自転車(ポタリング)
流山市東深井に住む私にとって、利根運河CRはポタリングの出発地であり到着地でもあります。
(紅葉の美しい理窓公園も、実は敷地の大部分は流山市東深井の住所になります。)

さて、先日の第7回東葛ポタの道中、利根運河CRで鷹匠サークルの方々とすれ違いましたが、千葉県野田市や茨城県牛久市では鷹匠サークルの活動が盛んで、11月15日から2月15日までの三ヶ月間は鷹狩が許可されるので利根運河付近では、ペットとしての鷹を使って野鳥などを獲るスポーツとしての鷹匠が行われているそうです。私も一昨年12月に、理窓公園で鷹匠さんに遭遇しペットしての鷹(ハリスホーク=和名モモアカノスリ)を間近で拝見させて頂きました。
紅葉が終わって木立の隙間が多くなってくると、野鳥が観察しやすくなりますが、私もこの2年間に、利根運河周辺でオオタカ?と思われる鷹に何度が遭遇しています。
遠くに飛翔しているタカ科を素人目で、オオタカなのか、ハイタカなのか、サシバなのか自信はないですが、運良く低い木立や池のほとりに降り立った時に見た姿は、おそらくオオタカだと思います。それは時々拝見させて頂いている、利根運河の野鳥サイトのこちらの画像(きりりとした白い眉斑)を参考にさせて頂いています。
江戸川CR方面から利根運河CRに入り、国道16号線のアンダーパスを抜けると北側には野田市三ヶ尾の湿地地帯が開けてきます。市立柏高校の反対側あたりは、かなり奥まで谷津田が食い込んでいますが、一度だけこのあたりで烏ではない鳥が集団で円弧を描きながら飛んでいる姿を見て
「え?鳶ではないしオオタカ??数が多すぎるし、しかも集団飛行ってするの??」
と、とても不思議だったのですが、これも流山BLOGGERSのメンバーであるSpockさんの利根運河で「江川 秋のタカの渡り観察会」行ってきました!の記事を読んで、サシバの鷹柱だったのだとわかりました。
先月に始まったNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」の予告編で、病床に伏した正岡子規(香川照之)が庭を見つめながら「この小さな庭にも森羅万象の宇宙があるんじゃ」....と後の「病牀六尺(病床六尺)」に通じる台詞のシーンがありました。

私のポタリングは、ほとんど遠出はせずに
ん?これなんだろう??...あれ?これは何??
と利根運河CR周辺だけで半日終わってしまうことも多々あります^^;
ま〜言ってみればポタリング六尺といいますか、ごく狭いエリアでもいくつも発見があって面白いです。
ま、そんなわけで私は利根運河周辺やちょっと遠くても"ちばらき"周辺の里山や谷津をMTB寄りのクロスバイクで出かけているのですが、ヤブレンジャーのごとく道無き道に分け入っていくことも多いので...
「え??こんなところに自転車で入ってくるのか??」
とオオタカなどの野鳥よりもバードウオッチャーの方々を驚かせることが多いようで、ご迷惑おかけしてすみませ〜ん^^;
オオタカはドバトなども捕食するので、ある程度の都市型生活も可能らしいのですが...でも、猛禽類が安住できる環境は、餌となるヘビやトカゲの爬虫類、それの餌になるカエル、さらにそれの餌となる昆虫などが豊かな湿地環境がそばにあることが最良との事。

流山おおたかの森と冠がついた駅周辺では、どんどん開発が進行しちゃっていますが、利根運河周辺は猛禽類の安住の地として残って欲しいですねー。



