■シニアの自転車生活
破壊..工学に全く疎い私にとって、物が壊れるということはマイナスイメージしかなかったが、今日の出来事は目から鱗の思いだった。

...って。この画像が物語るのは...
今、自転車仲間と一緒に「次世代自転車をかんがえようかい」に参加させて
頂いており、それは既成の自転車ではなく、自由な発想でオンリーワンの
自転車を作っていこうじゃないか!
というもので、体重50kgを想定し、その体重&身長&ケイデンスにもっとも
適した走行モデル車に許容範囲を超えるとこうなるという結果である。

これを制作したのは、x24さんなのだが、もともと物性研究者で
「物が壊れるメカニズム」をライフワークとしていた方なので
「うむ、これで計測データがまた増えた」と目を細めていたのが象徴的でした。
また、これの設計にヒントを加えたko-heiさんとは孫子ほど世代が離れていても
物づくりにはおいては全く対等な関係であることも、物作りとは既成概念を破壊
することを象徴している。

「次世代自転車をかんがえようかい」については、やがてTasuke I プロジェクト
の中で詳しくご紹介するようになると思いますが、集まったメンバーがそれぞれに
自転車に対する思い入れや、次世代自転車に対する夢を語り、目から鱗が何枚も
落ちまくりました(笑)
いささか飛躍した例えだが...
藤村が著した「破戒」はタブーからの脱却であり「人間はみな自由な存在である」
が根底にあるのだが...たかが自転車ひとつとっても、こうも我々は既成概念に
捉われていたのか!?という気づきがもっとも大きな鱗だった。
まぁ、これからどう展開していくかわからないけど...
色々な意見や思いが交錯する中「自由な発想で自転車を作ってみよう」
というテーマは確立した。

新しいものを生み出す道程で、破壊の連続は進歩である。
夢を語り破壊を楽しむ余裕を知ったことは、本日の私の進歩である。



