続.自転車通勤のためのクロスバイク選び(初心者の落とし穴)

自転車(クロスバイク)


初心者の自転車生活(クロスバイク入門編)と自転車通勤のためのクロスバイク選び(キャリアウーマン編)に続く第3弾です。男性の場合、自転車通勤もするけど、休日にはちょっと愛車で遠出のサイクリングもしてみたい..とだいたい考えますよね。
そんな場合は圧倒的に軽く・速いロードバイクの方が有利であり、サイクリングロードなどでクロスバイクでまったり走行している後ろから、さーとロードバイクに追い抜かれると「なにくそ!」と闘争本能に目覚めてペダルの回転を早めますが、ほとんど追いつけずにすぐに脚が売り切れます(苦笑)

ボーリングに例えると解かりやすいのですが...
同じ直径のボールでも、軽い玉ならば何ゲームも投げられますが、重たいボールだと腕と肩への負担が大きく、すぐに疲れてしまいます。同様に自転車で遠出する場合は、軽いホイール&タイヤの方が、重たいホイール&タイヤよりも脚の疲れが少ないと言うことです。

ロードバイクvsクロスバイク

ですので、自転車通勤+αとお考えの男性には、自転車通勤用にはフラットロードあたりが一番良いのではないかと自分の経験からも思うのですが、サイクリング中にパンクしても時間的制約はないですが、通勤中にパンクすると業務に差し支えます。自転車通勤をはじめるにあたり、自転車のホイールとタイヤというのは結構大切なポイントになるですが、初心者のうちはその点に気づかず落とし穴となります。ここではロードバイクか?クロスバイクか?の以前にスポーツ自転車のホイールとタイヤについて書きたいと思います。

本人の体力・脚力(エンジン性能)除外すると、自転車の走行性能(速度)に大きな影響を与えるのはホイールとタイヤです。自動車でも走行性能を高めるためにスポーツカーなどではアルミホイールをはかせていますが、人力エンジンの自転車の場合も、軽くスムーズに回転するホイールだと指1本のわずかな力でも、いつまでもくるくる回転してくれます。下り坂で慣性がつけば高性能ホイールだと「おいおい、このまま漕がずにどこまで勝手に進むんだ?」と錯覚するくらいどんどん回転してくれます。(この場合軽いホイールが有利という訳ではなく、セットされているハブのベアリング回転がスムーズということです。)

ただし、ほどほどのホイールでも3〜5万円と入門用自転車本体くらいの値段になってしまいますし、また自転車の総合的なバランスを無視して自転車初心者がホイールを選んでも無意味です。ここで述べたいのは、もし入門用自転車の選択肢で2台の自転車で迷った場合、前輪を浮かして同時にホイールを回し、長く回っていた方を選んだ方がいい..という程度です(笑)もし、身近に自転車に詳しい方がいらした場合は『この値段でこのホイールを組んでいるのは結構割安?』とかの相談をしてみると良いと思います。

スリックタイヤ

次にタイヤですが、幅の細いタイヤで空気圧が高いほど高速走行が有利になり軽く漕げますが、反面乗り心地が硬くパンクしやすいというデメリットがあります。(細いタイヤだからではなく、磨耗が早いのでゴム厚が早く薄くなるという事です)

セミスリック・セミブロックタイヤ

つまりスリックタイヤ(表面が滑らかで軽い)のような比較的高価なタイヤほど寿命が短く、ママチャリに使っているような安価なセミブロックタイヤ(表面に凹凸があり重い)ほどパンクにも強く寿命が長いのです。ロードバイクでもクロスバイクでもタイヤの径は700cがほどんどですが...
なるべく走行性能を優先するなら700x25 700x28
なるべくパンクを避けたいのなら700x32 700x35
この辺がタイヤサイズがひとつの基準ではないかと思います。

