練を受けさせ、無料で検査する態勢をつくった。
身近にある施設で住民自らが検査に立ち会うことで、不安の解消。
ベラルーシでは市場に出回る食品についても検査態勢を充実。
全国500を超える施設で牛乳、肉類、野菜など一日平均30,000を超えるサンプルを検査。
...あれ??NHKの取材内容と、野呂美加さんの話しが真逆(正反対)ですよ??
まぁ、野呂美加さんの話はソ連邦崩壊前の話で、その後ルカシェンコ大統領政権の下、ベラルーシでは徹底した放射線対策が遂行されたのかも知れませんが...

野呂美加さん講演 ベラルーシの農村

この写真は、放射能土壌汚染と子供たちを守るために知っておきたいこと〜野呂美加さん〜の記事で、野呂美加さんが次のような話をしたシーンです。
●ベラルーシの村では放射能で汚染された畑で小麦を栽培しているのです。そして汚染されているから安いので、子供の給食のパンに使われているんです。ホントに悔しいです、こんなこと許してはいけません。

NHKがやらせ報道したとは考えず。ベラルーシのルカシェンコ大統領は「ヨーロッパ最後の独裁者」と言われるくらいの強権的政治手法らしいので「国家チェルノブイリ対策委員会のイイトコ撮り」しかNHKに取材させなかったのかも?と、私は想像しているのですが、どうなんでしょうねぇ...。

野呂美加さんは講演会やお話し会で名前こそ挙げませんでしたが、広島の被ばく医師らがベラルーシの市民たちに、放射線障害と思われる患者さんに、これは放射能の影響ではなく風土病だと言って嘘をついた...等とも話されていました。逆にそんな野呂さんについて、話の中に特定の商品の宣伝活動を織り込むので信用できない人物だ。と批判する方々もいます。

私、常々拙ブログで書いていますが...
情報は、どの立場から発信されるかで全く逆に伝わってきます。どちらが嘘を言ったとかではなくどちらも事実であり、私たちは双方の意見をバランスよく取り入れなければならないと思っています。今、福島県の放射線健康リスク管理アドバイザーで、長崎原爆被ばく2世の山下俊一教授らに抗議や非難があがっています。しかし、山下教授らの説明を聞き、心底納得はしていないけれど、望みを託している市民も多いのは事実です。ニーチェに言わせれば『事実というものは存在しない、存在するのは解釈だけである』ということでしょうか。

必ず数年後に影響が出てくる...
だから今なんとかできることをしておかなければ、子供たちがかわいそうだ。

もしかしたら、数年後に影響が出るかもしれない...
でも、今はネガティブな事を考えずただ普通に生活したい。


私は医療者が患者さんやご家族のパーソナリティーに応じて、告知の仕方や説明を変えるのは優しさ故だと思っています。また野呂さんをはじめ、放射能汚染から子供を守りたいと願う人々は、純粋に子供は社会の宝と考えて活動しているのです。ん〜ん...意見の食い違いを対峙して解決するのでなく、なんとか協調や妥協点が見出せないでしょうか....。

放射線管理区域と避難区域と除染作業

今、福島県や関東各地で、放射線管理区域【5.2_シーベルト/年】以上の放射線被曝(外部被曝だけで)が予測される、ホットスポットが明らかになってきてしまいました。そして年間20_シーベルト以下の居住人口は約150万人と推定されます。武田邦彦先生がおっしゃるように事故が起きたからと云って、従来の年間1_シーベルトの安全基準値を暫定基準値年20_シーベトに、ましてや子供も大人も同条件とは暴挙であると私も思います。

年間1_シーベルトを厳守するために、ホットスポットは居住地・耕作地・森林もすべて伐採して表土を削り取れば可能かもしれませんが、現実的ではありません。150万人の居住地域を避難区域に指定してしまうのも現実的な解決策ではなく、より線量の高いホットスポットを早く特定し、子供の活動範囲を除染することが最優先課題だと思います。

削り取った放射性物質汚染土壌や草木を、完全に除染する装置を国や自治体が早く設置することがベストでしょうが、現在技術の処理能力ではとても追いつけそうにありません。とりあえずは焼却して体積を減らして、灰やスラグの塊として大きな地下施設や人里離れた採石場などに、一時保管か石棺するしか方法はないと思います。

埼玉県春日部市には首都圏外郭放水路の一部が地下神殿と呼ばれるくらい巨大地下空間があります。ここに汚染塊を保管しコンクリートで固めれば?...冗談じゃない!それじゃ洪水対策はどうなる!と言われそう。
では、栃木県宇都宮市に大谷石地下採掘場跡など巨大地下空間があります。その他千葉県をはじめ、関東各地に露天掘りの採石場跡地は結構ありますので、そういう場所に放射性物質汚染塊を石棺or保存する方法なら現実的かなぁ...でもたぶん地元の人から「なんで我々が犠牲にならなきゃいけないんだ!」と反対運動が置きそうですよね。

川崎市長が福島の瓦礫やゴミを引き受けると発言したら...
「言語道断である!川崎市民の健康や安全を考えない市長なんか、即刻リコールだ!」
東葛地域の市長が、除染や草木の搬入・処理を躊躇したら...
「言語道断である!○○市民の健康や安全を考えない市長なんか、即刻リコールだ!」

子どもたちを放射能汚染から救いたい...と考える場合
一刻も早く除染しろ!後の処理は国や自治体が考えることだ。...ではなく。
最終処理や処分地に理解を求めるような運動も市民自ら考え行動しなくては...