但し、ここで問題になるのが、購入した自転車のホイールによって、装着できるタイヤの幅が決まってしまいます。またブレーキシステムにも影響してきます。(ブレーキの形状も、装着するタイヤ幅によってキャリパーブレーキとVブレーキに大別されます)デフォルト(初期設定)で細いタイヤを履いているロードバイクなどは後から太いタイヤに変えようと思っても無理で、逆に、クロスバイクで太いタイヤから細いタイヤに変えようと思ってもホイールのリム幅に限界があり、おのずと履けるタイヤの幅が決まってしまいます。

なので、のちのちタイヤサイズを変更したいと思うならば、購入時に「このホイールとブレーキシステムで履けるタイヤの幅のサイズの限界を教えてください」と聞いて置いたほう無難です。

また、私自身も自転車生活をはじめるまで知らなかったのですが、タイヤチューブには空気バルブの形状から英式・仏式・米式と3種類あります。英式はほとんどの一般車(ママチャリ)で使用されているチューブ(虫ゴム)を使用しているため空気が抜けやすいので月イチくらいは空気入で補充する必要があります。

英式・仏式・米式

仏式と米式はタイヤの空気圧を高くできるのでロードバイクなどのスポーツ自転車はたいていこのどちらかです。(ロードは仏式・MTBは米式が多いかな?)廉価版のクロスバイクは費用を抑えるために大量生産されている英式バルブ径のホイールやタイヤ(チューブ)を使用していますが、高速走行優先に考えるなら仏式バルブの自転車を選んだ方が良いと思います。

自転車購入後の予備知識として自転車仲間の記事を2つほど...
バルブ径を英式〜仏式に変えるアダブタも売っています。
チューブラーというチューブ無しのタイヤもあり、パンクしても自動的に空気穴を塞ぐ優れものがあります。

もう1点ジテツー(自転車通勤)の要素としてスーツ(背広)を着たままで通うのかどうか大きな分岐点です。私の自転車仲間の多くは、職場に行ってから着替えていますが、夏の期間は間違いなく汗をかきますので、スーツで汗をかきながら自転車を漕ぐのは結構大変です。ましてやロードバイクは前傾姿勢がきつくなりますので余計に運転しづらくなります。

チェーンガード

また、チェーンガード(ズボンの裾の巻き込みと汚れを防止する円盤)の有無も少なからず影響します。ロードバイクにはチェーンガードはほどんどありません。クロスバイクには標準でチェーンガードがついているものが多いですが、それでも100% 裾の巻き込みを防止するものではありませんから、私自身もつねに自転車通勤の時は常に、アンクルバンドを巻き(たまに忘れることがあるので、代用の長い輪ゴムをつねにサドルバックに入れてあります)自転車に乗っています。

やはり自転車仲間のエピソードより...着替えのスーツのズボンを忘れたため、レーパン&サイクルジャージを着たまま500名の聴衆を前にお仕事をしたという武勇伝はこちら(大爆笑)

長くなってきたので..そろそろまとめますが。
この武勇伝の方も自転車通勤を続けていますが基本はクロスバイク通勤です。ロードバイクでは乗り心地が硬く、都会のジテツーでは車道と歩道の縁石などショックもあり、乗り心地の柔かいクロスバイクの方がどちらかと言えば有利になると思います。(もちろん、ロードとクロスを通勤用とサイクリング用の2台を所有できれば言う事はないのですが)
自転車通勤をはじめるにあたり、先ず1台目ということであればやはりクロスバイクをおすすめします。それでもどうしても高速走行も実現させたいという方は、700x28のスリックタイヤを履かせたクロスバイクか、逆に700x28のセミスリックタイヤを履かせたフラットロードを選ぶのが良いのではないかというのが結論です。