放射能検査装置

この写真は、茨城県環境放射線監視センターにある放射能検査装置の一部で、およそ数千万円するという。仮に一揃え3000万円として、150億円で500ヶ所に導入できます。内部被曝検査機器(=ホールボディカウンタ)はベラルーシの写真に出てきた簡易型で数百万、大型は数千万ということで仮に1台3000万円として、150億円で500ヶ所の病院や診療所に設置できます。なので、ざっくり300億円の予算があれば、NHKで放送されたベラルーシと同じような測定環境を作ることができます。

ところで、ホールボディカウンタで精密に図るためには、自然放射線濃度と同一条件にすべく、鉛の壁で遮蔽するか、汚染地域の空間線量をカウントしない環境が必要ということです。
NHKのシリーズ原発危機の第2回『広がる放射能汚染』の後半、ベラルーシの子供がホールボディカウンタに座って計測しているシーンでは、明るい光が窓から差し込んでいるので「ん??あれ?これって???」いくら簡易型とはいえ、ホットスポットの地域内で、こんないい加減な環境で計測して意味あるの??...と首を傾げたシーンでした。


さて、ま、それはおいといて....
ある講演会で武田先生は「除染した土壌や草木はどうすればいいでしょうか?」という質問に「それは東電に引き取ってもらえばいいんです」と答えていましたが、これも現実的ではないと思います。それより東電にはホットスポットとなってしまった地域の学校や自治体に、ホールボディカウンターや放射線測定器などを優先的に配置(寄付)するように提示したらどうなんでしょ?

賠償金というお金だと、結局見えない形になってしまうような気がしています。電力会社を国営企業とするよりも、東電を企業のままにしておいて、東電自体が放射線測定器の生産メーカーとなれば原発事故の贖罪をまっとうすることができるのはないのかしら?そしてその測定器を使って実際に測定・管理運営するのは、各地域ごとで市民グループが立ち上げたNPOで行えば、不信感や不安感も払拭できるのでは?


ホットスポットの汚染表土を削り取ったり、汚泥を掬ったり、草を刈ったとしても
運ぶ?どこへ? 埋める?どこに? 灰は?どう処理する?
....それが一番の問題

シリーズ原発危機の第3回『徹底討論 どうする原発 第一部・第二部』で「それでも原発は安全に利用可能だ」と考える識者や視聴者もいました。
私は原発推進論者や年間20_シーベルトの暫定基準値(=我慢限度値)を是とする人たち全てが悪人とは考えていません。討論は自由です、心配なのはホットスポットの住人同士、あるいは国民同士の反目のジレンマ。

北九州市ではリサイクル業者に流山市からの焼却灰(セシウム検出)受け入れ停止を指導し
秋田市や大館市は流山市から運ばれた焼却灰(セシウム検出)の返送を決定しました。
例えば除染作業を進めるほど、このような迷惑や抗議のジレンマが連鎖してしまう...

そしてこれ、ホントに心底、望んで願っているのですが....武田邦彦先生のブログに
「ペットボトルの分別は全く無意味でバカげている!」と同様に
「放射性物質は、集めれば集めるほど、実はこんな有意義な利用法がある!」
というコペ転(コペルニクス的転回)な記事が掲載されないかなぁ...と。武田先生!!今こそ資源材料工学の専門家として、そんな大逆転の発想・利用法を先生にご期待申し上げます!!


私自身は段階的原発廃絶に強く賛同しますが...原発に頼らない安心できる社会...って今更。
菅総理が宣言しなくても大方の世論はその方向だとは思いますが、とにかく早く原発廃絶or原発温存の国民投票(諮問型国民投)で国民全体のコンセンサスを決定して、日本全体のシステムの変革期となればいいのに...と願っています。

ま、私なんぞ...
な〜んの行動も起こさず、支離滅裂なブログでマスターベーションしてルサンチマン晴らしているだけですから、こんな高所対処な話を言えた義理ではないのですけど(苦笑)


幕末〜明治維新の変革は、憂国の若い志士たちの活動が扉をこじ開けました。
今朝、なでしこジャパンがスウェーデンを破り女子サッカーW杯決勝進出。すげぇ〜〜!!
今度、日本のシステムを大きく変えていくのは、やっぱり女性パワーかしら?


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2011年07月14日

posted by たすけ at 22:12 | 日記(言いたい放題) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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