以下の中にその選択肢があるかどうか確認していませんが、自転車メーカーはたくさんありすぎるので4つのメーカーに絞って参考URLを上げておきます。
●Ginat(ジャイアント)
http://www.giant.co.jp/giant09/bike_select.php?c_code=L
●Louis Garneau(ルイガノ)
http://www.louisgarneausports.com/bike/urbanbike-index.html
●Bianchi(ビアンキ)
http://www.cycleurope.co.jp/2009/index.html
●Progressive(杉村商店)
http://www.progressivebike.co.jp/sports/2009hp/index.html

自転車ブームのおかげで、新しいスペックの自転車が次々登場していますが、1台ですべてを満足できる自転車というのはないと断言します。どこかの部分で妥協点を見つけないといけないと思いますが、私自身の体験からもクロスバイクを選ぶ場合に、ホイール&タイヤについてそれほど注意をしていなかったのでご参考になれば幸いです。


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2009年06月02日

posted by たすけ at 21:42 | Comment(2) | TrackBack(0) | 自転車(クロスバイク) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
たすけさん

ご無沙汰してます。

クロスバイクについての連載、私にとっても非常に有益で面白く、いつも拝読しております。

すると、私の例が出てきて、我ながら大笑いしてしまいました。

通勤用途では、やはり、ロードと較べて、クロスバイクの優越性は確かです。

ポイントは、ブレーキのかけやすさです。
横道からいつ自転車や人が飛び出してくるかどうか分からないような都会の裏道では、咄嗟のブレーキ反応が非常に重要で、ハンドルの形状からくるブレーキのかけやすさはフラットハンドルに軍配が上がります。
しかも、Vブレーキの方が、ロード系のキャリパープレーキより、鋭くてかつ強力です。
あと、コンビニなどで買った弁当などをちょっとの間ハンドルにぶら下げておく場合も、フラットハンドル+バーエンドだと便利です。これ、案外、重要)。

ただ、大幹線道路だけをぶっ飛ばして走る場合は、ロードでもいいかもしれません。
都心の道は、幹線道路ほど信号機が優先になっているし、車の車列が追い風を作ってくれるのでスピードが出るので、より早く職場に着きたい場合は、私も幹線道路だけを走ります(でも疲れます)。

あと、通勤路は、皆さん、何パターンか持っていると思います(風の強い日は細い道をとか、雨の日はアーケード街や高速高架下を走るとか)が、いずれにせよ、道の高低等は事前に分かっているので、それに狙いをすましたギア比の選択ができます。

私の場合、大した坂もないので、前はロード系のトリプルの39Tで、後は13−23T(ロードのスプロケ)がベストな組み合わせだということが分かってきました。
後のギアは、結局、小さな坂の変化に対応できる狭い(クロースな)設定の方が走り安いと思います。

タイヤは、最初のうちは不安だったので、28Cを使っていましたが、ルートが確立してしまうと、どこに段差があるかなどが完全に分かってしまうので、結局は、25Cとか23Cのような細めのタイヤの方が軽く進むので、現在は23Cで落ち着いています。

ただ、雨の日も走るのであれば、28Cで、しかも、泥よけ付が無難です(私の場合、雨の日は28Cのパナのツーキニストを履かせた別のクロスバイクを使用)。

これからしばらく雨の日々が続くでしょうが、雨の日は、想像以上に滑りますので、きわめて注意が必要です。

以上、私の経験から補足させていただきました。

Posted by 断腸亭髭爺 at 2009年06月06日 06:37
>断腸亭さん
有益だなんてめっそうもございません^^;
小径車の輪行・ジテツーから始まって、ついにはロードバイクでの八ヶ岳までロングライドまで。
断腸亭日録はいつかは書籍になさって、是非自転車生活入門書として世に出されることを願っています。
...で。プロローグとして例のエピソードから書き出してあれば、読者の食いつき抜群だと思います!(笑)

ブレーキの効き違いや、バーエンドの使い方など、多種の自転車を日常的に乗りこなしている方でないと書けない視点ですよねぇ。とても参考になりました♪
Posted by たすけ at 2009年06月07日 18:57
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